【連載98】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか?)

7月20日水曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

皆様こんにちは。九州北部地方は高気圧に覆われて晴れている所もありますが気圧の谷や湿った空気の影響により曇りで弱い雨が降っている所もあります。

本日20日の熊本県は気圧の谷や湿った空気の影響により概ね曇りで雨が降る所があります。昼過ぎからは強い日射の影響で大気の状態が不安定となり『雷を伴い激しい雨が降る』所がある予想です。高温が予想される為『熱中症など健康管理』に注意指示が出ています。

明日21日の熊本県は高気圧に覆われて概ね晴れるでしょう。午後は強い日射の影響により曇りで雨の降る所がある予想です。

波の高さは外海では本日20日、明日21日ともに1メートル、内海では本日20日、明日21日ともに0.5メートルの見込みです。

阿蘇山(中岳)上空およそ1500メートルの風は本日20日午前9時現在、 北東の風6メートル、午後21時の予想は北東の風4メートル、 霧島山(新燃岳)上空およそ1500メートルの風は本日20日午前9時現在、北東の風5メートル、午後21時の予想は北西の風3メートルの予想です

本日20日正午~明日21日正午までの1時間雨量は多い所では40ミリ、24時間雨量は多い所では80ミリの見込みです。

熊本地震で被災し、り災証明書で「半壊」以上と認定された建物を公費で解体、撤去する工事が昨日19日、熊本市でも始まりました。個人宅や中小企業者の事業所などが対象で、市震災廃棄物対策課は「2018年3月末までに終えたい」と話しています。

この日、工事が始まった同市東区健軍本町の木造2階建てアパートは、外壁などが落下し、余震が発生した場合は倒壊する恐れもあるとのこと。作業員は、アスベスト(石綿)の有無の調査を行った後、各部屋に残された冷蔵庫など家財道具の搬出作業に取り掛かりまし。解体には2週間程度かかるそうです。

公費解体は、り災証明書で「半壊」以上と認定された建物解体費を国と市町村で負担する特例措置。市への申請希望は7766件(18日時点)に上っています。

それにしても「熊本市内」だけでも『解体が全部終わるのに1年半』かかります。今回の熊本地震の大きさが甚大なモノであったことを物語っています。被災者の未来はまだまだ見えません……。

熊本地震後、全線で不通になっている南阿蘇鉄道(17.7キロ)は、高森―中松間(7.1キロ)で31日から運行を再開することになりました。社長の草村大成・高森町長が昨日19日に発表しました。この区間は比較的被害が軽く、線路の改修などが終わりました。ただ『全線復旧の見通しは立っていない』そうです。

運行は8月末までは1日4往復の計8本。高森発は午前9時半、午後13時、同14時20分、同15時半。中松発は午前9時50分、午後13時半、同14時50分、同16時。午後の3往復がトロッコ列車。残り区間は今後、国の直轄で被害調査を本格化させます。草村町長は「一部でも鉄道が走るところを見たいという住民の声や、海外からの問い合わせをたくさんもらった。全線復旧への大きなきっかけになる」と話しています。

鹿児島県知事に就任する三反園訓(みたぞのさとし)氏が、8月にも九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の停止を求める考えを示しました。熊本地震をきっかけに高まった安全性や避難計画への住民らの不安に応えたかたちです。停止となれば、自治体の判断で原発が止まる前例になるため、国や九電は警戒を強めています。

「住民の安全を守るために何が一番いいのか、他県を参考にして考えたい」。

三反園氏は県民との「約束」である停止・点検を九州電力に「強く申し入れる」と語りました。原発の安全性とともに、避難計画の妥当性も検証することに意欲を示しました。

国は2014年9月、川内原発の避難計画を了承。しかし、避難計画は新規制基準での審査の対象外で、地元には、複合災害などの際に放射線被曝を避けてスムーズに避難できるのか?不安は根強いです。特に、入院患者や要介護者の避難には課題が残ります。

鹿児島県の防災計画ではもともと、川内原発から30キロ圏の医療機関や社会福祉施設に避難計画策定を求めていました。ですが、伊藤祐一郎知事は「10キロで十分」と独自に対象を絞り、10~30キロ圏は事故後に受け入れ先を探すシステムを使うとしていました。

県議会で防災計画との矛盾を突かれると、知事は計画を改訂。医療関係者らからは「本当に避難できるのか」「特別な介助がいる患者は事前に調整が必要」と疑問の声があがりました。

そんな中、4月に熊本地震が発生。被災地では多くの道路が損壊し、九州新幹線や九州道も一時使えなくなりました。

しかし、鹿児島県は、原子力規制委員会が地震後に出した「停止する必要はない」との見解を基に、川内原発の安全性は確保されていると説明。避難計画の見直しの必要はないとしました。

三反園氏は知事選で「県民の安心・安全を国任せにしない」と主張。避難計画の課題や原発の安全性について、専門家による「原子力問題検討委員会」を県庁内に設け議論を進める考えです。

同様の組織は新潟、静岡、愛媛の各県などにもあります。特に、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を抱える新潟県の技術委員会は独自に福島第一原発事故を検証。同委員会の問い合わせがきっかけで、東電が認めなかった「炉心溶融」の判定基準が社内マニュアルに存在したことが2月に発覚しました。ですが鹿児島県は「規制委の審査以上の議論はできない」として設置していません。

原発の再稼働を推進してきた政府や九州電力は、三反園氏の動きに神経をとがらせています。実際に三反園氏の求めに応じて川内原発を止める事態になれば、自治体の判断が原発の計画外の停止につながる「前例」となり、他の原発にも影響しかねないからです。

政府は昨年夏、2030年度の総発電量に占める原発の比率を20~22%とする電源構成(エネルギーミックス)を決めました。30基程度の稼働と、7割の稼働率を想定しています。

ただ、原発の再稼働は立地自治体の首長の「同意」が事実上不可欠で、知事の意向は無視できません。九電が三反園氏の要請に応じれば前例ができ、他の立地自治体でも首長の交代で、電力会社が予期しない原発の停止を迫られる可能性があります。

川内原発の停止要請について、三反園氏はインタビューで、「8月中にも申し入れたい。あまり遅くするわけにはいかない」と明言しました。経済産業省は、三反園氏がどんな申し入れをするかを見極めたうえで話し合いを進めていく考えです。幹部は「立地自治体から原子力政策に不備があると指摘があれば、いくらでも議論する」と話しています。

一方、九電はかねて三反園氏の主張に対し「知事の立場で停止を申し入れるのなら、単に反対ではなく正当な理由を示すべきだ」(首脳)との姿勢です。今後の対応についても、首脳は知事選後「まず原発の安全性や必要性を丁寧に説明していく」との考えを示してます。

一体川内原発は今後どうなっていくのでしょうか?新しく知事に就任した三反園氏は「選挙の公約」通り『川内原発停止』ができるのでしょうか?今後の『日本全国の原発のありかた』を左右する大きな決断になるだけに目が離せません。

1.被災地情報

①熊本の南阿蘇鉄道、31日から一部区間で運転再開!

熊本地震の被害で全線で運転できなくなっている熊本県の南阿蘇鉄道は、今月31日から、およそ3か月半ぶりに一部の区間で運転を再開することになりました。

南阿蘇鉄道は、熊本県南阿蘇村の立野駅と高森町の高森駅の間のおよそ18キロを結ぶ第三セクターの鉄道で、地震による土砂崩れなどの影響で全線で運転できない状態が続いています。

南阿蘇鉄道によりますと、線路の復旧作業などを進めた結果、被害が比較的小さかった一部の区間では安全が確認できたということで、今月31日から高森駅と南阿蘇村の中松駅との間の7キロ余りの区間でおよそ3か月半ぶりに運転を再開することになりました。

来月末までのダイヤでは、列車は1日4往復運行され、このうち3往復は、観光客に人気のあるトロッコ列車が運行されるということです。

南阿蘇鉄道の社長を務める高森町の草村大成町長は、高森駅で記者会見し、「地震からの復興の1つのシンボルとして、熊本を元気づけてくれるような役割を果たしてほしい」と話していました。

南阿蘇鉄道は、国による地盤や斜面の調査結果を踏まえ、全線で運転が再開できる時期を検討することにしています。

②ボランティアの活動資金確保へ手ぬぐい販売! 18時14分

熊本地震の被災地で支援活動が長期化するなか、熊本県南阿蘇村のボランティア団体が活動資金を集めようと、復興へのメッセージをデザインした手ぬぐいの販売を始めました。

手ぬぐいは南阿蘇村の住民で作るボランティア団体「ロハス南阿蘇たすけあい」が、活動資金を集めるとともに熊本地震の風化を防ごうと製作しました。手ぬぐいには、特産の「あか牛」や村を走る南阿蘇鉄道などのイラストと「まけんばい南阿蘇!」という復興へのメッセージがデザインされています。

すでに、熊本県内のほか県外からも注文が入っているということで、このうち、村内の温泉施設は利用客に販売しようと40枚を仕入れました。この温泉施設の施設長は「ボランティア活動に役に立ててもらえればうれしいです。多くの人に少しずつ災害から立ち直っている南阿蘇を見てもらいたいです」と話していました。

ボランティア団体によりますと、支援活動には、重機の使用や炊き出しなどにこれまでおよそ300万円がかかり、有志からの募金などでやりくりしてきたということです。1万枚製作された手ぬぐいは1枚1000円で販売され、売り上げは被災した家屋の片づけなどの活動資金に充てられます。

③阿蘇市の小中学7校で給食再開!

熊本地震以降、休止していた阿蘇市の小中学7校(波野地区の2校除く)の給食が再開し、子どもたちは「おなかいっぱい食べられる」「待ってました」と大喜びでした。

市教委によると、給食を提供していた市阿蘇給食センター(同市黒川)が本震で、調理や消毒のため蒸気を送る配管や受水槽、排水管などが損傷。一の宮、阿蘇の2地区の5小学校と2中学校の児童・生徒、教職員計約2100人分を配食できなくなりました。

各学校は5月9日の再開後、パンと牛乳の簡易食を中心に週1~2回の弁当で代用。保護者らの要望もあって復旧を急ぎ、外構工事を除いて終了しました。14日に点検を兼ねて試作し、問題ないことを確認して再開しました。

再開後初のメニューは、人気のポークカレーライスやフルーツヨーグルトなど。センターのスタッフが朝から慌ただしく調理に臨み、各校に配送しました。同給食センターの種子野謙二所長(56)は「子どもたちや保護者に迷惑をかけた。楽しんで食べてほしい」。

7校のうち内牧小では各教室で配膳中、「地震後、初めての給食です。いろんなことに感謝しながら食べましょう」と校内放送。6年1組の給食当番、光原真太郎君は「久しぶりの配膳で少し戸惑った。みんな再開を楽しみにしていたのでうれしい」と笑顔いっぱいで話していました。

➃公費解体ようやく着手!熊本市の全半壊家屋!

熊本市は昨日19日、熊本地震で全半壊した家屋の公費による解体撤去に着手しました。熊本市の被災家屋数は県内最多で、現時点で約8千件の公費解体を見込んでいます。地震発生から3か月を過ぎ、ようやく解体作業が始まりました。

この日着手したのは全壊と半壊の10件。道路や隣家などに面し、倒壊の恐れのある建物を優先したとのこと。このうち東区健軍本町の木造2階建てアパートでは、業者が作業用の足場を組んで解体の準備をしました。アパートを所有する会社の担当者は「解体が始まってほっとしている」と話しています。1棟の解体撤去に2週ほどかかるそうです。

熊本市で半壊以上の「り災証明」を受けた家屋はこれまで約1万8千千棟。市は解体の予約受け付けを6月13日に始め、現時点で7766件の申し込みを受けています。

今後は業者76社に委託し常時200カ所で同時に作業を進めたいとしています。8千件の処理を終えるのを2018年3月末と見込んでいます。

作業開始の遅れについて、市震災廃棄物対策課は「解体業者の確保や廃棄物置き場の準備などに時間がかかった」と弁明しています。

公費解体は罹災証明で半壊以上とされた建物が対象で、国と市町村が解体費を負担します。これを待てず、既に自費で解体した被災者が多いのも事実。市町村が認めれば、後で解体費の補助を受けることもでき、熊本市では185件の申請を受けています。

⑤県産米7万2千トン集荷を!JA推進大会!

県や県内JAグループでつくる「くまもと売れる米づくり推進本部」(本部長・梅田穰JA熊本中央会長)は昨日19日、熊本市中央区のメルパルク熊本で2016年度の推進大会を開きました。同グループの16年産米の集荷目標は前年実績比で27.0%増の7万2千tトン(120万俵)と決めました。

前年は7万8千トンの集荷目標を掲げていましたが、民間集荷業者らとの競合や天候不順などで5万6700トンにとどまっていました。県内JAグループは一定の集荷量を確保して大口需要者との価格交渉力を高める戦略を取っており、16年産は集荷を強化する方針です。

ただ、熊本地震による地割れや用水路の損壊などで作付け不能や転作になる水田が1千ヘクタール前後あり、16年産の収穫量への影響は必至。JA熊本経済連は「農家への支払い代金を前年より高めに見積もるなどし、目標実現へグループ一丸となって取り組みたい」と話しています。

同日は県内14JAの代表者や仲卸業者ら約300人が出席。JA全農の高尾雅之米穀部長による全国の需給情勢に関する報告もありました。

⑥古里・嘉島町の墓石、無償修復!

熊本地震では多くの墓が倒壊しましたが、合志市の墓石販売会社「日本石彫」社長の甲斐修身さん(63)は、出身地の嘉島町上仲間地区の墓地や神社を無償で修復しました。地元住民たちは「本当にありがたい」と感謝しています。

地区の共同墓地には約110基の墓があり、地震で大半の墓石が倒れたそうです。中には甲斐社長の両親の墓もありました。

甲斐社長は親戚や知人から修復の依頼を受けましたが、「知り合いが困っているときに商売はできない」と、共同墓地のすべての墓を無償で修復することに。5月半ばまでに、クレーンで墓石を元の場所に戻したり、接着剤で固定。近くの上仲間神社の玉垣も倒れていたが、無償で直しました。

区長の甲斐昌和さん(68)は「墓地に加え、神社や地蔵なども無償で修復してくれた。古里を思う厚意に感謝したい」。

甲斐社長は「生まれ育った古里には特別な思いがある。復興のお手伝いができて良かった」と話していました。

⑦石垣崩壊の熊本城飯田丸応急工事急ピッチ!

熊本地震で石垣が崩れ、角石(すみいし)で櫓(やぐら)を支えている熊本城飯田丸五階櫓(熊本市中央区)の応急工事が急ピッチで進んでいます。櫓を下から抱えこむ巨大な鉄の「緑の腕」が城内に出現。飯田丸の最大の“敵”である台風の襲来を前に、関係者は推移を見守っています。

工事を担当する大林組九州支店熊本城工事事務所は6月上旬から、作業の妨げとなる樹木を伐採し、鉄骨を組む重機を城内に搬入。飯田丸五階櫓の北東部分にコンクリートの土台を造り、その上に「緑の腕」を組み立てています。

熊本城調査研究センターなどによると今後、鉄骨で組んだ「腕」をレール上で滑らせて、櫓の北側へ移動。櫓を覆う形で「腕」を出し、櫓の下に約3メートルの支柱を3本差し入れます。角石に掛かる櫓の荷重に影響しないよう、慎重に工事を進めます。7月中に完成予定。

関係者は「災害の想定は難しいが、台風は脅威。櫓が浮いて角石が崩れる」と危ぐしながら、スーパーゼネコンの知恵と技術に期待を寄せています。

飯田丸五階櫓の石垣は、4月14日の前震で南側約5メートル四方が崩れたが、16日の本震で崩落が倍以上に拡大。東側も約7メートル四方に渡って崩れ、角石だけが残る状態になっています。

⑧三反園氏、川内原発一時停止申し入れへ「8月中にも」!

鹿児島県知事選で初当選した三反園訓(みたぞの・さとし)氏(58)が昨日19日、8月中にも九州電力に川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の一時停止を要請する考えを明らかにしました。熊本地震を受けた県民の不安に応えるため、地震の影響や活断層の状況などについて再点検を求めます。重大事故が起きた際の住民の避難計画も専門家による委員会を設けて改めて検証するのことですと。

川内原発の一時停止は三反園氏の知事選での公約。インタビューで「熊本地震で県民は不安を抱いている。九電も再点検して県民の思いに応えれば信頼を増す」と強調し、「8月中にも申し入れたい」と述べた。川内1,2号機は10月以降、定期検査で止まる予定ですが、それを待たずに要請することになります。

知事に原発停止の法的権限はありませんが、鹿児島県は、九電との安全協定で原発に立ち入り調査して必要な措置を求めることができます。

川内原発の避難計画は県が主導して策定し、国が「具体的かつ合理的」として了承しましたが、避難ルートにある橋の多くで耐震性が不足するなど課題が残っています。三反園氏は「避難道路に行ってきたが、このままで避難できるかというと難しい面がある。早急の課題だ」と語りました。原発30キロ圏の医療機関や社会福祉施設などに国が求めている避難計画作りの対象を県は10キロ圏に絞っていますが、これについても「再検討、再検証すべきでは」と語っています。

公約では、原発問題を検討する有識者委員会の設置も掲げました。メンバーについては「原発賛成、反対の両方の立場の人に入ってもらうのが大切」とし、他県の同様の委員会を参考に人選を進める考えを示しました。

三反園氏は28日に知事に就任する。

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三反園訓氏との一問一答は次の通り。

Q.脱原発知事という印象を持たれていますが?

A.原発に頼らない社会を作ると宣言している。それが脱原発。10年では難しいかもしれないが、自然再生エネルギー県に変身させていきたい。川内原発があるからこそ、世界に向けて変身した姿をアピールできる。

Q.川内原発の停止を申し入れるのですか?

A.熊本地震を受けて県民が不安を抱いている以上、いったん停止して再検証、再点検すべきではないかと申し入れようと思っている。

Q.申し入れの時期は?

A.8月中にも申し入れたい。あまり遅くするわけにはいかない。

Q.川内原発の避難計画を見直す可能性はありますか?

A.医療施設や介護施設の避難をどうするのか、重要な問題だと思っている。避難道路を見たが、あのままで避難できるかというと難しい面もあると率直に感じた。再検討、再検証すべきだという思いはある。

Q.検討委員会の設置については?

A.新潟県などの事例を参考にしながら、どうすれば一番効果的な委員会になるか考えていきたい。賛成と反対の両方の立場の人を入れないといけないと思う。自分の意見を押しつけるつもりはない。

Q.再生可能エネルギーへの転換について。

A.自然再生エネルギーに変身すると雇用が生まれる。ドイツでもそうだった。若者の雇用も生まれる。雇用が生まれれば生活もよくなる。そういう観点で考えていくべきだ。

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⑨HKT48、8月に熊本で無料イベント!

福岡を拠点に活動するアイドルグループ・HKT48が昨日19日、8月4日に熊本城二の丸公園でメンバー全員参加の無料イベントを開催することを公式ブログで発表しました。

HKT48は当初、8月4日に熊本県立劇場で公演を行う予定でしたが、熊本地震の影響で会場が損壊。8月24日(予定)まで復旧工事で休館中のため、5月30日の段階で公演延期を発表していました。

しかしその後も、メンバーやスタッフの間で「楽しみにしてくださっていた熊本の皆さんへ申し訳ない」という声が絶えなかったとそうで「関係各所にご相談、模索をしました結果、多大なるご理解ご協力をいただき、無料イベントという形で熊本の皆さまにお会いできる運びとなりました」と経緯を報告しました。

参加は誰でも可能で、来場者には屋台でのゲームなどに参加するための無料参加券を配布。熊本県在住者は1人につき2枚、熊本県以外の居住者には1人につき1枚配るとしています。

劇場支配人を兼任している指原莉乃は自身のツイッターで「震災の影響で会場が使えず、延期になっていたコンサート。その当日に、熊本で無料イベントを行うことになりました!指原も行きます!手作り感満載のイベントになると思いますが笑、ぜひ遊びにきてください!」と呼びかけています。

⑩熊本地震で被災のきょうだい、南阿蘇村へ帰郷!

県内の多くの小中学校で昨日19日、1学期の終業式がありました。岡山市立岡山中央小学校(北区弓之町)では、熊本地震で被災し、転校してきたきょうだいが熊本に戻ることになり、笑顔で岡山の友だちとお別れしました。

熊本県南阿蘇村の仲すみれさん(11)と健太郎君(9)の姉弟は、4月の被災直後に両親とともに、岡山市北区の祖父母宅に身を寄せ、5月大型連休明けから岡山中央小に通っていました。

5年のすみれさんは水泳が得意で「むちゃくちゃ速い」とクラスメートを驚かせるなど、2か月半ですっかりとけ込みました。

この日は終業式の後、クラスで寄せ書きの色紙を手渡されました。すみれさんは「短い間でしたが、ありがとうございました」とお別れのあいさつをし、拍手で送られた。寄せ書きをじっと読み、「仲の良い友だちができたし、岡山みたいな所に住みたい」と寂しがっていました。

南阿蘇村の自宅は被災したため、隣の大津町に夏休み中に引っ越しますが、元の南阿蘇西小学校に2学期から通えるそうです。「熊本の友だちに会えるのも楽しみ」と笑顔で話していました。

2.生活関連情報

【医療】

・県医師会などの「夜間小児救急電話相談」。♯8000またはTEL096(364)9999。午後19時~午前0時。

・県助産師会の「妊娠・産後電話相談」。TEL096(325)9432。平日午前10時~午後16時。

・労働者健康安全機構の「心と健康に関する電話相談」。心の相談フリーダイヤル(0120)783728。平日午前10時~午後17時。健康相談同(0120)021506。月・水・金曜午後13時~午後17時。問い合わせは熊本産業保健総合支援センターTEL096(353)5480。

・がん患者や家族の相談を、熊本大病院など県内19カ所所の「がん相談支援センター」で受け付けています。県健康づくり推進課TEL096(333)2208。

【災害ごみ】

『阿蘇市』

阿蘇畜産農業協同組合跡地で午前9時~午後16時半(正午~午後13時は中断)に受け入れ。公費解体の搬入許可証は現在も申請を受け付けています。

『産山村』

午前9時~午後17時、村住民課に連絡。指定時間帯に産山地区公民館グラウンドで受け付け。

『小国町』

平日に町住民課が対応します。TEL0967(46)2115。

『南小国町』

平日に町町民課が対応します。TEL0967(42)1113。

『南阿蘇村』

火、金曜は受け入れ休止。それ以外は午前9時~午後16時半(午前11時半~午後13時は一時中断)、立野ダムストックヤード、長陽パークゴルフ駐車場。持ち込む際はごみの分別と、被災証明書か罹災「り災証明書」が必要。

『大津町』

午前9時~午後16時まで、旧杉水処分場で、解体木やコンクリートブロック、瓦などに限って受け入れます。

『菊陽町』

一時中止。24、31日の日曜午前9時~午後17時、津久礼の旧し尿処理場跡地で、コンクリートブロックや瓦などに限り受け入れます。

『西原村』

午前8時~正午と午後13時~午後17時、布田の村民グラウンドで受け入れます。天候次第で中止や時間変更もあります。日曜の受け入れは中止。

『熊本市』

燃やすごみは東部と西部の各環境工場で、埋立ごみは扇田環境センターで、それぞれ受け入れます。「り災証明書」のコピーもしくは罹災状況が分かる写真と、印鑑を持参すると、手数料を免除します(業者に運搬してもらう場合は委任状が必要)。受け入れは午前8時半~午後16時半。市廃棄物計画課TEL096(328)2359。

『益城町』

火・水・木・土・日曜の午前9時~正午と午後13時~午後16時、旧益城中央小。

『甲佐町』

午前8時半~正午、午後13時~午後16時半、緑川グラウンド。毎週月曜日は閉鎖します。

『嘉島町』

浮島周辺水辺公園北側で、午前8時半~午後16時半。水・日曜は休止。

『御船町』

町民グラウンドで午前9時~正午、午後13時~午後16時。持ち込みには「り罹災証明書(コピー可)」か身分証明書の提示が必要。月・火曜休止。雨天時は休止もあります。

『宇城市』

住家のふき替えを伴わない少量の瓦は、平日に市へ申請した上で20日~30日に仮置き場へ。搬入は日曜休止。申請には「り災証明書」か「り災届出証明書」、搬入する瓦の全量が分かる写真、印鑑、身分証明書が必要。

『美里町』

豪雨関連の災害ごみ搬入の申請は平日に中央庁舎か砥用庁舎へ。搬入は29日まで。

『宇土市』

熊本クリーンサービスで24日まで。午前9時~午後16時。瓦、スレート、サッシ、コンクリートなどがれき類のみ。「り災証明書」か、被災状況が分かる写真を持参し、市へ申請が必要。運搬に使う軽トラック貸し出しの相談も受け付けています。

【給水】

『南阿蘇村』

沢津野詰所前、長野公民館前、袴野集会所前は午前9時~午後18時。東急第一別荘前、黒川交差点まどか前、長陽中央公民館前は終日。

『西原村』

西原中、山西小、河原小は終日。

『熊本市』

市上下水道局(中央区)で飲料水を提供します。

『嘉島町』

町役場南側駐車場の水道を開放。

『美里町』

中央庁舎。

【銭湯】

『全県』

県公衆浴場業生活衛生同業組合の加盟施設が、自宅で入浴できない被災者を対象に無料開放しています。

熊本市内の菊の湯(中央区新町)、大福湯(同区坪井)、龍の湯(同区琴平本町)、たかの湯(東区栄町)、松の湯(北区植木町)。同市以外は、サンパレス松坂(山鹿市)、玉名ファミリー温泉(玉名市)、潮湯センター海老屋(長洲町)。

『山鹿市』

さくら湯は被災者の入浴料を無料にしていますが、20日は月1回の休館日で営業していません。

『熊本市』

ピースフル優祐悠は、避難所の利用者や自宅のふろが使えない人を無料に。午前5時~午前0時。住所、氏名、年齢の記入が必要。

『益城町』

阿蘇熊本空港ホテルエミナース「七福の湯」は、避難所の利用者や自宅のふろが使えない人を無料に。午前10時~午後22時。住所、氏名、年齢の記入が必要。

【避難所】

『阿蘇市』

阿蘇第2体育館のみ。

『産山村』

産山日向消防詰所、田尻地区公民館、山鹿地区公民館、南部地区公民館、高齢者支援センター。

『南阿蘇村』

本田技研体育館(大津町)。

『大津町』

大津地区公民館分館、老人福祉センター。

『西原村』

構造改善センター。

『熊本市』

拠点避難所18カ所を含む24か所で受け入れています。19日までに桜木小(東区)、えがお(同)、植木文化センター(北区)、龍田出張所(同)、南部公民館(南区)、春日団地集会所(西区)を閉じました。

『益城町』

町総合体育館、町保健福祉センターなど14カ所。

『嘉島町』

町民体育館。

『御船町』

町スポーツセンター、カルチャーセンター。

『宇城市』

松橋老人福祉センター、希望の里サン・アビリティーズ、市武道館、ラポート、豊野公民館、河江コミュニティーセンター。

『美里町』

町福祉保健センター湯の香苑、中央庁舎、砥用庁舎。

『宇土市』

轟地区体育館、走潟地区体育館。

『上天草市』

土砂災害対策で開設していた大矢野老人福祉センターは閉所しました。

3.ここ一週間の地震

2016/07/20 11:11 20日 11:08頃 岩手県沿岸北部 1

2016/07/20 10:33 20日 10:29頃 茨城県南部 2

2016/07/20 08:54 20日 08:50頃 岩手県沖 3

2016/07/20 08:19 20日 08:16頃 茨城県南部 1

2016/07/20 07:30 20日 07:25頃 茨城県南部 4

2016/07/20 03:10 20日 03:06頃 駿河湾 2

2016/07/19 23:59 19日 23:55頃 茨城県南部 2

2016/07/19 16:31 19日 16:28頃 茨城県沖 3

2016/07/19 13:16 19日 13:11頃 青森県東方沖 3

2016/07/19 13:02 19日 12:57頃 千葉県東方沖 4

2016/07/19 08:45 19日 08:41頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/19 04:50 19日 04:47頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/19 04:29 19日 04:26頃 熊本県熊本地方 2

2016/07/19 01:43 19日 01:40頃 福岡県筑後地方 1

2016/07/18 23:13 18日 23:09頃 トカラ列島近海 1

2016/07/18 21:29 18日 21:24頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/18 17:47 18日 17:44頃 伊豆大島近海 2

2016/07/18 12:42 18日 12:39頃 薩摩半島西方沖 1

2016/07/18 06:12 18日 06:07頃 熊本県天草・芦北地方 1

2016/07/18 03:34 18日 03:31頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/17 18:48 17日 18:44頃 遠州灘 1

2016/07/17 18:03 17日 17:59頃 宮古島近海 1

2016/07/17 13:28 17日 13:24頃 茨城県南部 4

2016/07/17 13:11 17日 13:08頃 熊本県阿蘇地方 2

2016/07/17 11:58 17日 11:55頃 熊本県熊本地方 3

2016/07/17 10:38 17日 10:35頃 石川県能登地方 1

2016/07/17 06:47 17日 06:39頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/17 05:51 17日 05:48頃 秋田県内陸北部 1

2016/07/16 22:32 16日 22:29頃 秋田県内陸北部 2

2016/07/16 22:16 16日 22:12頃 秋田県内陸北部 3

2016/07/16 20:01 16日 19:58頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/16 17:43 16日 17:40頃 茨城県沖 1

2016/07/16 17:17 16日 17:14頃 熊本県熊本地方 2

2016/07/16 12:57 16日 12:54頃 根室半島南東沖 1

2016/07/16 05:22 16日 05:18頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/16 05:15 16日 05:12頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/16 02:59 16日 02:56頃 和歌山県北部 2

2016/07/16 00:13 16日 00:09頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/15 23:49 15日 23:46頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/07/15 18:10 15日 18:06頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/15 15:21 15日 15:17頃 新潟県中越地方 1

2016/07/15 12:01 15日 11:58頃 熊本県熊本地方 2

2016/07/15 05:12 15日 05:06頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/15 03:56 15日 03:53頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/15 02:58 15日 02:55頃 有明海 1

2016/07/15 02:16 15日 02:13頃 宮城県沖 1

2016/07/15 00:23 15日 00:20頃 熊本県熊本地方 2

2016/07/14 19:16 14日 19:13頃 千葉県北東部 1

2016/07/14 11:21 14日 11:17頃 八丈島近海 1

2016/07/14 11:11 14日 11:07頃 八丈島近海 1

2016/07/14 07:32 14日 07:29頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/14 03:23 14日 03:20頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/07/14 03:12 14日 03:09頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/13 19:48 13日 19:45頃 栃木県北部 1

2016/07/13 19:22 13日 19:19頃 日高地方中部 1

2016/07/13 16:50 13日 16:46頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/13 15:30 13日 15:25頃 熊本県熊本地方 1

2016/07/13 10:20 13日 10:17頃 熊本県阿蘇地方 1

2016/07/13 08:53 13日 08:50頃 長野県南部 1

2016/07/13 08:05 13日 08:02頃 日向灘 2

2016/07/13 07:50 13日 07:46頃 茨城県南部 2

2016/07/13 06:08 13日 06:05頃 有明海 1

2016/07/13 03:57 13日 03:53頃 北海道南西沖 3

(続く)

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