【連載231】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?

『死者また増える!どこまで続く熊本地震死者適当な認定方法!なぜ透明化しないのか?』

11月30日水曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

*下記熊本情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!

皆様こんにちは。熊本地震で被災し、その後死亡した60代~90代の男女6人が、新たに「災害関連死」と認定され、一連の地震で亡くなった人は143人になりました。

熊本市と高森町は、熊本地震の被災者の遺族から「災害弔慰金」の申請を受け、避難生活での体調悪化などで亡くなった「災害関連死」にあたるかどうか、審査委員会で審査しています。

その結果、4月~6月にかけて亡くなった60代~90代の男女6人について、避難生活や病院の転院に伴うストレスなどで病気を発症したなどとして、新たに「災害関連死」と認定しました。

一連の熊本地震で市町村が「災害関連死」と認定したのはこれで87人となり、熊本地震で亡くなった人は、地震のあとの6月の大雨で発生した土砂崩れで死亡した5人と合わせて、143人になりました。

一体、いつまでこのような『適当な』死者認定方法が続くのでしょうか?なぜ『透明化』しないのでしょうか?一部の人達で勝手に死者を認定してもいいのでしょうか?呆れます!

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熊本地震で被災した「一部損壊」世帯への義援金の支給について、県などでつくる配分委員会は昨日29日、修理費用を100万円以上支出した世帯に10万円を配ることを正式に決めました。公的補助の対象にならない世帯への支援で、今後、各市町村で申請を受け付けます。

11月21日現在の、り災区分別で、建物被害18万2422棟のうち一部損壊は11万166棟と全体の約6割を占めています。

県によりますと、一部損壊世帯への支給は「日常生活に欠くことができない部分」の修理費用を対象にする一方、対象外は「内装や外溝のみの工事、家電製品の修理」と示しています。

この日の配分委員会ではまた、第5次配分として12億6530万円を新たに配ることを決めました。配分基準は従来と変わらず死者1人あたり100万円、重傷者1人あたり10万円。住家の被害は全壊世帯に80万円、半壊世帯に40万円。

全国から集まった義援金は25日現在、約4733億円に達しました。このうち5次配分までに累計約342億7千万円の支出が決まりました。

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熊本地震後に増えた野良猫に不妊手術を施して頭数を抑制しようと、熊本市の崇城大と動物病院が、野良猫の写真と生息場所の住所、不妊手術の有無などの情報を共有できるインターネット上のサイト「ねこでる」(https://neko.today/)を開設しました。投稿された情報を基にボランティアらが野良猫を捕獲し、不妊手術をして元いた場所に戻します。

情報共有システムを開発したのは、崇城大情報学部の和泉信生助教(36)の研究室と竜之介動物病院。同病院の徳田竜之介院長(55)は約20年前から野良猫の不妊手術に取り組んでいますが、熊本地震後に野良猫に関する病院への相談件数が地震前の約3倍近くに増えました。このため野良猫の生息域や頭数などの実態を把握し、不妊手術を施すことで殺処分ゼロを目指そうとシステム開発を提案したとのことです。

今月10日からシステムの運用は始まっており、市民がスマートフォンなどで撮影した野良猫の情報が投稿されています。不妊治療しているかどうかは野良猫の耳がカットされているかどうかで判断できるそうです。徳田院長は「システムを通じて、より多くの人に地域に住んでいる猫に目を向けてほしい」と話しています。

1.被災地情報

①熊本地震後の地下水、ヘリウム同位体比に変化!

熊本地震の後、地下水に含まれるヘリウムの同位体比に変化が生じていたことが、熊本大大学院先端科学研究部の尾上哲治准教授らの研究で分かりました。地下の岩石のひずみが原因とみており、尾上准教授は「継続的な観測で、地震予測につながる可能性もある」と話しています。

研究は、尾上准教授と東京大大気海洋研究所の佐野有司教授らのグループが行いました。4月末に御船町や熊本市、宇土市など県内7カ所で深さ280~1300メートルの井戸から水を採取。ヘリウムの同位体である「ヘリウム4」と「ヘリウム3」の存在比を測定して、2010年8月に別の研究グループが調べた存在比と比較しました。

その結果、断層に近く地震による地殻のひずみが大きい場所ほど、ヘリウム4の存在比が高くなっていたことが判明。地殻のひずみと、同位体の存在比に相関関係があることが分かりました。

尾上准教授によりますと、地下水にはヘリウム3が比較的多く含まれる一方、岩石中はヘリウム4が多いとのこと。地震前後の地殻変動で岩石がひずんで破砕され、ヘリウム4が地下水中に放出された結果と推測しています。

尾上准教授は「ヘリウムの同位体比を観測することで、地殻のゆがみ変化を捉えられる可能性がある。国内には温泉や井戸が数多くあり、継続的な観測ができる。地震予測に生かせないか研究を進めたい」と話しています。

成果は英科学誌電子版に発表されました。

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同位体

性質がほぼ同じで質量が異なる原子。ヘリウムの安定的な同位体は2種類。地中深くのマントルが起源とされるヘリウム3と、地殻中のウランやトリウムが壊れてできるヘリウム4があります。

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②益城町の市街地全域に建築制限!「復興推進地域」指定へ

熊本地震で大きな被害を受けた益城町が、町内の市街化区域466ヘクタールのほぼ全域について、地震発生から最長2年間の建築制限をかける「被災市街地復興推進地域」に指定する方向で最終調整していることが昨日29日、分かりました。復興推進地域は、阪神大震災と東日本大震災の被災地でも指定されたが、熊本地震では初となります。

被災市街地復興特別措置法に基づく復興推進地域の指定は、町が復興計画案に盛り込みます。関係者によりますと、指定を検討している地域は、同町広崎から寺迫までの市街化区域のほぼ全域。既に土地区画整理事業を終えた辻の城地区や、同事業の計画を決定している九州自動車道益城熊本空港インターチェンジ周辺などは除く考えなようです。

国土交通省によりますと、指定地域では個人が住宅や事務所を建てる場合、2階建て以下の木造や鉄骨造りなどに限られ、敷地面積も300平方メートル未満に制限。3階建てや鉄筋コンクリート造りなど大規模な建物は原則、建てられません。土地造成や建物の建築には知事の許可が必要になります。

益城町は指定後、土地区画整理事業による市街地の狭い道路の解消など指定地域内の整備に向け、事前調査や住民アンケートを実施する方針。

町は12月9~12日の4日間、県道熊本高森線の4車線化を表明した県と合同で住民説明会を開きます。

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被災市街地復興推進地域

199年の阪神大震災を機に制定された被災市街地復興特別措置法に基づき市町村が指定します。大規模な火災や地震で被災した市街地の計画的な復興を推進するのが目的。災害発生から最長2年間の建築制限がかかります。国土交通省によりますと、阪神大震災では兵庫県の6市町16地域、東日本大震災では岩手県の3市町8地域と宮城県の7市町12地域が、それぞれ指定されました。

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③湯前産材あずまや広々!益城町テクノ仮設に完成

益城町のテクノ仮設団地に昨日29日、湯前町とJTから提供された杉で造ったあずまやが完成しました。住民らは秋晴れの下、開放的な空間で食事や会話を楽しんでいました。

あずまやは26平方メートルで、一般財団法人県建築住宅センター(熊本市)がイオン九州(福岡市)の仮設店舗と仮設商店街「益城テクノ笑店街7」前の広場に建設しました。

木製のテーブル3台とベンチを備え、住民に利用を呼び掛け。夫と長男と3人で暮らす二子石慶子さん(62)は「広々として気持ちいい。仮設住宅は手狭なので、孫が遊びに来たらここで食事をしたい」と話していました。

④益城スイカ、努力の実り、「大玉」出荷始まる

熊本地震で被災した熊本県益城町の農家が育てた大玉スイカの出荷が28日、同町田原のJAかみましきスイカ選果場で始まりました。来年6月にかけ約37万個の出荷を見込み、県内や東京、大阪、名古屋の大都市圏などに届けます。

同JAによりますと、町内では地震の影響で一部の農家がスイカ生産を取りやめましたが、前年とほぼ同じ約70世帯が約75ヘクタールで栽培。冬場もボイラーを使わず、ビニールを最大4枚重ねたハウスで育てるのが「益城スイカ」の特徴だそうです。

初日は直径20センチ前後、重さ4.5キロの約600個が選果場に持ち込まれました。JA職員ら15人が自動選果機のコンベヤーに流し込むと、機械が重さや糖度などを測定。等級や大きさで選別し、次々と箱詰めしていきました。

同JA第2営農センターの西坂武士さん(43)は「ほぼすべての農家が被災しながら懸命に生産した。地震をプラスにかえて、益城スイカを全国区にしたい」と話していました。

⑤「地震の記憶次代に」姜尚中さん講演!熊本市・小島小

熊本市西区の小島校区の住民らでつくる「明治天皇小島行在所[あんざいしょ]跡保存会」(永松亮一会長)が27日、東京大名誉教授で県立劇場館長の姜尚中さんを招いて小島小で講演会を開きました。

明治天皇が熊本巡幸の際に立ち寄った「小島行在所」を広く知ってもらおうと活動を続ける同会が、熊本地震復興の特別講演会として企画しました。

姜さんは「伝える力」と題して講演。「生きる知恵は、古くから語り継がれてきた伝承などによって受け継がれてきた」と指摘し、「熊本地震の記憶や復興の取り組みも、地震を知らないこれからの世代に伝えていかなければならない」と訴えました。

地元の城西中吹奏楽部による演奏や、民謡家の福島竹峰さんによる「熊本地震復興応援ソング」の披露もありました。

⑥「プレーで元気を」!笠選手らがチャリティー収入を県に贈呈

飲料メーカー・サントリーなどが主催する女子プロゴルフ大会「サントリーレディース」で集まったチャリティー収入1千万円が28日日、熊本県に贈られました。県庁であった贈呈式には、同社の福本ともみ執行役員や日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長、県出身の笠りつ子選手らが出席し、目録を小野泰輔副知事に手渡しました。

贈呈金は6月に神戸市であった大会のプロアマ戦出場料や、チャリティーコーナーの売り上げなどの一部。同大会では、1995年の阪神・淡路大震災以降、被災地支援に取り組んでいます。

福本執行役員が「サントリーは嘉島町にビール工場があり、地元企業だと思っています。復興に役立てて下さい」とあいさつ。小野副知事は「復興に向けて一緒に頑張っていきましょう」などとお礼を述べました。

笠選手は「多くのプロが力を貸してくれ、本当にありがたかった。私も良いプレーで熊本の人を元気づけたい」と話していました。

⑦被災町屋の修復後押し、新町・古町町屋研究会が12月4日に!

熊本市中央区の新町・古町町屋研究会(宮本茂史(しげひと)代表)は12月4日、熊本地震で被災した古い建造物から出た品物を販売する「蚤(のみ)の市」を同区万町の早川倉庫で開きます。収益金は被災町屋の修復などに充て、復興を後押しします。

同研究会は、明治、大正期の建物が残る新町・古町地区の景観保全や活用に取り組んでおり、地震後は、被災町屋の片付けの手伝いや、町屋所有者らの相談も受けています。

蚤の市では、地震で損壊した地区の和菓子店や寺院などから引き取った、漆器や昔の扇風機などの日用品を販売します。正午~午後17時まで。

宮本代表(41)は「町屋の復興はなかなか進まない。状況が少しでも明るくなれば」と話しています。宮本さんTEL090(4512)0225。

⑧10月の県内求人、1.46倍!復興需要で全国平均上回る

熊本労働局が昨日29日発表した県内の10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.46倍で、過去最高だった9月からさらに0.08ポイント伸び、1963年の統計開始以来、初めて全国平均(1.40倍)を上回りました。熊本地震の復興需要による求人増、人手不足が続いているとみられます。

全国でも過去最高の13位に上昇し、九州では福岡の1.39倍を超えて最高でした。同局は「県内にある大手企業の工場や大型店舗が被災後に再開し、景況感は上向いている。今後も有効求人倍率は高い水準を維持するだろう」と分析しています。

10月の県内は、有効求人数が前月比2.4%増の3万9964人に増え、有効求職者数は3.0%減って2万7410人でした。新規求人者数は前年同月比7.7%増の1万5107人、新規求職者数は17.1%減の5825人で、4カ月連続で減りました。

新規求人の主要産業別では、建設業が前年同月比28.3%増で7カ月連続、製造業は13.4%増で2カ月連続とそれぞれ大幅に伸びており、復興需要増を裏付けています。

⑨ドローンと小型無人ヘリで生活用品宅配!離島で実験

日立造船(本社・東京)が昨日29日、上天草市の大矢野島と離島の湯島間で、小型無人機(ドローン)と無人ヘリコプターによる書籍などの運搬実験をしました。高精度で位置特定が可能な「準天頂衛星システム」を初めて使用しました。

無人機を使った過疎地や離島へ生活必需品の宅配を事業化し、「買い物難民」の解消につなげようと企画。電波が建物や山などに遮断されにくく、誤差10センチ内という同システムを採り入れました。

約1.8メートル四方のドローンと、無人ヘリ(全長約3.6メートル)を使用。ドローンは最大6キロ、ヘリは35キロの積載が可能だそうです。

同町の大手原(おおてばら)地区から湯島までの約6.5キロを、両機体でそれぞれ1往復。往路で書籍1冊を、復路でワカメなどの海産物を、片道約20分かけて運びました。

同社電子制御営業部の神崎政之部長代理(52)は「実験の結果を踏まえ、実用化に向けたモデルづくりに取り組みたい」と話していました。

⑩復興への思い絵画に!くまもと「描く力」展始まる

「くまもと『描く力』2016」の入賞・入選作品展が昨日29日、熊本市中央区千葉城町の県立美術館分館で始まりました。12月11日まで。入場無料。

同展は、県内在住経験者を対象に、公募展の頂点を競うグランプリ、愛好家のためのふるさと、高校生向けのチャレンジの3部門で平面作品を募集し、計374点が寄せられました。グランプリ部門の最高賞、熊日大賞に選ばれた粢田一男(ひとぎでんいちお)さん(79)=同市東区=の油彩「記憶─柱状節理(立野渓谷)─」をはじめ、入賞・入選の106点を部門ごとに展示しています。

画面のすみずみまで丁寧に描かれた風景画や、メッセージ性の強い心象画などが並び、熊本地震に着想し、復興への思いを感じさせる作品も目立ちました。チャレンジ部門では、思春期の苦悩などをさまざまな構図で描いた人物画やグラフィックデザインが並んでいました。

⑪タイの女性が絵本完成!産山出身の友人の遺志継ぐ

産山村とタイ国との交流事業を縁に友情を深めた2人の女性による絵本が完成しました。村出身の坂田しのぶさんの文章を、タイのイラストレーター、リンナ・カラーヌワットさんが絵にしました。がんの治療を続けながら5月に亡くなった坂田さんとの約束どおり、見る人が穏やかに、前向きになれる絵本に仕上がりました。

産山村は村の花のヒゴタイにちなんで、タイとの中学生がホームステイや文化体験をする交流事業を30年近く前から続けています。リンナさんは1990年ごろに村を訪れ、しのぶさんと出会いました。その後、産山との交流は途絶えていましたが、4年ほど前にフェイスブックでしのぶさんの弟、森本春樹さん(38)とつながり、以来、年2回ほど村を訪れるように。村の保育園の看板やバスの車体のイラストなども手がけました。

結婚して宇城市に住んでいたしのぶさんとも度々会い、旧交を深めました。10年ほど前に乳がんと診断され、治療を繰り返していたしのぶさんは2年ほど前、病をリンナさんに伝えました。

「驚いたけど、しのぶは『大丈夫よ』と前向きだったから、私も治ると信じて一緒に笑顔で過ごした」とリンナさん。しのぶさんを応援するため、一緒に絵本を作ろうと持ちかけました。

がんと向き合う中で、人を癒やしたいとカラーセラピストの資格も取ったしのぶさん。春樹さんによりますと「見る人がポジティブになり、癒やされる本を作りたい」と喜んだそうです。

「自分を愛することは世界や他の人を愛することと同じ」

「存在、生きて感じさせていただけてる事に感謝」

「手を取り合ってれば、怖いものは何も無い、いつだって大丈夫」

3月に制作を始めると、しのぶさんは生きることへの感謝、長女の梨里花さん(12)に伝えたい気持ちにあふれる言葉を一日でつづりました。それらの文からイメージする絵をリンナさんが描きました。

絵が半分ほど出来たころ、しのぶさんは容体が悪化。リフォームを終えて入居間近だった自宅が、4月の熊本地震で大きく損壊し、「頑張っていた姉にガタンと来た」と春樹さん。5月16日、40歳で亡くなりましたが、「姉は最期まで笑顔を見せ安らかな気持ちを持ち続けていた」そうです。

「しのぶがいなくなって絵が描けなくなり、時間がかかった」とリンナさん。「私が今すべきことは泣くことではなく、本を完成させることだと思い直し、しのぶが伝えたいことを頑張って描いた」と話しています。

本のタイトルは「アイ・ラブ・ミー」。リンナさんは「ポジティブなしのぶの言葉と私の絵でダブルのパワーを届けたい」。日本語と英語を併記。リンナさんと春樹さんが自費出版し、制作した1千冊は完売、近く1千冊増刷します。しのぶさんの希望で売り上げの一部は熊本地震支援団体やがん治療研究に寄付します。

絵本は1600円(税込み)。うぶやま牧場(0967・25・2900)で販売するほか、リンナさんの商品を販売するサイト(https://www.pinkoi.com/store/rinnathecat別ウインドウで開きます)でも購入できます。

⑫県医師会が熊本地震救援の報告書、次に向け提言

岡山県医師会は今年4月に起きた熊本地震での医療救援活動の報告書をまとめました。担当者は「貴重な経験を記録して共有し、次の大災害に備えたい」と話しています。

同県医師会は熊本地震の本震が起きた翌日の4月17日に災害対策本部を設置し、「JMATおかやま」チームを募集しました。JMATとは「日本医師会医療チーム」を意味する英語の頭文字をとった名前で、2011年、東日本大震災で初出動しました。診療所や病院、薬局などの医師、看護師、薬剤師ら3~5人でチームを組みます。

大災害が起きると、直後に災害拠点病院などから日本DMAT(災害派遣医療チーム)が被災地へ急行し数日間活動。その後、JMATがDMATと交代する形で、避難所での診療や地元医療機関の支援をします。被災地に、切れ目のない医療支援を提供するためです。

「JMATおかやま」は4月21日~5月19日までの約1カ月間、計8チーム34人が順次、4日間ずつ熊本市や益城町などで活動しました。

報告書は各チームがそれぞれの活動状況をまとめたリポートが中心。「現地の医療者が疲弊していた」「避難所内の生活の質は十分には保たれていない」などの生々しい報告や、「救護所で待っていては被災者の状況はつかめない」「携帯型の検査機器があったほうがよい」「看護師用の簡単な訪問用道具を入れた袋を常備すべきだ」など、次に向けた提言が盛られています。

同県医師会によりますと、この報告書は医師会の会員のほか、県内の医療系大学の図書館や看護協会、薬剤師会などに配りました。問い合わせは県医師会(986・250・5111)へ。

⑬熊本地震で被害、水俣市役所12月閉鎖へ!仮庁舎に業務移転

水俣市は、熊本地震で損傷した市庁舎を12月26日に完全閉鎖すると発表しました。近くに建設した軽量鉄骨造(プレハブ)の仮庁舎で19日から一部業務を開始し、26日に全業務を移します。

仮庁舎は現庁舎近くの公共施設「もやい館」の向かい側に建てられ、2階建て延べ床面積約3千平方メートル。建設費や解体費を含む5年間のリース料は約2億8千万円。現庁舎の駐車場は閉鎖後も利用できるとのことです。

築56年の現庁舎は老朽化し、市内で震度5弱を観測した本震により壁に亀裂が入るなどしました。市は5年後をめどに新庁舎を建設する方針で、12月中に市民や学識者などで検討委員会を発足させ、移転先などを協議していきます。

⑭星くずシャワー、人吉・善隣保育園で点灯

人吉市瓦屋町の善隣保育園で28日、園内のアーケードを彩る冬恒例のイルミネーションが始まりました。初日の点灯式は、園児たちの合図で一斉に明かりがともされました。柔らかな光に包まれ、園児や迎えに来た保護者は「きれいね」と目を輝かせていました。

「地域を盛り上げたい」と2004年から、岡田好史副園長(39)と保護者ら4人が趣向を凝らして制作しています。発光ダイオード(LED)電球を7万2千球(前年比2千球増)使った今年のテーマは「星くずの街角」。高さ約4メートル、長さ約20メートルのアーケードに星をイメージした金色電球をつり下げるなどして「星くずのシャワーを浴びるような散歩道」(岡田さん)を演出しました。

点灯は12月25日までの午後17時15分~同20時。一般も無料で入場可能。

2.ここ一週間の地震

2016/11/30 11:51 30日 11:46頃 和歌山県北部 1

2016/11/30 08:22 30日 08:19頃 福島県沖 1

2016/11/30 08:10 30日 08:07頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/29 20:50 29日 20:44頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/29 12:49 29日 12:46頃 岩手県沖 2

2016/11/29 10:06 29日 10:03頃 岩手県沿岸北部 2

2016/11/29 09:29 29日 09:26頃 三陸沖 2

2016/11/29 07:31 29日 07:26頃 鹿児島県薩摩地方 1

2016/11/29 07:18 29日 07:16頃 宮崎県南部山沿い 1

2016/11/29 02:37 29日 02:34頃 熊本県熊本地方 2

2016/11/29 00:35 29日 00:30頃 鳥取県中部 1

2016/11/28 23:42 28日 23:37頃 トカラ列島近海 1

2016/11/28 21:34 28日 21:31頃 釧路地方中南部 2

2016/11/28 19:28 28日 19:24頃 福島県沖 1

2016/11/28 17:50 28日 17:46頃 福島県沖 2

2016/11/28 07:20 28日 07:17頃 福島県沖 3

2016/11/28 04:47 28日 04:44頃 福島県沖 1

2016/11/28 02:17 28日 02:12頃 青森県東方沖 1

2016/11/28 00:31 28日 00:29頃 福島県沖 1

2016/11/27 23:59 27日 23:56頃 福島県沖 1

2016/11/27 23:50 27日 23:47頃 福島県沖 1

2016/11/27 21:53 27日 21:50頃 福島県沖 3

2016/11/27 19:20 27日 19:18頃 福島県沖 2

2016/11/27 17:10 27日 17:07頃 福島県沖 2

2016/11/27 17:07 27日 17:02頃 鳥取県中部 1

2016/11/27 09:55 27日 09:52頃 長野県北部 1

2016/11/27 06:32 27日 06:27頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/27 06:29 27日 06:26頃 福島県沖 1

2016/11/26 23:54 26日 23:51頃 福島県沖 2

2016/11/26 21:47 26日 21:40頃 父島近海 2

2016/11/26 21:31 26日 21:28頃 鳥取県中部 1

2016/11/26 19:11 26日 19:08頃 福島県沖 2

2016/11/26 15:12 26日 15:09頃 宮城県沖 1

2016/11/26 09:20 26日 09:17頃 鳥取県中部 1

2016/11/26 07:47 26日 07:44頃 鹿児島県薩摩地方 1

2016/11/26 03:55 26日 03:52頃 豊後水道 3

2016/11/26 02:32 26日 02:29頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/26 02:29 26日 02:26頃 福島県沖 1

2016/11/25 22:23 25日 22:20頃 福島県沖 1

2016/11/25 21:17 25日 21:14頃 福島県沖 1

2016/11/25 20:16 25日 20:13頃 福島県沖 1

2016/11/25 20:06 25日 20:03頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/25 19:34 25日 19:31頃 福島県沖 1

2016/11/25 18:36 25日 18:33頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/25 18:33 25日 18:30頃 日向灘 1

2016/11/25 17:32 25日 17:29頃 福島県沖 1

2016/11/25 17:26 25日 17:22頃 留萌地方中北部 4

2016/11/25 17:01 25日 16:57頃 福島県沖 1

2016/11/25 16:40 25日 16:35頃 福島県沖 2

2016/11/25 15:16 25日 15:12頃 福島県沖 1

2016/11/25 10:14 25日 10:11頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/11/25 09:23 25日 09:20頃 福島県沖 2

2016/11/25 09:13 25日 09:09頃 福島県沖 2

2016/11/25 07:00 25日 06:56頃 与那国島近海 2

2016/11/25 03:21 25日 03:17頃 福島県沖 1

2016/11/25 02:00 25日 01:56頃 福島県沖 2

2016/11/25 01:01 25日 00:58頃 福島県沖 1

2016/11/24 23:53 24日 23:49頃 福島県沖 1

2016/11/24 23:46 24日 23:43頃 福島県沖 1

2016/11/24 23:32 24日 23:28頃 福島県沖 1

2016/11/24 19:32 24日 19:29頃 福島県沖 1

2016/11/24 13:51 24日 13:48頃 福島県沖 2

2016/11/24 13:28 24日 13:25頃 鳥取県中部 1

2016/11/24 13:04 24日 13:01頃 釧路地方中南部 1

2016/11/24 12:39 24日 12:36頃 千葉県北西部 1

2016/11/24 12:15 24日 12:12頃 福島県沖 2

2016/11/24 12:03 24日 12:00頃 福島県沖 1

2016/11/24 11:24 24日 11:21頃 福島県沖 1

2016/11/24 09:42 24日 09:35頃 鳥島近海 2

2016/11/24 07:59 24日 07:56頃 奄美大島近海 1

2016/11/24 07:01 24日 06:59頃 福島県沖 1

2016/11/24 06:54 24日 06:51頃 福島県沖 1

2016/11/24 06:46 24日 06:42頃 福島県沖 2

2016/11/24 06:37 24日 06:26頃 福島県沖 2

2016/11/24 06:28 24日 06:23頃 福島県沖 4

2016/11/24 05:52 24日 05:49頃 福島県沖 1

2016/11/24 04:16 24日 04:13頃 福島県沖 1

2016/11/24 03:27 24日 03:21頃 福島県沖 1

2016/11/24 03:22 24日 03:17頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/24 03:20 24日 03:15頃 福島県沖 2

2016/11/24 03:16 24日 03:13頃 福島県沖 2

2016/11/24 02:36 24日 02:33頃 鳥取県中部 2

2016/11/24 00:56 24日 00:53頃 福島県沖 1

2016/11/23 23:49 23日 23:47頃 福島県沖 1

2016/11/23 23:23 23日 23:20頃 福島県沖 2

2016/11/23 22:44 23日 22:38頃 福島県沖 1

2016/11/23 21:54 23日 21:50頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/23 21:46 23日 21:42頃 福島県沖 2

2016/11/23 20:13 23日 20:10頃 熊本県熊本地方 3

2016/11/23 20:05 23日 20:02頃 福島県沖 2

2016/11/23 20:00 23日 19:56頃 福島県沖 2

2016/11/23 19:05 23日 19:01頃 小笠原諸島西方沖 2

2016/11/23 18:39 23日 18:36頃 福島県沖 2

2016/11/23 17:20 23日 17:17頃 福島県沖 1

2016/11/23 16:20 23日 16:17頃 福島県沖 1

2016/11/23 15:00 23日 14:56頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/23 13:57 23日 13:54頃 福島県沖 1

2016/11/23 11:36 23日 11:33頃 福島県沖 2

2016/11/23 11:22 23日 11:18頃 青森県東方沖 2

2016/11/23 11:14 23日 11:09頃 福島県沖 1

2016/11/23 08:25 23日 08:22頃 福島県沖 2

2016/11/23 08:10 23日 08:07頃 福島県沖 1

2016/11/23 07:01 23日 06:59頃 福島県沖 2

2016/11/23 06:08 23日 06:06頃 福島県沖 2

2016/11/23 05:18 23日 05:16頃 福島県沖 1

2016/11/23 05:15 23日 05:12頃 福島県沖 1

2016/11/23 05:12 23日 05:10頃 福島県沖 1

2016/11/23 03:48 23日 03:45頃 房総半島南方沖 2

2016/11/23 03:47 23日 03:44頃 福島県沖 1

2016/11/23 03:21 23日 03:18頃 福島県沖 1

2016/11/23 03:15 23日 03:13頃 福島県沖 2

2016/11/23 02:56 23日 02:53頃 宮古島近海 2

2016/11/23 02:44 23日 02:41頃 福島県沖 2

2016/11/23 02:26 23日 02:22頃 福島県沖 1

2016/11/23 02:24 23日 02:22頃 宮城県沖 1

2016/11/23 01:17 23日 01:14頃 福島県沖 1

2016/11/23 00:41 23日 00:38頃 福島県沖 1

2016/11/23 00:30 23日 00:27頃 福島県沖 1

2016/11/23 00:07 23日 00:05頃 福島県沖 1

(続く)

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