「私たちよりずっと多くのことをしていた」:ABBAがビートルズと自分たちを比較し、そこから学んだこと
ビートルズ ― 彼らについてこれ以上何を言えるだろうか?
史上最も成功し、最も影響力のあるロックバンド ― それがビートルズだ。率直に言えば、ビートルズに関してはすでに語り尽くされており、これ以上付け加えることは、すでに粉々になったピニャータをさらに叩くようなものかもしれない。ポピュラー音楽におけるビートルズの影響を語ることは、車輪が交通や物流に与えた影響を語るのと同じようなことだ。言い換えれば、ビートルズの存在はそれほどまでに重要なのである。
問いは「誰がビートルズから影響を受けたのか?」ではない。むしろ「ビートルズから影響を受けなかったのは誰か?」だ。ビートルズの音楽的インスピレーションから逃れることは、ハリケーンの中で水から逃れようとするようなもの ― ほぼ不可能なのだ。そういう意味で言えば、1970年代、80年代、90年代、2000年代、そしてその後の多くのミュージシャンたちは、ビートルズから深い影響を受けている。その中には、スウェーデンのポップ・デュオ、ABBAも含まれている。
ビートルズは何でもできた ― ABBAもそうなりたいと願った
ビートルズの最も注目すべき特性の一つは、その多様性である。彼らはティーンアイドルからロックンローラーへ、さらにはサイケデリックの探究者から本物の伝説へと変貌した。彼らはあらゆることをやり、その音楽と姿は決して同じではなかった。音楽的に言えば、これを成し遂げたミュージシャンやバンドは数えるほどしかいない。ABBAもそれを試み、ある人々にとっては実際に達成したと言えるだろう。
一見すると、ビートルズとABBAにはあまり共通点がないように思える。しかし、インスピレーションを受けるというのは、必ずしも明確な類似性を持つことを意味しない。むしろ、それは「前者の一部が後者の中に生きている」ということだ。そうした観点で、ここではビートルズがどのようにABBAに影響を与え、彼らに音楽の多様性を追求させたかを見ていきたい。
『Record Collector』誌のインタビューで、ベニー・アンダーソンは次のように語っている。
「彼ら(ビートルズ)は、ある意味で常に自分たちのスタイルを持っていたんだ。私たちよりもずっと多くのことをしていた。でも彼らがやっていたことは、ひとつの曲を聴くと、次のシングルは前の曲とはまったく違うものになっていて、その次も、その次も、その次もそうだった」。
さらにベニーはこう付け加えた。
「だからこそ、例えば『悲しきフェルナンド』をやったら、アルバムには『ダンシング・クイーン』や『ママのことづけ』のような別のタイプの曲を入れたくなる。それが聴く価値を生むんだ」。
ビートルズの影響は今も生きている
つまり、スウェーデンのポップグループもまた、ビートルズの影響が彼らのキャリアを通じて息づいている一例だと言えるだろう。実際、ビートルズのキャリアが華々しく幕を閉じて以来、作られてきたポップやロックのすべての音楽には、その影響が存在すると言っても過言ではない。
音楽はビートルズの影響から逃れることができるのだろうか?
私たちの答えは ― できれば「ノー」であってほしい。