『電気の流れやすさで地震発生!貴方の居住地近くの断層は大丈夫?』
11月20日日曜日昼
【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】
*下記熊本情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!
皆様こんにちは。地震の発生メカニズム解明に向け、九州で地下深くの「電気の流れやすさ」を調べてきた九州大地震火山観測研究センターなどが、一連の熊本地震を踏まえ、電気が流れにくい固い地盤の領域で主に地震が発生しているとの研究成果をまとめました。一方で、固い地盤の直下などには電気が流れやすい領域も存在し、二つの領域が作用して地震につながった可能性があるそうです。この特徴を捉えることで、地表に活断層が現れていない場所でも地震の危険性を予測できそうです。
福岡市で開かれる地球電磁気・地球惑星圏学会を前に、同センターの相澤広記(こうき)助教が昨日19日、発表しました。
九大、熊本大、京都大、産業技術総合研究所など全国六つの研究機関は2001年から、熊本県の八代平野から大分県の別府湾までの約250所で、地下の電気の流れやすさを専用の測定器で調べてきました。
熊本地震の後、地震活動との関係を分析した結果、震度7を招いた日奈久(ひなぐ)、布田川(ふたがわ)の両断層帯で、実際に断層破壊があった領域(地下10キロ前後)は電気を流しにくいですが、直下に電気が流れやすい軟らかい層がみられました。同じ傾向は07年の石川県能登半島地震など複数の内陸型地震で確認されています。軟らかい領域は熱水を含んでいるとみられています。
断層面を含む固い地層に軟らかい高温領域が接すると、プレート運動で固い地盤が横から引っ張られたり押されたりする際、接する付近に力が集中し、そこから断層破壊が起きやすい、と相澤助教らは推定しています。熱水が断層面に供給され滑りやすくなっている可能性もあり、熊本地震での関係性をさらに調べています。
九州では中部地域を中心に、同様の調査を面積ベースで約20%まで終えている。その結果、日奈久断層帯南西部や、大分県の九重山東側も地震が発生しやすいと考えられるということです。一方、阿蘇山周辺などはマグマの影響で通電しやすい領域が広範囲にあり、逆に地震の空白域になっています。相澤助教は「同じような調査は全国で行われており、より詳しい地震予測につながる可能性がある」と話しています。
1.被災地情報
①仮設団地、ツリーにあかり!子どもたちが飾り付け
熊本地震に伴う応急仮設住宅団地で最大の「テクノ仮設団地」(熊本県益城〈ましき〉町、516戸)に昨日19日、クリスマスツリーの明かりがともりました。高さ3メートルほどのスギ5本に、被災してここで暮らす子どもたちがサンタクロースや雪を飾り付けました。団地の入り口にある仮設商店街などに飾られます。
ツリーを贈ったのは県電機商工組合の青年部。部長の石原健一郎さん(42)は「電器屋の得意技で被災者の力になりたかった」。2度の震度7の揺れはいずれも夜間に襲いました。今でも闇におびえ、夜になると泣き出す子どももいるそうです。
全国の電器屋仲間に呼びかけて電飾などを集め、スギはボランティア活動で知り合った同県小国町の森林組合から提供を受けました。石原さんは「自分たちにできるのは町に明かりをともすこと。それで笑顔になってもらえたらうれしい」。
②ロボットやドローンに大歓声!益城中央小
熊本地震で大きな被害を受けた益城町の益城中央小学校で昨日19日、東海大学の熊本キャンパス(熊本市東区)で電子工学を専門にする教授や学生らによる「親子サイエンス教室」が開かれました。被災した子どもたちに「楽しい思い出を」と2年生の保護者らが企画し、子どもたちはロボットを動かしたりドローンを見たりして笑顔を輝かせました。
教室には2年3組の児童や保護者ら約60が参加しました。理科教育が専門で、テレビ番組でも知られる同大の滝川洋二特任教授(67)が東京から訪れ、風船やたこを使った特別授業を披露。学生らがロボットの操作や、ポリ袋でロケットを作る方法などを教えました。
きっかけは、保護者の外村貴代美さん(38)が8月に東海大に送った一通の手紙。家を失う子や気持ちが不安定な子たちに「何か楽しい思い出を」とインターネットで調べるうち、同大の科学教室に行き当たりました。知人などのつてはありませんでしたが、「お兄さんやお姉さんから色々学んで交流できる機会を」と書いて送ったところ、大学側が快く応じたそうです。
歓声を上げる子どもたちを見て、外村さんは「みんな目が輝いていた」と笑顔。滝川特任教授は「科学は夢を与えられる。楽しい、頑張ろうと思ってもらえたらうれしい。この町の未来を支えるのは、この子たちだから」と話していました。
③文化財被害、ため息も!大津町で研修会
熊本地震による大津町の文化財被害について学ぶ研修会が昨日19日、町立おおづ図書館でありました。まちづくり団体「町協働の会」が町教育委員会と開催。町民ら約20人が参加しました。
町歴史文化伝承館の飯冨英博館長(58)が町内50以上の史跡や寺社で被害が出ていることを、写真を交えて紹介。「町内の神社のほとんどの鳥居が倒壊するなどして失われた」と話していました。
1830年築造の母屋や築240年以上の蔵で瓦や壁が崩れ落ちた国指定重要文化財「江藤家住宅」や、裏の崖から落ちた巨大な岩が本殿をつぶした瀬田神社の写真が写し出されると、会場からため息が漏れました。
江藤家住宅や、地震で幹線水路22カ所が損壊した農業用水路「上(うわ)井手」の歴史を町文化財保護委員の村下洋一さん(70)が解説。会場では紙相撲や史跡カルタ体験などもありました。
➃益城町の仮設で読み聞かせ!感動、癒し被災地に
熊本市東区の秋津レークタウン公民館にある絵本の図書館「みずべこども文庫」が昨日19日、益城町のテクノ仮設団地談話室で読み聞かせの会を開きました。
文庫は同区在住の絵本セラピスト中山美加さん(55)が今年8月に開設。全国からの支援で集まった絵本を所蔵しており、避難所での“出張読み聞かせ”にも取り組んできました。談話室には、文庫が持ち込んだ幼児向けから大人向けまでの約200冊がずらり。中山さんや、関東などから駆けつけた仲間らが「はらぺこあおむし」などの作品を感情豊かに読み上げました。
東区のみなし仮設で暮らし、テクノ団地の祖母宅に遊びに来ていた上村龍生(りゅうき)ちゃん(5)は「好きな絵本を読んでもらって楽しかった」と笑顔。中山さんは「絵本の世界に夢中になって、地震のストレスを忘れてほしい」と願っています。
県電機商工組合青年部が主催したイベント「あかりまつり」の一環。短編映画の上映や、クリスマスツリーの飾り付けもありました。
⑤リオ五輪メダリストが被災地激励!栄光への道のり伝授
リオデジャネイロ五輪でメダルを獲得した競泳の萩野公介選手と重量挙げの三宅宏実選手が昨日19日、熊本地震の被害が大きい南阿蘇村の南阿蘇中などを訪れ、五輪への挑戦と苦節を通して生徒らにエールを送りました。
日本オリンピック委員会が、被災地の子どもに夢を持ち続けてもらおうと開催。村内の小中学生や保護者ら約300人が聴きました。
三宅選手は女子48キロ級で銅メダルに輝きました。中学3年から競技を始め、コーチである父の支えで栄冠をつかんだ経験に触れ、「若い皆さんはまだまだ可能性がある。失敗を恐れず何にでも挑戦して」と呼び掛けました。
男子400メートル個人メドレーで金など3メダルを獲得した萩野選手は、けがで泳げなかった時期の苦悩を吐露。「遠くの大きな夢ばかりを見続けるとしんどい。苦しい時は、目の前の目標を一つずつ乗り越えればいい」とアドバイスを送りました。
水泳のクラブチームに所属する藤岡嵩士さん(3年)は「地震後は練習ができず、中体連で結果も残せずにもうダメかと思っていたが、いつか萩野選手らと同じ舞台に立てるよう一歩一歩頑張る」と力強く語りました。
両選手は同日、嘉島中と東野中も訪問。本日20日は藤園中、西原中、御船中を回ります。
⑥復興の光で白川彩る、球体3万個放流!
熊本市中央区の白川河川敷で本日20日、熊本地震からの復興を祈念して「くまもと復光祭~Light of Hope」が開かれます。泰平橋から白川橋までの白川約600メートルを天の川に見立て、青い光を放つ球体約3万個を放流。希望の“星”で川面を満たします。
被災者を元気づけようと、熊本青年会議所などが初めて企画しました。午後17時45分から約2時間、LEDを光源とするプラスチックの球体を川に浮かべます。同19時20分には花火も打ち上げられ、幻想的な雰囲気をつくり出します。会場にはササ10本を準備。短冊を用意し、来場者に復興への願いを記してもらいます。
左岸の特設ステージでは午後15時から、二胡(にこ)奏者チェン・ミンさんの生演奏や、大リーグ・カブスの川崎宗則選手のトークショーなどがあります。
入場無料。熊本青年会議所は「被災者が少しでも笑顔になり、希望が持てるようなイベントにしたい」と話しています。同会議所TEL090(3661)8335。
⑦休業の「APタウンはません」、来月1日営業を再開
熊本地震の影響で休業していた熊本市中央区南熊本の複合商業施設「APタウンはません」が、12月1日に営業を再開します。食品スーパー「ハローデイ」など地震前の4テナントに加え、新たに100円ショップが営業を始めます。
同施設はNTT西日本アセット・プランニング(大阪市)がNTTの物流センター跡地を開発し、2013年にオープン。同社九州支店(福岡市)によりますと、地震で屋上駐車場へのスロープが損壊し、建て直していたため休業が約7か月間と長引きました。
NTT西日本アセット・プランニングは、熊本市北区津浦町に複合商業施設「APタウン熊本北」を開発し、9月にオープンしています。
⑧熊本城宇土櫓壁剥げ、床傾く!内部映像公開
*過去記事と一部重複
熊本市は18日、熊本地震で被災した熊本城(同市中央区)の宇土櫓(やぐら)(国指定重要文化財)内部を撮影した動画を報道機関に公開しました。建物の構造自体に大きな被害は見られませんでしたが、床が傾いたり、しっくい壁が剥げ落ちたりしている様子などが映り込んでいました。
熊本城調査研究センターが16日に撮影。通常出入りに使う続(つづき)櫓が4月16日の本震で倒壊したため、宇土櫓東面入り口から中に入ったとのことです。最上階(5階)まで、約16分間の映像にまとめています。
1,2階はしっくい壁の剥落がひどく、周囲をめぐる廊下の床が建物中心に向かって大きく傾いていました。映像には床に置いた粘着テープのロールが勢いよく転がる様子も収められています。2階では1927(昭和2)年の解体修理の際に取り付けられた鉄骨製の補強材が1カ所たわみ、敷居1カ所も破損。3階ではかもい1カ所が外れて落下していまし。4,5階に大きな損傷はありませんでした。
同センターの城戸秀一主査は「あくまで目視の範囲だが、軸組み自体に大きな被害はないようだ。今後詳細な調査が必要で、大規模な修理になる可能性もある」と話していました。
宇土櫓は1601~07年の築造で、「三の天守」とも称される。3重5階・地下1階(延べ約722平方メートル)で、続櫓(一部2階、延べ約194平方メートル)が付属しています。
大正時代に荒廃の兆しが見えましたが、県民の募金運動により1927年に陸軍が解体修理し、軍用地内にもかかわらず一般公開されました。33年に国宝指定、47年に重要文化財に指定替えされました。60年に天守閣が復元されるまで、熊本城観光の主役を務めました。
⑨「天空の道」いまだ不通!阿蘇・北外輪山、地震で斜面崩落
阿蘇カルデラを望む雄大な景観から「天空の道」と呼ばれ、阿蘇市の新しい観光スポットになっていた北外輪山の坂の道(市道)が熊本地震による斜面崩落でずたずたになりました。山肌は岩が露出し、崩れた土砂や転げ落ちた大岩が道を破壊しています。復旧の見通しは立っていません。
この道は阿蘇谷の集落と外輪山の牧野を結び、牛馬を飼う農家が放牧や採草のために利用してきました。「坂の国」と呼ばれる阿蘇で、生活に使われる大切な坂道の一つ。標高差300メートルの外輪山の斜面を約4キロ、ジグザグにたどります。
地元の牧野組合関係者によりますと、斜面に2カ所あった放牧地は地震で使えなくなりました。牛は外輪山上の平地の牧野に移しましたが、そのため「放牧の密度が高くなった」と影響を心配する声も出ています。来春の野焼きも一部で支障が出る可能性があるそうです。
⑩妙見祭の獅子舞を奉納、八代・浅井神社
八代市北の丸町の浅井神社で15日、大祭に合わせて八代妙見祭の獅子と神馬(しんめ)のおはらいと、獅子舞の奉納が行われました。妙見祭の由来である妙見神が、同神社がある地に上陸したという故事にちなんだ行事。
雌雄の獅子が神職からおはらいを受け、頭に神の使いであることを示す御幣を付けられた後、巨大なクスノキの神木の横で演舞を奉納しました。かねや太鼓を担当する楽隊の子どもたちも、1日の妙見祭開幕以来、初めて正装で臨みました。
獅子舞はこの後、旧八代城主・松井家ゆかりの「松浜軒」で、庭園の細長い道を利用して通常より遠く横移動する「平長庭」という独特な舞い方を披露しました。
⑪瞑想とヨガ同時体験!19日から玉名市、蓮華院誕生寺奥之院
場職の人間関係や過酷な労働環境に悩む人が増える中で、真言密教の瞑想(めいそう)法「阿字観(あじかん)」と、インド古来の心身鍛錬法「ヨガ」を同時に体験する「アジカントヨガ」と名付けた取り組みが、玉名市の蓮華(れんげ)院誕生寺奥之院で昨日19日から始まりました。院代の川原啓照さん(31)は「静かな環境の中で自分をじっくり見つめ直し、心の安らぎを取り戻していただきたい」としています。
阿字観の基本姿勢は、座禅を組んで目を閉じることで、自分の呼吸に意識を向けながらゆっくりと瞑想に入る。大きな宇宙の中で生かされている自分をイメージし、大きな視点から今の悩みを客観視するうちに、次第に心が安らいでいくそうです。
川原さんによりますと、近年人気のヨガは仏教と同じインド発祥で、呼吸を意識しながら心の状態を整えていくところなど、阿字観との共通点も多いそうです。ヨガの指導を担当する迫田愛子さん(4)=長洲町=は、腕や足をゆっくり動かしながら体の部位の感覚を一つ一つ確認し、自分の体調に目を向けていくように促します。「お寺という空間でヨガをする非日常の体験を通して疲れた心を癒やしてもらいたい」と話します。
会場は僧が修行に使っている高さ50メートル超の五重塔。4階で川原さんの指導の下で座禅に取り組み、最上階の5階で迫田さんによるヨガのレッスンを受けます。9月に知人だけを招いて実施したところ、心が洗われたと好評だったということです。
指導料は3800円(税込み)で、昼食に精進料理が提供されます。毎月第3土曜に実施。
⑫熊本城支援イベント、子どもら「忍者修行」楽しむ
熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の復興支援を呼びかけるイベント「忍者、富山城を走る!」が昨日19日、富山市安住町のサンシップとやまで開かれ、親子連れら20人余りが、巻物探しなどの「忍者修行」を楽しみました。会場で集めた寄付金を復興支援に使います。本日20日まで。
全国の被災地支援に取り組むボランティア団体「ヤングネットワークとやま」(五十嵐光一代表)が企画。熊本へは4月の地震発生以降、4回被災地入りし、避難所に物資を届けて現地の子どもらと交流してきました。
「破損した熊本城の姿に今も被災者は心を痛めているはず。復興のシンボルとして城の再建に貢献したい」(五十嵐さん)とイベントを思い立ちました。
この日は、風呂敷で作った忍者装束をまとった幼児から小学4年生までの子どもたちと保護者らが、会場に隠された巻物を探し出したり、岩などに化けるふりをする変身の術に挑戦したりしました。
本日20日は同市本丸の富山城址公園で開きます。本丸広場(雨天時は市民プラザ)で午後13時から受け付け。熊本市のマスコット「ひごまる」から支援への感謝の動画メッセージも紹介します。
参加費は親子ペアで3千円。問い合わせはヤングネットワークとやま(070・5063・8295)。
⑬「初恋」の地、PR 村下さんの歌にちなみ、水俣
水俣市が「初恋」の地という新しいイメージ戦略に取り組んでいます。市出身のシンガー・ソングライター、故・村下孝蔵さんの名曲にあやかりました。400以上集まったエピソードはこのほど書籍化。市の新しいイメージとして定着させようと、昨日19日には地元高校生が中心になって企画した「恋フェス」が開かれました。
ステージでは「初恋ラップ選手権」が開かれ、出店にはハート形の菓子が並びました。水俣市汐見町1丁目のエコパーク水俣で昨日19日にあった「恋フェス」。実行委員の半数は水俣高校の生徒で、菓子につけるディップには地元の抹茶やデコポンを使い、初恋のほろ苦さや甘酸っぱさを表現しました。
実行委員長の同校2年、迫脇親太朗さんは「フェスをきっかけに市内外の人に新しい水俣を知ってもらいたい」と話していました。
この日のフェスは、水俣病の反省から「環境都市」に向けて色々な施策を打ち出す同市が、別の視点で水俣を知ってもらおうという取り組みの一環。「初恋」が村下さん自身の中学時代の情景がモチーフになったと言われることや、恋路島など市内の恋にまつわる土地や祭りに着目しました。
市は2月、インターネットで「初恋」をテーマにした音声ドラマの配信を開始。PRのため、ホームページで「あなたの『初恋』相手を探します」と、初恋のエピソードを募集したところ、半月で全国から434件の応募がありました。
東日本大震災が起き、仙台にいる初恋の人を心配する女性や、幼い頃に病院で優しくしてくれた入院患者のお兄さんに今でも思いを寄せる女性……。村下さんの歌のような切ない思い出にあふれていました。
応募者の中から3人の初恋相手を捜し、2人を見つけました。そのうち愛知県の30代女性が中学時代に思いを寄せていたバスケットボール部の顧問の男性を長野県で見つけ、女性が伝えられなかった思いを録画したビデオや手紙を市職員が伝達。その様子を市のホームページで公開しています。
また、企画が東京の出版社の目にとまり、応募があった38のエピソードをもとに、初恋話をまとめた「あの日、初めて恋をした。」が、10月に出版されました。
市メディア・ブランド推進室の宮原明寿室長は「まずは恋フェスのように、若い人や市民の取り組みとして広げ、市外の人たちにも知ってもらえれば」と話しています。
⑭輝く大イチョウ、闇に浮かぶ 益城町の津森神宮
熊本地震で被災した益城町寺中(じちゅう)の津森神宮が昨日19日、境内にある樹齢約500年の大イチョウ4本のライトアップを始めました。鳥居や参道、土台がずれた楼門も照らし、被災者は生活再建への思いを光に重ねました。
ライトアップは2014年以来2年ぶり。甲斐喜三男宮司(60)は「ひとときでも地震を忘れて、心を癒やしてほしい」と話し、近くで電器店を営む丸山高幸さん(54)が照明設備を用意しました。
午後18時、ライトアップが始まると、闇の真ん中に黄葉が浮かび上がりました。木山の農業遠山智美さん(45)は妹(39)とめいの3人で訪れ、「きれいなイチョウが胸に染みました。日々の疲れが吹き飛びます」と話しました。
ライトアップは午後18時~同21時(雨天中止)で、27日までの予定。落葉次第で終了を早めます。同神宮TEL096(286)2808。
2.ここ一週間の地震
2016/11/20 09:14 20日 09:10頃 与那国島近海 1
2016/11/20 08:12 20日 08:09頃 茨城県沖 1
2016/11/19 22:32 19日 22:29頃 福島県沖 1
2016/11/19 18:45 19日 18:41頃 五島列島近海 2
2016/11/19 17:55 19日 17:51頃 和歌山県南部 1
2016/11/19 17:53 19日 17:50頃 京都府南部 2
2016/11/19 15:33 19日 15:29頃 鳥取県中部 1
2016/11/19 15:05 19日 15:01頃 根室半島南東沖 3
2016/11/19 11:52 19日 11:48頃 和歌山県南部 4
2016/11/19 09:36 19日 09:31頃 秋田県内陸北部 1
2016/11/18 12:43 18日 12:40頃 茨城県北部 2
2016/11/18 12:13 18日 12:07頃 鹿児島県大隅地方 1
2016/11/18 11:50 18日 11:45頃 鳥取県中部 1
2016/11/18 10:23 18日 10:19頃 福岡県北西沖 3
2016/11/18 09:18 18日 09:15頃 熊本県阿蘇地方 2
2016/11/17 21:46 17日 21:42頃 鳥取県中部 2
2016/11/17 16:32 17日 16:29頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/17 15:53 17日 15:50頃 岩手県沖 1
2016/11/17 15:07 17日 15:04頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/17 12:03 17日 12:00頃 奄美大島近海 1
2016/11/17 11:04 17日 11:00頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/17 07:42 17日 07:38頃 山梨県東部・富士五湖 1
2016/11/17 01:52 17日 01:49頃 徳島県南部 1
2016/11/17 01:06 17日 01:02頃 千葉県北西部 2
2016/11/16 23:25 16日 23:22頃 鳥取県中部 1
2016/11/16 18:58 16日 18:55頃 宮城県沖 2
2016/11/16 17:20 16日 17:17頃 鳥取県中部 2
2016/11/16 15:23 16日 15:19頃 鳥取県中部 1
2016/11/16 11:28 16日 11:24頃 鳥取県中部 2
2016/11/15 23:30 15日 23:27頃 山梨県東部・富士五湖 1
2016/11/15 22:50 15日 22:47頃 釧路地方中南部 2
2016/11/15 22:44 15日 22:41頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/15 19:43 15日 19:36頃 釧路地方中南部 1
2016/11/15 17:48 15日 17:44頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/15 17:33 15日 17:30頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/15 10:57 15日 10:54頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/15 08:18 15日 08:15頃 鳥取県中部 1
2016/11/15 01:49 15日 01:46頃 石川県能登地方 2
2016/11/15 01:19 15日 01:15頃 茨城県沖 3
2016/11/15 00:21 15日 00:16頃 和歌山県北部 1
2016/11/14 23:55 14日 23:52頃 宮城県北部 1
2016/11/14 02:51 14日 02:48頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/13 23:05 13日 23:02頃 福島県浜通り 1
2016/11/13 06:35 13日 06:32頃 熊本県熊本地方 2
2016/11/13 04:56 13日 04:49頃 熊本県熊本地方 1
2016/11/13 01:36 13日 01:33頃 熊本県阿蘇地方 1
2016/11/13 00:49 13日 00:46頃 宮城県沖 1
(続く)