5月14日土曜日夕方
【熊本地震・震災・ライフライン&交通情報】
皆様こんばんは。今日で熊本震災が起きて1か月となりました。復興は思ったほど進まず、今回の被害の大きさを物語っています。
昨日13日午後13時半現在、25市町村に244カ所の避難所が設けられ、1万477人が避難しています。ピークだった本震翌日の4月17日朝の18万3882人の6%程度となりましたが未だに1万人の方々が苦しんでいるのには心を心を痛めます。
地震活動は依然として活発な状態にあります。福岡管区気象台によると、昨日13日午後22時までの震度1以上の地震の回数は阪神大震災の余震のおよそ2.4倍の1422回に達しました。12,13日も最大震度4を観測する地震が発生。政府の地震調査研究推進本部は13日、最低2か月程度は震度6弱以上の地震が発生する可能性が否定できないとして注意を呼びかけました。
また急に暑くなり今日午後15時までの最高気温は『熊本市で30度4分』『山鹿市で30度2分』『菊池市で30度』と3地点で今年初めて真夏日を観測したほか『益城町にある熊本空港で29度3分』『南阿蘇村で28度8分』などと広い範囲で夏日となった昨日13日より気温が上がっています。『避難所の中』まさにサウナ状態!場所によっては40度以上ある箇所もあることでしょう。ノロウイルス、食中毒、肺炎などの病気には今後も要注意が必要です。
ライフラインは水以外はほぼ回復しましたが未だに益城町中心とした2642世帯が断水を強いられています。避難所に居る被災者は減っても『住宅被害は8万657棟』に上り、全住宅復旧までは次のオリンピックまでかかるようです。
阪神路淡の2.4倍の地震数を記録し未だに更新している熊本。阿蘇山の大噴火の恐れもあり予断を許せません。
ボランティアはようやく「日本全国」から募集を再開した自治体と、現地のみの募集にこだわる自治体の差があり、今後の復旧に支障が生じないかと危惧しております。
1.被災地情報
①地震1か月で黙とう、市の雇用支援策!
一連の熊本地震で、最初の震度7の地震から1か月となった14日、熊本市の災害対策本部では、犠牲者に黙とうをささげると共に地震で仕事を失った人たち、50人程度を市の臨時職員として雇用する新たな支援策も決めました。
一連の地震の発生から1か月となるきょう、熊本市役所では犠牲者を追悼するため半旗が掲げられ、午前10時から開かれた災害対策本部の会議では、冒頭、大西市長や市の幹部らが1分間の黙とうを捧げました。
そして会議では、地震で仕事を失った人の生活再建につなげるため50人程度を市の臨時職員として雇用する支援策を決めました。
対象は18歳以上で、5月23日から募集を始め、採用された人は6月1日から原則として3か月間、避難所の運営業務などにあたるということです。
会議の中で大西市長は「地震による失業や廃業で経済的なダメージを受ける方に適切な支援を行うことが生活再建につながる。
今日1か月の節目を迎えたが1か月後には被災者の方に『元の生活を取りもどしてきたぞ』と思っていただけるよう力をあわせてがんばろう」と述べました。
②地調委「最低1か月程度は十分注意」!
一連の熊本地震の今後の見通しについて、政府の地震調査委員会はきょう、地震活動に減る傾向は見られるものの、過去の地震の例などから、今後、少なくとも1か月程度は熊本県では震度6弱程度、大分県では震度5強程度の揺れを伴う地震に十分注意するとともに、激しい揺れを伴う別の地震にも注意が必要だとする見解をまとめました。
政府の地震調査委員会はきょう開かれた定例の会合で、4月14日から続く一連の熊本地震の活動について検討し、その内容を公表しました。
それによりますと、4月14日からの一連の地震活動は、全体としては減る傾向が見られるとした上で『大分県中部では減衰』している一方、『熊本県の熊本地方と阿蘇地方では減りながらも依然、活発』だとしています。
一方、過去の地震では、平成16年の新潟県中越地震などで本震の1か月から2か月後に、マグニチュード5程度の余震が発生しているほか、九州ではマグニチュード6を超える規模の大きな地震が起きた2,3か月後に、同じくらいの規模の別の地震が周辺で発生したことがあると指摘しています。
このため、今後、少なくとも1か月程度は、『熊本県の熊本地方と阿蘇地方では震度6弱程度』、『大分県中部では震度5強程度の揺れを伴う地震が発生するおそれ』があり、十分注意する必要があるほか、今後、少なくとも2か月程度は熊本県から大分県にかけて、震度6弱以上の激しい揺れを伴う別の地震にも注意が必要だとする見解をまとめました。
また、今回の一連の地震を踏まえ、前震のあとに規模の大きな本震が起きた場合の余震の発生確率を評価する方法について議論していくとしています。
地震調査委員会の平田直委員長は「現時点で周辺の活断層で地震が活発化する兆候はみられていないものの、今後の状況はわからないため、注意してほしい。
また、そのほかの地域でも活断層がある場所などでは、ふだんから家具の固定や耐震化などの備えを進めて欲しい」と話しています。
③避難者なお1万人、余震1400回超、熊本地震1カ月!
熊本県を中心にした一連の地震は、発生から14日で1カ月となりました。1400回を超える余震があり、今なお、1万人以上が避難所で生活を送っています。
県によると、地震による死者は49人、安否不明が1人。ほかに19人について関連死の可能性があるとしています。住宅被害は8万657棟にのぼります。電気、ガスは県内全域で4月中に回復しましたが、益城町や西原村など2町2村の約3千世帯で断水が続いています。
13日午後13時半現在、25市町村に244カ所の避難所が設けられ、1万477人が避難しています。ピークだった本震翌日の4月17日朝の18万3882人の6%程度となりました。
地震活動は依然として活発な状態にあります。福岡管区気象台によると、昨日13日午後22時までの震度1以上の地震の回数は、阪神大震災の余震のおよそ2.4倍の1422回に達しました。12,13日も最大震度4を観測する地震が発生。政府の地震調査研究推進本部は13日、最低2か月程度は震度6弱以上の地震が発生する可能性が否定できないとして、注意を呼びかけました。
➃熊本地震1か月「地獄にいるよう」夫婦、今も小屋生活!
熊本県益城町で被災した米満隆さん(79)と京子さん(78)夫妻。30年ほど前に改築した2階建ての農作業小屋が本震で倒壊し、築27年の自宅も傾きひびが入り、敷地内の別の小屋で暮らしています。
地震から1週間ほどは「混乱して何が必要か、何をすればいいのか分からなかった」。「今は先が思いやられてどうしようもない。地獄にいるように感じるよ」と話しています。
益城町中心部がボランティアらの応援で復興し始めたことを知り「平田地区は地震のときから時間が止まったままだ」とため息。
夫の隆さんは地震後、両足がむくみ靴が入らないため地下足袋を履いています。京子さんも悪かった足腰が悪化したといいます。「早く(農業)小屋と自宅を解体したい。いつになってもいい、次は平屋の小さい家を建てたい」と話しています。
⑤ソニー、熊本工場の一部生産再開、完全復旧の時期は未定!
ソニーは昨日13日、熊本地震で被災したデジタルカメラなどの画像センサーの工場(熊本県菊陽町)について、一部の生産を9日から再開したと発表しまし。完全復旧の時期は未定とのこと。一方ニコンは同日、ソニーの被災などでカメラ生産が減る影響で、2016年9月中間決算で営業損益が100億円ほど悪化する見通しを示しました。まだ部品在庫はありますが、今後は生産を縮小する見通し。
⑥熊本市で真夏日熱中症十分注意!
熊本県は熊本市などで30度を超えて、ことし初めて真夏日となるなど各地で気温が上がっていて、気象台は熱中症への対策など健康管理に十分注意するよう呼びかけています。
気象台によりますと、熊本県は14日も晴れて朝から強い日ざしが照りつけ、気温が上がっています。
午後15時までの最高気温は、『熊本市で30度4分』『山鹿市で30度2分』『菊池市で30度』と3地点でことし初めて真夏日を観測したほか、『益城町にある熊本空港で29度3分』『南阿蘇村で28度8分』などと広い範囲で夏日となった昨日13日より気温が上がっています。
気象台によりますと、明日15日午後にかけても晴れ、暑さが続く見込みで、気象台は、熱中症への対策など健康管理に十分注意するよう呼びかけています。
⑦鶴屋デパート本館営業再開!
一連の地震後、本館の営業をやめていた熊本市にある県内唯一のデパートは地震発生から1か月となる14日、化粧品や食品を扱う本館の営業を再開し、多くの消費者が買い物を楽しみました。
熊本市中央区にある県内唯一のデパート、「鶴屋百貨店」では、本日14日から化粧品や食品などを扱う本館の一部を再開しました。
午前10時の開店前には再開を待ちわびた多くの消費者が列を作りました。
開店すると、訪れた人は次々に入店し、化粧品を試しながら従業員の説明を聞いたり、地下の食料品売り場で総菜を買い求めたりしていました。
このデパートは地震によって建物の一部が壊れ、築年数がたっている本館の営業ができずにいましたが、デパートの顔でもある化粧品や食品などの販売を始めて欲しいという顧客からの要望を受けて補修を優先的に進め、営業の一部再開にこぎつけました。
鶴屋百貨店婦人洋品部の森田祐司部長は「被災された方が買い物で少しでも笑顔になってもらえればうれしい」と話していました。
⑧熊本市でも仮設住宅建設始まる!
一連の地震で多くの住宅が被害を受けた熊本市で、本日14日から市内で初めてとなる仮設住宅の建設が始まりました。
仮設住宅の建設が始まったのは、熊本市南区城南町にある、普段は野球場として利用されている広さおよそ1.5ヘクタールの「塚原グラウンド」で、96戸の仮設住宅を建設する予定です。
本日14日は午前8時前から建設業者およそ10人が図面を見ながら測量をして仮設住宅を建てる位置を決め杭を打ち込んでいきました。
これらの仮設住宅はおよそ1か月で完成し、6月中には入居が始まる予定で、熊本市は、きょう建設を始めた分を含めて市内であわせて450戸を建設する計画です。
仮設住宅の建設は、県内では熊本市以外でもこれまでに益城町や西原村など、12の市町村でおよそ1100戸の建設が始まっています。
⑨市避難所に要援護者185人!
一連の地震で、熊本市では「要援護者」と呼ばれる支援が必要な高齢者や障害のある人たち、少なくとも185人が避難所での生活を余儀なくされていることが分かり、市では市営住宅などに優先的に入居してもらう準備を急いでいます。
熊本市は、一連の地震の被災者のうち、みずから住宅を探すことが出来ず避難所に取り残される可能性が高い高齢者や障害者などの「要援護者」が置かれた状況について調査を進めてきました。
市の関係者によりますと、これまでの調査の結果、少なくとも159世帯、合わせて185人の「要援護者」が避難所での生活を余儀なくされていることが分かりました。
『障害者が116人と最も多く』次いで『要介護認定を受けている高齢者が59』、『妊婦や乳児の母親が10人』となっています。
市内には支援を必要とする人向けの「福祉避難所」もありますが、家族と離れたくないといった理由で避難所にとどまるケースもあるということです。
東日本大震災など過去の大規模な災害では長期間の避難所生活による「要援護者」の健康の悪化が課題になってきただけに、市では、調査をふまえて、市営住宅の空き部屋などに優先的に入居してもらう準備を急ぐことにしています。
⑩避難所で眠れない時の対応法!
熊本地震の被災地では避難所などで不眠を訴える人が相次いでいることから厚生労働省は、眠れない時の対応方法をまとめたパンフレットを作成し避難所などに配布することになりました。
このパンフレットは厚生労働省が『日本睡眠学会』に依頼して初めてまとめました。
この中では、震災の直後には大きなストレスを感じているため眠れなくなるのは自然な反応だとした上で、避難所などでできる工夫を紹介しています。
夜、寝つかれない時には『自然な眠気が来るまで静かに横になり靴下や手袋をつけて手足を暖かく保つこと』や『いったん起きて少し明るい部屋で座って過ごす』ことなどを勧めています。
また『子どもの前ではなるべく震災の話はせずに年長の子どもでも添い寝をし安心感を与えてほしい』としています。
そして、避難所では眠れない人が夜間に起きて過ごせる部屋や日中、仮眠がとれるよう間仕切りなどでプライバシーを保ったスペースを設けるなどの対策を紹介しています。
パンフレットは来週から避難所などに配布する予定で、厚生労働省は「よく眠れない状態が続くと体や心の健康が乱されるおそれがある。
紹介した対応方法を避難生活で役立ててほしい」としています。
⑪農林水産被害1300億円超!
一連の地震による熊本県内の農林水産業の被害額は、新たに農業用施設などの被害が確認されたことから1300億円を超えたことが分かりました。
熊本県農林水産部によりますと一連の地震による農林水産業への被害額は12日まででおよそ1345億円にのぼったということです。
前回の4月30日時点の調査から300億円あまり増加していて熊本県の自然災害としては過去最大の被害額を更新しました。
このうち『農業関係は収穫したコメを乾燥する施設や野菜の選別作業を行う工場、それに牧場ののり面が崩壊する被害などが確認されたことでおよそ175億円増加』しました。
また『林業関係では、八代地域などで116カ所、新たに山林の崩壊が見つかったことなどでおよそ133億円増え』ました。
さらに『水産関係では、養殖していたコイ、ヤマメやウナギなどが死んだり、養殖するための水槽が壊れたり』したことなどでおよそ13億円増加しました。
県では、寸断されていた道路が復旧したりするなかで新たな被害が判明するケースが多いということで今後被害額はさらに増える可能性があるということです。
⑫熊本市民病院を移転新築へ!
地震で建物が被災し、診療機能が制限されている熊本市民病院について、大西一史市長は病院を別の場所に新築し、2年後の平成30年度中の再建を目指す考えを示しました。
熊本市東区にある熊本市民病院は一連の地震で被災し、リスクの高い分べんなどを行う周産期医療の拠点機能が担えなくなっているほか、入院患者の受け入れもできなくなっています。
この問題について昨日13日、熊本市の大西一史市長が臨時の会見を開き、市民病院を現在の場所から東区東町4丁目にある公務員住宅の国有地に移転する考えを示しました。
現在の場所よりも空港が近いなど、利便性が良く、敷地もこれまでより広い2万平方メートルになるということで、今後、用地取得の交渉を行い、平成30年度中に再建したいとしています。
5月下旬にも有識者による懇談会をたち上げて議論を進め、今年度中の着工を目指すということです。
大西市長は「子どもを始めとした市民の命を守るためには病院の移転新築が最も早いと判断した。
この状態を1日も早く脱して、安全安心な医療体制を確保していきたい」と話しています。
一方、現在の建物については今月末に被害調査の結果がまとまる見通しで、その結果を踏まえた上で、新しい病院が完成するまで、病院の機能を縮小して運営したいとしています。
⑬非常災害指定で初の復旧!
国が自治体に代わり熊本地震からの復旧工事を行えるようになる政令が昨日施行され、国は、熊本県と南阿蘇村からの要請を受けて、工事に高度な技術が必要な県道と村道の復旧工事を行うことを決めました。
国が自治体に代わって復旧工事を行えるようになる大規模災害復興法の非常災害に指定する政令は昨日13日施行され、これを受けて熊本県の担当者が国土交通省の九州地方整備局熊本河川国道事務所を訪れました。
そして損傷が激しく工事に高度な技術が必要な西原村と南阿蘇村を結ぶ県道およそ10キロの復旧を要請する文書を担当者に手渡しました。
国は、この要請を認め、県に代わって工事を行うことを決めました。
また南阿蘇村からも村道の復旧の要請があり、国が工事を行うことになりました。
大規模災害復興法は、東日本大震災のあとに施行された法律で、非常災害への指定は今回が初めてです。
⑭「不安」今も車内で 益城町で780人超!
震度7の地震を2度観測した熊本県益城町では、自宅の倒壊や余震への不安で家に帰れず、車の中で寝泊まりを続けている人が、昨日13日の時点で少なくとも782人に上っています。
⑮南阿蘇村東海大学の学生アパート6割が危険!
熊本地震によって学生3人が死亡するなど大きな被害が出た熊本県南阿蘇村の東海大学で、学生が生活していた集合住宅の被災状況をまとめたところ、60%余りが危険な状態と判断されていたことが分かりました。
⑯くまモンが大阪で握手会 支援に感謝伝える!
熊本県の人気キャラクター「くまモン」が、地震の被災地への支援に感謝を示そうと初めて九州を出て、昨日13日大阪で握手会を開きました。握手会は大阪・中央区にある熊本県産品の販売店「熊本よかもんSHOP」で開かれ、集まった人たちは、くまモンが登場すると握手をしたり抱きあったりして喜んでいました。
⑰助成金活用して雇用維持を 休業企業に呼びかけ!
地震の影響で休業に追い込まれた企業が従業員の雇用を維持した場合に受けられる助成金についての相談が、これまでに熊本県内で2000件余りに上ることが分かりました。労働局は、休業を余儀なくされている企業に、助成金を活用して雇用を維持し続けるよう呼びかけています。
⑱首相 補正予算案の早期成立で復旧復興を加速!
熊本地震に対応するための今年度の補正予算案は、昨日13日国会で審議入りし、安倍総理大臣は、被災者の生活再建などに機動的に対応するため財政面からも万全を期す必要があるとして、補正予算案を早期に成立させ、復旧・復興を加速したいという考えを示しました。
2.給水・断水
「県内の断水2642世帯」
熊本県内では、地震の影響で、本日14日午前11時の時点で、4つの町と村の2642世帯で断水が続いています。
『益城町』のおよそ10%にあたる1118世帯
『南阿蘇村』の1004世帯
『西原村』のおよそ17%にあたる458世帯
『御船町』の62世帯
となっています。
「本日5月14日の給水場所」
『熊本市』
・熊本市上下水道局
『菊陽町』
・光の森町民センター
『益城町』
・益城町役場
・広安小学校
・ひろやす荘
・総合体育館
・保健福祉センター
・中央小学校
『御船町』
・玉虫団地
*午前7時~午後18時
・中野消防倉庫
*午前8時30分~午前8時50分と午後14時30分~午後14時50分
・座女木入口
*午前9時~午前9時20分と午後15時~午後15時20分
・下山バス停
*午前9時30分~午前9時40分と午後15時30分~午後15時40分
・田代西部分館
*午前9時45分~午前9時55分と午後15時45分~午後15時55分
・玉来郵便局
*午前10時~午前10時30分と午後16時~午後16時30分
『西原村』
・ 山西小学校
・河原小学校
・西原中学校
*24時間
・高遊地区
*午前7時~午後21時まで
『美里町』
・美里町役場中央庁舎
『南阿蘇村』
・南阿蘇中学校体育館
・下田区消防詰所前
・長野公民館下
・東下田中組防火用水前
・旧立野小学校
・栃木公民館
・、沢津野公民館
・東急第一別荘
*午前9時~午後18時まで
3.住宅提供
「『みなし仮設」申し込みの手続き」
『みなし仮設」は住宅が大きな被害を受けた被災者が入居する民間の賃貸住宅を『仮設住宅』とみなして、その家賃を自治体が負担する制度です。
・対象となるのは住宅が「全壊」もしくは「大規模半壊」の被害を受けた人です。
・家賃は原則として1か月6万円以下で、乳幼児を除いて5人以上の世帯では9万円以下です。
光熱費や水道代、駐車場代などは入居者の負担になります。
・自治体が家賃を負担するのは最長で2年間です。
・『みなし仮設』の手続きは、各市町村の窓口で受け付けています。
・すでに個人で賃貸住宅を契約して入居している場合も、条件に該当する場合は『みなし仮設』の対象になります。
*問い合わせ: 熊本市の窓口 建築政策課
*電話:096-328-2438
*益城町の窓口:益城町住まい支援チーム
*電話:096-289-1480
*そのほかの市町村については各市町村の窓口へお問い合わせください。
4.住まい
「被災した建物の調査 その違いは?」
地震の被災地では、被害を受けた住宅について3種類の調査が行われますが、その違いについてお伝えします。
被害を受けた住宅に関する調査はこの3種類です。
(1)応急危険度判定
(2)被害認定調査
(3)被災度区分判定
です。
これらの調査は、調査を担当する人や、調査の目的がそれぞれ異なるので、注意が必要です。
・『応急危険度判定』
自宅に色のついた紙が貼られている人も多いのではないでしょうか。
これは『応急危険度判定』の結果を示したものです。
調査は、自治体が認定した『応急危険度判定士』が行い、「危険」「要注意」「調査済」の3段階で評価します。
『応急危険度判定』の目的は2次災害を防ぐことです。
建物が倒壊するおそれはないか、余震で外壁やガラス窓が落ちてくる危険性はないか。
住民の安全を守るために緊急に行う調査です。
・『被害認定調査』
市町村による住宅の『被害認定調査』です。
益城町の場合は、調査が終わった建物には「調査済」の紙が貼られます。
これはさまざまな支援を受けるために必要な「り災証明書」を発行するための調査です。
市町村の職員が調査にあたり、住宅の損害の程度を「全壊」「大規模半壊」「半壊」の3段階で示します。
この結果が仮設住宅に入居したり被災者を対象としたさまざまな支援を受けたりする場合の基準になります。
最初に紹介した『応急危険度判定』の結果とはまったく別のものであることに注意してください。
たとえば、応急危険度判定で(危険度判定の赤紙パターン)この「危険」の赤い紙が貼られた建物でも、被害認定調査で必ずしも「全壊」と認定されるわけではありません。
・『被災度区分判定』
『被災度区分判定』は、被害を受けた住宅に住み続けるためにどのような修理や補強をしたらいいのか具体的に判断する調査です。
この調査は自治体ではなく、住宅の持ち主が、民間の建築士などの専門家に個別に依頼して行うものです。
5.交通
「県内の交通の影響」
『在来線』
JR豊肥線は▽熊本県の肥後大津と▽大分県の豊後荻との間が土砂崩れのため当面、運転できないということです。
『三セク鉄道』
南阿蘇鉄道も、土砂崩れのため全線で列車の運転ができなくなっていて、復旧までにはかなりの時間がかかる見通しです。
『高速道路』
このほか、九州自動車道は、すでに全線で通行できるようになっていますが、道路の一部が損傷している影響で車線が規制されるなどしています。
6.ボランティア
「災害ボランティアの活動状況」
県内の各市町村のボランティア募集についてお伝えします。なお受け付け時間は日によって変わる場合があるほか、定員に達するなどして受け付けが中止になることもあります。
事前に各災害ボランティアセンターの問い合わせ先やホームページなどでご確認の上、お越しください。
『熊本市』:災害ボランティアセンター
・ 熊本市中央区の「花畑広場」
・午前9時に受け付けを開始
・問い合わせ:
090-6653-1552
090-6653-1648
090-6653-1649
・午前9時~午後17時まで
『益城町』
・災害ボランティアセンター
・益城町安永「井関熊本製造所グラウンド」
・午前9時に受付開始
・問い合わせ先:096-289-6090
『南阿蘇村』
*熊本県内の方の受付
・災害ボランティアセンター
・南阿蘇村久石「久木野総合福祉センター」
・午前9時に受け付けを開始
・問い合わせ:0967-67-2511
*熊本県外の方の受付
・大分県竹田市荻町「ベースキャンプ」
・問い合わせ:
0974-64-6870
090-3099-9542
090-3099-9642
・午前9時~午後19時まで
『西原村』
・ボランティアの受付場所:西原村鳥子東京カソード研究所跡地
・午前20時半に受付を開始
・問い合わせ:096-279-4425
『合志市』
・事前にボランティアの登録が必要
・登録の窓口: 保健福祉センターふれあい館合志市社会福祉協議会
・募集は『市内に在住または勤務』している方に限っています。
・問い合わせ:090-8348-3240
・午前9時~午後17時まで
『菊池市』
・事前にボランティアの登録が必要
・今後の受け入れは『菊池市内の方』に限っています。
・問い合わせ:
090-8348-3147
090-8348-2821
・午前9時~午後16時まで
『宇土市』
・災害ボランティアの受付:宇土市旭町「宇土市民体育館」
・午前8時半に受付を開始します。
・募集は『熊本県内の方のみ』です。
・問い合わせ:0964-23-3756
『宇城市』
・事前にボランティアの登録が必要
・災害ボランティア受付:宇城市松橋町豊福の県自動車運転免許センター跡地、県博物館ネットワークセンター多目的広場
・問い合わせ:
090-6653-1573
090-6653-1442
090-8348-2529
午前8時半から午後5時まで
『阿蘇市』
・必要に応じてホームページやツイッターで募集します。
・問い合わせ:0967-32-1127
『山都町』
・ 災害ボランティアセンターでの受け入れは『山都町内の方』。事前にボランティア登録が必要
・問い合わせ:0967-82-3345
『大津町』
・災害ボランティア受付:大津町森「大津町運動公園」
・午前9時に受け付けを開始
・当面、自家用車で移動可能な『九州在住の方』に限っています。
・問い合わせ:
090-8348-2570
090-8348-2784
・午前8時半~午後17時まで
『菊陽町』
・菊陽町久保田の菊陽町福祉支援センターの前に災害ボランティアセンターは移転しました。
・次の受け付けは、14日(土)と15日(日)の予定
・問い合わせ:090-8348-2787
・午前8時半~午後18時まで
『嘉島町』
・災害ボランティア受付:嘉島町上島「嘉島町福祉センター」
・当面『熊本県内』の方に限っています。
・問い合わせ:
090-6653-1384
090-8348-2409
・午前8時半~午後17時まで
『甲佐町』
・災害ボランティア: 甲佐町岩下「老人いこいの家」
・『熊本県』に在住、もしくは勤務の方に限定して受け付ます。
・問い合わせ:096-234-1192
『御船町』
・災害ボランティアセンター:御船町木倉の町民グラウンド南側駐車場
・ 午前9時から受付
・問い合わせ:
070-3160-2396
070-3152-3656
・午前9時~午後17時まで
(続く)