『マンマ・ミーア!』、ABBAの名曲とギリシャの島の魅力をダラスへ届ける

ダラス(KDAF)発 — 『マンマ・ミーア!』がフェアパークのミュージックホールに登場し、ギリシャの太陽に輝く島々と、時代を超えたABBAの名曲をダラスに運んできました。

物語の舞台は、いつも陽光が降り注ぐギリシャの島の楽園。愛と友情、そして自分自身を探し求める物語が、ABBAの象徴的な音楽を通して美しく語られます。結婚式を翌日に控えた娘が、自分の父親が誰なのかを探し始め、母親の過去から3人の男性を島へ呼び戻す――彼らが最後にこの島を訪れたのは数十年前のことでした。

このミュージカルは、まさに“最高に気分が上がるショー”。「ダンシング・クイーン」「マネー、マネー、マネー」「ヴーレ・ヴ―」「ザ・ウィナー」そしてもちろん「マンマ・ミーア」など、誰もが口ずさめる名曲の数々が物語と共に流れ、観客を思わず席で踊らせてしまうような作品です。

*Credit: Mamma Mia。

母親ドナ・シェリダン役のクリスティーン・シェリルは、常に舞台を圧倒する存在感を放っていました。彼女の“相棒”とも言えるロージー役のカーリー・サコラヴと、ターニャ役のジャリン・スティールとともに、このトリオはコメディ面での主軸を担っています。特にターニャが披露する「ダズ・ユア・マザー・ノウ」では、男性アンサンブルとの掛け合いが爆笑必至の楽しいシーンに。

しかし、笑いの裏にはしっかりとした感情の深みもあります。何十年もの付き合いがある3人の女性たちが、友情の思い出を振り返りながら、最後の“メタリックなディスコブーツ”を履いて人生を謳歌する姿が描かれます。

*Credit: Joan Marcus。

ドナの娘で、結婚を控えるソフィを演じるのはエイミー・ウィーバー。父親が誰なのかを知りたくて仕方ないソフィに寄り添うのは、婚約者のスカイ(演:グラント・レイノルズ)。若く、恋に落ち、そして世界を一緒に旅したいという希望に満ちた2人は、見事なコンビネーションを見せています。

ソフィーが父親を知りたいあまりに突発的で気まずい選択をしてしまう場面もあり、そこがまた絶妙なコメディ要素になっています。しかし、物語の核はあくまで「自分が誰なのか」を探す旅。物語は「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」のシンプルながらも感動的な歌で締めくくられます。

このミュージカルは、真っ白な壁と青く輝く風景の中で繰り広げられる、キラキラした楽しい冒険です。ABBAの名曲によるサウンドトラックが観客を物語の世界に引き込み、思わず一緒に歌いたくなることでしょう。

(そして、キャストがカーテンコールを終えた後も席を立たないでください。ABBAの名曲によるアンコールが待っています——そして、もちろん、一緒に歌っても大丈夫!)。

『マンマ・ミーア!』は、1999年にロンドンで初演され、2001年にはブロードウェイでも上演が始まりました。ABBAのメンバーであるベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァースは、企画段階からこの作品の制作に深く関わっていました。

これまでに全世界で7,000万人以上がこのミュージカルを観劇しており、2008年にはメリル・ストリープ、コリン・ファース、ピアース・ブロスナン、アマンダ・セイフライドが出演する映画版も公開されました。

『マンマ・ミーア!』は、2025年4月27日までフェアパーク内のミュージックホールで上演中です。チケットはBroadway Dallasのウェブサイトで購入できます。

https://cw33.com/entertainment-news/mamma-mia-dallas/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です