家庭教師会社の中身はどうなっているのか?本当は誰が経営しているのか?知らない方がほとんどでしょう。
にもかかわらず「一度も本社に訪問せず」に「契約」してしまうのですから「こわーーーい」と思われたことありませんか?
「さぞかし頭のいい方々が揃っている」とか「さずかし綺麗な会社でしょうね」と言う期待は実はまーーーたく外れています。
本日はその辺から迫って行きましょう!
「第二章」家庭教師会社とはいったい何なのか?
1.家庭教師の構成(中身)
「家庭教師会社って一体どういう仕事をしているの?」「さぞかし頭の良い人たちで構成されているのでしょうね?」と思っている家庭が大半です。そこで家庭教師会社はどのように構成され、どのような仕事をしているのでしょうか?
●責任者(店長・統括部長)
いくつかの支店がある家庭教師会社、支店がない家庭教師会社など差はあるものの、マクドナルドの店長のような「責任者」はどこの家庭教師会社にもいます。
仕事内容は「内勤だけ」と「内勤と外勤」両方受け持つ格好になっています。
内勤専門の場合「依頼が来た生徒にどの家庭教師を送り込むか?」指示・決定する仕事が主です。家庭教師会社の多くは「経営者の権力」が強く「単なるお飾り」の責任者も多いのが実態です。だが普通の民間企業同様に「予算」があり、達成しないと自分の給与が減らされるので、ついつい自分の仕事ができないのを部下のせいにする「超無責任」「社会不適合者の責任者」が多く、部下や女性へのパワハラ・モラハラは頻繁に起こっています。「最強ブラック企業」です!その為、責任者の多くは「口はうまい」が一皮むけば「詐欺師」同様であり、かつ「人間関係が下手」な「YESマン」が多いのも特徴の1つです。給与は高い社員でも民間企業の係長くらいでしょうか?
内勤と外勤の両方を担当している責任者は大変です。毎月の予算をクリアーしなければならないし、部下を教育しなければならないし、自ら家庭に訪問して案件をとってこなければなりません。規模の小さな家庭教師会社にこの手の傾向が見られます。
「内勤専門」及び「内勤・外勤掛け持ち」の責任者は過去に家庭教師経験がある場合が多いのも共通項です。
●テレホンアポインター
「私、子供の名前も住所教えたつもりないのに、ある日、突然、家庭教師会社から電話がかかってきたんですよね」と言う家庭が多いのは、「名簿」なるものが売っているからです。
家庭教師会社はその名簿を購入し、対象生徒宅にどんどん電話していくわけです。
小さな会社の場合は存在しませんが、大きな家庭教師会社だと「テレホンアポインター」なる集団がいて、名簿に従って、家庭に電話し、約束をとりつけます。いわゆる「電話営業」を主にする人たちがいるのです。
小さな会社は店長以下、全員で、テレアポします。
●営業(内勤営業・外勤営業)
小さな家庭教師会社の場合は「自分で電話して約束をとりつけ」「その家庭に営業に行く」ケースが多いですが、ある程度の大きな会社の場合、「営業マン」なるものがいて、テレホンアポインターが確約した約束に基づいて、家庭を訪問し、プレゼンして、生徒をGETしてきます。
営業マンを雇えない会社または「アクドイ家庭教師会社」は、「現役の東大生や早慶生」に家庭を訪問さえ、親御さんを口説きます。
しかし、その営業マン東大生・早慶性が実際に教えるわけではありません!!あくまで「プレゼン」だけの役割です!!
営業マンには民間企業同様に「ノルマ」があり、それがアルバイト代、給与に響いてきます。
3ヶ月続けて「目標」を達成できない場合は「クビ」になります。
●事務
民間企業同様です。経理、人事総務、生徒からのご家庭からの授業料の集金などから、トイレ掃除、室内の管理などを行ないます。女性が多いのが特徴です。
●従業員のレベル
人材派遣会社並みですね。「煙草を吸う女子従業員」が多いのには驚きます!学生の場合は「ラクして稼ごう」的な感覚でいるアルバイトが多いですね。家庭教師会社の従業員は頻繁に「辞めます」ので、あまり期待してはいけません!
2.生徒獲得の流れ
①まず名簿を手に入れる(名簿業者、あるいはヤクザから)。
②その名簿に基づいて家庭に電話を入れる。
③訪問日が決まったらお伺いし、プレゼンする。
④獲得が決まったら「どの家庭教師」を行かせるか、決める。
⑤家庭教師を呼びつけ、契約書にサインさせる(最近、これを郵送のみで省いているところもあります)。
⑥始業日が決定したら、家庭教師を行かせる(最初に『体験授業』を行なってから『本番契約』する家庭教師会社もあります)。
3.家庭教師「学参」東京支店長三富健吾氏が暴露した「家庭教師会社」の本当の姿!!!!!!!!!
「竹内結子が死んだのでクビにします!」「生徒に悪影響を与えます!!」とバカなことを理由に筆者をクビにした家庭教師学参三富健吾支店長とはかつて仲が良かったんですが、今は「学参の社長にいつクビにあうか」ビビり、筆者に連絡してきません!卑怯だとは思いませんか?かつて、その三富氏が語った「家庭教師の本当の姿」も交えて紹介しましょう。
まさに内部からの「暴露発言」ですね!!
家庭教師会社と言えば昔は「ふくろう博士」でしたが、今は「トライ」です。
皆様が一番気になっている「トライ」からご紹介しましょう。
◆家庭教師トライ
①会社概要
創業年月日:1987年1月
本社所在地:東京都千代田区飯田橋1―10―3
代表取締役社長:二谷 友里恵(元郷ひろみ奥さん)
従業員数:社員1273名
登録教師数登録教師:22万人
②(長所)
・家庭教師業界の中では価格設定が最も多い家庭教師会社。超格安な価格設定から用意してあるので「お金をかけたくない」家庭にはもってこいである。
・CM効果は大きく、また営業もすさまじく、アイミツ(他社競合)になると「トライ特別破格」なる金額を提示してくる。ここ数年間「家庭教師料金の安売り」合戦の元凶。
・家庭教師をしている講師の90%は登録している。
(短所)
・オール1の生徒など下位~中堅生徒には強いが、TOP校を狙う生徒には不向きである(『本物の』プロの家庭教師が存在していない)。
・トライ独自で「プロの家庭教師」を育てている。これは小中高等学校の教員が「本当の教員」になるために「教育実習」に行くのと同様、名称は「プロの家庭教師」と称しているが、実際に『本物のプロの家庭教師』になれるのはトライの家庭教師の中で1%もいない。
・事務員の退職率が多く、事務員の質が悪い。頻繁に家庭ともめている。
(向いている家庭)
・とにかくオール1、オール2から脱したい生徒
・小学生補修、中学受験下位~中堅校志望
・中学生補修、高校受験下位~中堅校志望
・高校生補修、大学受験下位~中堅校志望
・ひきこもり、その他事情のあるご家庭
(筆者総評)
家庭教師のトライは株式会社トライグループが運営する家庭教師派遣会社。1987年に平田修氏(現会長、元女優の二谷友里恵現社長の夫)が創業。現在は二谷友里恵氏が社長である。
家庭教師以外に「個別指導塾」「通信高校」「幼児教育」など多角化展開している。
「トライ」が一躍有名になったのは『アルプスの少女ハイジ』のCMがスタートしてから。
なぜ「ハイジ」のCMを使ったのかと言えば、子供の頃、ハイジを観ていた親たちにアピールするためだったと業界通は語っているが、「ハイジを汚した」「ハイジを使うなんて許さん、ダディ!」と郷ひろみ(現社長の前夫)が言ったとか言わないとか。
本社以外に、ある程度大きな街には支店がある。
(三富氏からの意見)
「家庭教師に行くと大体、3社とアイミツ(比較)になります」
「トライの場合はとんでもない価格を出してきます」
「例えば当社が1時間10000円と見積もりを出します。そうするとトライは6000円、あるいは5000円で出してきます」
「価格が下がるのはご家庭には嬉しいことですが、その代わり講師の質が落ちます」
「講師の質が落ちてもよければトライでいいのではないでしょうか?」
「あとはトライの事務員は業界最低で、頻繁に大きなミスをします。約束を破ります。すぐ辞めます。この点を考慮しても『価格が安ければいい』というご家庭はトライでいいのではないでしょうか?」
では次に「竹内結子が死んだのでクビにします」と言って私を「クビ」にし、未だに「昨年の給与未払い」の「学参」を紹介しましょう!
◆家庭教師学参
①会社概要
本社所在地:愛知県名古屋市名東区一社4―165の3階
東京支社:東京都新宿区西新宿8―11―10星野ビル1階
関西支社:大阪市北区中崎西2―4―43 山本ビル梅田2階
福岡支社:福岡県福岡市博多区博多駅前3―27―22 ガーデン博多駅前ビル2階
代表者代表取締役:加藤法彦
②(長所)
・無理な営業をしていない、「量より質」を重んじているので、トライのように価格のダンピングは行なわない。
・講師、生徒も選ぶ段階で「慎重」である。
・オール1の生徒から、有名校受験まで幅広い希望を叶えている。
(短所)
・「竹内結子が亡くなったのでクビ」と平気で言ってくるバカさ加減。
・東京支店統括部長三富健吾氏は内勤も外勤も大阪支店も管理している。「人材」がいない。今後は東日本に積極果敢に展開するとのこと。東京統括部長に続く営業マンが育つかが最大の課題か?
・営業マンの質が悪い。
(向いている家庭)
・中学受験下位~上位校、小学生補修
・高校受験下位~上位校、中学生補修
・大学受験下位~上位校、高校生・浪人生補修
・英検などの資格試験
(総評)
もともとは「愛知」で始まったが最近、急速に首都圏で人気がでてきている。「量より質」を重んじ、1位の「トライ」とは逆の道を歩んでいる。
(三富氏からの意見)
「社長には逆らえないので東山さんのクビは本当に申し訳なく・・・でも謝罪できないのです!謝罪したら『私がクビ』になります」
「会社は愛知中心で、東京ではなかなか勝てません。良い営業マンが育たないのです」
「他社との競合で負けることが多いです」
「会社と家庭教師の分け前は半々です。業界ではいいほうです」
(続く)