7月31日水曜日
皆様おはようございます。あっという間に7月も終わりですね。コロナ感染者が再び増えてきました!体調に気を付けながら夏を満喫したいですね!
今日は「こだまの日」「蓄音機の日」「パラグライダーの日」です。
まず「こだまの日」から。
なぜ7月31日が「こだまの日」なのかというと、1959(昭和34)年に特急こだまが狭軌鉄道で世界最高速記録を達成したことが由来となっています。
当時に達成した世界最高速記録は163キロだったそうです。
この事をきかっけとして日本の新幹線は世界にその名を轟かせることとなりました。
しかし、まだ世界最高速記録を樹立した段階は新幹線を本格的に運用するための実験段階だったため、新幹線が実現したのは5年後である1964(昭和39)年のことだったそうです。
それから50年以上たった今でも「こだま」は東京から名古屋、名古屋から新大阪までをつなぐ日 本人の足として活躍をみせています。
現在では新幹線の性能も発達してきたため、当時の世界最高記録である163キロを遙かに上回る約300キロまで速度を出すことができるようになったそうです。
しかし、駅間が短い事から、実際にお客さんを乗せて運用する際にはこの速度が出されることはないそうです。
この先さらに技術が発展することによって、更に短時間で気軽に日本中を旅できるようになるといいですよね。
日本の新幹線の技術は世界的にも有名ですが、地震の多い日本であるからこその特有のシステムが新幹線には備わっているのです。
それは地震が発生した時に初期微動を検知し新幹線を自動で停止させるというシステムです。
初期微動を検知することにより新幹線の架線の送電が止まり、走行中の列車も止まるという仕組みになっています。
新幹線の運転中には運転士が初期微動を感じるのは難しく、大きな地震が発生してから対処しているのでは大事故につながってしまいますよね。
そのため、初期微動を検知して新幹線を止めるか止めないかは機械によって判断され、その判断も2秒しかかからないそうです。
東日本大震災が発生した際にも東北新幹線で27本の列車が走行中でしたが、大きな揺れが始まる前には新幹線が停止し、けが人を一人も出さなかったそうです。
日本の高速列車を作る技術は世界でも認められており、実際にトップクラスの水準を誇っているそうです。
そして、その高速列車の代表といえば新幹線ですよね。
この新幹線なのですが、先ほども書いたとおり世界的にも評価されていて有名なため、実は英語でも「シンカンセン(Shinkansen)」と呼ばれているほどなんです。
日本の新幹線が世界的に有名になったのは1964年に開催された東京オリンピックの時期でした。
その当時、鉄道インフラに不備を抱えていた日本は「東海道新幹線構想」を実行しようとするのですが、これが世界中に衝撃を与えたのでした。
世界でも一番速いとされていた高速列車でもフランスの170kmしか出す事が出来ず、最高時速200kmを超える構想を発表して世界の度肝を抜いたのです。
そして、見事にオリンピックまでには時速200kmを達成して、日本の新幹線が世界に広まることになったのでした。
*思えば、前の東京オリンピックの年である1964年に新幹線は開通しました。最初は「ひかり」「こだま」だけでしたが、その後、「のぞみ」が出てきて、JR東日本の新幹線も含めると実に多種多様です。「こだまは遅いなあ」と言っている人をたまに見かけますが、何をおっしゃる!「こだま」はれっきとして新幹線、つまり超特急であり、他の在来線の特急よりも遙かに速いのです!たまには「こだま」もいいかもですよ!
次に「蓄音機の日」について。
なぜ7月31日が「蓄音器の日」なのかというと、1877年にエジソンが蓄音機の特許をとったことが由来となっています。
現在では音声レコーダーや録音機などという言葉が使われますが、蓄音器は音を記録する機械の事を指します。
エジソンが発明した蓄音器は「TIN FOIL(ティン・フォイル)」と呼ばれるもので、空気の振動を針に伝えることによって音を刻みこみ、再生をする時には刻まれた溝にそって震動板と呼ばれる部品を動かす仕組みとなっていました。
エジソンは天才発明家として有名ですが、蓄音器を発明した時点で年齢はまだ30歳であり、その時すでに自身の研究によって100以上の特許を取得していたそうです。
現代でいうと、ようやくサラリーマンが仕事をこなせる一人前になった頃には、もう既に様々な後世に残る発明をしていたのですから、天才といわれるのも納得がいきますよね。
7月31日には「蓄音器」にちなんで、レコード音楽が聴けるレトロなバーやカフェなどにいってみるのもいいかもしれませんね。
ビクター社のロゴマークは蓄音器に犬が耳を傾けているのが印象的ですよね。
実はこのロゴマークには感動的な由来が存在していたのでした。
ロゴマークの原画が描かれたのは1889年のことで、イギリスの画家であるフランシス・バラウドによって描かれたものです。
フランシスのお兄さんは犬を飼っていて、非常に優秀で賢いフォックステリアであり「ニッパー」という名前だったそうです。
しかし、ある時飼い主であるお兄さんが亡くなってしまったため、ニッパーはフランシスが育てることになりました。
そして、家にあった蓄音器にたまたまお兄さんの声が吹きこまれていて、その声をニッパーに聴かせたところ、とてもなつかしそうに飼い主であるお兄さんの声を聞き入るのでした。
その姿に心を打たれたフランシスはニッパーの姿を絵として残したのですが、それが現在のビクターのロゴマークになっているのです。
渋谷の待ち合わせスポットとして有名な忠犬ハチ公ですが、実は忠犬ハチ公の鳴き声が録音されたレコードが存在することは知っていましたか?
ハチ公の鳴き声が録音されたレコードは「純情美談 忠犬ハチ公」というタイトルで、今も「忠犬 ハチ公銅像維持会」によって保管されているそうです。
そのレコードの内容はハチ公が主人が亡くなってからもう11年も主人を待ち続けていることが語られた後に、ハチ公の「ウォーン!」という鳴き声が3回繰り返されて終わるといった内容になっています。
なんだかとても切ない気持ちなる内容ですよね。
しかし、レコードはヒビ割れてしまって状態は悪く、プレーヤーで再生できる状態ではないそうです。
*蓄音機の開発でレコードが誕生し、その後、カセットテープ、CD、MDが開発され、今はディスクがなくても音楽は聴けますからね。人間の知恵は果てしないですね。
最後に「パラグライダーの日」について。
なぜ7月31日が「パラグライダーの日」なのかというと、1988年7月31日に北九州市で第1回パラグライダー選手権が開かれたことが由来となっています。
パラグライダーはスカイスポーツの一種ですが、実は意外にも誕生したのが最近なんです。
パラグライダーの原型とされているのはNASAが開発した宇宙船回収用のパラフォイルだとされています。
このパラフォイルを応用して人間もパラシュートを使って山の斜面から走ってジャンプすれば空を飛べると考えられたことからパラグライダーが誕生しました。
初めてパラグライダーに挑戦したのはフランス人であり、1978年に四角いパラシュートを使って山の斜面を降りたことがパラグライダーの始まりだとされています。
以後、10年ほどが経過した1986年ごろから日本にも徐々にパラグライダーが普及し始めました。
パラグライダーは空高く飛んでいるイメージがあるかもしれませんが、それは技術の向上によるもので、当初は山の斜面と並行して滑空して飛ぶのが限界で、飛行時間も5分程度しか無かったそうです。
現在では技術が向上した結果、2~3時間も飛ぶことが可能となっています。
パラグライダーはパラシュートに乗って空からゆっくりと時間をかけて下降していくイメージがありますよね。
しかし、現在のパラグライダーは上昇して高度を上げる事も可能だって知っていましたか?
実はパラシュートを上手く操作して上昇気流に乗る事ができれば、どんどん高度を上げることができるんです。
これは一般のフライヤーでも頑張れば出来る技術であり、過去には高度4500メートルまで上昇させた人もいるそうです。
富士山の高度が3776メートルであることから、富士山よりも遙かに高く高度を上げていることがわかりますよね。
飛行時間をとても長く稼ぐことも出来るため、直線距離では400キロメートル以上も飛行した記録も残っているそうです。
空を飛ぶスカイスポーツにはパラグライダー以外にもハンググライダーと呼ばれるものがありますよね。
パラグライダーとハンググライダーは全く違うスカイスポーツなんですが、違いはわかりますか?
パラグライダーはパラシュートを使って空を飛ぶのに対して、ハンググライダーは三角形の翼の飛行機のような乗り物に手を掛けて空を飛ぶスポーツになります。
パラシュートと比べてハンググライダーの方がスピードが出るため、鳥のように空を飛んでいるような感覚が味わえるようです。
最高速度でいうと100kmを上回ることもあります。
しかし、パラシュートと違って運搬が大変なので手軽さでいえばパラグライダーなのですが、スピード感や爽快感を味わいたい人にとってはハンググライダーの方が人気があるようです。
*皆様は「パラグライダー」に乗ったことありますか?気分爽快ですよ!一度、トライしてみてくださいね。
本日も宜しくお願いいたします。
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