立冬・いい歯の日・刃物の日・レントゲンの日「今日は何の日・11月8日」

11月8日水曜日

皆様おはようございます。秋になったのに日中は暑いですね。健康はGOODですか?水分補給は十分ですか?

今日は「立冬」「いい歯の日」「刃物の日」「レントゲンの日」です。

まず「立冬」から。

「二十四節気」についてはあまり知られていない言葉であり、耳馴染みの無い言葉かもしれませんが、実はテレビの天気予報でそこそこ使われている言葉となります。
日本には「四季」のように季節を表現する言葉がありますが、「二十四節気」についても「四季」のような季節を表現する言葉になります。
「四季」については春夏秋冬のように一年を四つの季節で表しますが、「二十四節気」については一年を二十四に分けることによって季節を表す言葉となります。
「立冬」も二十四節気の中では有名なものですが、それ以外にも祝日となっている「春分」「秋分」や、「夏至」「冬至」といったものがあります。
また「二十四節気」以外にも季節を表現するような言葉はあって、さらに細かくしたものだと「七十二候」や、「五節句」「雑節」というようなものも存在します。
「立冬」がどのような季節なのかというと、初めて冬の気配が感じられる日とされていて、「暦便覧」によると「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」となっています。
この時期から少しずつ寒くなっていきますので、体調管理には気を付けてくださいね。

冬になると静電気が発生しやすくなり、ドアノブなどの金属を触った時にビリッとして痛い思いをしたり、または恋人と手をつなごうとしてびっくりするような機会が増えますよね。
夏にはあまり静電気を感じませんが、なぜ冬には静電気が発生する機会が増えるのでしょうか。
実は静電気は湿度に深い関係があり、夏の湿度の高い時期には静電気は発生し辛くなり、逆に乾燥して湿度の低い冬には静電気は発生しやすくなるのです。
夏などの気温と湿度が高くなっている時には手汗などをかきやすく、皮膚の表面などが湿っていますよね。
このように物質の表面の水分量が多くなると、水が電気を通しやすい性質であることから、自然と放電されていくのです。
逆に湿度の低い季節には乾燥していることから身体にたまった静電気が放電し辛くなっているんですね。

冬の暖房器具として欠かせないものといえば「こたつ」ですよね。
寒くて外に出る気がしない日なんかはこたつに入ってだらだらとテレビを見ていると1日が終わってしまったり、暖かいことからそのまま寝てしまうなんてこともありますよね。
そんなこたつですが、電源をオンにして中を覗いてみると、暖かな赤色やオレンジ色の光を放っていますよね。
こたつは赤外線を熱源として暖めるという原理になっているため、実はあの色は暖かく見せるための工夫なだけで、別に光に色をつけなくてもこたつは暖かいんです。
現在では赤外線の仕組みを理解している人が多いですが、こたつが発売された当初はこたつの仕組みがわからず、電源がついているかついていないかもわからないこたつは暖かいのか信用されず、なかなか売り上げが上がらなかったのです。
そこで、暖かな光をつけるという工夫を加えたところ、こたつが大ヒットすることになったんですね。

*立冬とは

立冬りっとうとは二十四節気にじゅうしせっきの1つで、「冬の始まり」を意味します。「立」は中国語で「始まる」という意味です。太陽の位置を表す黄経で225度の時を言い、新暦では11月7日~8日ごろで年によって変わります。冬の最初の節気になります。

◆立冬は二十四節気の1つ

二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。

二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至げし、1年で最も昼の短い日を冬至とうじ、昼と夜の長さが同じ日を春分しゅんぶん秋分しゅうぶんとし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分にしにぶん」と呼ばれています。

この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。

立冬はこの秋分と冬至のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から冬が始まります。

冬の節気は立冬りっとう小雪しょうせつ大雪たいせつ冬至とうじ小寒しょうかん大寒だいかんとなっており、立冬は冬の最初の節気です。

また、立春りっしゅん立夏りっか立秋りっしゅう立冬りっとうの4つを「四立しりゅう」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっています。

◆2023年の立冬はいつ?

二十四節気のそれぞれの節気には、その日1日を意味する場合と、次の節気までの期間を意味する場合があります。

2023年の立冬であれば、以下のようになります。

・日付としての2023年の立冬は11月8日。

・期間としての2022年の立冬は11月8日~11月21日まで。

◆春夏秋冬の決め方

夏至は昼の時間の最も長い日、冬至は昼の時間の最も短い日です。

けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。

ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。

そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。

◆二十四節気と七十二候

「二十四節気」は、古代中国で作られた農事を指導するために作られた暦で、春秋戦国時代(BC.770~BC.221)黄河流域で作られたと言われます。中国では暦として月の運行に基づいた「太陰暦」が使われていましたが、これですと実際の季節とズレが生まれてしまうため、太陽の運行の軌跡を24等分した「二十四節気」や、それをさらに約5日ごとに分割した「七十二候しちじゅうにこう」が作られました。このようにして季節の変化をきめ細かくとらえて農事に生かしたのです。

この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。

1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。

日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。

さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。

なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

◆立冬の七十二候(日本)

日本の立冬の七十二候は以下のようになります。

立冬の七十二候
内容 時期
初候 山茶つばきはじめてひら 11月7日頃

11月11日頃
次候 朔風さくふうはら 11月12日頃

11月17日頃
末候 たちばなはじめてなり 11月17日頃

11月21日頃

山茶花(さざんか)の花が咲き、地面が凍り始め、水仙の花が咲いて良い香りが漂う季節です。

◆山茶花と椿

立冬の初候「山茶始めて開く(つばき はじめて ひらく)」ですが、山茶花(さざんか)と書いて、「つばき」と読ませ、意味は「さざんか」とはどういうことなんでしょうか?

サザンカとツバキはとてもよく似ていて、違いは咲く時期・花の落ち方・香りの有無です。

ツバキは真冬に咲き始めて4月ごろまで咲き、最後は花ごとポトンと落ちるのでお侍さんには嫌われたとか。そして香りもありません。

一方中国で山茶花と言えばツバキのこと、椿と言えば「チュン」という別の花で、ややこしいことこの上ありません。

とりあえずここ「立冬」で咲き始めるのはツバキではなくサザンカなんですね。

◆水仙と金盞銀台

「金盞銀台(きんせん ぎんだい・きんさん ぎんだい)」とは水仙のこと、水仙の異称ですが、金盞は金の杯、銀台は銀の台。水仙は花びらのような白い花被片(ガク+花弁)に縁どられて、真ん中に黄色いグラスのような副花冠が咲きますね。白い花被片を白銀の台に見立て、真ん中の黄色い副花冠を金の杯に見立てた言葉です。なんと優雅なネーミングでしょう!中国から伝わった言葉です。

中国茶にも「金盞銀台」と名付けられた工芸茶(1980年代に中国で考案されたお茶+花の組合せ)があって一度飲んでみたいと思っています。

◆小春日和

立冬の季節は、晩秋に冬の気配を感じるようになったころ。冬の本番はまだ先です。そして時によると季節が逆回りしたかのように暖かい日があり、これが「小春日和」です。中国語では「小陽春」と言います。

◆七五三

立冬の時期、日本ではちょうど七五三が行われます。11月15日、3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子、いずれも満ではなく数えの年齢の幼子を連れて神社に詣で、無事育ったことを神様に感謝する日です。子供たちは晴れ姿をしますが、一般には着物や袴姿で千歳あめを手に提げて写真に納まります。

この行事は江戸時代に始まったとか。子供が無事育つのは難しかった時代ですから、まずは3歳まで、次は5歳まで、7歳までと節目を超えるたびに親はホッと胸をなでおろし、天に感謝したことでしょう。

乳児死亡率が世界最低レベルにある日本で、子供が無事に育つかどうか心配する親はあまりいなくなり、今ではまるで子供のファッションショーのようになっていますが、小さなころから伝統に触れるのは良いことでしょう。私も着物を着せてもらい晴れがましかった記憶があります。

◆立冬の「旬の食べ物」

◎梨

薬膳では喉が痛いときには梨を食べるといいと言われています。梨の採れる時期は9月~11月ごろ。

◎サンマ

秋の味覚のうち、魚料理と言えばサンマが思い浮かびます。サンマが獲れる時期は9月~11月。

◎柿

柿には様々な種類がありますが、採れる時期は9月~12月ごろになります。

◎銀杏

銀杏はイチョウの木の実の中にある種子の部分で、9月下旬~11月中旬ごろに採れます。

秋になると茶碗蒸しでよく見かけます。

◎リンゴ

リンゴには様々な品種がありますが、11月~1月ごろは様々な品種で旬の時期を迎えます。

◎サツマイモ

寒くなってくるとサツマイモのおいしい季節になります。10月~1月ごろが旬の時期。スーパーなどで見かけるようになります。

◎ユズ

ユズが取れるのは11月~12月。ユズは柑橘類の中でも酸味が強いため、搾って焼き魚に掛けるなど、主に調味料として使われます。

冬至になるとお風呂にユズを浮かべ、柚子湯に入るという習慣があります。

◎ごぼう

ごぼうの旬の時期は11月~12月ごろで、冬の煮物料理などによく使われます。

◆立冬の「季節の花」

◎モミジ

立冬の頃からモミジの紅葉が始まります。見ごろとなるのは11月中旬~12月下旬ごろまで。

◎菊

日本の秋の花と言えば菊。10月中旬~12月中旬ごろに咲きます。

◎茶の花(チャノキ)

私たちが普段飲んでいるお茶は、緑茶も紅茶も烏龍茶も、すべてチャノキという植物の葉っぱからできています。

このチャノキはツバキ科で、花をつけるのが10月上旬~11月下旬ごろ。立冬の時期に茶畑ではツバキによく似た花が見られるようになります。

◎シクラメン

様々な品種のあるシクラメンの開花期は10月~3月ごろ。冬の間は見かけることができます。

◎サザンカ

サザンカはツバキとよく似た花ですが、サザンカのほうが先に咲きます。開花期は10月上旬~1月下旬ごろ。

次に「いい歯の日」について。

なぜ11月8日が「いい歯の日」なのかというと、11月8日という日付が「いい(11)は(8)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「いい歯の日」については日本歯科医師会(日歯)によって1993(平成5)年制定された記念日となります。
日本歯科医師会によるとこの日を「いつまでも美味しく、そして、楽しく食事をとるために、口の中の健康を保っていただきたい」という願いを込めた記念日としています。
厚生労働省では「8020運動」というものが推進されていますが、「いい歯の日」についてもこの運動の一環となっています。
「8020運動」というのは「80歳になっても自分の健康な歯を20本以上保つ」ということを目標にした運動となります。
若いうちからちゃんと歯のケアをしていないと、年齢を重ねた時に健康な歯を残しておくことはとても難しいです。
最近では高齢者が増えていわゆる「超高齢化社会」を迎えていますが、入れ歯をしている高齢者の割合は年々減少しているそうです。
これは歯科医療が発達したという事が理由の一つとして挙げられますが、日本人一人一人に予防歯科が普及したことが大きな要因だとされていて、病気になる前に歯医者へ行く人が増えたからだとされています。
皆さんも「いい歯の日」をきっかけにして歯の検診を受けてみてはいかがでしょうか。

歯の治療の一つで「抜歯」というものがありますよね。
虫歯などによってやむなく歯を抜かなくてはならなくなってしまったり、人によっては親知らずが生えてきてしまってそれを抜くという時もあります。
歯医者によっては抜歯後に「抜いた歯をどうしますか?」と聞いてくれて、歯を持ち帰れるようなこともあります。
しかし、抜歯した歯を持ち帰らなかった場合には、その後に自分の歯はどのように処分されているのでしょうか。
歯医者によって対応は違うようですが、あまりにも虫歯などでボロボロになっているような歯は医療廃棄物として処分してしまうそうです。
逆にそこまで損傷の激しくない歯についてはそのままホルマリン漬けにして保存して、大学や専門学校での勉強教材として利用されたり、歯科医の研究材料として利用されるということもあるそうです。

歯を磨く時には欠かせない歯磨き粉ですが、どう見てもペースト状なのになぜか「歯磨き粉」という名前で不思議に思ったことがありませんか?
実は歯磨き粉が歴史上に初めて登場して商品化されたころには、実際に粉だったそうなんです。
日本初の歯磨き粉が発売されたのは1643年であり、江戸時代のころでした。
当時の歯磨き粉は貝殻の粉末や塩などを混ぜ合わせたものであり、ペースト状ではなく粉状のものでした。
しばらくして明治時代になるとようやくペースト状の歯磨き粉が登場したのですが、200年以上も歯磨き粉という言葉を使っていたため、すっかりと歯磨き粉という言葉が定着していました。
以上のことから、今日にいたるまで歯磨き粉の呼び方は変わっていないのです。

*皆様は「いい歯」していますか?きちんと歯を磨いていてもある日「虫歯」になりますね。疲れているときは「歯茎」が弱くなります。体全体を気をつけていないと歯にも影響がでるということですね。

次に「刃物の日」について。

なぜ11月8日が「刃物の日」なのかというと、11月8日という日付が「いい(11)は(8)」という語呂合わせであることが由来となっています。
また、11月8日が「ふいご祭」が行なわれる日である事も由来の一つとなっています。
「ふいご祭」とは鍛冶屋や鋳物師などのふいごを使って仕事をする職人が、この日一日は仕事を休んでふいごを清めて祝う行事となっています。
「刃物の日」については以下の全国の刃物を取り扱っている関係者によって制定された記念日となります。
・岐阜県関市
・岐阜県関刃物産業連合会
・新潟三条庖丁連・越前打破物協同組合
・東京刃物工業協同組合
・京都利器工具組合
・高知土佐山田商工会
・島根県吉田村
・堺刃物商工業協同組合連合会
刃物を取り扱っている関係団体によるとこの日については「生活文化と切りはなせない道具の刃物を、作り手と使い手が一緒になって感謝する日」として祝う記念日となっています。
刃物の職人でなかったとしても人間の生活には刃物は欠かせないですよね。
例えば包丁やハサミなどがなかったりすると、日常生活がかなり不便なことになってしまいますよね。
また、最近ではいわゆるDIYというものが流行していますぐあ、のこごりが無いと日用大工なども出来なくなってしまいますよね。

日本語には物事の辻褄が合わなかったり、ちぐはぐになったりすることを表す言葉として「とんちんかん」という言葉がありますよね。
何とも不思議な語呂の「とんちんかん」という言葉ですが、実はこれは鍛冶屋が刃物を打つ音が由来となっているのは知っていましたか?
鍛冶屋が刃物を打つ時には、職人が複数人で協力して鉄がまだ真っ赤で熱いうちに槌で刃物を打ちます。
その時に上手くお互いの息があっている場合には「トンテンカン」というリズムになるのです。
しかし、技術が足りない人などがいて呼吸が合わなかった場合にはリズムがくるってしまって「トンチンカン」という音になってしまいます。
このことから辻褄があわないことやちぐはぐになったりすることを「とんちんかん」というようになったのでした。

普段何気なく使っている食卓用ナイフですが、普通のナイフとは違って刃先が丸くなっていますよね。
これは刃先がとがっていると食事中に危ないことや、食事中に凶器となってしまうことが理由だと考えられていますが、実は違うのです。
西洋でナイフが使われるようになってからは、ナイフが食べ物を切り分けたりそのまま刺して食 べられる便利アイテムだったことから、しばらくはフォークなどが普及しませんでした。
そして、中世になって貴族がご飯を食べる時にも依然としてナイフの刃先は尖っていたのです。
しかし、貴族はナイフの刃先がとがっている事から、ナイフを爪楊枝代わりに使い始めたのです。
食卓用ナイフを爪楊枝代わりに使うことはマナー違反とされていたのですが、みんなが当たり前のようにやっていたことから、誰もが爪楊枝のようにナイフを使っていました。
その貴族たちの食事のマナーの悪さを見兼ねたルイ13世の側近であったリシュリューが、家にあったナイフの刃先を全て丸くしてしまったのです。
こうした取り組みがマナー違反をよく思っていなかった人たちの関心を集め、やがてナイフの刃先を丸くするのがブームとなって、食卓用ナイフといえば刃先が丸いものになっていったのでした。

*僕は一人暮らしなので週に一回くらいしか包丁を使いませんが、安価な包丁はすぐに切れ味が悪くなってしまいますね。なかなか包丁もいいものを選ぶのは難しいですね。皆様はいかがですか?

最後に「レントゲンの日」について。

なぜ11月8日が「レントゲンの日」なのかというと、1895年11月8日にドイツの物理学者・レントゲンがX線を発見したことが由来となっています。
なぜレントゲンがX線の存在に気づいたのかというと、レントゲンが真空管に高電圧をかけて実験をしている時に、真空管の外に置かれた蛍光紙が明るく光ることに気付いたからなんです。
この光については、真空管と蛍光紙の間に1000ページもの厚さの本を置いても透過することからとても不思議なものだと思われました。
そこでレントゲンは、この光に「正体不明」という意味で「X線」と名付けたのです。
X線という名前は少しかっこいい名前のように聞こえますが、当時はこの光の正体がわかっていなかっただけなんですね。
後の研究で、X線は波長がとても短い電磁波であることが判明しました。
なぜX線で体内の様子を撮影できるのかというと、波長が短いため体を通り抜けることができ、体の部位や状態によってその通り抜け方が違うことを利用しているからなんです。
現在でも様々なことで応用されるようになったX線を発見した功績として、レントゲンはノーベル物理学賞を受賞しました。
レントゲンは初代ノーベル賞の受賞者としても有名な人物です。

中年になってくると毎年健康診断が嫌になってくる理由の一つとしてバリウムを使ったレントゲン撮影があげられますよね。
レントゲン撮影を行なう際にはバリウムを飲むことが必須になるのですが、なぜあのような不味いものをわざわざ飲まないといけないのでしょうか。
実はバリウムはX線を通さない性質があることから、バリウムを飲む事によって消化器官の形や壁面を鮮明に撮影できるようになるのです。
しかし、どうせならもっと美味しい味のバリウムを作ってもらいたいところですよね。
バリウムは実はあえて不味く作られていて、バリウムが美味しい味だった場合には胃の動きが活性化して胃酸が分泌されてしまい、レントゲン撮影が上手くいかなくなってしまうそうです。
最近では技術が発展した結果、飲みほすバリウムの量が減ったり、メロン味やイチゴ味のものも登場していますが、基本的に今後もバリウムが不味いことに変わりはなさそうです。

レントゲン検査を受けると患者が被ばくしてしまって健康に被害が出るという噂を聞いた事がありませんか?
確かに身体にX線を照射をするのは人体になんらかの影響が出てしまいそうですよね。
しかし、この心配は全くないといっても良いでしょう。
なぜなら人間は普段生活している状態でも常に放射線を浴び続けているからなんですね。
人間が普通に生活しているだけで年間で平均で2.4ミリシーベルトの放射線を被ばくしているそうですが、人体に影響が出始めるのは年間に200ミリシーベルトの被ばくを超えた時だとされています。
健康診断で行なわれているレントゲン検査での被ばく量は0.3ミリシーベルトであり、強いものでも4.0ミリシーベルト程度しか被ばくしないそうです。
このことから一年で数十回はレントゲン検査を受けなければ年間200ミリシーベルトの被ばくを超えることがないことがわかりますし、どう考えてもそんなにレントゲン検査は受けないですよね。
被ばくについて心配をしていた人は安心してレントゲン検査を受けてください。

*確かにレントゲンやCTは医者にとっては便利なモノかもしれませんが、患者にとっては「被爆させられている」という困難がつきまとい、あまりいい感じはしません。僕は入院中何十回もCTやレントゲンを撮影されましたが何回かは拒否しました。被曝量を超えていたからです。テクノロージーの現代において、レントゲン以上でかつ「安全な」装置を作ることが出来るはずなのにできないのはなぜでしょうか?

本日も宜しくお願いいたします。

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https://higashiyamarintaro.net/

2020年3月29日夕方『新コロナは中国が意図的に作った菌』と書いたら『5,000本』あった記事を全部消されましたので『ゼロ』からID(アドレス)を作り直しました。『私のブログに登録』してくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしました。改めてよろしくお願い申し上げます。

『3・11』の時『東日本震災の真実』を書いた時もブログ1,000本を民主党政権に抹殺されました。

これからも負けずに書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*今日の記念日は他にもあります。

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