【連載135】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?)

8月26日金曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

皆様こんにちは。本日26日午前10時45分熊本地方気象台発表です。

熊本県では本日26日昼過ぎ~夜のはじめ頃まで『急な強い雨や落雷』に注意を要します。九州北部地方は高気圧に覆われて概ね晴れとなっていますが湿った空気の影響により曇りとなっている所があります。

本日26日の熊本県は高気圧に覆われて概ね晴れますが湿った空気や強い日射の影響により大気の状態が不安定となるため『雷を伴った非常に激しい雨』の降る所があります。高温が予想され『熱中症の危険が特に高くなる』見込みです。暑さを避け『水分をこまめに補給』するなど十分な対策をることがと必要です。

本日27日の熊本県は高気圧に覆われて概ね晴れますが湿った空気や強い日射の影響により大気の状態が不安定となるため『雷を伴った激しい雨の降る』所があります。

波の高さは外海では本日26日、明日27日ともに1メートル、内海では本日26日、明日27日ともに0.5メートルの見込みです。

阿蘇山(中岳)上空およそ1500メートルの風は本日26日午前9時現在、北東の風3メートル、午後21時の予想は東の風5メートル、霧島山(新燃岳)上空およそ1500メートルの風は本日26日午前9時現在、北東の風6メートル、午後21時の予想は東の風3メートル。

本日26日正午~明日27日正午までの1時間雨量は多い所では50ミリ、24時間雨量は多い所では80ミリの見込みです。

突然雲が黒くなって来たら要注意です。雷雨には十分ご注意ください。熱中症にも充分ご留意ください。

熊本市内の小、中学校が昨日25日、通常よりも約1週間早い始業式を迎えました。市立城東小学校(熊本市中央区千葉城町)では児童約220人があいさつをしに職員室を訪れ「おはようございます」と元気な声を響かせた。各教室では担任が児童の体調を把握するための聞き取りもしたとのこと。1年生の梶原幹人君は「夏休みは短かったけど遊園地に行けて楽しかった。算数の足し算と引き算を頑張りたい」。同小では、熊本地震の影響で減った授業の日数を確保するためこの日は通常4時限ある授業を5時限まで増やしました。市教委によりますと今年は市内の小学校95校、中学校42校が土日を除く夏休みの日数を6日間分減らしたそうです。県教委によりますと県内では益城町など40市町村で小学校や中学校の土日を含めた夏休みの日数が昨年よりも減っているとのことです。

先日益城町の小中学校の始業式を報告しましたが熊本市でも始業式が行われました。震災で授業が遅れているようですが「詰め込む」のも問題です。子供達のPTSDを考えるとかえって逆効果です。教師は再度授業内容を吟味し「最低限度必要な項目」を最上位にして教えるべきではないでしょうか?また国も「詰め込み主義」を強制せず震災の為の「特別措置」をとることが必要だと思います。日本史はいつも近現代史まで行きません。行っても適当に教えるだけです。再度の「授業の再吟味」を提案します。

熊本地震の被災者のうち『熊本県大津町の70代~80代までの男女3人が新たに災害関連死として認定』され『一連の地震による死者は83人』となりました。大津町は、一連の地震のあと死亡した被災者の遺族から災害弔慰金の申請を受け避難生活での体調の悪化などで亡くなった災害関連死にあたるかどうか審査委員会で審査してきました。その結果、地震のあと環境が大きく変わったことで病気が悪化したケースなど4月~5月にかけて亡くなった70代の女性2人と80代の男性1人の合わせて3人を新たに災害関連死として認定しました。一連の地震で災害関連死として認定されたのは28人人となり6月の大雨による土砂崩れで死亡した5人と合わせて熊本地震による死者は83人となりました。

あっと言う間に熊本地震関連死は83人となってしまいました。今後も復旧復興の際に、また大雨による二次災害で亡くなる恐れがあります。現在認定を方以外、これ以上増えないことを祈ります。

県は熊本地震の災害対策本部(本部長・蒲島郁夫知事)を30日に開く第49回会議を最後に解散することになりました。地震活動が低下しつつあることに加え、行方不明者の捜索終了や避難者数の減少などで応急対策から復旧・復興へと局面が移ったと判断しました。被災者や被災市町村の支援は6月20日に設置した県復旧・復興本部(本部長・蒲島知事)が主軸となって引き続き担います。新たな災害に対しては県職員約60人が休日・夜間に待機する警戒本部(本部長・本田圭危機管理監)態勢を維持します。県災害対策本部は4月14日の前震発生に伴い設置。自衛隊や消防、警察をはじめ、国の関係機関や全国の自治体と連携し、被災者の捜索・救助や救援物資の提供、被災市町村の事務応援、道路の復旧、災害廃棄物の処理、応急仮設住宅の建設といった応急対策を進めてきました。発生当初は出先機関を含む県の全職員約4千人が24時間態勢で対応しましたがその後、段階的に縮小。設置期間は30日までで139日となります。災害対策本部は災害対策基本法に基づき県地域防災計画で規定した応急対策の実施組織。同計画は解散について「災害発生・拡大の恐れがなく、応急対策がおおむね完了したと認めたときに本部長が決定する」としています。

避難所縮小、そして9月15日までにゼロ、災害対策本部解散など、一見すると復旧復興が進んでいるように見えますが全く進んでいるどころか本格的に始まっていません。問題は山積みです。壊れた住宅を壊したくてもそこに住んでいる住民の「り災証明書」がなければ勝手に壊せません。「り災証明書」も調査に不服申し立てをした被災者が多く、自治体の職員は再調査するにしてもマンパワーが足らずになかなか再審査の結果を出せないでいます。これでは壊れた街は復興も復旧も出来ません。また「二重ローン」の問題も大きく、被災者を苦しめています。それに加え「失業した被災者」のケアも大きな問題になっています。果たして、街も被災者も無事に年末を越せるのでしょうか?災害本部を引き継ぐ僅か「60名」で熊本県の問題を解決できるのでしょうか?災害本部の解散は時期尚早だと小生は思いますが皆様はいかがお考えでしょうか?

1.被災地情報

①重要書類回収、クレーンで!地震損壊の熊本・宇土市役所!

熊本地震で損壊した熊本県宇土市の市役所解体工事で昨日25日、庁舎内に残ったままの重要書類を回収するため、クレーンの先に磁石をつけて書類棚ごと引き出す作業が始まりました。

鉄筋コンクリート5階建ての4階部分の窓側から、クレーンの先に磁石をつけて入れ、つりさげるように金属製の書類棚を搬出し、5個を回収。その後、他に書類棚が残る場所を見極めるため、外壁などを壊していきました。

庁舎は地震で4階部分を中心に壊れ、倒壊の恐れもあって立ち入り禁止になっていました。市は書類棚は50個以上あるとみており、今月中に回収を終えたい考え。書類は職員らが今後、分類、整理します。書類の回収後、9月から建物全体の解体を始めたいとのこと。

②熊本地震の死者83人に! 災害関連死新たに認定で!

熊本地震の被災者のうち、熊本県大津町の70代~80代までの男女3人が新たに災害関連死として認定され、一連の地震による死者は83人となりました。

大津町は、一連の地震のあと死亡した被災者の遺族から、災害弔慰金の申請を受け、避難生活での体調の悪化などで亡くなった災害関連死にあたるかどうか審査委員会で審査してきました。

その結果、地震のあと環境が大きく変わったことで病気が悪化したケースなど、4月~5月にかけて亡くなった70代の女性2人と80代の男性1人の合わせて3人を、新たに災害関連死として認定しました。

一連の地震で災害関連死として認定されたのは28人人となり、6月の大雨による土砂崩れで死亡した5人と合わせて、熊本地震による死者は83人となりました。

③鹿児島県知事 きょう原発の一時停止要請

先月就任した鹿児島県の三反園知事は、鹿児島県の川内原子力発電所について一時停止して安全性を再点検するよう、本日26日、九州電力に申し入れる方針を決めました。

鹿児島県の三反園知事は、先月行われた知事選挙で「熊本地震のあと住民の不安が高まっており、川内原発を一時停止して安全性を再点検すべきだ」と訴え、4期目を目指した現職を抑えて初当選しました。就任後、三反園知事は事故が起きた際の住民の避難対策を確認するため、川内原発が立地する薩摩川内市の視察などを行い、一時停止の申し入れ時期や要請の具体的な内容について検討してきました。

その結果、三反園知事は本日26日午後、鹿児島県庁で九州電力の幹部と面会し、川内原発を一時停止して安全性を再点検するよう申し入れる方針を決めたということです。申し入れではこのほか、事故やトラブルなどの際に情報公開を徹底することや、再生可能エネルギーを推進することなどを求めることにしています。

川内原発について、九州電力は原子炉を停止して行う定期検査を、1号機でことし10月から、2号機でことし12月から実施する計画です。知事に原発を停止させる法的な権限はありませんが、申し入れに対して九州電力がどう対応するか注目されます。

➃熊本市の小・中学校、約1週間早い始業式!

熊本市内の小、中学校が昨日25日、通常よりも約1週間早い始業式を迎えました。

市立城東小学校(熊本市中央区千葉城町)では、児童約220人があいさつをしに職員室を訪れ、「おはようございます」と元気な声を響かせた。各教室では、担任が児童の体調を把握するための聞き取りもしたとのこと。1年生の梶原幹人君は「夏休みは短かったけど遊園地に行けて楽しかった。算数の足し算と引き算を頑張りたい」。

同小では、熊本地震の影響で減った授業の日数を確保するため、この日は通常4時限ある授業を5時限まで増やしました。市教委によりますと、今年は市内の小学校95校、中学校42校が土日を除く夏休みの日数を6日間分減らしたそうです。県教委によりますと、県内では益城町など40市町村で、小学校や中学校の土日を含めた夏休みの日数が昨年よりも減っているとのことです。

⑤震災を機に「もう一丁」82歳の店主、引退撤回!

1月に閉店した熊本ラーメンの老舗「こだいこ」(熊本市)の店主、村田峰年さん(82)が、熊本地震をきっかけに「引退」を撤回し、自宅工場の再建とともに新たな出店計画を模索しています。同時に、初めてとった弟子へ「秘伝」のスープの継承も急いでいます。

熊本市北区の住宅街の一角。村田さんの倒壊した自宅の隣に「こだいこ」の小さな工場があります。釜の中では3日間かけて豚の頭の骨を煮込んだスープ。野菜や魚介類など混ぜ物をせず、シンプルな味わいにこだわってきました。麺もチャーシューなども全て自家製。

1954年に玉名市で「東洋軒」として創業し、57年に熊本市中心部の繁華街に移転。ニンニクの利いたとんこつスープが特徴の熊本ラーメンの最も古い店の一つといわれます。熊本ラーメンでは東京に進出して、とんこつラーメンを関東に広めた「桂花飯店」や、中国などに店舗網を持つ「味千」が知られていますがこだいこは支店を持たずあくまで「地元のラーメン店」であることにこだわりました。

多い年は、年1億円以上を売り上げました。しかし村田さんが高齢で、脳梗塞で倒れたこともあり、後継者もいなかったことから1月で閉店。まだ続ける力はありましたが「突然倒れて店を閉めるよりは、きちんとお客さんに挨拶して終えたい」と娘の紀美江さん(58)らと判断したとそうです。閉店前の店には、別れを惜しむファンが行列を作りました。

その、消えていくかに思われていたラーメンを引き継いだのは菊陽町でラーメン店「麺空間 灯かり」を経営する清元貴史さん(42)。全国を食べ歩き、特に玉名ラーメンが好きで、その流れをくむ「こだいこ」にひかれ、「大好きだったこのラーメンを、後世に残したい」と弟子入りを志願。純粋な豚骨スープや伝統的な熊本ラーメンに対する思いに押され、弟子をとらなかった村田さんも受け入れ、「灯かり」を間借りする形で、こだいこのラーメンを3月末までの期間限定で提供しました。それ以降は、一切ラーメンを作る気はなかったそうです。

そんな中、4月に熊本地震が起きました。ラーメン工場やスープを煮込む釜が無事だったのを見て「何かに、ラーメンを作れと言われている気がした」。地震直後から手元にあった道具や材料でスープづくりを再開。4月20、21日に約400食を被災者むけに無償で提供。「こんなにラーメンがおいしいなんて」と涙をながして喜ぶ人たちを見て引退を撤回。スープづくりを続けながら清元さんに完全に継承することを決意しました。紀美江さんも、清元さんの作るスープを微調整することもあるとのことです。

5月からは「灯かり」の店に「こだいこ」ののれんも並び、注文の数も1日50~100杯とほぼ互角。従業員の約半数はこだいこからの従業員です。

村田さん自身、仕込み専門で店に立つことはありませんが、被災した自宅と老朽化した工場を立て直し、新しい「こだいこ」を思い描きます。場所も時期も決まっていませんが、「生きている限り、引退はしない。ラーメンからはもう逃げられん」。

⑥九州ふっこう割、販売好調!150万泊の目標「手応え」!

熊本地震で深刻な影響を受けた九州の観光業を支援する「九州ふっこう割」の販売が好調です。九州観光推進機構が昨日25日、東京都内で会見し、7~9月分の宿泊費などを最大で70%割り引く第1期は、ほぼ完売したことを明らかにしました。10~12月分の第2期は9月9日から順次販売を始めます。

機構の村岡修治事業副本部長は、7~12月で150万泊の集客目標に「手応えがある」と語りました。機構は地震発生以降に九州全体で150万泊のキャンセルが出たと推計しています。

ふっこう割には、地震復旧のための国の予算から180億円が充てられました。早期回復と即効性を重視し、予算の7割を第1期に割り当てました。コンビニやインターネットのサイトを通じて各県が販売した「プレミア付き宿泊券」は完売。旅行サイトで申し込む宿泊予約も国内客向けはほぼ完売しました。旅行会社の窓口商品も7~8割が売れたとのことです。

来月9日から販売を始める第2期の割引率は、熊本・大分両県が最大50%、他5県は最大40%。宿泊券は全て抽選販売とし、記名式にしてチェックイン時に本人確認します。第1期の販売で、販売直後からサイトにアクセスが集中してつながりにくくなったほか、インターネットオークションで転売されるトラブルが起きたためです。九州域外からの誘客を強化するため、東京など遠隔地からの交通費まで含めた商品の比率を増やします。また旅行サイトの宿泊のみの商品に限り、休日の前日は対象外とします。

会見に出席した、天草プリンスホテル(熊本県天草市)女将(おかみ)の国武裕子さんは「6月までは台帳が真っ白になるほどのキャンセルが出たが、7月以降はふっこう割の効果で連日満室が続いている。(ふっこう割がなくなる)来年1月以降は再び厳しい状況になると思うが、今のお客様に最大限のおもてなしをすることでリピーターにつなげたい」と話していました。

⑦行定勲氏「復興していく熊本を映し出して」!

映画監督の行定勲氏(48)が昨日25日、都内で行われたイベント「応援ありがとう! くまもとフェスタ」に出席しました。

4月に起きた熊本地震の被災者に向けて全国から寄せられた温かい支援に対する感謝の気持ち、震災復興への決意と熊本の元気を伝えることを趣旨に開催されました。熊本県の蒲島郁夫知事のほかに、片岡安裕美、前田智徳、平井信行、井手らっきょ、エスパー伊東、宮崎美子ら同県出身の著名人、有名人も出席しました。

行定監督が手掛けた熊本を題材にした映画「うつくしいひと」の公開直後に熊本地震が発生しました。その後、同監督はチャリティー上映会で全国を回っています。「全国のたくさんの人が熊本を心配してくれていて、地方に行くとこんなに熊本出身者がいたんだと思うくらい会場に駆けつけてくれます。映画の力がどれほどなのかは分かりませんが、映画を見てくれた方が『熊本に行ってみたい』と言ってくれるその言葉が一番うれしいです」と話しました。

また「『うつしいひと』の続編も考えています。復興していく熊本を映し出して、全国にアピールしていきたいとも思っていますので、応援よろしくお願いします」と話していました。

井出は「まだ爪痕は残っていますが、町中に人が集まって来ているので安心しています。元気や笑顔が熊本県民の特徴ですから、ぜひ熊本に足を運んでください」と呼び掛けていました。

⑧熊本地震の県災害対策本部、30日解散!

県が、熊本地震の災害対策本部(本部長・蒲島郁夫知事)を30日に開く第49回会議を最後に解散する方針を固めたことが昨日25日、分かりました。地震活動が低下しつつあることに加え、行方不明者の捜索終了や避難者数の減少などで、応急対策から復旧・復興へと局面が移ったと判断しました。

被災者や被災市町村の支援は、6月20日に設置した県復旧・復興本部(本部長・蒲島知事)が主軸となって引き続き担います。新たな災害に対しては、県職員約60人が休日・夜間に待機する警戒本部(本部長・本田圭危機管理監)態勢を維持します。

県災害対策本部は、4月14日の前震発生に伴い設置。自衛隊や消防、警察をはじめ、国の関係機関や全国の自治体と連携し、被災者の捜索・救助や救援物資の提供、被災市町村の事務応援、道路の復旧、災害廃棄物の処理、応急仮設住宅の建設といった応急対策を進めてきました。

発生当初は、出先機関を含む県の全職員約4千人が24時間態勢で対応しましたが、その後、段階的に縮小。設置期間は30日までで139日となります。

災害対策本部は、災害対策基本法に基づき県地域防災計画で規定した応急対策の実施組織。同計画は解散について「災害発生・拡大の恐れがなく、応急対策がおおむね完了したと認めたときに本部長が決定する」としています。

⑨被災地へ幸せのメロディー!八千代座でコンサート!

音楽ユニット「テアトロ・ラッフィナート」が9月11日、山鹿市の八千代座で熊本地震からの復興を支援するチャリティーコンサート「がんばれ熊本音楽会」を開きます。和水町民や第二高吹奏楽部とも共演し、「力を結集し、幸せを届けたい」と意気込んでいます。

倖田來未やJUJUらのプロデュースや楽曲を手掛けた下野ヒトシさん(44)、元「T-SQUARE」メンバーの宮崎隆睦さん(47)の2人組。3月、和水町をPRするショートフィルムのテーマソング「Page One」を制作した縁で企画しました。

コンサートでは「Page One」のほか、F1のテーマ曲「TRUTH」などを演奏する予定。トークショーや映画「信さん・炭坑町のセレナーデ」の上映もあります。

午後16時開演。全席自由4千円、高校生以下2500円。益金は熊本市の文化ホールを再建する「くまもとエンタメ支援金」に寄付します。がんばれ熊本音楽会TEL090(7267)7755。

⑩支援に感謝、復興アピール丸の内でイベント!

東京都千代田区丸の内の丸ビルで昨日25日、熊本地震被災地支援への感謝を伝える「応援ありがとう!くまもとフェスタin東京・丸の内」があり、特産品の販売や映画の上映などで、熊本の復興をアピールしました。

同会議所の久我彰登副会頭が「地震は熊本に深い爪痕を残したが、郷土を愛する人たちの絆は深くなった。復興へと力強く歩む熊本の姿を見てほしい」とあいさつ。

蒲島郁夫知事と大西一史熊本市長が復興状況などを説明。県出身の著名人も出演し、八代市出身で気象予報士の平井信行さんは「地元の日奈久温泉に遊びに来て下さい」と呼び掛けました。

特産品の販売コーナーでは、周辺で働くOLらが農産物や加工品を次々に買い求めました。熊本市出身の行定勲監督が撮影した短編映画「うつくしいひと」のチャリティー上映会もあり全国行脚中の行定監督は「見た人が『熊本に行きたい』と言ってくれるのが嬉しい。続編を撮影し復興に向かう熊本の姿を伝えたい」と話しました。

2.生活情報

【災害ごみ】

『玉名市』

市民を対象に被災家屋や小屋の瓦を同市の仮置き場で受け入れます。9月30日までの平日(午前9時~午後17時)に市環境整備課で申請を受け付け、搬入許可証を発行します。

申請には

(1)市発行の、り災証明書か罹災届出証明書(コピー可)

(2)本人確認書類(免許証など)

(3)印鑑

が必要。市環境整備課TEL0968(75)1118。

『大津町』

平日と土曜の午前9時~午後16時、室の永井運送敷地内で、解体木やコンクリートブロック、瓦などに限って受け入れます。罹災証明書などの提示が必要。日曜は休止。

『菊陽町』

土日を除く平日と祝日の午前9時~午後17時、津久礼のし尿処理場跡地で、瓦やブロックなどのがれきに限って受け入れます。

『小国町』

平日に町住民課が対応します。TEL0967(46)2115。

『南小国町』

平日に町町民課が対応します。8月末まで。TEL0967(42)1113。

『阿蘇市』

阿蘇畜産農業協同組合跡地で午前9時~午後16時半(正午~午後13時は中断)に受け入れます。日曜は休止。

『産山村』

平日午前9時~午後16時、村住民課に連絡。指定時間帯に産山地区公民館グラウンドで受け付けます。

『南阿蘇村』

火、金曜は受け入れ休止。

『西原村』

平日と土曜の午前8時半~正午と午後13時~同16時半、布田の村民グラウンドで受け入れます。天候次第で中止や時間変更もあります。日曜は休止。

『熊本市』

燃やすごみは東部と西部の各環境工場で、埋立ごみは扇田環境センターで、それぞれ受け入れます。手数料免除は市役所や区役所への事前申請が必要。受け入れは午前8時半~午後16時半。市廃棄物計画課TEL096(328)2359。

『益城町』

火、水、木、土、日曜の午前9時~正午と午後13時~同16時、旧益城中央小で。地震で壊れた食器や家具、電化製品などの災害片付けごみは8月末で受け入れを終了します。

『御船町』

町民グラウンドで午前9時~正午、午後13時~午後16時。り災証明書(原本)の提示が必要。月曜は休止。雨天時は休止もあります。

『甲佐町』

午前8時半~正午、午後13時~同16時半、緑川グラウンド。月曜は休止します。

『嘉島町』

浮島周辺水辺公園北側で午前9時~正午、午後13時~午後17時。水、日曜は休止します。

『宇城市』

家屋の公費解体や自主解体を市に申請した人を対象に、家具や家財を仮置き場に搬入できる許可証を発行しています。搬入期限は発行から2週間以内(日曜休止)。申請は平日のみで、り災証明書と身分証明書、印鑑を持参して衛生環境課へ。

【避難所】

『大津町』

大津地区公民館分館、老人福祉センター。

『西原村』

構造改善センター。

『熊本市』

市総合体育館(中央区)と城南総合スポーツセンター(南区)で受け入れています。

『益城町』

町総合体育館、町交流情報センターなど5か所。

『嘉島町』

町民体育館。

『御船町』

町スポーツセンター。

『宇城市』

市武道館。

『美里町』

町福祉保健センター湯の香苑、中央庁舎、砥用庁舎。

『宇土市』

走潟地区体育館。

【医療】

・県医師会などの「夜間小児救急電話相談」。♯8000またはTEL096(364)9999。平日午後19時~、土曜午後15時~、日・祝日午前8時~、いずれも翌朝午前8時まで。

・県助産師会の「妊娠・産後電話相談」。TEL096(325)9432。平日午前10時~午後16時。

・労働者健康安全機構の「心と健康に関する電話相談」。心の相談フリーダイヤル(0120)783728。平日午前10時~午後17時。健康相談同(0120)021506。月・水・金曜午後13時~午後17時。問い合わせは熊本産業保健総合支援センターTEL096(353)5480。

・がん患者や家族の相談を、熊本大病院など県内19カ所所の「がん相談支援センター」で受け付けています。県健康づくり推進課TEL096(333)2208。

【給水】

『南阿蘇村』

沢津野詰所前、長野公民館前、袴野集会所前、袴野集会所前、旧立野小グラウンドは午前9時~午後18時。東急第一別荘前、黒川交差点まどか前、長陽中央公民館前は終日。

『西原村』

西原中、山西小は終日。

『熊本市』

市上下水道局(中央区)で飲料水を提供します。

『美里町』

中央庁舎。

『嘉島町』

町役場南側駐車場の水道を開放。

【銭湯】

『全県』

県公衆浴場業生活衛生同業組合の加盟施設が、自宅で入浴できない被災者を対象に無料開放しています。利用者は、り災証明書もしくは身分証明書の提示が必要。熊本市内は菊の湯(中央区新町)、龍の湯(同区琴平本町)、大福湯(同区坪井)、たかの湯(東区栄町)、あしはらの湯(北区植木町)、松の湯(同)。同市以外はサンパレス松坂(山鹿市)、玉名ファミリー温泉(玉名市)、潮湯センター海老屋(長洲町)。

『山鹿市』

さくら湯は被災者の入浴料を無料に。罹災証明書か身分証が必要。午前6時~翌日午前0時。

『熊本市』

ピースフル優祐悠は、避難所の利用者や自宅のふろが使えない人を無料に。午前5時~午前0時。住所、氏名、年齢の記入が必要。

『益城町』

阿蘇熊本空港ホテルエミナース「七福の湯」は、避難所の利用者や自宅のふろが使えない人を無料に。午前10時~午後22時。り災証明書もしくは運転免許証などの提示と、住所、氏名、年齢の記入が必要。

3.ここ一週間の地震

2016/08/26 10:04 26日 10:00頃 茨城県沖 1

2016/08/26 08:05 26日 08:00頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/26 02:31 26日 02:28頃 熊本県熊本地方 3

2016/08/26 02:10 26日 02:05頃 鳥島近海 2

2016/08/25 12:43 25日 12:40頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/25 10:04 25日 10:01頃 宮城県沖 1

2016/08/25 09:02 25日 08:59頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/25 04:12 25日 04:09頃 大分県中部 1

2016/08/24 19:25 24日 19:21頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/24 19:04 24日 18:59頃 鳥取県中部 1

2016/08/24 14:58 24日 14:55頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/24 08:07 24日 08:04頃 有明海 1

2016/08/24 07:06 24日 07:02頃 奄美大島北東沖 2

2016/08/24 05:39 24日 05:35頃 宮城県沖 1

2016/08/23 23:58 23日 23:54頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/23 20:13 23日 20:10頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/23 19:24 23日 19:19頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/23 17:42 23日 17:39頃 有明海 1

2016/08/23 16:52 23日 16:49頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/23 12:31 23日 12:27頃 広島県北部 2

2016/08/23 09:10 23日 09:07頃 有明海 1

2016/08/23 08:30 23日 08:26頃 与那国島近海 2

2016/08/23 06:48 23日 06:45頃 内浦湾 1

2016/08/22 18:38 22日 18:34頃 鳥島近海 1

2016/08/22 15:16 22日 15:11頃 宮城県沖 3

2016/08/22 13:52 22日 13:48頃 千葉県東方沖 1

2016/08/22 13:01 22日 12:58頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/22 08:18 22日 08:13頃 三陸沖 2

2016/08/22 05:45 22日 05:41頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/22 02:33 22日 02:30頃 沖縄本島近海 1

2016/08/21 23:11 21日 23:07頃 鳥取県中部 1

2016/08/21 21:58 21日 21:49頃 三陸沖 2

2016/08/21 21:53 21日 21:47頃 父島近海 1

2016/08/21 21:33 21日 21:29頃 徳島県南部 1

2016/08/21 18:21 21日 18:18頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/21 15:41 21日 15:38頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/21 01:32 21日 01:28頃 三陸沖 1

2016/08/21 01:15 21日 01:10頃 三陸沖 2

2016/08/21 01:02 21日 00:58頃 三陸沖 3

2016/08/20 22:26 20日 22:23頃 浦河沖 3

2016/08/20 21:00 20日 20:56頃 大阪府北部 1

2016/08/20 20:16 20日 20:13頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/20 18:06 20日 18:01頃 三陸沖 3

2016/08/20 14:20 20日 14:15頃 三陸沖 2

2016/08/20 14:13 20日 14:05頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/20 12:13 20日 12:09頃 鳥取県中部 1

2016/08/20 11:20 20日 11:17頃 長野県南部 1

2016/08/20 09:01 20日 08:58頃 岩手県沿岸北部 2

2016/08/20 08:53 20日 08:50頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/20 08:21 20日 08:16頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/20 08:17 20日 08:14頃 能登半島沖 2

2016/08/20 07:28 20日 07:25頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/20 04:27 20日 04:23頃 熊本県天草・芦北地方 1

2016/08/20 02:08 20日 02:05頃 神奈川県西部 1

2016/08/20 00:52 20日 00:48頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/20 00:31 20日 00:27頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/19 21:12 19日 21:07頃 茨城県沖 4

2016/08/19 14:29 19日 14:24頃 トカラ列島近海 1

2016/08/19 13:27 19日 13:24頃 新島・神津島近海 1

2016/08/19 13:02 19日 12:59頃 新島・神津島近海 2

2016/08/19 12:50 19日 12:47頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/08/19 11:31 19日 11:28頃 日向灘 1

2016/08/19 11:09 19日 11:05頃 熊本県阿蘇地方 4

2016/08/19 09:41 19日 09:38頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/19 01:29 19日 01:25頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/19 01:23 19日 01:19頃 新潟県中越地方 1

(続く)

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