ビヨルン・ウルヴァースは、ABBAの1974年の大ヒット曲「恋のウォータールー」において、ビートルズが「最大のインスピレーション」だったと明かしています。
ビヨルンは、ホストのナイル・ロジャースが司会を務める、Apple Music 1『Deep Hidden Meaning Radio』への近日放送予定の出演の中で、この楽曲の誕生を振り返りました。
「この曲は、何よりもまずポップ・グループになりたいと願う4人が、ポップの言語、つまり英語で歌うという話なんです。そして、私たちの最大のインスピレーションはビートルズでした。私たちは本当に、彼らのようなポップ・グループになりたかったのです」とビヨルンは、明日放送予定のエピソードで語っています。
「『恋のウォータールー』は、純粋なポップの系譜に連なる曲だと思いますし、1950年代末から60年代初頭にかけて、ブリル・ビルディングで書かれた素晴らしい音楽、キャロル・キングや(ジェリー)ゴフィン、そしてビートルズへと続く流れの中にあると思います。真のポップ・ソング、本当に優れたポップ・ソング——私たちはそこから来ているんです。そして、それを『ウォータールー』で表現したかったのです」。
この曲は、ユーロビジョン・ソング・コンテストで優勝したことで、ABBAが国際的なブレイクを果たすきっかけとなりました。
ビヨルンは、より多くの人々に届く場を求めて、この大会に出場したことも認めています。
「当時、ユーロビジョンはスウェーデンの外に出るための、唯一の道だったんです。その頃、スウェーデンから発信される音楽なんて、誰も耳にしていませんでした」と彼は説明します。
「本当に誓って言いますが、私たちはイギリスやアメリカのレコード会社に、数え切れないほどデモテープを送りました。でも彼らは、聴きもしなかった。だって、どうしてスウェーデンから良い音楽が出てくると思えますか? それが当時の現実だったんです。スウェーデン国外で聴いてもらう唯一の方法が、ユーロビジョンでした。だから私たちはユーロビジョンのために曲を書き、しかも、典型的なユーロビジョン曲とはまったく違う、際立っていて、他とは違うものを選んだのです」。
「正直に言えば、優勝できるとはまったく思っていませんでした。でも、突飛な衣装と、他の曲とは違う楽曲なら目立つことができて、そこからキャリアを築くチャンスが生まれるかもしれない、そう思っていました。そして実際、私たちは優勝し、大きなヒットを手にしたのです」。
「恋のウォータールー」はアメリカで最高6位を記録し、他17か国でトップ5入りを果たしました。
さらにこの曲は、ユーロビジョン65年の歴史の中で“最高の楽曲”も選ばれています。

