『マンマ・ミーア!』名古屋公演が千秋楽――名古屋四季劇場は熱田へ、新たな歴史へ引き継がれる

2026年2月23日(月・祝)、ミュージカル『マンマ・ミーア!』名古屋公演が、劇団四季の専用劇場である名古屋四季劇場(名古屋市中村区)で千秋楽を迎えた。2016年の開場以来、多くの観客に親しまれてきた現劇場は、本作をもって閉館。舞台は名古屋市熱田区に移り、7月から新たな専用劇場として再出発する。

『マンマ・ミーア!』は、世界的ポップグループABBAの名曲に乗せ、母と娘の絆、そして友情を描くミュージカル。今回は2002年の日本初演以来となる海外クリエイティブスタッフによる稽古が行なわれ、台詞や振付を現代に合わせてアップデート。昨年10月19日(日)の開幕から約4カ月にわたり、進化した舞台が届けられてきた(俳優同士のKISSがたくさん見られた)。

千秋楽当日は、開演前から劇場の外観やロビーを写真に収め、別れを惜しむ観客の姿が目立った。ロビーには、同劇場で上演されてきた10作品を振り返る特製ボードも展示され、来場者が思い出に浸る光景が広がった。

幕が上がると、ナンバーごとに大きな拍手が湧き起こり、悩みながらも前向きに生きる登場人物たちの姿、そして母娘の深い絆に涙する観客も。幸せに満ちたフィナーレを迎えた後のカーテンコールでは、客席と舞台が一体となり、劇場の熱気は最高潮に達した。

恒川ターニャ号泣!

この日のカーテンコールは計6回。再び幕が上がると、舞台上には「名古屋四季劇場ファイナル」と記された巨大な看板が掲げられ、岡村美南ドナ、恒川愛ターニャ、久居史子ロージーが登壇。まず岡村ドナが挨拶。「『マンマ・ミーア!』を最後に、名古屋四季劇場は熱田区へ移転します。引き続き変わらぬご声援をお願いします」と感謝の言葉を述べ、客席からは一層大きな拍手が送られた。次に恒川ターニャは号泣し、挨拶。思わずもらい泣きした。最後に久居ロージーは涙をこらえながら、観客に挨拶していた。

名古屋四季劇場は2016年開場。『ライオンキング』『キャッツ』など全10作品を上演し、総公演回数は2555回、観客動員数は約219万7000人に上った。閉館は土地の契約期間満了によるものだという。なお、四季の名古屋内引っ越しは2回目(計3劇場)。

新たな拠点となるのは、熱田神宮近くに誕生するMTG名古屋四季劇場。7月5日にオープンし、こけら落とし公演としてミュージカル『オペラ座の怪人』が予定されている。

なお、『マンマ・ミーア!』は今後も全国で上演が続き、4月5日に横浜公演(KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉)、10月4日に広島公演(上野学園ホール)が開幕予定。
笑って泣いて、とびきりハッピーな物語は、名古屋四季劇場の記憶とともに、新たな舞台へと受け継がれていく。

ミュージカル『マンマ・ミーア!』名古屋公演 上演データ
■期 間: 2025 年 10 月 19 日(日)~ 2026 年 2 月 23 日(月・祝)約 4 ヶ月
■公演回数: 119 回
■動 員 数: 約 12 万 2 千人

■カーテンコール終了時間:2026年2月23日(天皇誕生日)午後15時45分

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