楽曲リストは主要な上演ごとに変化してきました。
曲の追加・削除・曲順変更・改題が繰り返され、ここでは最新(2026年ブロードウェイ再演版)の構成を紹介します。
冷戦、そしてホットな名曲群。
それが『CHESS』を一言で表す言葉です。
物語は、
アメリカ人チェス王者 フレディ・トランパー(Aaron Tveit)、
ソ連王者 アナトリー・セルギエフスキー(Nicholas Christopher)、
そして二人の間で揺れる女性 フローレンス・ヴァッシー(Lea Michele)
による三角関係を、地政学的スリラーとして描くミュージカル。
音楽は ベニー・アンダーソン/ビヨルン・ウルヴァース(ABBA)、
作詞は ティム・ライス、
新脚本は ダニー・ストロング。
1986年ロンドン初演、1988年ブロードウェイ初演、そして現在の再演で、
シーンと楽曲配置は大きく変化しています。
以下は(軽いネタバレあり)楽曲ガイドです。
🎵 楽曲一覧(2026年版)
「ディフィカルト・アンド・デンジャラス・タイムズ」
序曲後、1979年。
アメリカ民主主義 vs ソ連共産主義の緊張関係が提示される。
語り手アービターが世界観を設定。
「ホエア・アイ・ウォント・トゥ・ビー」(私の目指す場所)
アナトリーが自由への渇望と野心を歌うバラード。
「ピティ・ザ・チャイルド #1」(かわいそうな子)
フレディの荒れた内面を示す断片曲(後に完全版が登場)。
「メラーノ」(古都メラーノ)
イタリア・メラーノへ舞台転換。世界選手権準備の高揚感。
(1988年版ではカット→今回復活)
「ホワット・ア・シーン、ホワット・ア・ジョイ」
メディア騒ぎを皮肉るフレディのナンバー。
「プレス・カンファレンス」
記者会見が混乱。フローレンスが場を収める。
「ジ・アービター」
儀式的で壮大なナンバー。試合の支配者としてのアービター。
「チェス」
対局を描くインストゥルメンタル。
「カルテット(ア・モデル・オブ・デコラム・アンド・トランクイリティ)」(格調と平和の模範)
4人の視点が交差するオペラ風アンサンブル。
「1956 ブダペスト・イズ・ライジング」
フローレンスの祖国ハンガリー侵攻の記憶。怒りの曲。
「ノーバディーズ・サイド」
フローレンスの代表的パワーバラード。
「私は誰の駒にもならない」
「マウンテン・デュエット」(山頂のデュエット)
山中でのアナトリーとフローレンスの愛の二重唱。
「フローレンス・クイッツ」(フローレンス去る)
フローレンスがフレディと決別する怒りの曲。
「ピティ・ザ・チャイルド #2」(かわいそうな子)
フレディの苦悩をより深く描く。
「ヘヴン・ヘルプ・マイ・ハート」
フローレンスの感情的ソロ。
「アナトリー・アンド・ザ・プレス」
亡命宣言、記者の群がり。
「アンセム」(聖歌)
アナトリーの超名曲。
祖国への愛を高らかに歌う第一幕フィナーレ。
🎭 第2幕
「ゴールデン・バンコク」
4年後、タイへ舞台転換。
「ワン・ナイト・イン・バンコク」
ショー最大のヒット曲。フレディが皮肉たっぷりに歌う。
「ヒー・イズ・ア・マン、ヒー・イズ・ア・チャイルド」
スヴェトラーナのソロ(今回のブロードウェイ初登場曲)。
「ザ・ソビエト・マシーン」
ソ連の策略を描く群唱。
「ジ・インタビュー」
テレビ対決。
「ユー・アンド・アイ」
フローレンスとアナトリーの感情的デュエット。
「ザ・ディール」(取り引き)
各キャラクターの思惑が交差するアンサンブル。
「ピティ・ザ・チャイルド(フル版)」(かわいそうな子)
フレディの怒涛のソロ。
「アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウェル」
フローレンスとスヴェトラーナの名デュエット。
「エンドゲーム」
最終対局のクライマックス。
「サムワン・エルシィズ・ストーリー」(他の誰かのストーリー)
フローレンスが自分の人生を取り戻す決意。
「ユー・アンド・アイ(リプライズ)」
余韻を残すフィナーレ。
🎵 過去版で使われたが今回カットされた曲
- 「ザ・ストーリー・オブ・チェス」
- 「ハウ・メニー・ウィメン」
- 「マーチャンダイザーズ・ソング」
- 「U.S. ヴァーサス U.S.S.R」
- 「ユー・ウォント・トゥ・ルーズ・ユア・オンリー・フレンド」
- 「ハンガリアン・フォーク・ソング」
- 「レッツ・ワーク・トゥゲザー」
https://www.newyorktheatreguide.com/theatre-news/news/all-the-songs-in-chess-on-broadway










