ブロードウェイで最も称賛され、最高クラスの興行収入を誇るミュージカルのひとつ 『マンマ・ミーア!』 が、
ウェールズ・ミレニアム・センター(※)の舞台に帰ってくる。
*『マンマ・ミーア!』がカーディフにやって来る(宣伝写真)
ジュディ・クレイマーが創り上げたこのビジュアル・ストーリーは、
ABBA の永遠の名曲を、“ギリシャの島の楽園で暮らす母と娘、そして3人の父親候補”という物語に巧みに織り込み、世界中の観客を魅了してきた。
現在27年目を迎えるこのショーは、全世界で1,100万人以上を動員し、
ロンドン・ウェストエンドでは1万回以上の公演を達成。
カーディフにもついに再上陸する。
Liverpool Echo によれば、
『マンマ・ミーア!』はブロードウェイ史上 第9位のロングラン作品 であり、
14年間という記録的な上演期間を達成した。
さらに2011年には、
中国・中華人民共和国で初めて“中国語(マンダリン)で上演された西側ミュージカル”
として歴史を作った。
ジュディ・クレイマーがプロデュースした映画版 『マンマ・ミーア!』(2008年)は、
公開当時“史上最も興行収入を上げた実写ミュージカル映画”となり、世界的な大ヒットに。
2018年には続編 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』 が公開され、
こちらも史上最も成功した“ミュージカル映画の続編”となった。
両作品には、
メリル・ストリープ、クリスティーン・バランスキー、ジュリー・ウォルターズ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・サイフライド、ドミニク・クーパー
といった豪華キャストが出演し、
続編ではリリー・ジェームズ、アンディ・ガルシア、シェールも合流した。
■ カーディフ公演スケジュール
公演期間:
2026年11月30日(月)〜 12月5日(土)
一般発売:
2025年9月26日(金)午前10時開始
キャスト情報はまだ発表されていない。
チケットはオンラインで購入可能。
■ スウォンジー公演
『マンマ・ミーア!』はスウォンジー・アリーナでも上演される。
期間:
2026年1月13日(火)〜 1月24日(土)
チケットはオンラインで予約可能。
■ クリエイティブチーム
音楽・歌詞:
ベニー・アンダーソン & ビヨルン・ウルヴァース(ABBA)
脚本:
キャサリン・ジョンソン
演出:
フィリダ・ロイド
振付:
アンソニー・ヴァン・ラースト
舞台美術:
マーク・トンプソン
照明デザイン:
ハワード・ハリソン
音響デザイン:
アンドリュー・ブルース & ボビー・エイキン
音楽監督/追加アレンジ:
マーティン・コック
※ウェールズ・ミレニアム・センター(Wales Millennium Centre) とは、
ウェールズの首都カーディフ(Cardiff)の湾岸地区“カーディフ・ベイ”に位置する、ウェールズを代表する国立舞台芸術センター です。
オペラ、ミュージカル、ダンス、演劇、コンサートまで幅広い公演が行なわれる英国屈指のアートハウスとして知られています。
■ 基本情報
- 所在地: Cardiff Bay, Cardiff, Wales
- 開館年: 2004年
- 設計: Jonathan Adams
- 特徴: ウェールズの文化・言語・自然を反映した象徴的な建築デザイン
- キャパシティ: 約 2,000席 のメイン劇場(Donald Gordon Theatre)
■ 建物の特徴
● 外観の巨大な文字が有名
ファサードにはウェールズ語と英語の2つの詩が刻まれており、夜になると内部から光が漏れてとても幻想的です。
ウェールズ語:
“Creu Gwir fel gwydr o ffwrnais awen”
(意味:インスピレーションの炉から真実をガラスのように創り出す)
英語:
“In These Stones Horizons Sing”
(意味:この石たちの中で地平が歌う)
● ウェールズの素材を使用
- 銅をイメージしたブロンズ色のパネル
- ウェールズ産スレート
- 木材を使った温かい内装
ウェールズの文化・自然を象徴する設計で“ウェールズの誇り”と呼ばれています。
■ 主要な利用団体
- Welsh National Opera(ウェールズ・ナショナル・オペラ) 本拠地
- National Dance Company Wales(ウェールズ国立ダンスカンパニー)
さらに、ロンドンのウエストエンドからやって来る大規模ミュージカルの巡回公演(マンマ・ミーア!、レ・ミゼラブル、ライオンキングなど)の中心地でもあります。
■ どんな公演が行なわれる?
- ミュージカル(MAMMA MIA!、Hamilton、Les Misérablesなど)
- オペラ
- クラシックコンサート
- ダンス公演
- コメディ
- 地元アーティストのイベント
■ なぜ有名なのか?
- ウェールズの文化復興の象徴
- ヨーロッパ有数の舞台芸術センター
- 世界的ミュージカルの巡回地
- 建築写真の名スポット
- カーディフ観光の中心地
https://www.walesonline.co.uk/whats-on/theatre-news/mamma-mia-musical-coming-back-32553041

