3月5日土曜日
皆様おはようございます。体調はGOODですか?3回目のワクチンは終わりましたか?検温しましたか?
今日は「啓蟄」「スチュワーデスの日」「珊瑚の日」です。
まず「啓蟄」から。
「啓蟄」とは二十四節気のひとつであり、二十四節気の3番目に該当する節気となります。
二十四節気は簡単に説明すると365日を24の季節に分けたものとなります。
普通の季節は四季で表現されますが、さらに細かく24の季節に分類されているんです。
他の二十四節気で有名なのは祝日にもなっている春分や秋分、日が一番長くなる夏至、日が一番短くなる冬至などが挙げられます。
それではさっそく啓蟄がどんな日なのかを解説します。
啓蟄は気候が暖かくなり、花が芽吹き虫などの生物が土から出てくる時期となります。
啓蟄という漢字の意味を調べると以下の意味であることがわかります。
「啓」・・・開く、解放する
「蟄」・・・ひそむ、とじこもる
この2つの漢字の意味から考えて、とじこもったりひそんでいたものが解放されるという意味になりますね!
啓蟄までには春一番が観測され南風が吹くようになり、季節も春に向けてさらに加速して暖かくなっていきます。
外の暖かい日差しに誘われて花や虫が地中から出てくる時期が啓蟄であることがわかりますね。
皆さんも自由研究などでアサガオを育てたことがあるでしょうか?
アサガオはその名の通り、夕方になると花が閉じてきて早朝の日の出の時間帯にまた花を咲かせますよね!
このことからアサガオは朝日の光によって花を咲かせていると思われがちですが、実は朝日は関係していないって知ってましたか?
それではどうやって咲いているのかというと、日の出ではなく日の入りの時間が関係しています。
アサガオは花を閉じてから10時間後に花を咲かせる性質を持っています。
アサガオが咲いているシーズンは夏場なので、日の入りが18時~19時といったところですよね!
その10時間後の4時~5時がちょうど日の出の時間帯に当たる事から、あたかも日の出の朝日を浴びて花を咲かせているように見えていたというわけです。
そのため、秋になってくると日の入りの時間が早くなり、アサガオが花を咲かせる時間帯も早くなります。
春になると桜の香りのするお菓子が販売されますよね。
春を連想しますしとても上品で優しい香りのする桜ですが、お花見などをしてても桜の匂いって全然しないですよね?
桜餅などのお菓子ではあんなにいい匂いが香っているのに、咲いている桜から香りがしないのには理由があります。
桜はクマリンという香り成分を持っていますが、桜が咲いている間は桜の糖と結合しているため香りを出しません。
つまり糖から分離させれば匂いが出てくるのですが、その香りを引き出すための工程が「塩漬け」なんですね!
桜餅についている桜の葉などが塩漬けされているのは味付けだけではなく、桜の香りを充分に引き出すための工夫として行なわれているのでした。
*啓蟄とは
日本語では「啓蟄」と言いますが、中国語では「啓蟄」ではなく「驚蟄」と言います。「蟄」とは、虫などが土の中の潜り込んで飲まず食わずの状態であること、春雷などが鳴ってそういう虫たちが驚いて土の中から出てくるので、中国では「驚く」という漢字を使い、「驚蟄」と言います。
◆啓蟄は二十四節気の1つ
二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。
二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至、1年で最も昼の短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分」と呼ばれています。
この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。
立春はこの冬至と春分のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から春が始まります。
春の節気は立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨となっており、啓蟄は春の3番目の節気です。
また、立春・立夏・立秋・立冬の4つを「四立」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており、二至二分と四立を合わせて「八節」と言います。
2020年の啓蟄であれば、以下のようになります。
・日付としての2022年の啓蟄は3月5日。
・期間としての2022年の啓蟄は3月5日~3月20日まで。
けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。
ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。
そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。
この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。
1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。
日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。
さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。
なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
◆「啓蟄」の七十二候(日本)
内容 | 時期 | |
---|---|---|
初候 | 蟄虫戸を啓く | 3月5日頃 | 3月9日頃 |
次候 | 桃始めて笑う | 3月10日頃 | 3月14日頃 |
末候 | 菜虫蝶と化す | 3月15日頃 | 3月19日頃 |
土の中で冬ごもりをしていた虫が地面の上に顔を出し、桃の花のつぼみがほころび、さなぎが羽化して蝶になりヒラヒラと舞い始めます。二十四節気の3番目になると、季節の言葉を読んでいるだけで、春の暖かな日差しを感じますね。
◆啓蟄の第3候「桃始笑」
◆啓蟄の「旬の食べ物」
◎八朔(はっさく)
◎苺
◆啓蟄の「季節の花」
◎白木蓮(ハクモクレン)
◎沈丁花(ジンチョウゲ)
◎菜の花
次に「スチュワーデスの日」について。
なぜ3月5日が「スチュワーデスの日」なのかというと、1931(昭和6)年3月5日に東京航空輸送が実施した日本初のスチュワーデス採用試験の結果が発表された事に由来しています。
当時は「スチュワーデス」という言葉は無く「エアガール」という名前で募集が行われました。
同年の2月5日に試験が開催され、140人の応募者に対して合格したのはたったの3人というとても狭き門となりました。
そもそも「スチュワーデス」という呼び方も最近はほとんど聞かなくなりましたよね。
これは男女雇用機会均等法の影響によるもので、現在では性別を問わない呼び方である「客室乗務員」、「フライトアテンダント」、「キャビンアテンダント」といった呼び方が主流になっています。
男性の客室乗務員を見かける機会はほとんどないですし、呼び方を変える必要があったのかは疑問です。
レストランではウェイトレスやウェイターといった言葉があるように、男女で呼び方を変えればよいだけだと思いますが・・・
近年では平等を意識しすぎてなんだか世の中がおかしな方向へ向かっている気がします。
世界初のスチュワーデスは看護師だったって知っていますか?
飛行機にスチュワーデスが搭乗して色々なサービスを行う制度は1920年代のアメリカで始まりました。
昔はそもそもスチュワーデスという存在も無かったため、そもそも航空会社はスチュワーデスを募集していませんでした。
そのため、世界初のスチュワーデスは募集採用ではなく、自らを航空会社に売り込む事によって採用されたのです。
世界で初めてスチュワーデスを務めた女性は元々看護師をしていたため、飛行中の機内で体調不良を起こした人を助けるための乗務員として自分を採用してはどうか?といった内容を航空会社に送りました。
しかも、この女性の凄い所は飛行機の操縦経験も持っていて、操縦士のサポートもこなせてしまうことでした。
世界初のスチュワーデス誕生により正式にスチュワーデスという制度が出来ましたが、当時は採用条件が厳しく、世界初のスチュワーデスと同じく看護師免許を持っていなければスチュワーデスにはなれなかったそうです。
スチュワーデスって化粧が濃い人が多いですよね!
実はスチュワーデスはとても決まりが多く、厚化粧も規定の1つとしている会社が多いそうです。
化粧を濃くするのにもちゃんとした理由があります。
それは飛行機内が暗いため化粧が薄いと体調が悪いように見えてしまうからです。
化粧を濃くする事によって健康に見えるように工夫しているわけですね!
また、乗務中は忙しく化粧直しの時間を取ることができません。
化粧を直す必要が無いように予め化粧を濃くしてあるそうです。
*以前、北欧に取材で行った時、機内でスチュワーデスが足を組んでパンツ丸見えだったので目のやり場に困りました。大胆ですねえ!
最後に「珊瑚の日」について。
なぜ3月5日が「珊瑚の日」なのかというと、「さん(3)ご(5)」という語呂合わせが由来となっています。
また3月の誕生石が珊瑚である事も由来となっています。
世界自然保護基金(WWF)によって1996(平成8)年に制定されました。
何の目的があって「珊瑚の日」を制定したのかは情報が見つかりませんでした。
しかし、世界自然保護基金は「珊瑚の日」を制定した1996年から石垣島の白保に珊瑚礁保護研究センターを建設する運動を開始したことから、珊瑚の保護と研究をより活発するために制定されたものだと考えられます。
現在地球規模で問題となっている地球温暖化ですが、この地球温暖化の影響によって水温が上がり、珊瑚の生息域が減少しているそうです。
珊瑚が群生しているサンゴ礁が近年では真っ白に変色し、その後死んでしまっています。
文明の発達によって様々な恩恵を受けている人類ですが、その環境変化によってどこかの生物が犠牲になっていると考えると複雑な気持ちです。
世界では地球温暖化に対する対策を色々と講じていますが、珊瑚が絶滅する前に成果を出してほしいものです。
綺麗な海をより彩る珊瑚ですが、実は植物ではなくて動物だと言う事を知っていましたか?
珊瑚は動物のため、卵から生まれて最初の数日間は海の中で普通に泳いで暮らしています。
この数日間で自分が成長していくための場所を海底で探し回ります。
住む場所が決まったら海底にくっつき、これが成長して皆さんご存じの珊瑚の姿になります。
珊瑚がまだ小さな頃は海中にあるカルシウムを取り込むことにより珊瑚の骨となる部分を形成します。
やがて珊瑚は自分のクローンを作る事により増殖し成長していきます。
一つの植物のように見える珊瑚ですが、増殖を繰り返して大きくなっていくため、よく知っている見た目の珊瑚は1匹の珊瑚ではなく珊瑚の群れと表現するのが正しいですね!
もちろん珊瑚は他の動物と同じで食事もしますし、産卵によってその個体数を増やしていきます。
水族館で泳いでいる魚の後ろに綺麗に並んでいる珊瑚がありますよね。
実はあれはほとんどが作り物で本物の珊瑚ではありません。
珊瑚は動物であり長い年月をかけてようやく成長して大きくなっていきます。
そして当然ですが勝手に自然の海中にある珊瑚を破壊して持ち運ぶ事もできません。
また、水族館としても珊瑚の位置を変更したくなった時に、本物の珊瑚は重すぎて移動するのにとても手間がかかります。
以上のことから、水族館に飾られている珊瑚のほとんどは精巧に作られた作りものなんです。
*珊瑚と言えば聖子ちゃんの「青い珊瑚礁」ですかね?
*週末もよろしくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!
https://higashiyamarintaro.net/
2020年3月29日夕方『新コロナは中国が意図的に作った菌』と書いたら『5,000本』あった記事を全部消されましたので『ゼロ』からID(アドレス)を作り直しました。『私のブログに登録』してくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしました。改めてよろしくお願い申し上げます。
『3・11』の時『東日本震災の真実』を書いた時もブログ10,000本を民主党政権に抹殺されました。
これからも負けずに書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
*今日の記念日は他にもあります。
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