『CHESS』というミュージカルを修正することになったダニー・ストロングの道のり

『エンパイア 成功の代償』や『ドープシック ~あるビッグファーマの真実~』などの作品を手がけたストロングが、あの複雑で悪名高いミュージカル『CHESS』を引き受け、冷戦を背景とする物語に明快さをもたらそうとしている。

*ダニー・ストロング(撮影:ディア・ディパシピル/ゲッティイメージズ)

多くの人と同じように、ダニー・ストロングもコンサート版のミュージカル『CHESS』を観たとき、何が起きているのか完全には理解できなかったという。
しかし彼は、ベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァース(ABBAのメンバー)が作曲したロック・スコアに身を委ねて、複雑な筋書きを放り出す代わりに、まったく逆の行動を取った。

「突然、妄想じみた考えが浮かんだんです。『もしかして、僕がこの作品を直せるんじゃないか?』ってね」
とストロングは語った。

こうして、テレビシリーズ『エンパイア』や『ドープシック』を生み出したストロングは、『CHESS』の脚本を書き直すことになった。
この作品は、冷戦時代のさなかに行なわれるCHESS大会を舞台に、アメリカ人とソビエトの二人のグランドマスター、そしてその間に揺れる愛の三角関係を描く。

彼の新しいバージョンは、レア・ミシェル、アーロン・トヴェイト、ニコラス・クリストファーが主演を務め、10月15日にブロードウェイでプレビュー公演を開始し、11月16日に正式オープンを迎える予定だ。

https://www.hollywoodreporter.com/lifestyle/arts/danny-strong-musical-chess-1236399523/

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