11月4日金曜日昼
【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】
*下記熊本情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!
皆様こんにちは。昨今、Twitterでスクリーンショットの拡散が多くみられるようになりました。スクリーンショットとは、スマホやパソコンのモニターを撮影し、画像として保存すること。近頃、拡散されるツイートは、スクショを添付したものが多くみられます。しかし、その裏には大きな危険性が伴っていることを知っておかなければなりません。
10月21日、鳥取県中部で発生した地震の際には、「鳥取県でインド6弱」という画像が拡散されました。NHKの記事と思ってしまう同画像も、デマです。HTMLを書き換えたものか、画像加工ソフトで加工したものかは、定かではありませんが、このスクショは拡散され、「NHKしっかりしろwww」「落ち着けNHK」と実際にこの記事があったかのように、面白半分で一気に広まりました。
熊本地震の際には、「地震のせいでうちの近くの動物園からライオン放たれたんだが」とライオンが街に徘徊する画像付きでデマが投稿されました。後に、熊本県警は、この投稿をした神奈川県内の電気工事関連会社員佐藤一輝容疑者(20)を偽計業務妨害の疑いで逮捕しています。
また「川内原発で火災」とか「熊本城で怪我、助けて」などもありました。前者はともかく後者はデマかそうでないかは確認しにくいのも事実です。
先述の「NHKがインド6弱」については、ニュースサイト「ねとらぼ」がデマと報じました。もちろん、すべてのスクショがデマというわけではありません。では、どう対応すればいいのか? ポイントをまとめてみます。
・事実かどうか分からないものを、むやみやたらに拡散しない
・記事のURLがついていないもの。公式アカウントの情報ではないものは疑う
・URLがついている場合は、リンク先を確認する
冒頭で行ったツイートや記事の改ざんは、一時的にしか行えません。ツイート自体、記事自体を書き換えることは、まず不可能です。
デザイナーの新井克哉さんは下記のように話します。
「開発者ツールはその名の通り、WebサイトやWebアプリケーション開発に役立つ便利なツールです。自分が使うかどうかは別として、こんなことをできるツールが身の回りにあるということは知っておく必要があるでしょう。自衛のためにも捏造ツイート拡散に手を貸さないためにも」。
デマ拡散の片棒を担がないためにも、スクショの拡散には注意が必要であります。
あなたが拡散しようと思ったそのツイート、真実ですか?
震災では大きな役割を担うツイッター。それを悪用し混乱させるのは犯罪です。今回の「熊本でライオン放たれた」とデマを流し逮捕されたのは一つの「警告」と見るべきです。今後いつ、どこで地震、被災が起こるかわかりません。本当の情報を流す人が「ウソ」「デマ」と勘違いされないように日頃からツイッターの情報に疑いを持つ訓練も大事なのかもしれませんね。
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2016年10月21日に鳥取でマグニチュード6.6の地震が起こりました。また、同年4月に起こった熊本地震では、大勢の人が避難を余儀なくされ、「エコノミークラス症候群」で45人が入院、亡くなった方もおりました(所謂『熊本地震関連死』)。エコノミークラス症候群と聞くと、長時間の飛行機での移動を想像しがちですが、避難生活でも起こるエコノミークラス症候群があります。一体どんな病気なのでしょうか。
◆熊本地震でエコノミークラス症候群を発症した8割が女性だった?
大塚製薬の『旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)の原因は?』によりますと、エコノミークラス症候群の原因のひとつは、体内の水分が蒸散し、血液の粘度が上昇してしまうこと。水分をとることを控えたり、アルコールを摂取すると脱水症状を招きやすくなり、血液粘度の上昇につながるようです。
血液粘度が上昇した状態で、長時間座っていると下肢が圧迫され続け、うっ血を起こし、「深部静脈血栓症」という、血栓が生じてしまう状態に。そして立ち上がった際などに、血液の流れにのって血栓が移動し、肺の細い血管で詰まることで呼吸困難や動悸を引き起こす「肺塞栓症(はいそくせんしょう)」になります。エコノミークラス症候群とは下肢に血栓が生じる深部静脈血栓症から、肺の血管に血栓が詰まる肺塞栓症のことを指すようです。
長時間座っていること、かつ水分をとらないことで、エコノミークラス症候群になる危険性が高まる…。災害時、車中泊をすると、ずっと座席に座ったままになりますよね。さらに軽自動車やコンパクトカーなど車内の広くない車は、降りない限り、下半身を動かすことも難しいかも。でもこれは男性も女性も同じこと。なぜエコノミークラス症候群を引き起こしたのが男性2割、女性8割ということになったのでしょうか?
◆トイレが近くにない・不衛生なトイレが嫌だから水分をとらない女性
女性がエコノミークラス症候群を引き起こしやすい理由のひとつとしてあがったのは、女性は災害時、水分摂取を控えるということ。ではなぜ、水分をとらないのか。それは「トイレが近くにないから」「不衛生なトイレが嫌だから」トイレをなるべく控えるためだと言われています。
推奨できる行為ではないかもしれませんが、男性は最悪、外で用を足すことができるので、トイレが近くになくても大丈夫。しかし、女性は外でトイレ…というわけにはいかないでしょう。さらに、不衛生なトイレにはなるべく行きたくないので、極力トイレに行かなくて済むように水分を控える傾向にある。その結果、エコノミークラス症候群になる可能性が高くなる…ということのようです。
◆車中泊でなくてもエコノミークラス症候群のリスクはある
NHK NEWS WEB『防ごう! エコノミークラス症候群』の記事では、車中泊については2日以上の車中泊が危険だそう。しかし、1泊でも発症するケースや、数時間で発症したケースもあるようで、糖尿病などの基礎疾患がある人、肥満の人もリスクが高いそうです。また、避難所で過ごすことになっても注意が必要。避難生活のストレスがかかり、床に雑魚寝の状態でいると血管が細くなることなどがエコノミークラス症候群に影響している可能性があるということのようです。
◆エコノミークラス症候群の予防法は?
予防法は、歩いたり、足踏みをしたり足を動かすことやこまめに水分をとること、長時間同じ姿勢でいるのを避けること、ベルトをきつく締めず、ゆったりとした服を着ることなど。膝やふくらはぎのマッサージも効果的。弾性のストッキングを着用すると足の血流が良くなるため、エコノミークラス症候群の予防になるので、支給されたら履くようにすると良いそうです。
いつ起きるかわからないのが自然災害。日頃から災害への備えや知識を身に付けることができたら良いのかもしれません。
1.被災地情報
①地震被害で休園が続く熊本市動植物園の今は?
熊本市動植物園は、熊本地震から半年以上過ぎた今も休園しています。お客さんがいない動物園で、職員は動物に寄り添って飼育を続けています。
10月上旬。全国で10頭ほどしかいないマサイキリンのおす「リキ」が獣医師の松本充史さんに頭をよせました。リキは人の手で育てられたため、人になつきやすいそうです。キリンは9月に赤ちゃんも生まれました。「元気な姿を見てもらいたいですが、園内は被害が大きくまだ再開できません」と松本さんは残念そうに話します。
熊本市動植物園がある東区は4月14日に震度6弱、16日に震度6強のゆれにみまわれました。ネット上では動物たちが脱走したというデマが流れましたが、職員は地震直後に110種類以上のすべての動物を確認するなど冷静に対応しました。
飼育に必要な水の供給がストップしたため、周りの動物園や水族館から水が入ったポリタンクなどが急いで運ばれました。展示施設が被害を受け、安全面の問題から猛獣を九州各地の動物園へ避難させることが決まりました。アムールトラは到津の森公園(福岡県北九州市)へ、ユキヒョウは大牟田市動物園(同県大牟田市)へと移動しました。
サルやゾウなどは地震におびえて食欲が落ち、体調不良が続きましたが、1か月ほどで落ち着きを取り戻しました。松本さんは「地震前と変わらないように飼育を続けていくことを心がけた」と話します。
動物たちの危機は乗り越えましたが、園内の被害は規模が大きく復旧が進んでいません。地震によって地面が液体のようになる「液状化現象」が発生したため、アスファルトの地面が盛り上がっています。地割れで数十センチの段差もできています。子どもたちを乗せて走る列もこわれたままです。
動物園としての役割を少しでも果たしたいと、松本さんたちは、被災した子どもたちの心をいやす取り組みを考えました。避難所となった熊本市内の小学校で5月、モルモットやウサギなどとふれあえる「移動動物園」をスタート。子どもたちから好評で、小学校では10校で実施しました。11月以降も予定が入っています。
熊本市動植物園は、今年度中に被害が少なかった施設の一部で営業を再開できる見通しです。全面再開の時期は未定で、避難した猛獣たちが戻ってくるのも先になりそうです。松本さんは「動物園は、子どもたちが野生動物から力強さや環境のことなど多くのことを学べる場所です。一日も早く再開できるように復旧し、動物たちを健康に育てていきます」と話します。
②熊本地震で発生したブルーシートをトートバッグに!期間限定ショップで販売
熊本県民を中心とする自立的復興プロジェクト「BRIDGE KUMAMOTO」とケータリング&デリバリー「モッテイク(Mo:take)」によるコラボレーションショップ「ブルーシードカフェ」が、表参道のザ・エアストリームガーデン(The AIRSTREAM GARDEN)で開催されます。期間は明日11月5日殻~13日まで。
避難生活を象徴とするブルーシートをポジティブなイメージに転換し、震災風化を防ぐためのプロジェクト「ブルーシード大作戦」からは、熊本地震の際に大量に使われたブルーシートをリサイクルしたトートバッグを販売。飲食では「香心ポーク生ウインナー&あか牛の肉づくしミートドック」(1,200円)や「たっぷり阿蘇馬肉のポテトパイ」(600円)など熊本の食材を利用したフードを提供するほか、カフェラテ(600円)やキャラメルラテ(600円/いずれも税込)といった熊本産の牛乳「ASO MILK」を使ったドリンクがメニューに並びます。
◆ブルーシードカフェ@表参道 The AIRSTREAM GARDEN
会期:2016年11月5日(土)〜13日(日)
実地時間:午前11:00〜午後18:00
開催場所:The AIRSTREAM GARDEN
東京都渋谷区神宮前4-13-8
問い合わせ先:TEL 03-6408-9085
※前日11月4日はオープニングイベントを表参道 TRUNK(HOTEL)開業準備室で開催
③熊本城「復興城主」寄付が2日間で3250万円!
熊本地震で被災した熊本城の復旧に向け、熊本市が寄付を募る「復興城主」の受け付けが1日から始まり、2日までに約3250万円が寄せられました。
熊本城総合事務所によりますと、1日は約1930万円、2日は約1320万円の寄付を受け付けました。寄付は個人と団体合わせ計2348件。1日は朝からひっきりなしに電話がかかり応対に追われました。電話は東京、愛知、宮城など全国各地からありました。河田日出男所長は「一日も早い熊本城の復旧を願う気持ちがありがたい」と話しています。
熊本城近くの「桜の馬場 城彩苑」にある湧々座(わくわくざ)では現金で寄付を受け付けています。東京に住む孫らの名前で3万円寄付した熊本市の主婦田所なお子さん(64)は「一日も早く復興してほしい」と話していました。
復興城主制度は、寄付を募って復旧・復元の財源に充てるのが目的。1万円以上の寄付をした「城主」には「城主証」や、観光施設の入場が無料になる「城主手形」を交付。熊本市出身の尾田栄一郎さんの人気漫画「ワンピース」の限定グッズ(先着1万セット)もプレゼントされます。このほか、湧々座に設けたスクリーンに、氏名などを入力すると「城主」の名前が出るようになります。問い合わせは熊本城総合事務所(096・352・5900)へ。
➃ 科学とともに」テーマに!サイエンスアゴラ
あらゆる人に開かれた科学と社会をつなぐ広場「サイエンスアゴラ2016」が昨日3日、江東区青海で始まりました。科学技術振興機構(JST)が主催し、11年目の今年は「つくろう、科学とともにある社会」をテーマに6会場で開催します。
メディアセッションでは、東日本大震災や熊本地震で被災した高校生と、ラッシュ・D・ホルト米国科学振興協会CEOとJSTの浜口道成理事長が、被災地の復興と科学の果たす役割について対談しました。
大浦葉子さん(県立福島高3年)は福島原発から20キロ圏内で被災し「科学者と距離を感じる。対話できる機会がほしい」、故郷の大熊町に帰れない遠藤瞭さん(県立ふたば未来学園高1年)は「一般の人も受け身でなく、知ろうとする努力が大事」、科学者について浜口理事長は科学者は「専門にこもらず社会とつながらなくては」、ホルト氏は「いいことだけ語ってはだめ。人に役立つよう伝えなくては」と話していました。中武聖(みさと)さん(熊本県立宇土高2年)は「盛岡と熊本での被災経験を伝え、人を救う仕事がしたい」と語っていました。
⑤学校トイレ、洋式化、避難所としても重要!
災害時に地域の避難所となる学校。東日本大震災や熊本地震の直後に被災者を困らせたのが、和式便器が多い学校特有のトイレ環境でした。防災の観点からも洋式化が急務だと専門家は指摘します。
◆学校のトイレ研究会」事務局長・河村浩さん
「学校のトイレ研究会」は、学校のトイレ環境を改善する目的で1996年に発足し、トイレメーカーなど6社で調査・啓発活動を続けています。東日本大震災や熊本地震では、多くの被災者の方に取材をさせていただきました。
今年7月に熊本地震の被災地で行った調査でも、避難所生活で最も不便だったのはトイレという意見が最多でした。理由は「和式便器が多い」「温水洗浄便座がない」「床がぬれていることが多い」などです。足腰の悪いお年寄り、子どもや障害のある方が、数少ない洋式トイレに並んだり、用を足すのを我慢して健康を害したりしたというお話も各地で耳にしました。
和式トイレは節水の面からも、洋式に劣ります。近年の節水型洋式便器なら、1回に使う水の量は約4.8~6リットル。対する和式は8~11リットルです。災害時、水はいつにも増して貴重であり、洗浄に使う水が少なくて済むにこしたことはありません。
仮設トイレは非常時、道路事情で搬入に時間がかかり、雨や寒い日には、外で用を足すのも大変です。段差や臭いの問題もあります。
洋式化が進まない最大の理由は費用です。400万円以上のトイレ単独改修には3分の1の国庫補助が出るため、こうした制度を活用して優先的に改修していくことが求められます。学校のトイレは、その学校に在籍する子どもたちだけのものではありません。災害時には地域の公共トイレになることをぜひ、知っていただきたいのです。
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かわむら・ひろし 1963年生まれ。85年、東京造形大卒業後、東陶機器(現・TOTO)に入社。商品デザインや公共トイレの企画、自治体トイレの建設コンサルティングなどを手がける。08年、衛生設備、清掃メンテナンスなどトイレ関連企業でつくる「学校のトイレ研究会」事務局長に就任。
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⑥熊本城のいま、石垣崩落!さまざまな誘因
国は特別史跡について、「史跡のうち学術上の価値が特に高く、わが国文化の象徴たるもの」と定めている。熊本城(熊本市中央区)は全体が特別史跡であり、市の中心には「国の文化の象徴」、いわば“国宝”が存在し続けてきました。
郷土の歴史と文化の保護・発展を目指す熊本城顕彰会は10月下旬、同市で特別講演会を開催。熊本城調査研究センターの鶴嶋俊彦主幹(61)は、熊本地震での熊本城跡の被害状況について報告しました。配布した資料には石垣崩落の要因など、示唆に富んだ推測や分析をまとめています。
まず熊本城跡は「厚くたい積した火砕流の台地が基本地盤」と説明。
(1)本丸周囲に20メートル前後の高い石垣が存在
(2)築城以来の経年によるはらみや緩みなど変形がある
(3)揺さぶりを増幅する高い木が存在
など、石垣崩落の素因や誘因があることを示しています。
もともと石垣は、急勾配で高いほど地震に反応します。今回は築城以来、最大規模の激震であり「さまざまな立地や構造、修理履歴を持つ石垣が一様に被災しており、石垣が内包する崩壊要因を特定するに至っていない」としています。
しかし、被害から見えてくることもあります。鶴嶋さんは「慶長4~5年の初期構造となる大天守や本丸上段の緩勾配の石垣には、大きな崩落がない」と指摘。急勾配の石塁で形成される出入り口石垣の「虎口」に崩落が多い一方で、宇土櫓(やぐら)台など20メートル前後の高石垣の崩落事例は一部。一概に「高い=崩落」とは言えないようです。
また、石垣の隅の部分を少し高くする「気負(きおい)」にも着目。角石(すみいし)だけで櫓を支えた飯田丸五階櫓も、気負が倒壊を防ぎました。これは重要文化財の平櫓でも採用され、「築城以来の技法」だそうです。本丸御殿の床下の闇(くらが)り通路の石垣に被害がなく、「建物荷重が被害をくい止めた事例」としています。
人間に例えると、年齢や基礎体力、病歴などがそれぞれ異なる熊本城の石垣。復旧と検証には途方もない時間がかかるでしょう。しかしその地道な作業こそが、国の文化の象徴を何百年、何千年の後世に受け継いでいくのです。
⑦落語で支援に一役!一部運休続く南阿蘇鉄道
本地震の影響で一部運休が続く熊本県南阿蘇鉄道の復興を支援しようと、高森町文化協会は2日、同町観光交流センターで落語会を開きました。鉄道ファンとして知られる桂梅團治(うめだんじ)さん(59)=大阪市=が鉄道についての創作落語を披露し、支援に一役買いました。
梅團治さんは鉄道落語を手掛けるほか、SLの写真集を出版するなどしています。落語は、みどりの窓口を訪れた酔客と職員が堂々巡りのやり取りをする「切符」で、約30人の客を前に流れるようなしゃべりで爆笑を誘いました。
10代のころ、旧国鉄高森線時代にSLの撮影に訪れたという梅團治さんは「思い出深い鉄道なので、また全線が走るのを楽しみにしています」と話していました。
会場で浄財を募り、同協会が落語会後に同鉄道に全額寄付しました。橘家蔵之助さん(59)や桂小梅さん(24)も出演しました。
⑧子育て支援、地震時の課題共有!熊本市東区の連絡会が研修
熊本市東区の全18校区子育て支援ネットワークでつくる連絡会が2日、区役所で研修会を開き、熊本地震からこれまでの活動を振り返りました。反省点や悩みなどを盛り込んだ防災カードゲームを作り、地域で課題を共有します。
各校区の子育て支援ネットワークは民生児童委員や小中学校、区保健子ども課などで構成。子育てサークルを開くなど、地域の親子を見守る活動をしています。
ネットワーク代表ら44人が参加。班に分かれて「公民館が被災したので自宅でサークルを開いた」などと活動を報告しました。
「孫を預かり、地域の親子の安否確認に手が回らなかった」「みんなが被災している中、メンバーに協力を呼び掛けるか迷った」といった悩みも打ち明けました。
連絡会は事例を基に、参加者全員でどう行動したらいいかを話し合う防災カードゲーム「クロスロード」を作成する予定。年度内にまとめ、各校区に配布します。
⑨城北高生徒会が東北の被災地訪問!文化祭で現状報告へ
山鹿市の城北高生徒会は6日の文化祭で、東日本大震災の被災地での交流を通じて感じたことを、生徒や地域住民に伝える。大震災発生後5年半を経ても傷痕が癒えない状況や、熊本地震の被災者に寄せる心遣いを詳しく報告します。
発表するのは2年の田中美紅(みく)さん、濱治風音(かのん)さん、田代杏佳(きょうか)さんと、1年の籌(かぞえ)莉奈さん。8月29~30日に岩手県を訪問し、初日は人口の約1割、1200人超の犠牲者が出た大槌町へ。子どもの心のケアや遊び場づくりに取り組む施設「子ども夢ハウスおおつち」を訪ねました。
施設には家族や友人を失った子が通います。津波の経験から、みんなで撮った写真を部屋の高い位置に飾ろうとした子もいます。「子どもに寄り添い、安らげる場所を与え続けている」。4人は施設の活動に感銘を受けました。
2日目は山田町の仮設団地で住民と交流。絵合わせゲームや熊本弁講座で和ませ、浴衣姿で山鹿灯籠踊りも披露しました。
「熊本は地震で大変なのに、来てくれてありがとう」。住民から掛けられた言葉が4人の胸に響きました。熊本地震の被災者を励まそうと、住民は「互いに復興を」「明日は良いことがある」と寄せ書きもしてくれました。
東日本大震災発生時のままの形で残る家、一向に整備が進んでいないガタガタの道、息子が流されて行方不明だというお年寄りの涙……。2カ月前の体験が鮮明によみがえります。
生徒会長を務める田中さんは「震災を風化させてはいけないというメッセージや、大変な状況にあっても熊本の地震を気遣う東北の人の優しさをしっかり伝えたい」と準備を進めています。
⑩部分運休が続く南阿蘇鉄道、沿線巡るスタンプラリー
熊本地震で被災し、部分運休が続く南阿蘇鉄道の南阿蘇村と高森町の各駅と、沿線の飲食店や土産物店を巡る「クイズ&チェックインラリー」が開かれています。12月末まで。
同鉄道への出資者の高森町などでつくる「南阿蘇鉄道復旧支援対策チーム高森実行委員会」が企画。同鉄道は南阿蘇観光の目玉の「トロッコ列車」などを高森~中松駅間で部分運転しており、全線復旧を目指す沿線の観光を盛り上げる狙いです。
チェックインラリーは37店が参加。沿線を(1)高森駅周辺(2)高森町色見地区(3)南阿蘇村一帯の3エリアに分け、それぞれ1~2店で買い物や飲食をして冊子にスタンプをもらうと、同鉄道オリジナルの弁当箱やマグカップがもらえます。
クイズラリーは全線の10駅に問題を掲示。冊子に付いている専用ハガキに5駅分の答えを書いて送ると、抽選で参加店舗の食事券やトロッコ列車の乗車券が当たります。同実行委TEL0967(62)1111。
⑪薄れる関心に危機感!仙台のNPOがPR活動強化
熊本地震後、仙台市のNPO法人「ボランティアインフォ」(北村孝之代表)が、熊本市の街頭などでボランティア希望者と受け入れ側をつなぐ活動を続けています。発生から半年過ぎてボランティアへの関心が薄れているのを危ぐし、今後はPR活動を強化しています。
同NPOは東日本大震災後に設立。被災地で必要なボランティア活動と人員の情報を収集し、ホームページなどで発信しています。
熊本では4月下旬、JR熊本駅前に情報ステーションを開設し情報発信や仲介を展開。大型連休中は県内外から「ボランティアをしたいが、受け入れ自治体や各ボランティアセンターの受付時間や行き方が分からない」という人がブースに詰め掛け、地元を含むスタッフ20人が対応しました。
希望者が殺到した熊本市の当日受け付けが終了後は、他の市町村のセンターに連絡を取り、受け付けを代行。交通手段も教えました。
その後、土・日曜に開設していましたが、夏ごろから希望者が減少。一方、被災地からは「個人宅の片付けやがれきの撤去、農作業などまだ支援が必要」との切実な声が届く。被災者から直接、「ボランティアを頼みたい」と相談も受けています。
駅前での活動は10月末で終了。11月からは食や音楽、復興関連のイベントで広くボランティアを呼び掛けます。スタッフの前川俊さん(30)=玉名市、会社員=は「東北では地震から5年たってもボランティアの需要が続いている。熊本でも息の長い活動が必要」と話しています。
⑫九州出身の音楽家が共演!13日、阿蘇市で復興コンサート
九州出身の若手音楽家5人が13日、阿蘇市一の宮町の国立阿蘇青少年交流の家で、復興支援の「パストラーレコンサート」を開きます。熊日など後援。収益金の一部を熊本地震で被災した阿蘇市に寄付します。
パストラーレは「田園風な」という意味の音楽用語。阿蘇市出身のピアノ講師、志賀総学(ふさのり)さんが昨年11月に初めて地元でコンサートを開き、「被災者に音楽で心を癒やしてもらいたい」と第2回を企画しました。
当日は阿蘇五岳を望む同施設のレストラン「きらら」で、人気ドラマのテーマソングやスタジオジブリの作品挿入曲など計11曲を披露。楽器紹介やソロ演奏なども交えます。
午後14時開演。中学生以上千円、小学生500円、未就学児は無料。志賀さんTEL090(5477)9124。
⑬お灸で心身リラックス!西原村で体験会
お灸で震災の疲れを癒やしてもらおうと1日、西原村の文化創造館「風流(カザル)」で体験教室がありました。同館が6月から日本財団の復興支援補助金で取り組む「西原にじいろプロジェクト」の一つ。
鍼灸(しんきゅう)師の山岡縁(ゆかり)さん(41)=同村=を講師に招き、村民ら約20人が参加しました。山岡さんは「お灸は自律神経を整え、地震の恐怖や不安、疲れを取り除いてくれる」と解説しました。
参加者は、布を張った竹筒に塩を入れた「塩灸」をおなかや腰、肩などに当て、1時間ほどじっくり体を温めました。「心地よい熱さで、腰や体がとても軽くなった」と満足した様子でした。
同館は毎週火曜日にコミュニティーカフェを開き、ランチ(500円)を一緒に楽しんでもらい、アロママッサージやヨガ、整体体操などの体験会を実費で開催しています。
風流の吉岡真起子さん(38)は「被災者同士がゆっくりコミュニケーションを図れる場をつくりたい。幅広い世代の交流を通し、地域のつながりを取り戻したい」と話しています。同館TEL096(279)4444。
⑭復興のまちづくり考える、熊本市、宮城の医師が講演
熊本地震で被災した高齢者のケアや復興に向けたまちづくりについて考える企画「くまもと未来会議」が昨日3日、熊本市で開かれました。宮城県石巻市の仮設住宅に開設された診療所で所長を務める長(ちょう)純一医師が、「地域包括ケアによる復興のまちづくり」をテーマに講演。「震災で地域コミュニティーを失ったことが高齢被災者の健康状態の悪化をもたらした」として、地域のつながりによる介護予防の重要性を強調しました。
仮設住宅や復興住宅での暮らしでは、高齢者の孤立が大きな課題とされています。長医師は、自治会長など身近な住民に健康などの相談をするケースが多いとして「新たに専門の職員を配置するより、自発的に見守り活動に取り組む地元住民を行政がサポートすることで被災者の孤立を防ぐのが望ましい」と提言しました。
講演後、参加者たちは4人ずつのグループに分かれて震災後のまちづくりについて討論。「廃材を使った家具の製作といったイベントなら、引きこもりがちな高齢男性も参加しやすいのでは」などと意見を交わしました。
「東日本大震災の事例を参考に熊本の未来について考え、さまざまな立場の人たちが復興へのアイデアを出し合う対話の場をつくりたい」と、熊本大などが主催。大学生や社会福祉士など約50人が参加しました。
2.ここ数日間の地震
2016/11/04 12:09 04日 12:06頃 鳥取県中部 1
2016/11/04 09:19 04日 09:16頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/04 07:45 04日 07:42頃 鳥取県中部 1
2016/11/03 20:53 03日 20:50頃 愛媛県南予 1
2016/11/03 13:05 03日 13:01頃 徳島県南部 2
2016/11/03 08:42 03日 08:40頃 鳥取県中部 1
2016/11/03 02:58 03日 02:54頃 鳥取県中部 1
2016/11/02 15:09 02日 15:06頃 秋田県内陸北部 1
2016/11/02 14:44 02日 14:40頃 鳥取県中部 1
2016/11/02 14:36 02日 14:33頃 秋田県内陸北部 3
2016/11/02 14:30 02日 14:27頃 鳥取県中部 2
2016/11/02 12:16 02日 12:13頃 秋田県内陸北部 2
2016/11/02 07:42 02日 07:37頃 福島県沖 3
2016/11/02 07:36 02日 07:32頃 沖縄本島近海 1
2016/11/01 23:02 01日 22:57頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/01 20:24 01日 20:21頃 鳥取県中部 2
2016/11/01 19:09 01日 19:06頃 鳥取県中部 1
2016/11/01 17:54 01日 17:51頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/01 17:03 01日 16:59頃 福島県浜通り 2
2016/11/01 16:34 01日 16:30頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/01 16:10 01日 16:06頃 沖縄本島近海 1
2016/11/01 11:50 01日 11:47頃 鳥取県中部 1
2016/11/01 06:45 01日 06:42頃 鳥取県中部 1
2016/11/01 04:05 01日 04:02頃 千葉県東方沖 1
2016/11/01 03:36 01日 03:33頃 鳥取県中部 2
2016/11/01 02:35 01日 02:32頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/01 02:11 01日 02:08頃 鳥取県中部 1
2016/10/31 20:10 31日 20:07頃 鳥取県中部 1
2016/10/31 18:19 31日 18:14頃 鳥取県中部 1
2016/10/31 17:59 31日 17:56頃 愛媛県南予 1
2016/10/31 13:00 31日 12:57頃 鳥取県中部 1
2016/10/31 12:00 31日 11:57頃 新潟県中越地方 1
2016/10/31 11:50 31日 11:46頃 新潟県中越地方 3
2016/10/31 10:42 31日 10:39頃 鳥取県中部 2
2016/10/31 05:51 31日 05:46頃 鳥取県中部 1
2016/10/30 14:24 30日 14:21頃 青森県東方沖 1
2016/10/30 13:16 30日 13:13頃 三重県南部 1
2016/10/30 09:41 30日 09:38頃 長野県北部 1
2016/10/30 08:53 30日 08:50頃 熊本県天草・芦北地方 1
2016/10/30 08:40 30日 08:37頃 熊本県天草・芦北地方 2
2016/10/30 04:18 30日 04:15頃 和歌山県北部 1
2016/10/30 01:23 30日 01:19頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 20:55 29日 20:52頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 20:53 29日 20:50頃 鳥取県中部 2
2016/10/29 18:20 29日 18:17頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 17:53 29日 17:50頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 17:31 29日 17:28頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 16:21 29日 16:17頃 三陸沖 1
2016/10/29 13:51 29日 13:45頃 鳥取県中部 2
2016/10/29 13:47 29日 13:43頃 鳥取県中部 4
2016/10/29 07:02 29日 06:57頃 宮古島北西沖 2
2016/10/29 06:04 29日 06:01頃 鳥取県中部 2
2016/10/29 06:02 29日 05:59頃 岐阜県飛騨地方 2
2016/10/29 04:02 29日 04:00頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/29 02:22 29日 02:19頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 01:33 29日 01:31頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 01:29 29日 01:26頃 鳥取県中部 1
2016/10/29 00:35 29日 00:31頃 鳥取県中部 1
2016/10/28 23:33 28日 23:29頃 鳥取県中部 1
2016/10/28 22:59 28日 22:55頃 千葉県北東部 1
2016/10/28 21:44 28日 21:41頃 鳥取県中部 2
2016/10/28 20:13 28日 20:10頃 鳥取県中部 2
2016/10/28 17:17 28日 17:14頃 有明海 1
2016/10/28 15:54 28日 15:51頃 鳥取県東部 1
2016/10/28 14:48 28日 14:45頃 福島県沖 1
2016/10/28 12:22 28日 12:19頃 浦河沖 1
2016/10/28 10:15 28日 10:12頃 鳥取県中部 1
2016/10/27 23:18 27日 23:14頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/27 19:40 27日 19:37頃 鳥取県中部 2
2016/10/27 11:23 27日 11:20頃 福島県沖 1
2016/10/27 10:45 27日 10:43頃 鳥取県中部 1
2016/10/27 08:50 27日 08:47頃 鳥取県中部 2
2016/10/27 06:43 27日 06:40頃 鳥取県中部 1
2016/10/27 05:10 27日 05:07頃 鳥取県中部 1
2016/10/27 03:40 27日 03:37頃 鳥取県中部 2
2016/10/27 01:37 27日 01:34頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 23:57 26日 23:52頃 熊本県球磨地方 1
2016/10/26 22:43 26日 22:40頃 有明海 1
2016/10/26 21:39 26日 21:36頃 鳥取県中部 2
2016/10/26 21:32 26日 21:29頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 20:38 26日 20:35頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/26 19:59 26日 19:56頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 19:16 26日 19:12頃 千葉県北西部 2
2016/10/26 15:40 26日 15:35頃 トカラ列島近海 1
2016/10/26 15:37 26日 15:33頃 トカラ列島近海 2
2016/10/26 13:06 26日 13:03頃 有明海 1
2016/10/26 12:50 26日 12:45頃 鳥取県中部 3
2016/10/26 11:36 26日 11:33頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 11:26 26日 11:23頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 07:35 26日 07:31頃 鳥取県中部 3
2016/10/26 06:44 26日 06:41頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 06:23 26日 06:20頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/26 05:40 26日 05:37頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 04:55 26日 04:52頃 福島県会津 1
2016/10/26 04:41 26日 04:36頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 03:43 26日 03:40頃 茨城県南部 1
2016/10/26 02:48 26日 02:45頃 鳥取県中部 2
2016/10/26 02:40 26日 02:36頃 福島県沖 1
2016/10/26 02:21 26日 02:18頃 鳥取県中部 2
2016/10/26 01:03 26日 01:00頃 鳥取県中部 1
2016/10/26 01:01 26日 00:58頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/25 22:26 25日 22:23頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/25 21:34 25日 21:30頃 鳥取県中部 3
2016/10/25 20:23 25日 20:20頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/25 20:17 25日 20:12頃 千葉県南東沖 3
2016/10/25 20:06 25日 20:02頃 奄美大島近海 1
2016/10/25 18:24 25日 18:21頃 鳥取県中部 2
2016/10/25 17:55 25日 17:52頃 種子島近海 1
2016/10/25 14:20 25日 14:17頃 熊本県阿蘇地方 1
2016/10/25 14:00 25日 13:57頃 鳥取県中部 1
2016/10/25 13:50 25日 13:47頃 鳥取県中部 1
(続く)