【連載180】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?)

10月10日月曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

*下記阿蘇山の情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!

皆様こんにちは。8日に爆発的な噴火が起きた熊本県の阿蘇山の中岳第一火口では、その後も活発な火山活動が続いています。気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、火口からおおむね2キロの範囲では、引き続き大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

8日未明に阿蘇山の中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、大きな噴石が火口からおよそ1.2キロ離れた場所まで飛んだほか、衛星による観測で、噴煙は高さ1万1000メートルに達したことが確認され、気象庁は阿蘇山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2からレベル3の「入山規制」に引き上げました。

気象庁によりますと、この噴火に伴って火山灰が風に流されて北東の方向へ広がり、およそ6キロ離れた阿蘇市の阿蘇警察署で降り積もった火山灰の厚さが3センチに達したほか、九州や四国の各地でも灰が降ったことが確認されました。

また、北東側にあたる地域では小さな噴石が遠くまで飛ばされ、火口から4キロ離れた場所では直径7センチの噴石が確認されたということです。

この爆発的な噴火のあと、阿蘇山では噴火は起きていませんが、その後も火山性微動や地震が観測されているほか、火口から立ち上る噴煙の量が多い状態が続くなど、活発な火山活動が続いています。

気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、引き続き阿蘇山に噴火警戒レベル3の火口周辺警報を発表し、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下にあたる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。

阿蘇中岳の爆発的噴火で通行止めになっていた阿蘇市の阿蘇登山道路・県道阿蘇吉田線(坊中線)は、路上の降灰の除去が完了したとして昨日9日朝、通行を再開しました。噴火警戒レベルの「3(入山規制)」への引き上げで観光への影響が懸念されますが、坊中線で行き来できる草千里には多くの観光客が訪れました。

入山規制の対象は火口からおおむね2キロ。坊中線を通るルートは約2.8キロ離れた草千里を境に、火口寄りの範囲が立ち入り禁止となっています。噴火があった8日は降り積もった火山灰と雨でスリップしやすい状態だったため通行止め。県が除去作業を急ぎ、同日夕までに完了していました。

秋晴れの空が広がった9日午後、草千里前の駐車場には県外ナンバー車が次々に到着。観光客は火山灰で山肌が白くなった中岳周辺を望み、降灰がなかった緑の草原で写真に納まっていました。

佐賀県鳥栖市の会社員龍尾浩二さん(46)は「噴火の様子をテレビで見て驚いたが、白い噴煙はのどかで安心した」。金婚記念に奈良県生駒市から訪れた佐久間順子さん(72)も「噴火があったのがうそのよう。雄大な自然に感動した」と話していました。

草千里にあるレストラン「ニュー草千里」の濱本雄一営業部長(39)によりますと、熊本地震による通行止めが5カ月ぶりに解除された9月中旬以降でみますと、昨日9日の人手は「9月の連休に次ぐ多さ」。「激励の言葉を掛けてもらい、元気が出ます」と言い、予想以上の人手に安堵した様子でした。

ただ、産交バスが坊中線で運行する観光バスは当面、安全面を考慮して運休。一方で、阿蘇駅と大観峰を結ぶ大観峰ライナーは通常通り運行しており、宮島雅彦・阿蘇営業所長(48)は「噴火直後にもかかわらず、利用はまずまず」と話していました。

市観光協会の稲吉淳一会長(47)は「地元にとって噴火は雪国の雪かきのようなものなのだが、風評被害が心配。正確な情報を発信していきたい」と前向きに話していました。

3連休の初日を直撃した阿蘇山(熊本県)の爆発的噴火。旅行会社には熊本方面への旅行を検討していた旅行客から問い合わせが寄せられています。熊本地震で落ちこんだ客足も、宿泊費や旅行ツアーの代金を政府が助成する「九州ふっこう割」で回復傾向にあっただけに、旅行会社や地元の観光関係者は先行きに不安を募らせています

旅行大手「エイチ・アイ・エス」(HIS)丸の内本店(東京都千代田区)では、8日未明の噴火以降、熊本方面への出発を控えた客からの問い合わせが相次ぎました。現地の状況やキャンセルした場合の対応などを尋ねる内容が多かったとそうですが、実際にキャンセルした客はいなかったとのことです(*あくまでHISの場合です)。

熊本地震の直後、九州方面への旅行をめぐっては、修学旅行や訪日客ツアーをはじめ、一般客の予約申し込みが激減し、政府が九州ふっこう割を導入しました。日本旅行吉祥寺支店(武蔵野市)では、7月に発売したふっこう割のパック商品第1弾はすぐ売り切れ、9月の第2弾も発売前から問い合わせがあるなど好評だったとのことです。

熊本県・阿蘇山で8日に起きた爆発的噴火で、農地にも火山灰や噴石が広範囲にわたって降り注ぎました。穴があくビニールハウスが相次ぎ、イチゴやキャベツの畑には立ち枯れなどの原因となる灰が積もり、高齢の農家らはため息をついています。県などは影響を調べたうえで支援策などを検討しています。

「これからのことを思うとうんざり」。阿蘇市の農家、井手主計さん(80)は苦い表情だ。噴火で約2千平方メートルの畑に残るブロッコリーやキャベツなどは火山灰まみれに。ビニールハウスに積もった灰は雨にぬれて泥の膜のようになり、日光を遮ってしまいます。

野菜に日を当てるため高圧洗浄機で懸命に取り除こうとしますが、ハウスの屋根の高さは最大約3メートルありうまく洗えません。水が届いても完全には落ちず、灰はうっすらとこびり付いたままです。

ビニールは春に張り替えたばかり。本来2年は使いますが、井手さんは「新しいものにする必要があるかもしれない」と迷っています。11月下旬に高菜の栽培も迫り「ちゃんと育てられるだろうか」と不安は尽きません。

阿蘇山の麓近くにある阿蘇協和養鶏組合(阿蘇市)は直径3センチほどまでの噴石が敷地内一面に散らばりました。鶏舎の屋根にはこぶし大ほどの穴。同組合の井上光男さん(44)は「鶏は数日前に出荷したため助かった。残っていたら噴石で大きな被害が出たかも」と話しています。

阿蘇市農政課の巡回調査では、トマトや花卉(かき)類などで穴が生じたビニールハウス計約80棟が確認されました。植え付け用のイチゴの苗が火山灰をかぶった農家も8軒ありました。同課幹部は「それほど大きな影響はなかった」とみていますが、引き続き調査を進めます。

熊本県は市町村への聞き取り調査を行い、産山村でも水稲やキャベツなどで降灰を確認。火山灰の酸性濃度が濃い場合は、石灰資材による中和などの作業も促します。

阿蘇市などに隣接する大分県竹田市では、主要農産物のシイタケは芽が出る前、名産のブドウは収穫が終わった時期で被害を免れました。市農政課幹部は「基幹産業は農業で、田畑が気になってしかたなかった。今後火山の動きがどのように変化するかは分からず、緊張感をもって取り組みたい」と力を込めていました。

*ブログでも同じ熊本情報を掲載しています。ご参考までに

http://ameblo.jp/onmitsudoshintenpoji/entry-12208298249.html

1.被災地情報

①阿蘇山活発な火山活動続く!引き続き噴石や火砕流に警戒!

8日に爆発的な噴火が起きた熊本県の阿蘇山の中岳第一火口では、その後も活発な火山活動が続いています。気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、火口からおおむね2キロの範囲では引き続き大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

8日未明、阿蘇山の中岳第一火口で発生した噴火では、大きな噴石が火口からおよそ1.2キロ離れた場所まで飛んだほか、衛星による観測で、噴煙は高さ1万1000メートルに達したことが確認され、気象庁は、阿蘇山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げました。

気象庁の調査では、8日は噴火に伴う火山灰が風に流されて北東の方向へ広がり、北東へおよそ6キロ離れた阿蘇市の阿蘇警察署で降り積もった火山灰の厚さが3センチに達したほか、九州や四国の各地でも灰が降ったことが確認されました。また、北東側にあたる地域では小さな噴石が遠くまで飛ばされ、火口から4キロ離れた場所では直径7センチの噴石が確認されたということです。

阿蘇山では、8日の噴火のあと、噴火は起きていませんが、その後も火山性微動や地震が観測されているほか、火口から立ち上る噴煙の量が多い状態が続くなど、活発な火山活動が続いています。

気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、引き続き阿蘇山に噴火警戒レベル3の火口周辺警報を発表し、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下にあたる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。

②阿蘇山噴火、 周辺の観光地は客離れ心配!

8日未明に爆発的な噴火が起きた熊本県の阿蘇山周辺の観光地では、秋のシーズンを迎える中、地震に加え、噴火による観光客離れを心配する声が上がっています。

爆発的な噴火が発生した阿蘇中岳第一火口から北東におよそ8キロ離れた阿蘇市の門前町商店街は、熊本地震で社殿が壊れた阿蘇神社の門前にあり、土産物店や飲食店およそ30店が軒を連ねています。

8日に降った火山灰は取り除かれ、ほとんどの店が通常どおり営業しています。

商店街の関係者によりますと、熊本地震の影響で一時大きく減った観光客が、このところは回復する兆しが見えていたということですが、昨日9日は3連休の中日にもかかわらず、客足は例年に比べて少なかったということで、噴火による観光客離れを心配する声が聞かれました。

東京から職場の同僚とともに訪れたという32歳の女性は「地震からの復興もあり、大変だと思いますが、応援しています」と話していました。

商店街で洋菓子店を営む男性は「火山灰を掃除し、観光にはほとんど影響ありませんので、ぜひたくさんの方に来ていただきたい」と話していました。

阿蘇市では、火山灰の影響がほとんどなかった旅館やホテルの宿泊施設でも予約のキャンセルが出ていて、関係者からは今後への懸念の声が聞かれました。

阿蘇中岳第一火口から北西におよそ10キロ離れた内牧温泉にある旅館では、8日と9日で合わせて447人の宿泊予約が入っていましたが、噴火のあと、このうちの65人からキャンセルの連絡があったということです。

旅館の担当者によりますと、8日未明の噴火で多少の灰が降ったものの、営業には問題はないということで、昨日9日も施設の調理場では従業員がふだんと同じように夕飯の準備をしていました。

旅館の本田雄次郎さんは「噴火による影響はほとんどなく、風評被害でお客様の足が遠のいてしまうことを心配しています。ぜひともお越しいただき、お客様を笑顔で迎えたい」と話していました。

③阿蘇山噴火! 県知事「農作物への支援など迅速に検討」!

阿蘇山で起きた爆発的な噴火を受けて、熊本県の蒲島郁夫知事は昨日9日午前、阿蘇市を訪れ、広い範囲で火山灰が降った市の中心部を視察しました。

8日未明、阿蘇中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、火口からおよそ8キロ離れた阿蘇市の中心部でも広い範囲で火山灰が降ったほか、一部で数センチの火山れきの飛散も確認されています。

これを受けて熊本県の蒲島知事は昨日9日午前、阿蘇市役所を訪れ、佐藤義興市長から噴火の状況について説明を受けました。この中で佐藤市長は、特に農作物の被害について「収穫期を迎えたトマトの農業用ハウスに火山灰が積もっていて、取り除くために県の支援をお願いしたい」などと伝えました。

蒲島知事は一連の熊本地震で大きな被害を受けた阿蘇神社の周辺を訪れ、広い範囲で降った灰の状況を確かめていました。

蒲島知事は「特に農作物への支援など、県としてできることを迅速に検討していきたい」と話していました。

➃阿蘇山噴火、火山灰取り除く作業に追われる!

8日の阿蘇山の噴火で広い範囲で火山灰が降った熊本県阿蘇市では、昨日9日も朝早くから火山灰を取り除く作業に追われる人たちの姿が見られました。

このうち、阿蘇市一の宮町宮地の井手清次さん(91)の住宅では、屋根一面を覆った火山灰が、8日から降った雨で雨どいに詰まり、朝から火山灰をスコップなどでかき出していました。井手さんは「阿蘇に長く暮らしていますが、こんなに多くの火山灰が積もったのは初めてです」と話していました。

また、阿蘇市西町の国道沿いの飲食店では、8日から店を休んで、駐車場に積もった火山灰をほうきや水で洗い流す作業に追われていました。飲食店を営む60歳の女性は「火山灰が水を含んで、洗い落とすのが大変です。早くきれいにして営業を再開したいです」と話していました。

⑤阿蘇山噴火、熊本県と阿蘇市が農業被害の調査へ!

熊本県の阿蘇山で発生した爆発的な噴火で、広い範囲で火山灰が降った阿蘇市では農業用ハウスなどに被害が出ていて、熊本県と阿蘇市は農業被害の調査を進め、必要な支援を行う方針です。

8日未明に阿蘇中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、火口から北東の8キロほどに位置する阿蘇市中心部にも広い範囲で火山灰が積もったほか、数センチ程度の火山れきが飛んでいるのが確認されました。

阿蘇市によりますと、この影響で、トマトなどを栽培する農業用ハウスに火山れきが当たって屋根に穴があくなどの被害が70棟以上で確認されたということです。

また、イチゴ農家の全体の25%で畑に火山灰が堆積し、土壌が酸性化するおそれがあるということで、今後、石灰をまくなどの対策が必要となるケースもあるとしています。

このほか、農家の間からは、来月まで収穫が続くトマトの農業用ハウスの屋根に火山灰が積もり、ハウスの中に十分に日光が入らず、今後の生育を心配する声も出ているということです。

一方、コメについては、主力のコシヒカリはすでに収穫を終えているほか、これから刈り入れを迎える一部の品種についても、火山灰による大きな被害は確認されていないということです。

熊本県と阿蘇市は、今回の噴火による農業被害の調査を進め、必要な支援を行う方針です。

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阿蘇山以外の情報

⑥熊本城の復興支援に野菜など販売の催し!

熊本地震の発生から半年になるのを前に、地震で大きな被害を受けた熊本城の復興を支援しようと、地元でとれた野菜などを販売して収益の一部を寄付する催しが開かれました。

熊本県菊池市で開かれたこの催しは、熊本の観光のシンボルとして親しまれている熊本城の復興を支援しようというもので、地元でとれたナスやネギなどの野菜、それに木工品やアクセサリーといった手作りの雑貨などが販売されました。

試食コーナーでは、地元の酪農家が牛乳に酢を混ぜて作った「牛乳豆腐」がふるまわれ、訪れた人たちがチーズのような濃厚な味わいを楽しんでいました。主催者によりますと、催しの収益は熊本城の復興に役立ててもらうため、一部が熊本市に寄付されるということです。

催しの発起人の芳賀聖一さんは「時間がかかると思いますが、熊本城が元の姿に戻るまで応援を続けていきたい」と話していました。

⑦住宅や店舗など20棟焼ける! 熊本 小国町!

本日10日朝早く、熊本県小国町の中心部で火事があり、消防によりますと、住宅や店舗など20棟が焼けました。警察によりますと、けが人の情報はないということです。

本日10日午前5時前、熊本県小国町で「建物が燃えている」と近くの住民から消防に通報がありました。ポンプ車など9台が出て消火に当たり、火はおよそ5時間後の午前10時前に消し止められましたが、消防によりますと、この火事で住宅や店舗など20棟が焼け、このうち19棟が全焼したということです。警察によりますと、けが人の情報はないということです。

現場は小国町役場から南に200メートル余りの商店などが建ち並ぶ町の中心部で、付近の住民が一時避難しました。

警察は火事の詳しい状況と原因などを調べています。

この火事の影響で、九州電力によりますと、午後0時半現在、小国町でおよそ100戸が停電しているということです。

また、NTTドコモによりますと、電波を送る施設が故障したため、小国町や周辺で携帯電話がつながりにくい状況が続いているということで、復旧作業を急いでいます。

⑧立野地区の「長期避難世帯」申請へ!

南阿蘇村は昨日9日、熊本地震で土砂崩れが多発し、避難勧告が続く立野地区の約340世帯について、被災者生活再建支援法に基づく「長期避難世帯」として県に認定を求める考えを明らかにした。早ければ明日11日に申請します。

長野敏也村長が、同地区の住民が暮らす仮設団地がある大津町で開いた住民説明会で、「村として正式に申請する考えを固めた」と述べました。

立野地区は阿蘇大橋の崩落で村中心部と分断され、水道など生活インフラの復旧見通しが立っていません。説明会で村は「生活インフラが復旧すれば認定を解除してもらう。将来、地区を再生するという希望を持ってほしい」と呼び掛けていました。

長期避難世帯に認定されると、家屋の損壊の有無にかかわらず「全壊」と同じく最大300万円の生活再建支援金を受け取ることができます。ただ、村によりますと、認定期間に同じ敷地で自宅を再建した場合は支援金の一部が支給されなくなります。

説明会に参加した男性は「私の家は一部損壊で公的支援がない。できるだけ早く認定してほしい」と歓迎。一方、別の男性は「立野に戻らない人が増えるのではないか」と話していました。

この日の説明会には約300人が参加。村は、復興計画策定に向けて、地区の被害状況や復旧作業の現状なども説明しました。

⑨キリンビールが復興支援呼び掛け!

キリンビールが12日から「一番搾り 熊本づくり」を全国で販売するのに合わせ、熊本地震の復興支援に弾みを付けようと、県内のビール愛好者の女性が集う「熊本ビアジェンヌ」が発足します。

「熊本づくり」は、売り上げの一部を被災地に寄付します。7月から県内限定で販売していましたが、全国から購入の要望が相次いだとそうです。全国販売を機に、寄付額も1本1円から10円に増やしました。

熊本ビアジェンヌには約20人が参加し、12日夜に熊本市の飲食店で「誕生記念パーティー」を開きます。発起人で会社経営の荒木真実子さん(42)=熊本市=は「熊本づくりで乾杯し、復興を支援してほしい」と呼び掛けています。

ビアジェンヌは、2002年にキリンの女性社員が立ち上げ、09年からはボランティアの運営でイベントやセミナーを開いています。地方の組織は、8月に発足した「高知ビアジェンヌ」に続き2カ所目。

⑩復興祈る光、街彩る!熊本市でみずあかり!

熊本市中央区花畑町一帯を竹灯籠で彩る「第13回熊本暮らし人まつり みずあかり」が昨日9日、開かれました。市民ボランティアがろうそく一本一本に火をともすと、日没後の街に幾つもの柔らかな光が浮かびました。

企業や市民でつくる運営委員会などが主催。熊本地震で協賛企業や市民が被災して開催が危ぶまれましたが、例年以上に募金が集まり実施に至りました。

メイン会場の花畑公園では市民が復興への願いを書いた短冊を添えたぼんぼりも並びました。来場者は、ライトアップされた熊本城と一緒に写真に収め、秋の夜長を満喫していました。

⑪学園大で「しんぶんカフェ」再開!

熊本地震の影響で中断していた熊本学園大(熊本市中央区)の新聞活用講座「しんぶんカフェ」が8日、同大図書館で再開。参加者は記事を基に書籍を紹介する「ビブリオバトル」を楽しみました。

同カフェは一昨年4月から毎月2回開いていましたが、地震で同図書館が被災、復旧を待っていました。

参加した学生や社会人ら25人は、同日の熊日紙面から各自が気になる記事を選択。連想する本を書架から探し、班に分かれて紹介し合いました。各班代表者による“決勝戦”では全員投票で優勝者を決めました。

優勝した同大4年の山中祥英さん(22)=八代市=は、初の過労死白書に関する記事から、求人詐欺を扱った単行本を紹介。「社会人になるので新聞は経済面などを積極的に読みたい」と話していました。

同大招聘教授で講師の越地真一郎・熊日NIE専門委員は「記事を契機に本との出合いがあった。新聞には出合いを生む力がある」と参加者に語っていました。

しんぶんカフェは第2・4土曜の午前10時~正午。無料、当日参加無料。

⑫「来館120万人突破だモン」くまモンスクエア!

熊本県のPRキャラクター・くまモンと交流できる熊本市中央区の「くまモンスクエア」の来館者が8日、120万人を突破。記念イベントに観光客ら約130人が詰め掛けました。

120万人目はドイツの大学院生、アンヤ・ホマスさん(27)とアレクサンドラ・シュテファンさん(26)。くまモンのサイン入り認定証と、菓子やキーホルダーなどのセットが贈られ、会場の観光客らもクラッカーを鳴らして祝いました。

観光で初めて熊本を訪れた2人ですが、くまモンのことは「知っていた」という。シュテファンさんは「たくさんの人が集まっていて驚いた。かわいいくまモンに会えてうれしい」と笑顔をみせました。

スクエアは2013年7月にオープン。熊本地震後は来館者も減りましたが、現在は海外や県外からの観光客が増え、7月下旬から2カ月余りで10万人が訪れました。

⑬西原村の集落、現地再建か移転か?住民“将来像”に関心!

熊本地震で甚大な被害を受けた西原村で、まちづくりコンサルタントが集団移転を検討している6地区に入り、現地再建や移転した場合の将来像づくりを進めています。移転を検討するたたき台となるだけに、住民の関心が集まっています。

村内では布田の2地区と下小森、畑・風当、大切畑、古閑の計6地区の住民が集落再生を模索。国がコンサルタントに委託し、基礎的な調査に当たっています。

コンサルタントは各地区の検討会議で住民の意向を把握しながら5,6日には現地調査を実施。移転希望の有無のほか、家族構成や生活スタイル、地域の風習などを各区長から聞き取りました。

大切畑地区は擁壁が崩れ、26世帯のほとんどが全壊。大谷幸一区長(51)は更地になった宅地を見やり、「移転するかどうか、家族内でも意見が違う。集落を維持するためにどうすればいいのか、しっかり考えたい」と話しました。

地区内は急傾斜地が大半を占めるため、コンサルタントは「地形的な条件は厳しい」としながらも「移転ありきでは集落がバラバラになる。現在地に残ることも選択肢に絵を描きたい」と話していました。

布田地区の内田敏則区長(61)は「将来像がないと議論も進まない。イメージ図が移転の是非を検討するスタート地点となる」と期待しました。

2.ここ一週間の地震

2016/10/10 08:19 10日 08:15頃 秋田県内陸北部 2

2016/10/10 07:24 10日 07:21頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/10 07:19 10日 07:15頃 茨城県沖 2

2016/10/10 06:48 10日 06:45頃 日向灘 1

2016/10/10 06:06 10日 06:03頃 鳥取県東部 2

2016/10/10 03:57 10日 03:54頃 熊本県熊本地方 3

2016/10/09 16:17 09日 16:13頃 茨城県北部 2

2016/10/09 08:29 09日 08:24頃 父島近海 1

2016/10/09 03:43 09日 03:39頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/09 03:39 09日 03:36頃 釧路地方中南部 2

2016/10/09 03:32 09日 03:28頃 沖縄本島近海 3

2016/10/08 08:25 08日 08:21頃 秋田県内陸北部 1

2016/10/08 07:40 08日 07:36頃 秋田県内陸北部 2

2016/10/08 01:51 08日 01:46頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/10/07 16:40 07日 16:37頃 茨城県北部 1

2016/10/07 09:17 07日 09:14頃 浦河沖 2

2016/10/07 08:37 07日 08:33頃 内浦湾 3

2016/10/07 00:57 07日 00:52頃 台湾付近 1

2016/10/06 23:35 06日 23:32頃 和歌山県北部 2

2016/10/06 15:01 06日 14:57頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/10/06 11:28 06日 11:23頃 千葉県北東部 2

2016/10/06 10:53 06日 10:48頃 和歌山県北部 1

2016/10/05 17:47 05日 17:44頃 熊本県熊本地方 2

2016/10/05 16:33 05日 16:30頃 熊本県熊本地方 2

2016/10/04 23:05 04日 23:01頃 父島近海 2

2016/10/04 18:07 04日 18:04頃 日向灘 1

2016/10/04 14:51 04日 14:45頃 岐阜県美濃中西部 1

2016/10/04 09:29 04日 09:26頃 沖縄本島近海 1

2016/10/04 06:25 04日 06:22頃 釧路沖 1

2016/10/04 00:23 04日 00:20頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/03 21:00 03日 20:55頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/03 20:12 03日 20:09頃 西表島付近 1

2016/10/03 20:11 03日 20:08頃 鳥取県中部 1

2016/10/03 18:50 03日 18:46頃 宮城県沖 2

2016/10/03 17:52 03日 17:48頃 浦河沖 3

2016/10/03 12:28 03日 12:24頃 西表島付近 3

2016/10/03 07:05 03日 07:02頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/03 04:13 03日 04:09頃 日向灘 1

2016/10/03 00:52 03日 00:48頃 千葉県東方沖 1

(続く)

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