【連載153】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?)

9月13日火曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

皆様こんにちは。今、小池新東京都知事が豊洲移転についての過去の謝った行動・言動を調査していますが、大変素晴らしいことです。これに関わった都庁職員、議員には大変重い責任があります。特に自民党の都連には『辞職覚悟』で臨んでほしいと思います。例の泣き虫野々村議員以外、全国の自治体の議員が「責任を取る」ことをあまり聞いたことがありませんよね。『議員は何の為に都(道・府・県・市・町・村)民から選ばれて仕事しているのでしょうか?』今の東京都の議員含めて、多くの全国自治体の議員が「何をしているか?」さっぱりわかりません!しかし小生は思います。『今後は自治体の時代が来る!!』と。つまり国会議員はあまりにも国民から遠すぎた存在であるため国民の声が総理大臣に届くことはめったにありません!我々にとって『最も身近な存在の人達は市議会議員や都(道・府・県)議会議員』なのです。その自治体の議員が日頃、何をしているのか?皆様はご存知ですか?99%の方々が「知らない」と思います。それほど自治体の議員は甘やかされてきたわけです。

熊本地震にしてもそうです。熊本自治体の議員達は一体何をしてきたのでしょうか?何をしているのでしょうか?なぜ自らのツイッターやフェイスブック、サイトを使い、熊本県民を積極的に救おうとしないのでしょうか?昨日12日月曜日朝、東京MX午前7時から生放送の『モーニングクロス』でMCの堀潤氏が筆者と同じことを言っていました。「もっと熊本被災者の方々は議員に頼るべきです(議員はその為に居るのではないでしょうか?)」。議員は議会に出席していればいいものではありません。自治体の役人以上に今後は活躍してほしい、命を投げ出して県(市町村)民に滅私奉公してほしいと切に願います。自治体の議員は「美味しい仕事」ではありません!

熊本地震の建物被害を分析し、耐震基準=キーワード=の妥当性を検討する国の専門家委員会は昨日12日『2000年に強化された現在の新耐震基準であれば今回の地震でも、倒壊の防止に有効だった、と結論』づけました。これにより国土交通省は基準の見直しを見送る方針です。

熊本地震では当初、比較的新しそうな木造住宅の倒壊が指摘されました。このため国交省や日本建築学会は、震度7の揺れが連続した熊本県益城町中心部の全ての木造建物1955棟の被害状況を精査。専門家委員会は建築時期と被害の関係に着目し耐震基準の妥当性について検討を加えました。

同委がまとめた報告書案によりますと『現在の耐震基準のもとで00年6月以降に建てられた323棟では倒壊したのは7棟(2.2%)』でした。同学会の現地調査では当初、全壊51棟とされていましたが、その後の調査で最大17棟と判明。さらに建築年代や建物の用途などを精査した結果、倒壊は7棟と認定しました。7棟のうち3棟は柱の固定が不十分、1棟は敷地の崩壊が原因と推定されました。残り3棟は明確な原因は特定出来ませんでしたが、局所的な大きな地震動が影響した可能性が考えられる「例外」で『現在の耐震基準は有効』と結論づけました。

一方、規定強化前の1981年6月~00年5月に建てられた862棟では、75棟(8.7%)が倒壊。柱の固定部分が確認できた69棟全てで、00年に強化された規定は満たしていませんでした。国交省幹部は「規定を満たせば倒壊を免れた可能性が高い」と指摘します。

81年5月以前に旧耐震基準のもとで建てられた770棟では、215棟(27.9%)が倒壊。委員会は、国交省に耐震化を進めるよう求めました。また、耐震基準は建物が倒壊しない「最低限の基準」だとし、災害時に拠点となる役所や学校などは、被災後も維持できる耐震性を備えるよう、検討を求めました。

日本建築学会で熊本地震の建物被害調査を取りまとめた福岡大の高山峯夫教授は「(被害の大きかった益城町では)断層の影響、地盤の変位などの要因が重なって被害が大きくなった。最低基準として今の耐震基準は妥当だと考えるが、家を建てる人に、地盤の強弱などの条件によってどのような性能の家が適切かという情報を提供できる仕組みが必要だ」と話しています。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

耐震基準

1978年の宮城県沖地震を契機に81年に建築基準法が改正され、建物を新築する際は「震度5強で損傷しない」に加え、「震度6強~7でも倒壊しない」耐震性が義務化されました。81年よりも前の基準を旧耐震基準、以降を新耐震基準と呼びます。さらに、95年の阪神大震災でも多くの木造建物に被害が出たことから、2000年にも同法を改正、新基準をベースに柱を固定する金具の設置などの規定を強化しました。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

熊本地震では、現在の耐震基準のもとで『00年6月以降に建てられた323棟では倒壊したのは7棟(2.2%)』だったので現在の耐震基準で建てられた住居は安全だ、と簡単に結論を出しいるようですが、こんな『甘い結論』を鵜呑みにして果たしていいのでしょうか?『ゼロ』ならともかく『7棟』も倒壊したのです!安全とは限りなくゼロに近い以上に『完全ゼロ』の状態を言うのだと筆者は思いますが皆様はいかがお考えでしょうか?何事もおごることなく『ゼロ』になるよう専門家も業者もさらに努力してほしいモノです。しかしそれでも『現在の耐震基準は安全だ!』と言い切るのならば『現在の耐震基準で倒れた7棟はなぜ倒れたのか?』詳細の発表を希望します。

1.被災地情報

①熊本地震を受けて報告書案 「さらに耐震化促進を」!

一連の熊本地震による建物の被害の原因を調べてきた国の専門家による検討会は、現在の耐震基準は、木造の建物の倒壊などを防ぐ効果はあったとしたうえで、古い基準の建物で特に被害が大きかったことから、建物の耐震化をさらに進めることが必要だなどとする報告書案を取りまとめました。

昨日12日開かれた検討会の会合には、建築の専門家などが出席し、これまでの議論に基づく報告書の案が示されました。

一連の熊本地震で震度7の揺れが2度観測された熊本県益城町では、日本建築学会による調査で木造の建物1955棟のうち、297棟が倒壊や崩壊にいたったことが確認されています。

これについて検討会では、昭和56年以前の古い耐震基準の木造の建物で、倒壊や崩壊の割合が30%近くと特に被害が大きく、建物の耐震化をさらに進めることが必要だと指摘しました。

また、平成12年に見直された現在の耐震基準の建物でも7棟が倒壊したことについて、被害の要因が確認されたのはこのうち4棟で、3棟は柱などの接合のしかたが不十分だったことが、1棟は敷地の崩壊が、それぞれ原因と見られるとしたうえで、現在の耐震基準は、木造の建物の倒壊などを防ぐ効果はあったと結論づけました。

また、今回の地震では自治体の庁舎や避難所に指定されていた体育館などが壊れて使えなくなるケースが相次いだことを受けて、原因を詳しく調べ、どうしたら地震後にも使い続けることができるか、検討すべきだとしています。

国土交通省では今回の内容を受けて、今後、具体的な対策を検討することにしています。

委員長を務める東京大学の久保哲夫名誉教授は、「建物の耐震対策は国の目標にまで達しておらず、国土交通省にはどうしたら対策が進むのか、方策を検討してもらいたい」と話しています。

②熊本地震、そのとき検索したのは?ヤフー分析!

*以前記載と一部重複

熊本地震の発生直後に被災地で検索された語句をインターネット検索大手ヤフーが分析したところ、避難の手がかりを探したりするほかに、デマ情報の真偽を確かめたりする動きが目立っていたことが分かりました。検索データからは「被災者が求めた情報」が浮かびます。明日14日で熊本地震から5カ月。自治体関係者らは、発生当時の膨大なデータは将来の防災にも生かすことができると指摘します。

災害時のネット上の情報を検証する動きは、2011年3月の東日本大震災以降、様々な分野で広がっています。ただ、東日本大震災では大規模な停電が長期間続いたため、ネットが使えなくなり、発生直後の被災地での検索データはほとんど残っていません。熊本地震では停電が限定的だったため、分析できました。

熊本地震は4月14日夜に発生。熊本県益城町で震度7を観測しました。16日未明に「本震」があり、同町などで再び震度7を観測。データは、まず14日の最初の地震発生から3時間を中心に分析し、一部の語句については数日間にわたって増減の変化をみました。

分析結果からは「避難」などのほか、「デマ」「英語」といった語句で検索が急増するなど特徴的な動きが見えました。

地震発生の直後には、「動物園からライオンが逃げた」というウソの情報がネット上で拡散した。検索データでも、「熊本動物園 ライオン 地震で逃げた」などと調べる人が増えました。一方で、「ライオン ついったー がせ」「熊本 動物園 デマ」の検索語句もありました。

ヤフーによりますと、東日本大震災ではメールなどを通じてデマ情報は長期間にわたって拡散しました。しかし、熊本地震では早期に収束しました。ネット利用者の間でデマを否定する動きが自発的に起きたことが大きかったと見られています。ただし、新たな大地震の発生を予見するような「予言」に関する検索は根強く残りました。

「ありがとう、無事だよ 英語」「気にしないで 英語」など、自分の状況を英語で伝える際の英訳を調べる人も多かくいました。データの分析をしたヤフーの池宮伸次さんは「フェイスブックなどで海外の友だちに自分の無事を伝えようとしたのではないか」とみています。

総務省の情報通信白書によりますと、11年2月のツイッターの国内利用者数は人口の約10%。15年には3倍の約30%に増えました。フェイスブックも現在、約35%が利用しています。SNSの利用者増を反映したものとみられます。

「避難」では、「地震の時安全な場所は1階か2階か」「地震 家 安全 場所」などの言葉の組み合わせが多くありました。突然の地震に見舞われ、家の中のどこにいればいいのか確かめようとしたとみられます。

■「コンビニ」「水道」行政の発信と連動

検索データから見えた被災者のニーズに、行政は応えられていたのでしょうか?地震当時、熊本県庁で被災者支援に当たった木村敬・前総務部長(42)=現・総務省公営企業課理事官=に分析データを見てもらいました。

木村さんが注目したのは「コンビニ」「ガス」「水道」の3語。地震前の4月8日~30日までの検索数の推移をみました。

コンビニは、検出数が最も多かった「セブンイレブン」を抽出しました。検索数のピークは、本震翌日の17日。翌18日には地震前の水準に戻っています。木村さんは「行政の動きと見事にリンクしている」と驚いています。

17日は、政府が「70万食を被災地のコンビニに届ける」と発表し、夜には熊本県内に届きました。食糧が届いたことで、人々のニーズが落ち着いたとみられます。

「水道」のピークは17~19日、「ガス」は25日でした。木村さんは「水は『給水車はどこ?』、ガスは『我が家の復旧はいつ?』という情報を住民が求めた時期にピークになっています。熊本市や西部ガスは当初、十分な情報を出せていませんでした。検索数の減少は、それぞれの情報提供態勢が整っていった過程とも読める」。

検索データを今後に生かすため、木村さんは次のような方法を提案しています。

・自治体のホームページで何が検索されているかを把握するシステムを作る

・検索データから住民の情報ニーズを把握する「情報統括責任者」を災害対策本部の中に置く

などです。

また「今まで行政が拾いきれていなかったニーズにも気付けるかもしれない」と話しています。「例えば避難所に犬を連れて行きたい人や、宗教的理由で食べられない食材がある人も、きっと検索を利用する。そんなマイノリティーの人たちのニーズに、検索データから向き合えるかもしれない」。

③路線バスに宅配の荷物!来月から産交バスで!

路線バスに宅配の荷物を載せる「客貨混載」の事業を、産交バス(熊本市)とヤマト運輸(東京都)が10月、人吉市と五木村を結ぶ路線で始めます。赤字に悩む過疎地の路線の維持と宅配業務の効率化を狙った取り組みで、村によりますと、全国で3例目。和田拓也村長が昨日12日、この日に開会した村議会で明らかにしました。

客貨混載のバス運行は道路運送法の弾力的運用で実現し、日本バス協会などによりますと、2015年6月に岩手県の盛岡市と宮古市を結ぶ路線でスタート。同年10月には宮崎県の西都市と西米良村間でも始まりました。

関係者によりますと、五木路線では座席の一部を荷台に改造したバスを1日に1.5往復、3便を走らせます。五木村発の場合、ヤマトの運転手が村内で集めた荷物を途中の相良村のバス停で載せ、人吉市の営業所でヤマトに引き渡します。人吉市発には両村向けの荷物を載せるとのことです。ヤマトはバス会社に配送料金を支払います。

バスの車体には五木村や相良村のゆるキャラなどをデザインしたラッピングを施すそうです。五木村の担当者は「午前中に出した荷物は、県内なら当日中に到着するようになる」と時間短縮効果を期待していました。

➃阿蘇の名所通じる県道、16日一部開通、熊本地震で被害!

熊本地震の被害で通行止めになっている県道阿蘇吉田線のうち、熊本県阿蘇市黒川から観光名所の草千里ケ浜や阿蘇中岳の山上広場に通じる約10キロが、条件付きで16日午前10時に開通します。熊本県が昨日12日発表しました。通行できるのは午前7時~午後19時で、片側交互通行の区間が3か所あります。中岳火口周辺は「噴火警戒レベル2」が続いており、立ち入り制限は続いています。

⑤熊本城キャラ「ひごまる」人気!頭にはばんそうこう!

熊本城の天守閣をかたどった熊本市のイメージキャラクター「ひごまる」。全国的な「くまモン」の人気に隠れて影が薄かったのですが、熊本地震後にじわじわと注目を集めています。「被災の傷よ、癒えよ」と貼った巨大なばんそうこうも一役買っています。誕生10年目の今年は県外遠征に積極的に出向き、「ゆるキャラグランプリ」にも初挑戦します。

8月下旬。熊本城のふもとの観光施設に登場したひごまるの屋根瓦部分には、「応急手当て」が施されていた。幅15センチ、長さ60センチ。地元企業「リバテープ製薬」の特注品です。熊本でその社名はばんそうこうの代名詞として知られています。相棒役のありさお姉さん(23)が「熊本城が早く元気になりますように」と声をかけています。

熊本市観光政策課の古川嘉朗課長補佐は「キャラクターは元気なイメージが大事だが、リバテープを貼ることで、地震後の城の現状も反映しつつ復興へのメッセージを発信できるのではないかと考えた」と話しています。

6月に市から相談を受けたリバテープ製薬は、「復興の手助けをしたい」と快諾。屋外で動き回るひごまるの「肌」に合う粘着性や大きさを探って試作を重ね、8月に2種類計300枚を無償提供しました。ひごまるは「リバテープを貼ってもらって、傷ついた熊本城の分までがんばるまる!」と喜んでいます。

ひごまるは熊本城築城400年祭に合わせて2007年に誕生した城の「妖精」。400年祭で華々しくデビューした後、市内のイベントに出演し、小学生の教材や市政だよりに登場するなど市民にはなじみの存在です。しかし、市内でもてなし役に専念した結果、彦根城(滋賀県彦根市)がゆかりのキャラクターひこにゃんや、熊本発キャラとして3年後輩のくまモンに全国的な知名度で大きく水をあけられていました。

そんな「地味キャラ」に注目がじわりと集まるきっかけが地震での熊本城の被災でした。

城のシンボルである天守閣と石垣から手足が出た、かっぷくの良いひごまるに、威容を誇った地震前の熊本城の面影が重なります。「早く元気になってと声をかけてくれる人もいた」と、ありさお姉さん。県外のイベントに出演する機会も増え、ツイッターのフォロワー数は地震前より千以上増えました。

7月から熊本城復興本部長を任され、11月に松山市で開かれる「ゆるキャラグランプリ」に初めて出場することに。エントリーしている約1400体中、6日時点で140位台ですが、ひごまるは「優勝するまる!」と宣言しています。

市も熊本城の修復作業で天守閣を優先させる方針です。リバテープを貼らなくてもよくなる日を待ちわびながら、ひごまるは今日も、城の代わりに復興をアピールしようと飛び回っています。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

ひごまる

身長2メートル。体重不明。優しい性格で、「怒ったのは、お城が焼かれた西南戦争のとき一度だけ」。足は短のですが、キレのあるダンスが得意で、趣味は城の散歩。その体は「夢と希望」で大きくふくらんでいます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

⑥熊本地震の写真パネルを貸し出します!

新聞社のカメラマンらが被災地で撮影した数千枚から選んだ「熊本地震報道写真展」の写真パネルを無料で貸し出します。これまで、被災地支援を目的に東京本社などで写真展を開いてきましたが、各地での開催にご協力いただける方、学校や団体を対象にします。震災が暮らしに及ぼした影響や防災について考えるきっかけになれば、と願っています。

◇ラミネート加工したパネル(A3判)約30点。両面テープを利用するなどして、比較的簡単に設置が可能です。また、B2判(515ミリ×728ミリ)の発泡スチロール製パネルもあります。東京本社との往復送料、設置・撤去の費用などはご負担ください。

◇申し込みと事前のご相談は写真パネル貸出係(03・5540・7453)

⑦「Le Grazie」が金賞!九州合唱コン!

長崎県佐世保市で開かれていた第71回九州合唱コンクール(全日本合唱連盟九州支部、朝日新聞社など主催)は11日、3日目の大学職場一般部門があり、熊本県内からは5団体が出場しました。合唱団Le Grazieが金賞に輝きました。きらりが銀賞、コール宝、ファミーユ・ヴォイス・アンサンブル、合唱団みなまたが銅賞を受賞しました。

合唱団Le Grazieは自由曲で北原白秋作詩の2曲を披露。熊本地震の影響で練習ができない時期もあり、大会出場をあきらめようという声もありましたが、「熊本から発信していくことが大切」と歌い続けてきました。森美樹子さん(59)は「ここに立てて歌えることに感謝。被災して来られなかったメンバーへの気持ちも込めて歌った」と話していました。

「きらり」は、出場団体の中で最少の総勢7人。指揮者の左座(ぞうざ)守さん(52)も含め、全員が客席を向いて横一列に並び、澄んだ歌声を届けました。

⑧八代から被災地防犯パト、県警、団体に感謝状!

八代市の鏡町防犯パトロール隊(岡田喜一隊長)は5月以降、熊本地震の被害が大きかった熊本市と益城、嘉島両町で青色回転灯装備車(青パト)によるパトロールを続けています。避難所に身を寄せる被災者が、自宅の空き巣被害などを懸念していることを知り、協力を申し出ました。「活動地域を越えて被災者の安心感の醸成に貢献してくれた」と活動を高く評価する県警は昨日12日、感謝状を贈りました。

きっかけは、鏡地区自治組織「鏡まちづくり協議会」地域安全部会の柴田敬輔さん(65)の体験でした。柴田さんは地震発生1週間後に訪ねた益城町で、被災者から「店が傾いて金庫を取りに行けない」と聞きました。被災家屋で空き巣被害が多発していることも報道で知り「防犯に関わる者として協力したい」と岡田隊長(66)に相談しました。

岡田さんは県警の許可を取り、安全部会の野田優部会長(71)の協力も取り付けました。5月末からパトロール隊と部会のメンバー計7人が青パト4台を使い、交代で毎週1,2回、1日がかりで被災地を巡回しています。10月末まで続けます。

氷川署で川辺信一署長から感謝状を受け取った岡田さんは「少しでも被災地の犯罪抑止に役立ったならうれしい」と話していました。

⑨「熊本地震展」来館者1万人を突破!新聞博物館!

熊本市中央区世安町の新聞博物館で開催中の企画展「熊本地震 恐怖の夜から復興へ向けて」の来館者が昨日12日、1万人を突破しました。

同館の企画展で来館者が1万人を超えるのは1987年の開館以来初めて。

1万人目は、大津町の主婦瀬川みつるさん(60)と娘の会社員真紀さん(33)。松下純一郎館長が記念品として熊日発行の「特別報道写真集 平成28年熊本地震」と「素顔の動物園」を手渡しました。

みつるさんは「写真を見て改めて被害の大きさを実感した」、真紀さんは「余震が減り、地震の怖さを少し忘れかけていたことを反省しました」と話していました。

同展は6月15日に始まりました。4月14日の前震直後から現在まで、熊日記者が撮影した写真と紙面など約1300点を展示しています。入場無料。24日まで。

2.ここ一週間の地震

2016/09/13 08:35 13日 08:30頃 千葉県北西部 2

2016/09/13 05:24 13日 05:20頃 栃木県北部 2

2016/09/12 20:54 12日 20:49頃 茨城県沖 2

2016/09/12 20:37 12日 20:32頃 朝鮮半島南部 3

2016/09/12 19:49 12日 19:44頃 朝鮮半島南部 2

2016/09/12 18:03 12日 17:59頃 紀伊水道 1

2016/09/12 17:05 12日 17:01頃 宮城県沖 2

2016/09/12 13:37 12日 13:33頃 千葉県北東部 2

2016/09/12 10:13 12日 10:06頃 茨城県北部 1

2016/09/12 07:00 12日 06:57頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/12 06:47 12日 06:44頃 宮城県沖 1

2016/09/12 04:34 12日 04:31頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/12 04:30 12日 04:27頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/12 03:21 12日 03:18頃 岩手県沿岸北部 1

2016/09/11 17:46 11日 17:41頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/11 13:21 11日 13:17頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/09/11 12:27 11日 12:22頃 福島県沖 3

2016/09/11 08:45 11日 08:42頃 新潟県中越地方 2

2016/09/10 13:55 10日 13:52頃 熊本県熊本地方 2

2016/09/10 12:58 10日 12:54頃 奄美大島近海 3

2016/09/10 00:48 10日 00:45頃 網走沖 1

2016/09/09 23:21 09日 23:18頃 茨城県北部 3

2016/09/09 22:22 09日 22:19頃 和歌山県北部 1

2016/09/09 20:56 09日 20:53頃 茨城県沖 3

2016/09/09 15:10 09日 15:06頃 宮古島近海 1

2016/09/09 13:50 09日 13:47頃 岩手県沖 2

2016/09/09 05:22 09日 05:18頃 千葉県北西部 1

2016/09/08 21:39 08日 21:35頃 熊本県熊本地方 2

2016/09/08 20:04 08日 20:00頃 奄美大島近海 2

2016/09/08 16:46 08日 16:43頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/08 16:10 08日 16:07頃 有明海 1

2016/09/08 15:19 08日 15:15頃 熊本県熊本地方 3

2016/09/08 15:12 08日 15:08頃 茨城県沖 2

2016/09/08 05:53 08日 05:50頃 岩手県沖 1

2016/09/08 00:00 07日 23:57頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/09/07 22:52 07日 22:49頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/07 20:29 07日 20:26頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/07 18:46 07日 18:42頃 日高地方中部 3

2016/09/07 15:01 07日 14:57頃 十勝地方北部 1

2016/09/07 14:36 07日 14:33頃 福島県沖 1

2016/09/07 14:20 07日 14:17頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/07 13:33 07日 13:28頃 茨城県南部 4

2016/09/07 11:21 07日 11:17頃 沖縄本島近海 2

2016/09/07 07:50 07日 07:46頃 茨城県南部 1

2016/09/07 05:22 07日 05:19頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/07 03:49 07日 03:46頃 西表島付近 1

2016/09/07 02:23 07日 02:19頃 種子島近海 1

2016/09/07 02:17 07日 02:14頃 熊本県熊本地方 1

2016/09/07 01:59 07日 01:56頃 熊本県熊本地方 4

2016/09/07 00:27 07日 00:22頃 宮古島近海 3

2016/09/06 17:54 06日 17:51頃 熊本県阿蘇地方 3

2016/09/06 08:55 06日 08:51頃 熊本県熊本地方 2

2016/09/06 04:00 06日 03:57頃 千葉県北西部 2

(続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です