5月31日火曜日昼
【熊本地震・震災・ライフライン&交通情報】
皆様こんにちは。熊本地震で建物に甚大な被害が出た熊本県益城町では公的支援を受けるのに必要な「り災証明書」の発行を求めて多くの人が受け付け窓口を訪れていますが混雑のため日によっては対応し切れない状況になっていて住民からは負担にならないようにしてほしいという声が上がっています。益城町は他県からの職員の派遣で対応していますが熊本市のようにコンピューター化していないので職員のマンパワーが全てでパニック状態になっています。
熊本地震で被害を受けた熊本県の南阿蘇村では介護施設などに避難している高齢者や障害者を支えるボランティアが今後不足するおそれがあるとしてボランティア団体が昨日30日、緊急に募集を始めることなりました。「みなみ阿蘇福祉救援ボランティアネットワーク」の石井布紀子さんは「全国的な人手不足の中で長期的なボランティア活動が難しいのは理解しているが被災者がふだんの生活を取り戻すために支援を継続していく必要がある」と話しています。東日本震災の時もそうでしたが時間が経つにつれてボランティアの数も減ってきます。ボランティアが活動しやすい環境を作ることも自治体の役割ではないでしょうか?「足らないから来てくれ!」と言っても自治体の対応が横柄であったり、自分がするべきことが明確になっていない場合、ボランティアは困惑して二度ときません。ボランティアをする方は「かなりの正義感」と「勇気」を持ってきているわけですからそれを挫く行為はボランティアを受け入れる自治体にも責任があるような気がします。
総務省は熊本地震で大きな被害を受けた熊本県と県内の21の市町村に対し9月に交付する予定の普通交付税の一部454億円余りを6月2日に繰り上げて交付することを決めました。 内訳は熊本県に265億6000万円、熊本市に54億4700万円、八代市に27億8900万円、宇城市に17億8400万円、菊池市に13億8600万円などとなっています。高市総務大臣は閣議の後の記者会見で「資金繰りの状況を含め、被災した自治体の実情を伺いながら必要な支援を行っていきたい」と述べています。
熊本地震で発生した瓦礫を熊本県荒尾市の木質バイオマス発電所が受け入れることになりました。1日の処理量は50トンで全体の発生量100万~130万トンに比べれば少ないですが災害瓦礫を電気に変えて有効活用を図ります。熊本県によりますと地震による家屋被害は約11万棟(27日現在)。被災した13か所のごみ処理施設のうち4施設は復旧していません。大量の瓦礫処理に頭を悩ます熊本市が同社に要請。同社担当者は「全体の瓦礫の量からすれば受け入れられる量は少しかもしれない。でも何とか協力したいと思い数字をはじいた」と話しています。環境省によりますと東日本大震災の時も木質バイオマス発電所を瓦礫処理に活用する計画がありました。しかし多くの家屋の木材が津波を受けて塩分が含まれていたことなどから発電には適さないと判断されほとんど活用できませんでした。
熊本では如何に!?
1.被災地情報
①真夏日予想の地域も、熱中症に注意!
熊本県は本日5月31日もところによって、最高気温が30度以上の真夏日が予想され、気象台は、熱中症への対策など体調の管理に注意するよう呼びかけています。
気象台によりますと、熊本県は高気圧に覆われ、強い日ざしで午前中から気温が上がっています。
午前11時半までの最高気温は山鹿市で29度5分、熊本市で28度3分、南阿蘇村で28度1分、益城町にある熊本空港で27度3分分などとすでに広い範囲で夏日となっています。
午後はさらに気温が上がり、最高気温は人吉市で32度と真夏日が予想されているほか、熊本市でも29度と予想され、気象台は熱中症への対策など体調の管理に注意するよう呼びかけています。
明日6月1日は午後雨が予想され、暑さはいくぶん落ち着きますが、その後週末にかけては再び暑くなる見込みだということです。
②授産施設受注減!
一連の地震の影響で、体に障害がある人などが働いている施設で仕事の受注が減っていて、各施設では収入の維持のために新しい仕事先の開拓にせまられています。
このうち、木工製品の加工などを行っている熊本市南区の障害者の就労支援施設「カサ・チコ」では、地震のあと売り上げが8個落ちました。
このため施設では、これまで行ったことがない住宅のリフォームの仕事を業者に依頼し請け負うことになり、本日5月31日には、知的障害のある人など3人が、熊本市内の住宅で屋根から落とした瓦などを集めて、コンテナに入れる作業に取り組みました。
NHKが熊本市内の10前後の就労支援施設に取材をしたところ、ほとんどの施設で地震以降、軽作業などの受注が減っているということで、収入を維持するため新しい仕事先の開拓にせまられているということです。
リフォームの作業をした男性は、「仕事がないと工賃が入らず家ですることもなく、不安でした。作業ができるのはうれしく、みんなの役に立てるように頑張りたい」と話していました。
③県などに交付税繰上げ!
総務省は、熊本地震で大きな被害を受けた熊本県と県内の21の市町村に対し、9月に交付する予定の普通交付税の一部、454億円余りを、6月2日に繰り上げて交付することを決めました。
普通交付税は、地方自治体の財源不足を補うため、国から各自治体に年4回に分けて交付されますが、災害で大きな被害が出た場合などには、自治体の資金繰りを円滑にするため、繰り上げて交付することができます。
総務省は、熊本地震で大きな被害を受けた熊本県と県内の21の市町村に対し、9月に交付する予定の普通交付税の一部、454億5300万円を、6月2日に繰り上げて交付することを決めました。
内訳は、熊本県に265億6000万円、熊本市に54億4700万円、八代市に27億8900万円、宇城市に17億8400万円、菊池市に13億8600万円などとなっています。
高市総務大臣は、閣議の後の記者会見で「資金繰りの状況を含め、被災した自治体の実情を伺いながら、必要な支援を行っていきたい」と述べました。
➃熊本地震補正予算、中小企業・観光支援!
政府は、本日5月31日の閣議で、熊本地震に対応する補正予算に盛り込んだ予備費のうち、1000億円あまりを、被災した中小企業の復旧や観光産業を支援するための費用などにあてることを決めました。
熊本地震に対応するため、総額で7780億円の今年度の補正予算が成立し、この中ではあらかじめ用途を定めずに必要に応じて使える「熊本地震復旧等予備費」として、7000億円を計上しています。
政府はこの予備費のうち1023億円の使い道について、本日31日の閣議で決定しました。
具体的には、道路や砂防設備といったインフラ施設の復旧費用などに109億円、農業用のハウスや畜舎などの修繕費用などに57億円をあてます。
また、被災した中小企業がグループで再建しようとする場合、施設や整備の復旧費用を国が半額補助するなど中小企業の支援策に657億円をあてます。
さらに、地震が起きた後、九州各地の宿泊施設で多くのキャンセルが発生したことを受け、九州地方の宿泊施設などが割引料金で利用できる旅行券の発行費用など、観光の支援策に201億円をあてます。
この旅行券は7月から旅行会社などを通じて販売され、割引率は各県が定めます。
政府は今後も、準備が整った事業について必要な費用を順次、予備費から計上し、熊本地震からの復旧・復興を後押ししていくことにしています。
⑤エコノミークラス症予防の検診実施!
エコノミークラス症候群の対策を話し合う会議が熊本県庁で開かれ、熊本市と益城町で6月、症候群を引き起こす「血栓」が見つかっている人を中心に検診を行うことになりました。
会議には医師のほか、行政の担当者などあわせて20人あまりが参加しこの中で、県内の病院や避難所での診察の中でエコノミークラス症候群ではないものの、症候群を引き起こすおそれがある「血栓」がみつかるケースが依然多いとの報告がありました。
エコノミークラス症候群は避難所などで長時間、同じ姿勢でいると血行が悪くなって血栓ができ、これが肺などの血管につまって最悪、死亡します。
このため会議では、6月18日と19日に、避難者が多い熊本市と益城町で「血栓」が見つかっている人を中心に検診を行うことになりました。
県内ではこれまでに入院が必要とされたエコノミークラス症候群の患者は51人確認され1人が亡くなっています。
会議のメンバーの熊本市民病院の橋本洋一郎医師は「血栓が見つかる人の検出率は下がっているが、健康な人と比べるとまだ高いので、これまでに血栓が見つかった人は、検診にきてもらいたいです」と話していました。
⑥水俣市も地震で機能移転へ!
一連の地震で震度5弱の揺れを観測した水俣市は、市役所の庁舎に多数のひびが見つかったことなどから、市役所の機能を別の場所に移すことを決めました。
一連の地震で最大震度5弱を観測した水俣市が、市役所の庁舎の被害状況を確認したところ、柱や壁や床などあわせて28か所で多数のひびが見つかりました。
この庁舎は、昭和35年に建設され、7年前の平成21年の耐震診断では、震度6以上の地震が発生した場合には、倒壊の危険性が極めて高いと判定されていました。
こうしたことから水俣市は市役所の機能を別の場所に移転することを決め、6月1日、「庁舎機能移転推進室」を立ち上げて移転先などの検討を進めることになりました。
移転先は緊急性や利便性を考慮して公共施設を中心に検討を進め、遅くとも今年度中には移転させたいとしています。
水俣市では平成20年に庁舎の建て替えを検討する委員会が設けられ、平成24年には建て替えが望ましいという結論を出していましたが、学校の耐震化を優先することや財政的負担などを理由などに先送りされていました。
⑦被災農家への支援策説明会!
一連の地震で農業用施設などに被害を受けた農家を対象に経営再建に向けた支援策の説明会が昨日30日から熊本県益城町で始まりました。
説明会は校区ごとに昨日30日~6月3日までの5日間にわたって開かれ、初日の昨日30日は上益城農協の益城支所におよそ80人が集まりました。
まず、県の担当者が地震で被害を受けた農業用施設を再建したり、機械を修繕したりする場合に受けられる支援や融資について説明しました。
この中では、畜舎や農業用ハウス、それに田植機など農業用機械の再建や修繕にかかる費用のうち最大90%が補助されることや▽被災した施設を解体する場合最大100%の補助を受けられることなどが紹介されました。
出席した農家からは「軽トラックも農業用機械に含まれるのか」といった質問が出され、担当者は、「農業以外にも使うことができるので対象外になる」と答えていました。
益城町では、農業用施設の被害についてまだ全容をつかめておらず、引き続き農協などと協力しながら調査しています。
出席した50歳の男性は「きょうの支援策を受けて家族と相談しながら具体的に再建に向けてどうやっていくのか考えていきたい」と話していました。
支援の申し込みは6月13日から校区ごとに受け付けが始まる予定です。
⑧介護職ボラ不足深刻!急募開始!
熊本地震の被災地では、避難所で生活するのが難しい高齢者や障害者が介護施設などに避難していますが、南阿蘇村ではこうした人たちを支えるボランティアが6月以降、大幅に不足する見通しで、ボランティア団体では昨日30日、緊急の募集を始めました。
南阿蘇村では地震のあと、避難所で生活することが難しい高齢者などがグループホームなどに避難していますが、こうした人を支える職員が足りず社会福祉法人などで作る団体がボランティアに訪れた介護福祉士や看護師を4つの施設に配置しています。
しかし、団体によりますとボランティアに応募する人の数が減ってきているうえ、これまで多くの介護職員を派遣していた2つの社会福祉法人が6月5日までに派遣をやめることになったということです。
団体ではこのままでは高齢者が避難している施設で勤務を組めなくなるおそれがあるとして、昨日30日ホームページでボランティアの緊急の募集を始めました。
「みなみ阿蘇福祉救援ボランティアネットワーク」の石井布紀子さんは「全国的な人手不足の中で長期的なボランティア活動が難しいのは理解しているが、被災者がふだんの生活を取り戻すために支援を継続していく必要がある」と話しています。
⑨被災した納豆工場が一部再開!
熊本県の老舗の食品メーカー「マルキン食品株式会社」は、地震で工場が被災し、生産を停止していましたが、昨日30日から宇土市の工場の一部で本格的に生産を再開しました。
熊本市中央区に本社がある「マルキン食品株式会社」は、大正4年に創業した老舗の食品メーカーで、宇土市や阿蘇市、それに宇城市の工場で納豆やこんにゃく、豆腐などを生産しています。
このうち、主力商品の納豆を生産している宇土市の工場は、地震で大豆を水に浸す工程の建物が傾いたり、配水管が破損したりするなどして生産ができない状況が続いていました。
このほど、配水管が復旧し、水が使えるようになったことから主力商品の2種類の「元気納豆」の生産を再開し、昨日30日、およそ1か月半ぶりに製品を出荷しました。
工場内は久しぶりの生産再開に活気づいた雰囲気で「がんばろうくまもと」というメッセージ入りの新しいラベルを貼った製品が次々に段ボールに入れられていました。
昨日30日出荷した30万個の納豆は、県内や九州、近畿地方に出荷され、本日31日から店頭に並べられます。
「マルキン食品」宇土工場の松永政広工場長は、「県内外の方から再開を待ち望む声をたくさん頂いて、復旧への励みになりました。
製品を通じて熊本を発信できたらいいなと思います」と話していました。
⑩被災の外国人観光客「地震時どうすれば…」誘導に課題!
熊本地震は、好調だった外国人の九州観光にも影を落としています。訪日客に九州に戻ってもらうため、課題の一つが災害時、言葉が通じない外国人にどう対応するかという問題です。すでに教訓をいかし、対策に動き始めた観光地もあります。
本震後の4月16日夕、JR由布院駅前に1人の英国人男性(52)が立っていました。「ホテルのピックアップを待っている」と話しますが、約束の時間を過ぎても車は来ません。日本語の避難情報が流れる中、男性は「いったい何が起こっているのか」と不安げな様子だったそうです。
調査会社サーベイリサーチセンター(東京)は4月21日、22の両日、一連の地震で、九州にいた外国人115人に、福岡空港の国際線ターミナルで聞き取り調査をしました。3人に1人が「外国人向けの地震避難マニュアルがなく(周囲の)行動が理解できなかった」と回答。「言葉がわからずどこにいけばよいかわからなかった」は2割を超えています。
本震後の4月16日早朝。JR別府駅は、県外に出ようとする外国人客でごったがえしでした。外国人客らに観光情報を提供する「別府インターナショナルプラザ」のスタッフらが駅の観光案内所を拠点に、こうした人たちを誘導しました。
事務局長の稲積京子さんが痛感したのは「マンパワー」の不足です。地震後、行政と協力して災害時に避難所で外国人をサポートする人材を募り、登録制度をつくりました。登録者はすでに60人を超えました。稲積さんは「災害時に動いてくれるボランティアを日頃から育成しておくことが大切だ」。
九州産業大学の千相哲教授(観光学)は観光マップに避難所の場所や緊急時の連絡先を明記するなど「九州観光を考えている外国人に災害が起きても安心だと思わせるのが大切だ」と訴えています。
⑪熊本の災害がれき、発電に活用!再生エネ業者が受け入れ!
熊本地震で発生したがれきを、熊本県荒尾市の木質バイオマス発電所が受け入れることになりました。1日の処理量は50トンで、全体の発生量100万~130万トン(推計)に比べれば少ないですが、災害がれきを電気に変えて有効活用を図ります。
受け入れを決めたのは、民間3社が出資した木質バイオマス発電事業会社「有明グリーンエネルギー」。今年4月から試験運転を始めており、主に県内の製材所から出る端材や、間伐された木などを燃やし、毎日1万2千世帯分を発電して電力卸会社へ売っています。
熊本県によりますと、地震による家屋被害は約11万棟(27日現在)。被災した13か所のごみ処理施設のうち4施設は復旧していません。県は2年以内の処理をめざしますが、計画通りに進むかは不透明です。
大量のがれき処理に頭を悩ます熊本市が、同社に要請。同社担当者は「全体のがれきの量からすれば、受け入れられる量は少しかもしれない。でも、何とか協力したいと思い、数字をはじいた」と話しています。
環境省によりますと、東日本大震災の時も木質バイオマス発電所をがれき処理に活用する計画がありました。しかし多くの家屋の木材が、津波を受けて塩分が含まれていたことなどから発電には適さないと判断され、ほとんど活用できませんでした。
今回は海水を浴びていませんが、シロアリ対策といった化学処理がされていると燃料材としてはそぐわないという説もあります。また、釘が打たれた木材などは燃料材には使えず、選別には膨大な手間がかかるとみられます。
⑫熊本地震で温泉湧き出た!?産山の温泉館、足湯を無料開放!
大分との県境に近い熊本県産山(うぶやま)村の温泉館に足湯ができました。ポンプでくみ上げていた温泉が4月16日の熊本地震の「本震」後、湧き出てきたということです。「被災者や地域の住民が元気になってくれたら」と休憩所を改築し無料で開放しています。
第三セクターが運営する「御湯船(おゆぶね)温泉館」。管理する山室健一さん(62)によりますと、温泉館は地下480メートルの源泉を掘りあて1993年に開業しましたが、次第に湧き出す湯量が減り、地下30メートルの地点からポンプでくみ上げるようになりました。
本震の翌日に山室さんが来てみると、駐車場が水浸しになっていました。触ると熱く、出どころを調べると、湯をくみ上げるポンプからあふれていました。毎分約33リットル湧き出る熱湯を活用しようと、1カ月ほどかけて休憩所を改築。6人ほどが座れる足湯にして、5月27日から開放しました。山室さんは「地震で再び自噴したようだ。憩いの場になれば」。問い合わせは温泉館(0967-25-2654)。
2.断水・給水
「5月31日の給水場所」
『熊本市』
・熊本市上下水道局
『益城町』
・益城町水道センター
『西原村』
・山西小学校
・河原小学校
・西原中学校
*いずれも24時間
・高遊地区
*午前7時~午後21時
『美里町』
・ 美里町役場中央庁舎
『南阿蘇村』
・長陽中央公民館前
・長野公民館下
・旧立野小学校グラウンド
・栃木公民館
・沢津野公民館
・東急第一別荘
・ 旧長陽西部小学校
*いずれも午前9時~午後18時
「県内の断水818世帯」
『南阿蘇村』の742世帯
『西原村』の76世帯
のあわせて818世帯となっています。
3.住まい
「被災住宅の応急修理」
熊本市では、住宅が半壊または大規模半壊の被害を受け、自ら修理する資力のない世帯に対し、被災した住宅の居室、台所、トイレなど日常生活に必要不可欠な最小限度の部分を、市が業者に依頼し、一定の範囲内で応急的に修理しています。
半壊の場合の所得証明書の添付が不要となり、5月24日以前に窓口または電話で相談された方で、不明な点のある方はお問い合わせください。
*問合せ先:都市建設局 建築住宅部 設備課
*電話:096‐328‐2450
『応急修理の対象』となるのは、次の要件を満たす世帯です。
・災害により住宅が半壊または大規模半壊の被害を受けていること。
・全壊の場合でも、応急修理をすることにより、居住が可能となる場合は対象となります。
・災害救助法に基づく、民間賃貸住宅を含む応急仮設住宅を利用しないこと。
・半壊で、自ら修理する資力のないこと。
『応急修理の対象範囲』は、屋根などの基本部分、ドアなどの開口部、上下水道等の配管・配線、トイレなどの衛生設備といった日常生活を送る上で必要な部分で、緊急に応急修理を行うことが適当な箇所です。
『応急修理の限度額』は1世帯当たり57万6千円。同じ住宅に2世帯以上が同居している場合でも、1世帯とみなしての対応となります。
*申し込みに必要な書類は
「応急修理申込書」「世帯全員分の住民票」
半壊の方は「資力に関する申出書」「り災証明書」です。
*問合せ先:熊本市営繕課、電話:096‐328‐2573
*設備課、電話:096‐328‐2450
*受付: 熊本市役所14階の臨時窓口(午前9時~午後17時)
4.中小企業向け相談
「中小企業向け特別相談会」
熊本県では、震災の影響を受けている中小・小規模企業に対して、「ワンストップ特別相談会」を開催しています。
資金繰りや雇用の維持など、経営に関わるさまざまな相談を受け付けています。
県北・県央・県南の3ブロックで毎週2回ほど開催を予定しています。
現在決まっている開催日です。
『県央ブロック』
・熊本商工会議所
5月31日(火)、6月7日(火)、14日(火)
・熊本市城南商工会
6月1日(水)、2日(木)
・熊本市託麻商工会
6月6日(月)
『県北ブロック』
・高森町商工会
6月2日(木)、9日(木)
・阿蘇プラザホテル
6月8日(水)
・南阿蘇村商工会
6月8日(水)
・菊陽町商工会
6月13日(月)
・大津町商工会
6月15日(水)
『県南ブロック』
・阿蘇熊本空港ホテルエミナース
6月1日(水)、15日(水)
・宇土市商工会
6月13日(月)
・御船町商工会
6月16日(木)
*いずれも午前10時~午後16時までです。
*問合せ先:県商工観光労働部 商工振興金融課
*電話:096‐333‐2316
この他、中小企業庁のホームページでも復興、事業の再開に向けた対策が細かくまとめられています。
5.交通
「交通への影響」
『在来線』
JR豊肥線は熊本県の肥後大津と大分県の豊後荻との間が土砂崩れのため当面、運転できなくなっています。
『三セク鉄道』
南阿蘇鉄道は土砂崩れのため、全線で列車の運転ができなくなっていて、復旧までには時間がかかる見通しです。
『高速道路』
九州自動車道は道路の一部が損傷している影響で、一部の区間で車線が規制されています。
6.支援
「孤立しやすい障害者支援」
障害者手帳を持っていても、日常的に福祉サービスを受けている人は、その一部の方にとどまっており、普段から福祉サービスを受けていない障害者の方々は、今回の震災後、周囲に把握されずに、孤立している可能性があります。
そういう障害者の方々を支援する団体「被災地障害者センターくまもと」では「被災障害者の困りごとについてどんなことでも手助けします」と記されたチラシを配り、支援が必要な障害者の声を掘り起こそうとしています。
熊本市長峰にある「被災地障害者センターくまもと」には、本日31日、東京や大阪などから訪れた8人のボランティアが、被災した障害者の方が自力ではできない、散らかった部屋の片付けや、壊れた家から公営住宅への引っ越し作業など、4件の支援にかけつけました。これまでの1か月ほどの活動で、のべおよそ300名が支援を続けてきました。
「被災地障害者センターくまもと」の事務局長、東俊裕さんによると、「いまの時期になっても、住民が退去した壊れたアパートの1室で暮らしている障害者が見つかっています。避難所などでは、車いすトイレがないなど生活がしづらく、車中泊で我慢している人もいます。そういう方へ、われわれのような団体があることを知ってほしい。ぜひ支援を依頼してほしい」と話していました。
「被災地障害者センターくまもと」では、熊本県内の障害者の方々やその家族、近隣の方からの電話相談を受け付けています。
*電話:096‐234‐7728(午前9時~午後18時)
*ファックス:096‐234‐7729(24時間)
現在障害者の方々のために支援している内容は『物資の提供』『片づけや、引っ越し支援』『洗濯や入浴支援』などニーズにあわせて多岐にわたります。
東さんによりますと、熊本市の障害者の状況はまだ把握できてきているが、益城町・西原村・甲佐町など熊本市外の地域では、状況把握は完全ではなく、支援の網から漏れている人が多いはずなので、周囲の方が支援団体「被災地障害者センターくまもと」があることをぜひ伝えてほしいということでした。
「医療・介護保険の猶予」
熊本市では、地震により被災された方に対し、医療機関や介護サービス事業所などの窓口で申告すれば、医療保険の窓口負担や介護保険の利用料の支払いがいったん猶予されることになっています。
対象は、次の要件のいずれかに該当する方です。
・住家の全半壊、全半焼またはこれに準ずる被災をされた方
・主たる生計維持者が亡くなった、または重篤な傷病を負われた方
・主たる生計維持者の行方が不明である方
・主たる生計維持者が業務を廃止、または休止された方
・主たる生計維持者が失職し、現在、収入がない方
また、熊本市国民健康保険、後期高齢者医療、協会けんぽ及び介護保険の被保険者の方などは、猶予された窓口での負担は免除されます。
この窓口での取扱いは今年7月末までとなっています。
*猶予に関するお問い合わせは、
*熊本市健康福祉局保健衛生部国保年金課
*電話:096-328-2290
*メール:kokuhonenkin@city.kumamoto.lg.jp
*熊本市健康福祉局福祉部高齢介護福祉課
*電話:096-328-2347
*メール:koureikaigofukushi@city.kumamoto.lg.jp
詳しい内容については、市が発行しているパンフレットにも記載されています。
7.ここ一週間の地震
2016/05/31 05:22 31日 05:18頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/31 00:30 31日 00:27頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/30 23:42 30日 23:38頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/30 21:24 30日 21:20頃 千葉県東方沖 2
2016/05/30 20:55 30日 20:52頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/30 19:37 30日 19:33頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/30 18:53 30日 18:48頃 宮古島近海 1
2016/05/30 18:16 30日 18:13頃 岩手県内陸南部 1
2016/05/30 14:53 30日 14:49頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/30 03:27 30日 03:23頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/30 01:44 30日 01:40頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/30 01:43 30日 01:38頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/30 01:36 30日 01:30頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/30 00:35 30日 00:31頃 宮古島近海 1
2016/05/29 17:18 29日 17:15頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/29 13:25 29日 13:21頃 埼玉県秩父地方 1
2016/05/29 12:14 29日 12:10頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/29 11:33 29日 11:29頃 宮城県沖 1
2016/05/29 10:58 29日 10:55頃 和歌山県北部 1
2016/05/29 06:57 29日 06:53頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/29 01:23 29日 01:18頃 熊本県熊本地方 3
2016/05/29 00:19 29日 00:15頃 根室半島南東沖 1
2016/05/28 19:35 28日 19:30頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/28 18:14 28日 18:10頃 茨城県北部 2
2016/05/28 18:05 28日 18:01頃 三宅島近海 1
2016/05/28 15:22 28日 15:19頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/28 12:41 28日 12:38頃 熊本県天草・芦北地方 1
2016/05/28 12:22 28日 12:19頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/28 11:40 28日 11:36頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/28 11:39 28日 11:35頃 熊本県阿蘇地方 1
2016/05/28 10:23 28日 10:20頃 熊本県阿蘇地方 1
2016/05/28 10:08 28日 10:05頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/28 08:33 28日 08:29頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/28 06:37 28日 06:33頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/28 05:44 28日 05:40頃 宮城県沖 2
2016/05/28 04:46 28日 04:43頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/28 01:21 28日 01:18頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/27 22:32 27日 22:29頃 岩手県沖 1
2016/05/27 21:11 27日 21:08頃 千葉県南東沖 1
2016/05/27 19:29 27日 19:26頃 熊本県天草・芦北地方 1
2016/05/27 18:13 27日 18:10頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/27 17:21 27日 17:18頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/27 17:13 27日 17:10頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/27 16:05 27日 16:01頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/27 12:52 27日 12:47頃 奄美大島近海 2
2016/05/27 12:49 27日 12:44頃 奄美大島近海 2
2016/05/27 10:42 27日 10:39頃 宮城県沖 2
2016/05/27 08:29 27日 08:25頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/27 06:25 27日 06:20頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/27 05:11 27日 05:08頃 青森県東方沖 1
2016/05/27 04:37 27日 04:34頃 福島県沖 1
2016/05/27 01:21 27日 01:13頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/26 23:43 26日 23:40頃 有明海 1
2016/05/26 18:54 26日 18:50頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/26 17:21 26日 17:17頃 神奈川県西部 1
2016/05/26 16:19 26日 16:16頃 神奈川県西部 2
2016/05/26 12:33 26日 12:30頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/26 07:44 26日 07:37頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/26 03:36 26日 03:32頃 熊本県阿蘇地方 1
2016/05/26 00:16 26日 00:13頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/25 23:48 25日 23:45頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/25 22:10 25日 22:07頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/25 21:38 25日 21:34頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/25 20:51 25日 20:47頃 茨城県沖 1
2016/05/25 18:21 25日 18:18頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/25 14:42 25日 14:39頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/25 14:26 25日 14:22頃 青森県東方沖 2
2016/05/25 06:19 25日 06:16頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/25 03:41 25日 03:38頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/25 03:04 25日 03:01頃 宮城県沖 2
2016/05/25 02:23 25日 02:20頃 熊本県熊本地方 2
2016/05/25 01:33 25日 01:29頃 和歌山県北部 1
2016/05/25 00:37 25日 00:34頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 23:45 24日 23:42頃 紀伊水道 1
2016/05/24 22:13 24日 22:10頃 岩手県沖 1
2016/05/24 20:09 24日 20:06頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 19:19 24日 19:16頃 熊本県熊本地方 3
2016/05/24 18:51 24日 18:48頃 岩手県沖 4
2016/05/24 14:43 24日 14:40頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 09:44 24日 09:41頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 08:34 24日 08:30頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 07:14 24日 07:10頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 06:02 24日 05:57頃 熊本県阿蘇地方 1
2016/05/24 01:48 24日 01:45頃 熊本県熊本地方 1
2016/05/24 01:47 24日 01:43頃 千葉県北西部 2
2016/05/24 00:22 24日 00:17頃 薩摩半島西方沖 2
(続く)