チャールズ国王(以下、国王)は、ナショナル・メモリアル・アーボリータムで行なわれた厳粛な式典において、
軍のLGBTコミュニティのための追悼碑 を除幕した。
現職の君主がLGBTをテーマにした行事に出席するのは、英国史上初めて のこととなる。
国王のほか、国防参謀総長のリッチ・ナイトン卿、退役軍人・国民担当大臣のルイーズ・サンダー=ジョーンズ氏が出席し、
現役のLGBT軍人および退役軍人とともに追悼碑の奉献式が執り行なわれた。
英国では同性間の性行為は1967年にイングランドとウェールズで非犯罪化されたものの、
軍隊では2000年1月まで違法のまま だった。
この追悼碑は、現在奉仕する人々を称えると同時に、
「ゲイ禁止令」のもとで務めた人々の人生を記念するものでもある。
軍の総司令官でもある国王は、今年初めに審査員団が選出したデザインによる追悼碑の前に花を手向けた。
また式典の明るい雰囲気に合わせて、アイルランド近衛連隊軍楽隊 が
『グレイテスト・ショーマン』の楽曲や ABBAメドレー を含む音楽プログラムを
200名以上の参列者のために演奏した。
*これは、現職の君主がLGBTをテーマにしたイベントに出席した初めての例だった(写真:国防省)
追悼碑を正式に奉献した後、国王は退役軍人たちに声をかけて回った――
その中には、かつて同性愛禁止令のもとで“犯罪者扱い”された人々も含まれていた。
また現役軍人たちとも交流した。
英国海軍に所属するリアム・ベル二等兵は、国王と会話したひとりだ。
「国王陛下とお話しできるなんて、本当に素晴らしい体験でした」と語る。
「初めてのLGBTコミュニティ関連のご訪問で、
過去に何が起きたのか、そして未来のために私たちが取り組んでいることを
陛下は時間をかけて話してくださいました。
とても感動的で、心から喜びを感じました」。
*チャールズ国王は、スタッフォードシャーで行なわれた式典で二等兵リアム・ベルと面会した。
1989年に海軍の下級士官として不名誉除隊となったエド・ホール氏は、
式典でスピーチを行うよう依頼された一人である。
式典後、彼は「国王の前で“レズビアン”という単語を言う日が来るなんて思いもしなかった」と冗談めかして語った。
「最も重要なのは、退役軍人コミュニティと現役のLGBTコミュニティにとって、
今日という日が“歴史的瞬間”だということです。
今日は、軍のトップであり国家元首である方が、
私たちの存在を認め、
そして私たちに起きたことが酷いものであったと明言してくださった日なのです。
そして私は、国王の前で“レズビアン”と言う機会まで得たんです」。
退役軍人・国民担当大臣のサンダー=ジョーンズ氏は、BFBS Forces News に対し、
LGBT軍コミュニティ専用の追悼碑が建立されたことは非常に意義深いと語った。
「今日ここで、禁止令のもとで大きな苦しみを受けた退役軍人の皆さんと、
禁止令撤廃後に生まれ、とても誇りを持って奉仕している現役軍人たちが
肩を並べて立つ姿を見ることができて、
本当に素晴らしいと感じています」。
https://www.forcesnews.com/lgbtq/king-and-lgbt-community-come-together-touch-abba-memorial-unveiling


