『Thank you for the music』ABBAの曲で送られた才能あるラオスのティーンの葬儀
アビーリクス出身のエミリー・カルハネさん(16歳)は「輝く光」と評されました
髄膜炎で亡くなった16歳のラオス出身の少女の葬儀では、彼女が稽古中だった2つの学校のミュージカルの話題が語られました。
*故エミリー・カルハネさん。
1月14日(火)、ポートリーシュの聖ピーター&ポール教会で行なわれたエミリー・カルハネさんのレクイエムミサには、美しい音楽がふさわしく響き渡りました。
アビーリクスのボーリー出身で、1月5日(日)に亡くなったエミリーさんは、ショーンさんとバーニーさんの一人娘で、兄のサムさんの妹でした。彼女の目覚めの儀式は、ポートリーシュのキーガンズ葬儀場で行なわれ、多くの人々が訪れました。
エミリーさんは、ポートリーシュのScoil Chríost Ríのトランジションイヤー(高校の中間学年)の生徒で、以前はヘイウッド・コミュニティスクールに通っていました。彼女はまた、舞台学校に通い、ピアノのレッスンも受けており、『マンマ・ミーア!』とCBS校の『Grease』の舞台で演じることを楽しみにしていました。
ミサでは、モンシニョール・ジョン・バーン神父が、「美しい16歳の死というショックと困惑」について語りました。
「彼女は短い時間で、Scoil Chríost Ríに明るい星、輝く光となり、来たるミュージカル『マンマ・ミーア!』と『Grease』の稽古でその声と演技の才能を輝かせていました。彼女はそれを愛していました」。
「エミリーさんは『I Have a Dream, a Song to Sing(私には歌いたい夢がある)』という人生を送っていました。この歌は希望を語り、人生の試練を乗り越えることを伝えます。そして、『スリッピング・スルー』は、時間がどれほど早く過ぎるか、そしてすべての瞬間がどれだけ貴重かを思い出させます」。
「この教会で感じられる悲しみの深さは、言葉では表現しきれません。エミリーさんは希望と可能性に満ちていました。彼女の明るい魂がもう私たちの間にいないという現実を理解するのは難しいです。髄膜炎は突然、予期せず訪れました。若く、輝き、才能ある存在が奪われたことに、心が痛みます。彼女の優しい笑顔と思いやりのある性格は、彼女が出会ったすべての人への贈り物でした」。
「彼女の未来がどうなっていたのか、想像するのは難しいです。彼女は歌と演技を発展させ、有名になっていたかもしれません。思いやりのある性格を持つ彼女は、素晴らしい母親になっていたでしょう。才能と個性を持つ彼女の未来は非常に明るく見えていました」。
「16歳の光のようなエミリーさんの時間はあまりに短すぎました。ショーンさん、バーニーさん、サムさんをはじめ、家族、友人、クラスメート、そしてすべての悲しんでいる人々に、私たちの思いと祈りを捧げます。エミリーさん、私たちはあなたの音楽に感謝し、悲しみの中であっても、あなたの人生に感謝しています」と神父は述べました。
エミリーさんのおじであるデクランさんは、家族を代表して感謝の意を述べ、「Togetherness」という詩を朗読しました。
「モラン家とカルハネ家は、この瞬間、私たちのエミリーへの愛、彼女がもたらしてくれた喜び、そして彼女を家族に迎えられたことへの感謝を言葉で伝えることができません。エミリー、私たちはあなたの心を抱き、私たちの心にそれを抱き続けます」。
「ミッドランド地域病院ポートリーシュとボーモント病院ダブリンのスタッフの皆さん、あなた方の親切、プロ意識、そして思いやりに感謝します。エミリーさんへの尊厳と敬意が永遠に私たちの心に残ります。あなた方の献身は、人間性と思いやりがあなた方の仕事を定義していることを思い出させてくれます」と彼は述べました。
エミリーさんの棺には、彼女の短い人生を象徴する品々が置かれました。友人たちとの思い出が詰まった写真のモンタージュ、ミュージカル『マンマ・ミーア!』で着る予定だったピンクのレディージャケット、彼女が好きだったピアノの楽譜、メイクやネイル、ファッション、ジュエリーへの愛を表すSheinのバッグなどです。
レクイエムミサでは、ラオスの歌手ヘザー・フォガティーによる『Somewhere Over The Rainbow』や『I Have A Dream』など、胸が締め付けられるような美しい曲が歌われました。また、エミリーさんの友人の一人が、彼女に捧げるために勇気を出して『Said Emily』という美しい曲を歌いました。
彼女の友人たちが信仰者の祈りを読み、彼女の代母であるおばが朗読を担当しました。いとこたちはパンとワインを運び、スライドショーには、エミリーさんが成長し、いつも笑顔で幸せそうな姿が映し出されました。
ミサの終わりに、モンシニョール・バーン神父は、エミリーさんへの感謝の気持ちを示すよう求め、最後に愛されるティーンエイジャーへの拍手を促しました。その後、火葬がニューランズクロス火葬場で行なわれました。