【連載118】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?)

8月9日火曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

皆様こんにちは。本日9日午前10時47分熊本地方気象台発表です。

熊本県では『本日9日夜のはじめ頃まで急な強い雨や落雷』に注意が必要です。九州北部地方は湿った空気の影響で曇りとなっている所もありますが高気圧に覆われて概ね晴れています。

本日9日の熊本県は高気圧に覆われて概ね晴れますが湿った空気や強い日射の影響で大気の状態が不安定となり『昼過ぎから雷を伴った激しい雨の降る』所があります。高温が予想され『熱中症の危険が特に高くなる』見込みです。暑さを避け『水分をこまめに補給』するなど十分な対策をとることが必須です。

明日10日の熊本県は高気圧に覆われて概ね晴れますが強い日射の影響で大気の状態が不安定となり『昼過ぎから雷を伴った激しい雨の降る』所があります。

波の高さは外海では本日9日、明日10日ともに1メートル、内海では

本日9日、明日10日ともに0.5メートルの見込みです。

阿蘇山(中岳)上空およそ1500メートルの風は本日9日午前9時現在、北の風4メートル、午後21時の予想は北東の風5メートル、霧島山(新燃岳)上空およそ1500メートルの風は本日9日午前9時現在、東の風6メートル、午後21時の予想は北東の風1メートル。

本日9日正午~明日10日正午までの1時間雨量は多い所では40ミリ、24時間雨量は多い所では60ミリの見込みです。

蒲島郁夫知事は昨日8日熊本地震の被災者に民間賃貸住宅を借り上げて無償提供する「みなし仮設住宅」について『新たに6千戸分の年間賃借料53億5440万円』を盛り込んだ2016年度一般会計補正予算を専決処分しました。り災証明書の発行が進んだ結果、入居希望者が膨らみ不足すると判断しました。みなし仮設は『これまで3600戸分』を確保。『今回で計9600戸分に増や』しました。既に4600戸分の建設費用を計上している応急仮設と合わせ『仮設住宅の予算は計1万4200戸分』となりました。県すまい対策室によりますと7日現在で『熊本市4260戸、益城町1025戸など22市町村で計7347戸の借り上げ申請』が出ています。みなし仮設の希望が増えている理由として同対策室は対象者の増加に加え賃貸住宅の補修費を国が負担する制度の創設で供給可能戸数が増えているためと分析しています。『みなし仮設は半壊以上の住宅被害を受けた人が対象』で『1か月の家賃が原則6万円以下の物件に無料で入居』できます。被災者が不動産仲介業者などを通じて物件を探し市町村に借り上げを申し込みます。

衣食住の中で食の次に重要な『住』。冬になる前に何とか全被災者が路頭に迷うことなく住む場所が確定してほしいモノです。

熊本地震で本庁舎が半壊し近くの市民体育館を拠点としていた宇土市役所が昨日8日同市浦田町のプレハブ仮設庁舎で業務を再開させました。仮設庁舎は2階建て延べ約2800平方メートル。税務課、福祉課など市民サービス部門が1階に、総務課、財政課のほか、議会事務局などが2階に入りました。朝礼で元松茂樹市長は「拠点ができただけでも復興の大きな1歩だ」と激励。午前8時半に開庁すると、市民が住民票発行や福祉相談などに続々と訪れ職員たちはてきぱきと窓口対応に当たりました。被災者支援室の中嶋誠也参事(33)は「ようやく落ち着いて仕事ができる。一つ一つの案件をより丁寧にさばいていきたい」と張り切っていました。印鑑証明取得に来た家業手伝い、駒田頼子さん(59)は「広い廊下に各課の窓口が並び分かりやすい。これぞ市役所。日常が少しずつ戻りつつつある」と復興の手応えを感じていました。

今回の地震で県内の多くの自治体の庁舎が損害を受けました。どのような形であれ、被災者(住民)が不利にならないよう行政には対応してほしいモノです。

国土交通省九州地方整備局は昨日8日、熊本地震で崩落した南阿蘇村立野の阿蘇大橋近くの土砂崩れ現場で高所のり面掘削機の空輸作業を報道陣に公開しました。掘削機で最上部の不安定な土砂を取り除く作業に当たります。九地整は5月から2次被害防止のため土砂災害緊急対策工事に着手。土砂崩れ現場の下部で無人重機を遠隔操作しながら高さ約3メートルの二重の盛り土を整備しています。盛り土を完成させた後、急斜面を掘削できる無人のパワーショベルをワイヤーでつるし、のり面最上部の崩れやすい土砂を撤去していきます。同日は分解した掘削機3台の部品をヘリでつるして国道57号から標高差300メートルの山頂部に30回往復して運び上げました。山頂で組み立てます。盛り土の整備では、現場から約1キロ西側の国道57号沿いのオペレーター室で、作業員がさまざまなモニター画面を見ながら、レバーを操作して無人重機で作業に当たっていました。

機械世界最先端を行く日本。被災を契機により『無人』で『安全』に作業できる機械をさらに進化させてほしいと思います。

1.被災地情報

①みなし仮設6千戸追加!県、賃借料53億円専決!

蒲島郁夫知事は昨日8日、熊本地震の被災者に民間賃貸住宅を借り上げて無償提供する「みなし仮設住宅」について、新たに6千戸分の年間賃借料53億5440万円を盛り込んだ2016年度一般会計補正予算を専決処分しました。り災証明書の発行が進んだ結果、入居希望者が膨らみ、不足すると判断しました。

みなし仮設は、これまで3600戸分を確保。今回で計9600戸分に増やしました。既に4600戸分の建設費用を計上している応急仮設と合わせ、仮設住宅の予算は計1万4200戸分となりました。

県すまい対策室によりますと、7日現在で熊本市4260戸、益城町1025戸など22市町村で計7347戸の借り上げ申請が出ています。みなし仮設の希望が増えている理由として同対策室は、対象者の増加に加え、賃貸住宅の補修費を国が負担する制度の創設で供給可能戸数が増えているためと分析しています。

相談窓口を設ける全国賃貸住宅経営者協会連合会県支部は「仕事など利便性を考慮して熊本市近郊から同市内に移る人が多い。応急仮設を狭いと感じて賃貸物件を選ぶ人もいるようだ」と話しています。

みなし仮設は半壊以上の住宅被害を受けた人が対象で、1か月の家賃が原則6万円以下の物件に無料で入居できます。被災者が不動産仲介業者などを通じて物件を探し、市町村に借り上げを申し込みます。

今回の補正は537億9700万円を追加。ほかに、被災者の生活再建や自立支援に向けて15市町村が設ける「地域支え合いセンター」の設置・運営費補助に4億8600円を充てました。阿蘇地域の高校生らを対象に高森町と南阿蘇村、JR九州が運行する各通学バスを継続する助成費用1億4200万円も計上しました。

熊本地震の予算追加は8回目で、計3484億2700万円になりました。県の一般会計総額は1兆826億600万円。

②掘削機をヘリで空輸、阿蘇大橋近くの土砂撤去へ!

国土交通省九州地方整備局は昨日8日、熊本地震で崩落した南阿蘇村立野の阿蘇大橋近くの土砂崩れ現場で、高所のり面掘削機の空輸作業を報道陣に公開しました。掘削機で最上部の不安定な土砂を取り除く作業に当たります。

九地整は5月から、2次被害防止のため、土砂災害緊急対策工事に着手。土砂崩れ現場の下部で、無人重機を遠隔操作しながら高さ約3メートルの二重の盛り土を整備しています。盛り土を完成させた後、急斜面を掘削できる無人のパワーショベルをワイヤーでつるし、のり面最上部の崩れやすい土砂を撤去していきます。

同日は、分解した掘削機3台の部品をヘリでつるして、国道57号から標高差300メートルの山頂部に30回往復して運び上げました。山頂で組み立てます。

盛り土の整備では、現場から約1キロ西側の国道57号沿いのオペレーター室で、作業員がさまざまなモニター画面を見ながら、レバーを操作して無人重機で作業に当たっていました。

③プレハブ仮設庁舎で業務再開!

熊本地震で本庁舎が半壊し、近くの市民体育館を拠点としていた宇土市役所が昨日8日、同市浦田町のプレハブ仮設庁舎で業務を再開させました。

仮設庁舎は2階建て延べ約2800平方メートル。税務課、福祉課など市民サービス部門が1階に、総務課、財政課のほか、議会事務局などが2階に入りました。

朝礼で元松茂樹市長は「拠点ができただけでも復興の大きな1歩だ」と激励。午前8時半に開庁すると、市民が住民票発行や福祉相談などに続々と訪れ、職員たちはてきぱきと窓口対応に当たりました。

被災者支援室の中嶋誠也参事(33)は「ようやく落ち着いて仕事ができる。一つ一つの案件をより丁寧にさばいていきたい」と張り切っていました。

印鑑証明取得に来た家業手伝い、駒田頼子さん(59)は「広い廊下に各課の窓口が並び分かりやすい。これぞ市役所。日常が少しずつ戻りつつつある」と復興の手応えを感じていました。

➃惣領神社の解体、熊本工高生お手伝い!

熊本地震で被災した益城町の惣領神社で、熊本工高(熊本市)の部活動「建築クラブ」に所属する1,2年生14人が昨日8日、拝殿の解体作業を手伝うボランティアを始めました。

同神社は建立100年の1944年、現在地に建てられました。地震で拝殿は大きく傾き、石灯籠や玉垣なども倒壊。夏休み中の熊工生のボランティアは、OBで宮守の末武有二さん(85)が依頼し、実現ましした。

初日は、屋根材の銅板や釘を抜いたほか、解体作業を見て寝殿造りの構造を学習。2年の堀田寛貴さんは「住宅の設計士になるのが目標。地震の被害と木造建築の造りをしっかり学びたい」と話していました。

「後輩の協力はありがたい」と末武さん。拝殿の再建計画は未定だが、「地域のよりどころとして、早く建て直したい」と話していました。

⑤「ふっこう割」ツアーどうぞ!JR九州熊本が発売!

JR九州熊本支社は昨日8日「九州ふっこう割」を使った熊本県内旅行商品を発売しました。熊本支社の9駅の駅長が、各ツアーの行程を企画しました。

九州ふっこう割は、熊本地震で落ち込んだ観光業を支援する国助成の割安旅行商品。助成により、1泊2日の宿泊コースは2万円、日帰りコースは7000円安く設定しました。

宿泊は「SL人吉で行く 日本遺産を巡る旅」や、菊池と山鹿の魅力を満喫するツアーなど5コースで、1万3000円~2万9800円。日帰りは天草五橋のクルージングを楽しんだり、阿蘇で稲刈りや搾乳を体験したりするツアーなど4コースで、6000円~1万7500円。

各コースの出発日は9月2~30日。募集人員は40人~120人。

この日は、各ツアーを企画した駅長らが、熊本市の下通アーケードでチラシを配り、手作りのツアーをアピールしました。熊本駅の藤高尚樹駅長(41)は「地元に密着している私たち駅長が企画したので、有名な観光地だけを巡るツアーではない。地域の魅力を楽しんでほしい」と話していました。

JR九州旅行熊本支店TEL096(322)8461。

⑥「復興へ」激励の色紙続々、知名士チャリティー展!

17日に鶴屋百貨店(熊本市中央区)で始まる「熊日チャリティー知名士色紙展」に、昨年に比べて約30点多い184点が集まりました。県内外の美術・工芸家や芸能人ら135人が、熊本地震からの復興へ激励の気持ちを込めた作品を寄せています。

初参加の漫画家ちばてつやさんは、代表作「あしたのジョー」を描いた色紙を出品。テレビ番組「ポンキッキーズ」のキャラクターをデザインしたイラストレーター北田哲也さんも、イラスト2点を提供しました。書道家の武田双雲さんは力強い「愛」の書。ロアッソ熊本は、サッカーボールにチーム全員がサインしました。

同展は熊日が毎年主催。5枚1組の抽選券を200円で購入し、欲しい作品に投票します。抽選で当たると1点8千で購入できます。益金は熊本善意銀行に預託します。

⑦青いハチ、また会える南阿蘇村・葉祥明絵本美術館が再開!

熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県南阿蘇村河陽の葉祥明阿蘇高原絵本美術館が昨日8日、116日ぶりに再開しました。待ち望んでいたファンらでにぎわいました。

地区では地震で家屋の倒壊や道路の崩落が相次ぎました。美術館の敷地にも地割れが走っていましたが、建屋や展示していた絵本の原画などは無事でした。長引いていた断水も今月6日に仮復旧しました。

館内には、「ブルー・ビー」と仲間たちを描いた絵本の原画展と、葉山祥鼎(しょうてい)館長(67)=熊本市=が撮影した阿蘇の風景写真が展示されました。来館者は作品とともに、阿蘇の山々を望む広大な庭園の散策も楽しみました。

「ブルー・ビーが大好きな娘は、やっと美術館に来られて喜んでいます」と、横浜市から来た主婦松澤真弓さん(39)。葉山館長は「これからも子どもたちに夢と希望を与えていきたい」と語っていました。

⑧阿蘇市の原野山肌に「日の丸扇」、復興の心意気!

熊本県阿蘇市狩尾地区の住民有志が7日、北外輪山の原野を刈り取り、日の丸模様をした伝統の巨大な扇を浮かび上がらせました。熊本地震で原野が傷み、有志は中止も検討しましたが、「復興への心意気を示そう」と実施。扇は旧尾ケ石東部小付近などから見えます。

扇が登場したのは狩尾牧野の通称「扇平(おうぎびら)」(標高750メートル)の斜面。地元で「扇切り」と呼ばれ、はっきりとした由来は不明ですが、田畑や牛馬の安全祈願で明治時代に始まったとされる。狩尾3区(87戸)の有志でつくる保存会(鎌倉昭幸会長)が例年、お盆の前に続けています。

扇ができる一帯は45~60度の急斜面で、地震やその後の豪雨で西側が幅約100メートルにわたり崩落。同地区の役員は危険を考えて中止を提案しましたが、保存会は「地元の農地も大きく傷ついたので、豊作祈願にしたい」と実施を決めたそうです。

この日は鎌倉会長(61)ら16人が、早朝から安全に気を付けながら2時間ほど作業。幅が約70メートル、縦が約50メートルの扇と、直径約20メートルほどの日の丸模様に草を刈りました。

地震のため、水田1.1ヘクタールの約3割にしか作付けできなかったという鎌倉会長は「支援に来てくれた大勢のボランティアへのお礼として、地区が元気になりつつあることも発信したかった」と言葉に力を込めていました。

⑨広報誌で熊本・大分PR!福岡市と福岡県、異例の支援!

熊本地震で落ち込んだ熊本、大分両県の観光を盛り上げようと、福岡市と福岡県が相次いで全戸配布の広報誌に特集記事を掲載します。行政情報をコンパクトにまとめた上で、“異例”の復興支援に取り組みます。

福岡市は1日発行の「福岡市政だより」(A4判、81万部)に表紙を含めた3ページで特集。表紙は阿蘇の風景を背景に「熊本・大分に行こう!」の文字を載せ、高島宗一郎市長が「泊まって、食べて、より早い復興に」と呼び掛けました。

表紙をめくると、熊本と大分の観光情報を見開きで掲載。熊本城や天草五橋などのほか、福岡市内で両県の特産品を購入できる物産展や直売所なども紹介しています。

市広報課は「寄付や物資支援の次に何をしたらいいかと考えている市民は多く、こうした発信は行政情報と同じくらい重要で関心が高い」と話しています。

福岡県も15日発行の「福岡県だより」(A4判、213万部)に、「元気です!くまもと・おおいた」コーナーを掲載予定。観光情報や特産品を発信するサイトを紹介します。

県民情報広報課は「今後も新聞広告『福岡県からのお知らせ』や広報テレビなど、県の広報媒体をフルに活用し、一刻も早い風評被害の解消を支援したい」としています。

⑩お盆は大丈夫?国道57号迂回路、渋滞が慢性化!

熊本県阿蘇市と熊本市をつなぐ国道57号が熊本地震によって南阿蘇村で寸断されたため、代替の迂回路になっている県道の北外輪山大津線(通称ミルクロード)と菊池赤水線は、通行車両が集中し、渋滞が慢性化しています。お盆前後の時期は帰省客らの車が加わり、渋滞はさらに激化しそうです。

迂回路は、大津町引水~阿蘇市二重峠~同市赤水間の約13キロ。片側1車線でカーブが連続します。通勤や通学などに利用する人は長時間の通行を強いられ、沿線住民は騒音や振動に悩まされています。

県や国土交通省によると、ミルクロードの平日24時間交通量は、2010年に約4500台でした。それが、今年7月初めには4倍超の約2万台に膨れ上がりました。夏休みに入って観光客の車も増え、交通量はさらに増加しているとの指摘もあります。

熊本地震で国道57号が南阿蘇村で不通になり、代替の迂回路として車両が集中している県道の北外輪山大津線(通称ミルクロード)と、菊池赤水線の渋滞は深刻です。熊本市や阿蘇市、大分方面などへ向かう車に加え、地震で阿蘇大橋が崩落した影響で、南阿蘇村や高森町の車両も行き来しているとみられます。

通行量の増加に伴い、事故や故障による長時間の渋滞も多発。熊本市-大分市間の特急バスを運行する産交バスは「迂回路の所要時間は通常25分ほどだが、渋滞のため約2時間かかることもあり、乗客に度々迷惑をかけている」と明かしています。

阿蘇署によると、上り坂で立ち往生する大型トラックが目立ち、多くは点検不十分が原因のようです。路肩の側溝にふたのない区間が長く、「対向する大型車を怖がり、左に寄せ過ぎて脱輪する車もよく見かける」と阿蘇市の複数の住民が口にしています。

このため国土交通省は、迂回路の部分的な拡幅などを決定しました。7月末には県や県警などと協議し、故障車や事故車による渋滞が発生した際、各機関が管理する電光掲示板で迅速に伝えるほか、業界団体に車両点検の徹底を呼び掛ける方針を確認。参加している各機関は「連携しながら、できる限りの取り組みをしたい」としています。

渋滞の長期化が予想される中、沿線の住民に困惑が広がります。ミルクロード沿いの大津町高尾野地区の府内清喜区長(68)は「大型車による振動は余震と間違うほど激しく、就寝中に起こされることもある。お盆前後の帰省ラッシュを考えると怖い」と不安げです。

菊池赤水線沿いの阿蘇市車帰地区に住む宮本信治区長(65)も「地震前は夜間の通行量は少なかっただけに、住民は戸惑っている」。国が着手した57号の北側の新たな復旧ルートに期待し、「一日も早く完成してほしい」と訴えます。

⑪金灯籠800個点検、山鹿まつり!

山鹿市で15,16日開かれる「山鹿灯籠まつり」のメイン行事「千人灯籠踊り」(16日夜)で使用される金灯籠が昨日8日、市内の倉庫から点検などのために運び出され、約800個が山鹿小体育館に並べられました。まつり直前の恒例行事で、体育館内は金一色に染まりました。

金灯籠は、千人踊りで浴衣姿の女性たちが頭に載せる伝統工芸品で、和紙とのりだけで作られています。約20人の市職員らが灯籠を一つ一つ手に取り、破損がないか調べたり、あごひもや照明器具を取り付けたりして本番に備えていました。

2.生活情報

【医療】

・県医師会などの「夜間小児救急電話相談」。♯8000またはTEL096(364)9999。午後19時~翌朝午前8時。

・県助産師会の「妊娠・産後電話相談」。TEL096(325)9432。平日午前10時~午後16時。

・労働者健康安全機構の「心と健康に関する電話相談」。心の相談フリーダイヤル(0120)783728。平日午前10時~午後17時。健康相談同(0120)021506。月・水・金曜午後13時~午後17時。問い合わせは熊本産業保健総合支援センターTEL096(353)5480。

・がん患者や家族の相談を、熊本大病院など県内19カ所所の「がん相談支援センター」で受け付けています。県健康づくり推進課TEL096(333)2208。

【災害ごみ】

『玉名市』

市民を対象に被災家屋や小屋の瓦を同市の仮置き場で受け入れます。9月30日までの平日(午前9時~午後17時)に市環境整備課で申請を受け付け、搬入許可証を発行します。

申請には

(1)市発行の、り災証明書か罹災届出証明書(コピー可)

(2)本人確認書類(免許証など)

(3)印鑑

が必要。市環境整備課TEL0968(75)1118。

『阿蘇市』

阿蘇畜産農業協同組合跡で午前9時~午後16時半(正午~午後13時は中断)に受け入れます。

『産山村』

平日午前9時~午後16時、村住民課に連絡。指定時間帯に産山地区公民館グラウンドで受け付け。

『小国町』

平日に町住民課が対応します。TEL0967(46)2115。

『南小国町』

平日に町町民課が対応します。TEL0967(42)1113。

日曜、13~16日は休止。

『南阿蘇村』

火、金曜は受け入れ休止。

『大津町』

平日と土曜の午前9時~午後16時、室の永井運送敷地内で、解体木やコンクリートブロック、瓦などに限って受け入れます。り災証明書などの提示が必要。日曜の受け入れは休止。13~15日も一時休止。

『西原村』

平日と土曜の午前8時半~正午と午後13時~午後16時半、布田の村民グラウンドで受け入れます。天候次第で中止や時間変更もあります。日曜は休止。12~15日も一時休止。

『熊本市』

燃やすごみは東部と西部の各環境工場で、埋立ごみは扇田環境センターで、それぞれ受け入れます。り災証明書のコピーもしくは、り災状況が分かる写真と、印鑑を持参すると、手数料を免除します(業者に運搬してもらう場合は委任状が必要)。受け入れは午前8時時半~午後16時半。

市廃棄物計画課TEL096(328)2359。

『益城町』

火・水・木・土・日曜の午前9時~正午と午後13時~午後16時、旧益城中央小。13~15日は休止。地震で壊れた食器や家具、電化製品などの災害片付けごみは8月末で受け入れを終了します。

『嘉島町』

浮島周辺水辺公園北側で午前9時~正午、午後13時~午後17時。水、日曜と、13~15日は休止します。

『甲佐町』

午前8時半~正午、午後13時~午後16時半、緑川グラウンド。毎週月曜と13~14日は閉鎖します。

『御船町』

町民グラウンドで午前9時~正午、午後13時~午後16時。り災証明書(原本)の提示が必要。月曜と13~15日は休止。雨天時は休止もあります。

『宇城市』

家屋の公費解体や自主解体を市に申請した人を対象に、家具や家財を仮置き場に搬入できる許可証を発行しています。搬入期限は発行から2週間以内(日曜と13~15日は休止)。申請は平日のみで、り災証明書と身分証明書、印鑑を持参して衛生環境課へ。

『宇土市』

水害ごみ搬入を宇土清掃センターで11日まで受け付けます。水害ごみは今回が最後の搬入。午前9時~正午、午後13時~午後16時。り災証明書か、被災状況が分かる写真を持参し、市へ申請が必要。畳、木製家具、毛布などが対象。

【給水】

『南阿蘇村』

沢津野詰所前、長野公民館前、袴野集会所前、袴野集会所前、旧立野小グラウンドは午前9時~午後18時。東急第一別荘前、黒川交差点まどか前、長陽中央公民館前は終日。

『西原村』

西原中、山西小は終日。

『熊本市』

市上下水道局(中央区)で飲料水を提供します。

『嘉島町』

町役場南側駐車場の水道を開放。

『美里町』

中央庁舎。

【避難所】

『南阿蘇村』

本田技研体育館(大津町)。

『大津町』

大津地区公民館分館、老人福祉センター。

『西原村』

構造改善センター。

『熊本市』

拠点避難所など15カ所で受け入れています。

『益城町』

町総合体育館、町保健福祉センターなど11か所。

『御船町』

町スポーツセンター。

『嘉島町』

町民体育館。

『宇城市』

松橋老人福祉センター、希望の里サン・アビリティーズ、市武道館、ラポート、豊野公民館、河江コミュニティーセンター。

『美里町』

町福祉保健センター湯の香苑、中央庁舎、砥用庁舎。

『宇土市』

轟地区体育館、走潟地区体育館。

【銭湯】

『全県』

県公衆浴場業生活衛生同業組合の加盟施設が、自宅で入浴できない被災者を対象に無料開放しています。利用者は、り災証明書もしくは身分証明書の提示が必要。 熊本市内は菊の湯(中央区新町)、龍の湯(同区琴平本町)、たかの湯(東区栄町)、あしはらの湯(北区植木町)、松の湯(同)。同市以外はサンパレス松坂(山鹿市)、玉名ファミリー温泉(玉名市)。

『山鹿市』

さくら湯は被災者の入浴料を無料に。り災証明書か身分証が必要。午前6時~翌日午前0時。

『熊本市』

ピースフル優祐悠は、避難所の利用者や自宅のふろが使えない人を無料に。午前5時~午前0時。住所、氏名、年齢の記入が必要。

『益城町』

阿蘇熊本空港ホテルエミナース「七福の湯」は、避難所の利用者や自宅のふろが使えない人を無料に。午前10時~午後22時。り災証明書もしくは運転免許証などの提示と、住所、氏名、年齢の記入が必要。

3.ここ一週間の地震

2016/08/09 09:30 09日 09:25頃 トカラ列島近海 1

2016/08/09 02:41 09日 02:37頃 福島県浜通り 1

2016/08/09 02:35 09日 02:31頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/08/09 00:51 09日 00:46頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/08/08 21:22 08日 21:18頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/08 19:15 08日 19:11頃 沖縄本島近海 2

2016/08/08 14:18 08日 14:15頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/08 11:57 08日 11:53頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/07 22:51 07日 22:48頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/08/07 12:05 07日 12:02頃 淡路島付近 1

2016/08/07 11:16 07日 11:11頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/07 07:51 07日 07:47頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/07 04:50 07日 04:46頃 熊本県熊本地方 3

2016/08/07 03:48 07日 03:45頃 千葉県東方沖 1

2016/08/07 03:14 07日 03:11頃 長野県中部 1

2016/08/07 01:12 07日 01:08頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/06 19:34 06日 19:30頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/08/06 18:40 06日 18:36頃 千葉県東方沖 2

2016/08/06 09:25 06日 09:21頃 熊本県熊本地方 3

2016/08/06 09:14 06日 09:10頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/06 03:52 06日 03:49頃 和歌山県北部 1

2016/08/06 02:00 06日 01:57頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/05 22:21 05日 22:18頃 有明海 2

2016/08/05 17:51 05日 17:48頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/05 10:41 05日 10:38頃 兵庫県南東部 1

2016/08/05 09:40 05日 09:37頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/05 01:33 05日 01:25頃 硫黄島近海 2

2016/08/04 21:04 04日 21:01頃 岩手県沖 2

2016/08/04 19:37 04日 19:34頃 広島県南東部 2

2016/08/04 17:01 04日 16:57頃 薩摩半島西方沖 1

2016/08/04 12:44 04日 12:41頃 有明海 1

2016/08/04 05:49 04日 05:46頃 熊本県熊本地方 2

2016/08/04 01:36 04日 01:33頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/03 21:48 03日 21:45頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/03 20:58 03日 20:55頃 トカラ列島近海 1

2016/08/03 16:01 03日 15:58頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/03 14:59 03日 14:56頃 宮城県沖 1

2016/08/03 09:38 03日 09:35頃 大分県中部 1

2016/08/03 09:24 03日 09:22頃 沖縄本島近海 1

2016/08/03 01:14 03日 01:10頃 千葉県北東部 3

2016/08/03 00:47 03日 00:44頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/02 22:07 02日 22:04頃 伊予灘 1

2016/08/02 21:30 02日 21:27頃 熊本県熊本地方 1

2016/08/02 14:33 02日 14:28頃 千葉県東方沖 1

2016/08/02 03:38 02日 03:35頃 和歌山県北部 1

(続く)

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