【連載229】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?

『熊本地震後、子供達に暴力性目立つ!被災ペット引き取りなし!処分の危機!』

11月28日月曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

*下記熊本情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!

皆様こんにちは。熊本地震があり、その後、学校は休校になり、連休明けの5月9日から本格的に再開しましたが、久々に会う子供達の中には「暴力性」を持った子も多く見られました。『くまモン』は5月5日から復帰しました。その時、筆者は熊本に居ましたが、くまモンを殴る、蹴る子供達の姿に唖然としました。本日は「子供達の情勢」からご報告することにいたします。

子どもの悩み相談を無料電話で受ける民間ボランティア「チャイルドライン」の九州地区ネットワーク報告会が昨日27日、熊本市中央区の市男女共同参画センターで、約20人が参加して開催されました。子ども支援グループ「リ・スタートくまもと」主催。

同ネットワークは熊本を除く九州5県の8団体で構成。4月の熊本地震発生から9月まで、全国の「チャイルドライン」で受けた熊本からの相談約千件を集計した。

相談数は昨年1年間の約4倍。内容は学校や自分の話が75%を占め、「友達とけんかした」など大半が日常生活に関した内容。同ネットワークは「地震後、周囲の大人が忙しく、子どもが日常を語る相手や場所が少なかったのではないか」と分析しました。

報告に先立ち、東海大の山下雅彦教授(教育学)が講話。「仮設団地に子どもの遊ぶ広場がない」と問題点を指摘しました。

長い間の避難所生活、不自由さなどが「子供の暴力性」を生んだのではないかと思います。現在は5月9日当初に比べて、子供達も落ち着いたようですが、山下教授の話の通り「仮設住宅」の生活が長くなると、再び、子供達の「暴力性」は増すのではないかと危惧しています。

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県は昨日27日、熊本市中央区の県庁で県内の10保健所(熊本市除く)で被災ペットとして預けられている犬と猫の譲渡会を開きました。約150人が訪れ、犬2頭、猫5匹が新しい飼い主に引き取られました

県によりますと、熊本地震発生以降、県内では10月末までに犬861頭、猫1163匹が被災ペットとして保護されました。これまで犬235頭、猫5匹が飼い主の元に戻り、犬448頭、猫675匹が県内外の新しい飼い主へ引き取られました。

地震後に保護された犬猫は、飼い主がいる可能性のある被災ペットとして殺処分を中断していましたが、今も残っている犬154頭、猫142匹は重い病気にかかっていたり、人になつかなかったりした犬などは殺処分を検討します。

家族3人で訪れた熊本市南区の村田進さん(68)は「昔、譲渡会でいただいた犬が昨年10月に15歳6カ月で亡くなり、ずっと寂しかったのでいい犬がいないかと見に来た。譲渡会にはまた足を運びたい」と話していました。

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熊本地震で被災し、一部区間で運休が続く南阿蘇鉄道の全線復旧を願い、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のラッピング列車が昨日27日、高森~中松駅間で運行を始めました。来年2月末まで運行します。

同鉄道は、被害の大きかった中松~立野駅間で復旧の見通しが立っていません。ラッピング列車は、その苦境を応援しようと、県出身の作者、尾田栄一郎さんが協力。車体に高森町の根子岳などを背景に主人公の「ルフィ」と仲間たちを描きました。

昨日27日、高森駅であった「南阿蘇鉄道復活祭」に合わせて出発式があり、ルフィの声優を務める田中真弓さんの掛け声で、大勢のファンが乗車しました。

家族で乗った高森中央小5年の志賀俊介君は「いっぱい写真撮った。ワンピース大好き」。母親の貴美代さん(41)は「多くの人に乗ってもらい、子どもたちの将来の通学のためにも早く全線復旧してほしい」と話していました。

ラッピング列車の運行は土日・祝日は3往復、平日は1往復。くま川鉄道でも運行しており、両鉄道を巡るスタンプラリーもあります。

1.被災地情報

①マイナンバー 個人番号カード、県内普及率6%

マイナンバー制度に伴って導入された「個人番号カード」を取得した人は県内で約11万3千人で、普及率は約6%にとどまることが昨日27日、分かりました。カード取得のメリットが少ないことが、最大の理由とみられています。

県市町村課によりますと、10月末現在の申請総数は17万5946件で、そのうち11万3579件を交付済み。4月の人口(約178万人)で計算すると、普及率は6.38%となります。県内14市のうち、申請率が最も高いのは人吉市の11%。水俣、熊本、山鹿、上天草の4市がかろうじて10%を上回ります。

個人番号カードは、希望者に無料で交付されます。運転免許証と同じサイズで表には顔写真と氏名、住所、生年月日など、裏に個人番号が記されています。身分証明書として使え、内蔵されたICチップで行政や民間のサービスを受けられます。

天草市の担当者によりますと、「取得者の約4割は高齢者。身分証明書として使っているようだ」。菊池市も「健康保険証として使えるなど付加価値がないと広がらないのでは」と分析しています。

この現状に、総務省は9月、各自治体に対し、図書館の利用者カードや商店街のポイントカードとしても使えるようにするなどの利用促進を通知。来夏にも、全国の自治体図書館で使用できるようにしようと、全国約3200館に参加を呼び掛けています。

しかし、「システム改修には億単位の予算が必要。市単独の事業では難しい」(熊本市)など、熊本地震の復旧に向き合う自治体の財政事情は深刻。マイナンバー制度そのものが浸透していないことも、普及が進まない一因となっています。

②食、ステージで元気を!大津町で復興まつり

熊本地震の復興イベント「大津元気まつり」が昨日27日、大津町の大津中央公園で開催されました。同町の仮設住宅で暮らす南阿蘇村立野地区の住民が招かれ、特産のカライモを使った地域グルメやステージを楽しみました。

肥後おおづ観光協会などでつくる実行委主催。まつりで元気になってもらい、大津町に親しんでもらおうと、町内3カ所の仮設団地約110世帯に参加を呼び掛け、熊本大津ライオンズクラブが金券をプレゼントしました。

あいにくの雨でしたが、会場には地元産の豚肉を使ったソーセージや肉まん、焼き芋などのおいしいにおいが広がり、立野地区の住民らは太鼓の演奏や牛深ハイヤ踊りなどステージイベントとともに満喫しました。

室南出口仮設団地から妻らと訪れた岸森俊巳さん(75)は「隣の大津町には親しみがある。親切にしてもらってうれしい」と喜んでいました。

③熊本城の被害 生々しく!「みんなの会」が本震直後の写真集

熊本地震で被災した熊本城の復旧を支援する一般社団法人・熊本城復興を支援するみんなの会(三角保之会長)が、地震直後の城内を撮影した写真集「被災直後の熊本城」を発行しました。

同会理事の矢加部和幸さん(熊本市)が、本震のあった4月16日の夕方に撮影した約90枚を収録。崩れた石垣や割れた地面を保護するシートが掛かる前で、崩落のエネルギーや傷痕を生々しく伝えています。英語での写真説明も付けました。

A4判、フルカラー48ページ。4千冊限定。1冊1620円で、売り上げは同会の活動資金に充てます。県内の書店で購入できます。熊本出版文化会館TEL096(354)8201。

➃被災ペット新たな“家族”!県が保護の犬猫初譲渡会

*上記記事と関連記事

県は昨日27日、熊本地震後に飼い主とはぐれるなどして県が保護した犬猫の譲渡会を、熊本市中央区の県庁プロムナードで開きました。犬2匹、猫5匹の新しい飼い主が決まりました。

保護された動物を身近に知ってもらおうと初めて県庁で開催。健康状態が良く、人に慣れている犬8匹と猫15匹の飼い主を探しました。

親子連れなど約70人が、保護当時の状況を聞いたり、腕に抱えて相性を確かめたりした後、飼育の講習を受けました。子猫を引き取った大分県の会社員阿部清志さん(67)は「震災の混乱で引き取り手がない動物がいると知り、足を運んだ。新しい家族として大切に育てます」と話していました。

地震後、熊本市を除く県内10保健所と県動物管理センターが10月末までに収容した被災ペットは約2千匹。このうち約7割がもとの飼い主に返還されたり、新しい飼い主に譲渡されたりしました。ただ、収容数は限界を超えており、県は病気に感染した動物などに限り、見送ってきた殺処分を再開します。

県は今後も月1回程度、譲渡会を開く。県外自治体の協力による引き取り手探しも続けます。

⑤被災店舗「文庫」に再生!家主と大学院生が協力

熊本地震で損壊した熊本県宇城市小川町商店街の空き店舗が、約3千冊の古本を並べる「古町・小川ライブラリーかんまち文庫」としてオープンしました。古い建物を使い、商店街を活気づけようと、家主と地元の大学院生が協力して実現させました。

建物は明治初期ごろの築造とみられ、木造2階建て。1950年代以降は食品や雑貨を卸す「那須商店」の店舗兼自宅でした。家主の那須信明さん(67)=熊本市南区=によりますと、十数年前に店を閉じ、住居として使用。4月の地震で半壊の判定を受けました。

父の基夫さん(8月に93歳で死去)は解体を勧めましたが、那須さんは「傾きなどを修復すれば保存できる。古い建物なので残したいと思った」と振り返ります。

同商店街では、地元に住む熊本大大学院2年生の坂田純一さん(24)が、「文化財ドクター」の磯田節子・熊本高専特命客員教授と歴史的建築物の被害を調査。坂田さんは解体予定の家屋から古本を引き取る活動にも携わり、那須さんと店舗の活用策を話し合う中、建物1階の約50平方メートルのスペースを使い、古本の展示を決めました。

大学院で建築を学ぶ坂田さんは「家屋は間口が狭く、奥行きが長い町家らしい建物。シャッターを開けて町家の魅力も知ってもらいたい」と語ります。

地名の上町にちなんで「かんまち文庫」と命名し、商店街のイベントなどに合わせ12日から随時開き始めました。明治期の旧商家を修復した交流施設「風の館・塩屋」も隣接し、観光客や地元住民が立ち寄るようになりました。

店舗の掃除や本の整理などに励んだ坂田さんは「古い建物を失ったら再建できない。地元のために大学院を卒業した後も関わり続けたい」。那須さんは「シャッターを開けただけで、いろんな人が集うようになった。坂田さんも頑張ってくれている。将来は古本を販売したり、カフェコーナーを作ったりしてみたい」と夢を膨らませていました。

⑥浜田醤油(熊本市)、しょうゆ輸出12月から開始

今年3月に香港の大手複合企業Fung(ファン)グループの傘下に入った浜田醤油(熊本市)が12月初めから、中国向け輸出専用しょうゆの出荷を始めます。第1便は博多港から2500ケース(30トン)を送り、グループの食品卸を通じて中国の主要都市の高級スーパーやホテル、レストラン向けに販売します。

浜田醤油は2018年に創業200年を迎える老舗。年間売上高は約1億7千万円。海外市場にも販路を広げようと、同グループの投資会社から資本を受け入れました。6月にネスレ日本出身の梅原真一社長(48)が就任、事業の再構築を進めました。

輸出するのは、中国の食品衛生基準に合わせた「第七代」「大阿蘇」の2商品で、甘みなどの味付けを変えた計8種類を用意。「現地の好みにきめ細かく対応しながら、和食ブームに合わせて売り込みたい」と梅原社長。

27日には海外向け販促活動の一環で、中国やシンガポールの著名な料理人ら約20人を醸造蔵に招待。熊本ホテルキャッスルの斉藤隆士社長らも加わり、テストキッチンでしょうゆを用いた各国料理の実演などを行いました。

鯛のあら炊きを味わった中国料理協会の李耀雲副会長(77)は「香りが良い。しょうゆを持ち帰りPRに一役買いたい」と話していました。

同グループは世界40カ国で衣料品などの流通を手掛け、2015年12月期の売上高は248億米ドル(約2兆7千億円)。

⑦ 神野(コニカミノルタ)初優勝!甲佐10マイル

第41回熊本甲佐10マイル公認ロードレース大会は昨日27日、甲佐町役場前発着の日本陸連公認コースで行われ、一般競技者の部(10㍄=16.093キロ)は神野大地(コニカミノルタ)が46分38秒で初優勝しました。

高校男子(10キロ)は、西田壮志(九州学院)がこれまでの大会日本人最高記録を1秒更新する29分34秒でフィニッシュ。中学男子(5キロ)は東原愛斗(宇土鶴城)が15分55秒で制し、女子(5キロ)は池田絵里香(肥後銀行)が16分25秒で1位でした。

甲佐町出身者の上位を表彰する地元競技者賞には、高校男子の上田真路(熊本工)、中学男子の高崎蓮斗(甲佐)が選ばれました。

(一般・国際の部スタート時の天候雨、気温13.5度、東北東の風0.6メートル)

⑧県代表決定!朝日アマ将棋名人戦

第40回アマチュア将棋名人戦の県大会が、熊本市中央区のくまもと県民交流館パレアで26日に開かれました。甲佐町の会社員、沖崎憲治さん(37)と熊本市中央区の熊本大生、山田晃寛さん(23)が南部九州ブロック大会への出場を決めました。

県大会には37人が出場。4パートのリーグ戦の後、各パートの上位2人計8人が決勝トーナメントに進みました。沖崎さんは「粘り強く差し、相手に決め手を与えないようにした。アマ将棋は各大会の中で唯一全国大会に進めていないので、頑張りたい」。山田さんは熊本大学医学部3年生。現在、大学のテスト期間中で勉強のためほとんど徹夜の状態で参加したそうです。「調子が悪いのは分かっていたので、受けつつ攻めることを意識した」と勝因を語っていまし。

九州ブロック大会は12月18日に沖縄県宜野湾市であり、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の各代表が争い、優勝者は来年3月の全国大会(東京)に出場します。

◆小学生の姉弟が健闘

今年の県大会には、鈴木千尋さん(12)と健斗君(9)の姉、弟が出場し、大人に交じり2人とも決勝トーナメントに進みました。熱戦の末、惜しくも敗れましたが、「小さな棋士」の健闘が光りました。

2人は熊本市立白山小の6年生と4年生。千尋さんが小学1年、健斗君が幼稚園の時に将棋を始めたとのこと。千尋さんは今夏、日本女子プロ将棋協会の小学生女子将棋名人戦全国大会で優勝しました。この日は姉はトーナメント初戦で、弟は決勝で敗れましたが、見守った母の知子さんは「今日は出来すぎです。何事もやるからには全力を尽くして欲しいと思っています」とたたえました。

2人は今年9月からは日本将棋連盟が福岡で開いている研修会にも月2回、参加しています。将棋について、千尋さんは「将棋は、変化があるところが好き」、健斗君は「勝ち負けがはっきりするのが好き」。2人で指すことも多いですが棋風は違います。同連盟県支部の古橋徹会長は「2人とも意気込みが素晴らしく、切磋琢磨しながら伸びていって欲しい」と語っていました。

⑨熊本地震被災者癒やすベンチ、高校生が作り贈る

熊本地震の被災者を、建築の技で癒やしたい!そんな思いで、佐賀県内5高校の生徒がベンチ50脚や輪投げセットなどを作りました。生徒たちは昨日27日、熊本県西原村に運んで手渡しました。

「負けるな熊本」「応援しとるばい」。ベンチには被災者を思いやる言葉が並びます。佐賀工、唐津工、鳥栖工、塩田工、北陵の建築科の生徒が仕上げました。輪投げなど遊具三つも作りました。

この日朝、佐賀工高であった出発式。塩田工高3年、松尾歩美さん(18)は「『ものづくりで社会貢献しよう』を合言葉に活動を進めてきました。少しでも役立つことを願っている」とあいさつ。先輩たちが2011年に東日本大震災の被災地・宮城県石巻市へ、12年には北部九州豪雨で被災した福岡県八女市へ、ベンチを贈ったことに触れました。

生徒たちが一つ一つトラックへ積み込んで出発。佐賀工高1年、徳永大智さん(16)は「早く日常生活に戻るように頑張って欲しい」との願いを込めたと語りました。

向かった西原村は、震度7の地震に襲われた地域。仮設住宅で暮らす人たちの集会所など7か所向けとして贈りました。村職員の山田孝さん(43)は取材に「ありがたい。数があるので小中学校、保育園でも使わせていただきたい」と話しました。

唐津工高教諭の山上明善さん(52)が、被災地へ5月に行って撮った写真を授業で見せたことが、今回の製作のきっかけになりました。山上さんはベンチを届けた後、「生徒は壊れた熊本城や倒壊家屋を見て驚いていた。耐震を考えることにつなげて欲しい」と話していました。

⑩火山灰を復興の起爆剤に灰干し「うまい」!

阿蘇の火山灰を使った「灰干し」と呼ばれる干物を特産物にしようと、南阿蘇村の総合福祉温泉センターで村民有志がワークショップを26日に開きました。被災した地元のレストランや旅館経営者など30人が参加しました。

鹿児島で、桜島の火山灰で魚類や鶏肉などの灰干しを製造・販売している梛木春幸(なぎしゅんこう)さん(46)が、塩をかけたイノシシの肉にラップをかけて灰の中に入れる工程を実演。参加者は梛木さんの商品を試食して、「くさみが消えてうまい」などと感想を述べ合っていました。

「漁師が売れずに捨てる魚と迷惑な火山灰でできる。常温で商品化して2か月だが、すでに月1万個売れている。ちゃんとしたものをしっかり作って利益をあげる工夫をみんなで考えよう」と説きました。

灰干しを各地で広めている藤村望洋(ぼうよう)・早稲田エコステーション研究所代表(72)は「害獣をドローンで捜して捕獲し、灰干しにしてレストランで売るなど、地域で協議会を立ち上げてはどうか」と提案しました。

企画した有志の一人、写真家・長野良市さん(59)は「復興の起爆剤として何か形になるものをつくってみては、とやってみたが、思った以上に参加者が来た。南阿蘇だけでなく、周辺市町村にも広げていきたい」と話していました。

⑪原発事故想定、5キロ圏の町民が自主避難訓練!

九州電力川内原発の過酷事故を想定し、5キロ圏の薩摩川内市寄田町の住民自治組織・地区コミュニティ協議会が昨日27日、自主避難訓練に取り組みました。自治会長から各戸の受信機に連絡する無線システムが故障し、消防団の広報車が巡回して訓練開始を知らせるなど、想定外の事態も起きました。

訓練には、いちき串木野市との境の土川地区を除く6自治会が加わりました。午前8時半に無線システムを使って住民に避難を呼びかけ、集合場所の旧寄田小で体育館内の屋内退避施設を見学する段取りでした。

ところが、原発から南へ約3キロの新田(しんでん)地区の自治会長中向(なかむき)幸一郎さん(66)がマイクを握ったものの、システムが動かないトラブルが発生。消防団に助けを求め、広報車2台を出してもらいました。さらに市の西部消防署の消防車と久見崎駐在所のパトカーも協力。市の防災行政無線を聞いて訓練開始を知った住民もいて、歩いたり、近所の人の車に乗せてもらったりして、午前9時半過ぎまでに110人が集まりました。中向さんは「考えられないことが起きる。その意味では格好の訓練になった」。

自主訓練は、中向さんら新田自治会が一昨年から独自に始め、その要望を受けた寄田地区コミュニティ協議会が今年、他の自治会にも呼びかけて実現しました。

6自治会の住民は計200人ほどおり、協議会長の浜田義博さん(74)は「熊本地震をはじめ未曽有の災害が各地で起きた。多くの住民が訓練しておいたほうがいい」と話していました。

参加者からは「近所の人の手を煩わせたくないと来なかった高齢者もいる。こうした人をいかに安全に逃がすかも大きな課題だ」との声も上がっていました。

2.

2016/11/28 07:20 28日 07:17頃 福島県沖 3

2016/11/28 04:47 28日 04:44頃 福島県沖 1

2016/11/28 02:17 28日 02:12頃 青森県東方沖 1

2016/11/28 00:31 28日 00:29頃 福島県沖 1

2016/11/27 23:59 27日 23:56頃 福島県沖 1

2016/11/27 23:50 27日 23:47頃 福島県沖 1

2016/11/27 21:53 27日 21:50頃 福島県沖 3

2016/11/27 19:20 27日 19:18頃 福島県沖 2

2016/11/27 17:10 27日 17:07頃 福島県沖 2

2016/11/27 17:07 27日 17:02頃 鳥取県中部 1

2016/11/27 09:55 27日 09:52頃 長野県北部 1

2016/11/27 06:32 27日 06:27頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/27 06:29 27日 06:26頃 福島県沖 1

2016/11/26 23:54 26日 23:51頃 福島県沖 2

2016/11/26 21:47 26日 21:40頃 父島近海 2

2016/11/26 21:31 26日 21:28頃 鳥取県中部 1

2016/11/26 19:11 26日 19:08頃 福島県沖 2

2016/11/26 15:12 26日 15:09頃 宮城県沖 1

2016/11/26 09:20 26日 09:17頃 鳥取県中部 1

2016/11/26 07:47 26日 07:44頃 鹿児島県薩摩地方 1

2016/11/26 03:55 26日 03:52頃 豊後水道 3

2016/11/26 02:32 26日 02:29頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/26 02:29 26日 02:26頃 福島県沖 1

2016/11/25 22:23 25日 22:20頃 福島県沖 1

2016/11/25 21:17 25日 21:14頃 福島県沖 1

2016/11/25 20:16 25日 20:13頃 福島県沖 1

2016/11/25 20:06 25日 20:03頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/25 19:34 25日 19:31頃 福島県沖 1

2016/11/25 18:36 25日 18:33頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/25 18:33 25日 18:30頃 日向灘 1

2016/11/25 17:32 25日 17:29頃 福島県沖 1

2016/11/25 17:26 25日 17:22頃 留萌地方中北部 4

2016/11/25 17:01 25日 16:57頃 福島県沖 1

2016/11/25 16:40 25日 16:35頃 福島県沖 2

2016/11/25 15:16 25日 15:12頃 福島県沖 1

2016/11/25 10:14 25日 10:11頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/11/25 09:23 25日 09:20頃 福島県沖 2

2016/11/25 09:13 25日 09:09頃 福島県沖 2

2016/11/25 07:00 25日 06:56頃 与那国島近海 2

2016/11/25 03:21 25日 03:17頃 福島県沖 1

2016/11/25 02:00 25日 01:56頃 福島県沖 2

2016/11/25 01:01 25日 00:58頃 福島県沖 1

2016/11/24 23:53 24日 23:49頃 福島県沖 1

2016/11/24 23:46 24日 23:43頃 福島県沖 1

2016/11/24 23:32 24日 23:28頃 福島県沖 1

2016/11/24 19:32 24日 19:29頃 福島県沖 1

2016/11/24 13:51 24日 13:48頃 福島県沖 2

2016/11/24 13:28 24日 13:25頃 鳥取県中部 1

2016/11/24 13:04 24日 13:01頃 釧路地方中南部 1

2016/11/24 12:39 24日 12:36頃 千葉県北西部 1

2016/11/24 12:15 24日 12:12頃 福島県沖 2

2016/11/24 12:03 24日 12:00頃 福島県沖 1

2016/11/24 11:24 24日 11:21頃 福島県沖 1

2016/11/24 09:42 24日 09:35頃 鳥島近海 2

2016/11/24 07:59 24日 07:56頃 奄美大島近海 1

2016/11/24 07:01 24日 06:59頃 福島県沖 1

2016/11/24 06:54 24日 06:51頃 福島県沖 1

2016/11/24 06:46 24日 06:42頃 福島県沖 2

2016/11/24 06:37 24日 06:26頃 福島県沖 2

2016/11/24 06:28 24日 06:23頃 福島県沖 4

2016/11/24 05:52 24日 05:49頃 福島県沖 1

2016/11/24 04:16 24日 04:13頃 福島県沖 1

2016/11/24 03:27 24日 03:21頃 福島県沖 1

2016/11/24 03:22 24日 03:17頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/24 03:20 24日 03:15頃 福島県沖 2

2016/11/24 03:16 24日 03:13頃 福島県沖 2

2016/11/24 02:36 24日 02:33頃 鳥取県中部 2

2016/11/24 00:56 24日 00:53頃 福島県沖 1

2016/11/23 23:49 23日 23:47頃 福島県沖 1

2016/11/23 23:23 23日 23:20頃 福島県沖 2

2016/11/23 22:44 23日 22:38頃 福島県沖 1

2016/11/23 21:54 23日 21:50頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/23 21:46 23日 21:42頃 福島県沖 2

2016/11/23 20:13 23日 20:10頃 熊本県熊本地方 3

2016/11/23 20:05 23日 20:02頃 福島県沖 2

2016/11/23 20:00 23日 19:56頃 福島県沖 2

2016/11/23 19:05 23日 19:01頃 小笠原諸島西方沖 2

2016/11/23 18:39 23日 18:36頃 福島県沖 2

2016/11/23 17:20 23日 17:17頃 福島県沖 1

2016/11/23 16:20 23日 16:17頃 福島県沖 1

2016/11/23 15:00 23日 14:56頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/23 13:57 23日 13:54頃 福島県沖 1

2016/11/23 11:36 23日 11:33頃 福島県沖 2

2016/11/23 11:22 23日 11:18頃 青森県東方沖 2

2016/11/23 11:14 23日 11:09頃 福島県沖 1

2016/11/23 08:25 23日 08:22頃 福島県沖 2

2016/11/23 08:10 23日 08:07頃 福島県沖 1

2016/11/23 07:01 23日 06:59頃 福島県沖 2

2016/11/23 06:08 23日 06:06頃 福島県沖 2

2016/11/23 05:18 23日 05:16頃 福島県沖 1

2016/11/23 05:15 23日 05:12頃 福島県沖 1

2016/11/23 05:12 23日 05:10頃 福島県沖 1

2016/11/23 03:48 23日 03:45頃 房総半島南方沖 2

2016/11/23 03:47 23日 03:44頃 福島県沖 1

2016/11/23 03:21 23日 03:18頃 福島県沖 1

2016/11/23 03:15 23日 03:13頃 福島県沖 2

2016/11/23 02:56 23日 02:53頃 宮古島近海 2

2016/11/23 02:44 23日 02:41頃 福島県沖 2

2016/11/23 02:26 23日 02:22頃 福島県沖 1

2016/11/23 02:24 23日 02:22頃 宮城県沖 1

2016/11/23 01:17 23日 01:14頃 福島県沖 1

2016/11/23 00:41 23日 00:38頃 福島県沖 1

2016/11/23 00:30 23日 00:27頃 福島県沖 1

2016/11/23 00:07 23日 00:05頃 福島県沖 1

2016/11/22 23:26 22日 23:23頃 福島県沖 1

2016/11/22 23:22 22日 23:20頃 福島県沖 1

2016/11/22 23:17 22日 23:14頃 福島県沖 1

2016/11/22 23:07 22日 23:04頃 福島県沖 4

2016/11/22 22:54 22日 22:51頃 福島県沖 1

2016/11/22 22:38 22日 22:34頃 福島県沖 2

2016/11/22 20:56 22日 20:52頃 福島県沖 1

2016/11/22 20:24 22日 20:21頃 福島県沖 1

2016/11/22 20:05 22日 20:01頃 福島県沖 1

2016/11/22 20:01 22日 19:58頃 福島県沖 2

2016/11/22 19:14 22日 19:10頃 福島県沖 1

2016/11/22 18:52 22日 18:49頃 福島県沖 1

2016/11/22 17:52 22日 17:49頃 福島県沖 2

2016/11/22 17:28 22日 17:25頃 福島県沖 1

2016/11/22 17:17 22日 17:14頃 福島県沖 2

2016/11/22 17:07 22日 17:03頃 福島県沖 1

2016/11/22 16:35 22日 16:32頃 福島県沖 2

2016/11/22 16:17 22日 16:14頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/22 15:18 22日 15:14頃 福島県沖 1

2016/11/22 14:51 22日 14:48頃 福島県沖 1

2016/11/22 14:22 22日 14:17頃 福島県沖 2

2016/11/22 13:31 22日 13:26頃 福島県沖 2

2016/11/22 13:10 22日 13:04頃 福島県沖 2

2016/11/22 13:07 22日 13:01頃 福島県沖 1

2016/11/22 13:03 22日 12:55頃 福島県沖 1

2016/11/22 12:41 22日 12:38頃 福島県沖 1

2016/11/22 12:35 22日 12:32頃 福島県沖 2

2016/11/22 12:09 22日 12:06頃 福島県沖 2

2016/11/22 11:28 22日 11:24頃 福島県沖 1

2016/11/22 11:21 22日 11:16頃 福島県沖 1

2016/11/22 11:19 22日 11:15頃 福島県沖 1

2016/11/22 10:41 22日 10:38頃 福島県沖 3

2016/11/22 10:35 22日 10:31頃 福島県沖 2

2016/11/22 10:22 22日 10:19頃 福島県沖 1

2016/11/22 10:18 22日 10:15頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/11/22 10:14 22日 10:09頃 福島県沖 3

2016/11/22 09:56 22日 09:53頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:52 22日 09:49頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:49 22日 09:47頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:39 22日 09:36頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:36 22日 09:32頃 福島県沖 2

2016/11/22 09:32 22日 09:29頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:31 22日 09:28頃 福島県沖 2

2016/11/22 09:22 22日 09:19頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:20 22日 09:18頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:17 22日 09:14頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:12 22日 09:08頃 福島県沖 2

2016/11/22 09:10 22日 09:04頃 福島県沖 1

2016/11/22 09:06 22日 09:03頃 福島県沖 2

2016/11/22 08:58 22日 08:56頃 福島県沖 1

2016/11/22 08:55 22日 08:52頃 宮城県沖 1

2016/11/22 08:44 22日 08:40頃 福島県沖 3

2016/11/22 08:27 22日 08:23頃 福島県沖 2

2016/11/22 06:56 22日 06:51頃 福島県沖 3

2016/11/22 06:50 22日 06:46頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/22 06:45 22日 06:39頃 福島県浜通り 3

2016/11/22 06:27 22日 06:21頃 三河湾 2

2016/11/22 06:16 22日 06:10頃 福島県沖 3

2016/11/22 06:11 22日 05:59頃 福島県沖 5弱

2016/11/22 06:05 22日 05:59頃 福島県沖 5弱

2016/11/22 03:30 22日 03:25頃 福島県沖 2

2016/11/21 15:47 21日 15:44頃 茨城県南部 1

2016/11/21 14:45 21日 14:42頃 茨城県沖 1

2016/11/21 13:01 21日 12:58頃 青森県東方沖 1

2016/11/21 11:50 21日 11:47頃 宮城県沖 2

2016/11/21 10:59 21日 10:56頃 鳥取県中部 2

2016/11/21 08:38 21日 08:35頃 三重県中部 2

2016/11/21 07:03 21日 06:59頃 茨城県沖 3

2016/11/21 03:18 21日 03:15頃 茨城県沖 1

2016/11/21 01:34 21日 01:31頃 与那国島近海 1

(続く)

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