8月5日月曜日
皆様おはようございます。毎日暑いですね!体調はGOODですか?水分補給は充分ですか?
今日は「はんこの日」「土用丑の日(今夏2回目)」「タクシーの日」「箱の日」です。
まず「はんこの日」から。
なぜ8月5日が「はんこの日」なのかというと、「は(8)んこ(5)」という語呂合わせが由来となっています。
「はんこの日」については山梨県甲府市の印判総合商社、モテギ株式会社によって制定された記念日となります。
「はんこの重要性をPRすること」が目的となっており、この日には全国の印象業者に呼びかけて「はんこの日」のPR活動を行なっているそうです。
また、「はんこの日」とは別にして10月1日に全日本印章業組合連合会によって制定された「印章の日・ハンコの日」が存在しています。
学生のうちにはあまりはんこを使う機会がないかもしれませんが、社会人になると何かとはんこにはお世話になりますよね。
特に仕事をしている時には書類を提出して受理してもらうために自分のはんこ以外にも上長や時には社長のはんこももらう必要があります。
それ以外にも個人的に色々な契約を結んだり銀行の口座を開設したり、様々な場面ではんこが使われますよね。
思い返してみると改めて日常生活ではんこが重要なものであるかがわかります。
日本に初めてはんこの文化がもたらされたのは弥生時代だったとされています。
はんこは日本独自で作り上げた文化ではなく、中国からもたらされたものでした。
日本に初めてもたらされたはんこは大変豪華な金印であり、西暦57年に後漢の光武帝が奴国王帥升に与えたものでした。
歴史の教科書に登場したかと思いますが「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」と刻まれている、いわゆる「漢倭奴国王印」というものですね。
その後、日本にもはんこという文化が浸透していき、日本でもはんこが作られるようになりました。
日本初の独自のはんこは「大連之印」と呼ばれるものであり、「大連(おおむらじ)」と呼ばれる天皇の補佐を務める役職の人が持つはんこでした。
現在ではこのはんこが日本に現存する最古のはんこだとされていますが、いつごろに造られて使われ始めたのかはわかっていません。
皆さんははんこと印鑑の違いってわかりますか?
そもそもはんこと印鑑を同じものだと考えている人が大多数だと思いますが、はんこの印鑑は本来別の意味の言葉となります。
まずは「はんこ」についてですが、はんこは別名「印形(いんぎょう)」や「印章(いんしょう)」などと呼ばれており、印を押すための道具を指す言葉となります。
そして「印鑑」については「はんこ」と同じく押印するための道具だと思われがちですが、押印された印の事を「印鑑」というのが正しいんです。
そのため「はんこで押印されたものが印鑑」という事になりますね。
ただし、最初に書いたとおり「はんこ」と「印鑑」について明確に使い分けをしている人はほとんどいないので、例えば「印鑑を押してください」など間違った使い方をしても意味が伝わらないことはないでしょう。
*日本は「はんこ文化」ですからね。でもコロナ自宅待機を契機に「電子印鑑」に変わりつつありますが、アメリカのような「サイン文化」にはならないでしょうね。
次に「夏の土用丑の日」から。
2024年の夏の土用の丑の日は7月24日と8月5日なります。
年によって違いますが、なぜ2日ある年があるのかとても不思議ですよね。
それを理解するためには「土用」と「丑の日」について知る必要があります。
まず「土用」の意味についてですが「立春、立夏、立秋、立冬」の前の18日間のことになります。
夏の土用の丑の日の「土用」の期間は立秋の前の18日間ということになります。
続いて「丑の日」の意味についてですが、干支が関係しています。
干支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」と12種類の動物となっていますが、実は年を数えるだけではなく、日にちを数える時にも使われるんです。
そのため、丑の日については12日間の周期でくることになります。
つまり「土用の丑の日」は、立秋の前の18日間に訪れる丑の日のことなんですね。
今年はその18日間に丑の日にあたるのが7月24日と8月5日になるのです。
土用の丑の日について解説してきましたが、そもそも土用の丑の日にうなぎを食べる由来って知っていましたか?
土用の丑の日にうなぎを食べるようになった由来は実は諸説あります。
その中でも最も有力だとされているのが、江戸時代の学者であり有名な発明家でもある平賀源内が広めたという説です。
実はうなぎの旬は冬であって、わざわざ夏に食べるものではないのです。
そのことは江戸時代からわかっていたことなので、夏には客足が遠のいてしまい、うなぎ屋を営んでいた人は困り果てていました。
そこでどうにかうなぎの売り上げを夏にも伸ばせないかと平賀源内に相談したところ、店先に「本日、土用の丑の日」という張り紙をしました。
その結果、なんとうなぎが飛ぶように売れ始めて繁盛するようになり、それを見た他のうなぎ屋も真似ていった結果、現在の夏の土用の丑の日にはうなぎを食べるという文化が残ったのでした。
博識である平賀源内が土用の丑の日のうなぎを提唱したのですから、普通の人は「そうなんだ! じゃあ食べよう!」となってしまったかもしれませんね。
美味しい魚で毒を持っている魚といえば「フグ」が有名ですが、実はうなぎも毒を持った魚だって知っていましたか?
実はうなぎ以外にも、アナゴやウツボといった「ウナギ目」の魚は「イクチオヘモトキシン」と呼ばれる毒が血液に含まれているんです。
もしもこの毒を人間が摂取してしまうと、麻痺、下痢、嘔吐、呼吸困難、発疹、無気力症、不整脈、衰弱、といった症状があらわれるそうです。
それではなぜ普段うなぎを食べてもこのような症状が出ないのかというと、実は調理の焼く工程で毒性が全て失われてしまうからなんです。
仮にうなぎの血をそのまま飲んでしまったとしても少量であれば命を落とすこともないですし、致死量も1リットルもあるそうなので、まずそこまでうなぎの血を飲む事もないでしょう。
そこまで強い毒ではないことが影響してあまり知られていないんですよね。
*さあ2回目の「土用丑の日」です。今日くらいは「贅沢」してもいいのではないでしょうか?
次に「タクシーの日」について。
なぜ8月5日が「タクシーの日」なのかというと、1912(大正元)年8月5日に東京・数寄屋橋のタクシー自動車株式会社が日本で初めてのタクシーの営業を開始したことが由来となっています。
「タクシーの日」については東京乗用旅客自動車協会(東旅協)によって1984年に制定され、翌年の1985年から実施が始まりました。
現在では全国乗用自動車連合会(全乗連)が全国統一キャンペーンとして実施をしています。
また、一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会によっても「タクシーの日」が提唱されています。
日本初のタクシーはT型フォードだったとされています。
現在も日本の交通を支えているタクシーですが、まさか100年以上も前から存在しているとは驚きですよね。
普段は車を使うという人でも飲み会があった時などは自分で運転するわけにもいかないので、タクシーにお世話になる人も多いのではないでしょうか。
金曜日の夜ともなると飲み屋街にズラーッと並んでいるのが印象的ですよね。
2017年現在では自動車の自動運転なども可能になってきましたし、将来的には無人で目的地まで届けてくれるタクシーなどが登場すると面白そうです。
タクシーと同じく人の送迎を行なっているものでハイヤーと呼ばれるものがありますよね。
どちらも人の送迎を行っているという点では共通しているように見えますが、タクシーとハイヤーの違いについては知っていますか?
まず、タクシーについては基本的には走行中のタクシーを自分の意思で止めて乗り込み、目的地まで運転してもらう事が多いですよね。
そのため、タクシーは乗り込んでから目的地まで乗車した分だけ料金がかかります。
ハイヤーについては基本的には予約制になっていて、ハイヤーの営業所に連絡を取って配車してもらい、指定の場所まで迎えに来てもらって、目的地まで送ってもらうという場合が多いです。
ハイヤーはタクシーと違って乗り込んだ時から料金が発生するのではなく、営業所から出て送迎を行って営業所へ戻るまでが料金の対象となることが多いようです。
このように、タクシーとハイヤーでは料金の形態や用途が違うということがわかりますよね。
その業界によって業界人にしか通用しない業界用語ってありますよね。
実はタクシー業界でも面白い業界用語がいくつかあるので紹介します。
まずは「お化け」という業界用語についてです。
「お化け」とは思いもよらない場所から長距離を乗ってくれる客が現れることを指す言葉です。
ある程度その日の業務が終わって営業所に帰ろうとしたりしてて、お客さんが見つかり「どうせ近くのマンションだろ」とか思っていたら、思わぬ長距離の場所を指定されてラッキーだった場合などに「お化けが出た」といった言葉を使うそうです。
また、不審者など疑わしい人が乗車している場合にひそかに無線で伝える方法として「鞄の忘れものがあります」と報告するそうです。
それ以外にも大きな事件を起こして指名手配されている犯人などを乗せている場合には「大きな忘れものが乗っています」というように無線局に伝えられるそうです。
このように無線で話していたら疑われていると思ってください。
*最近、東京では短距離制度が導入されて、今まで980円で行ったところが500円で済んだりします。複数名で近場に行くときは、タクシーに乗った方がバスより安いこともあります。
最後に「箱の日」について。
なぜ8月5日が「箱の日」なのかというと、「は(8)こ(5)」(箱)という語呂合わせが由来となっています。
「箱の日」については東京紙器工業組合によって1991年に制定され、全国の紙器段ボール箱工業組合によって実施されています。
「紙器業界の技術の向上と一般消費者に紙箱の良さのPRと普及を図る」という事を目的として制定された記念日となります。
毎年8月5日になると「紙器・段ボール箱コンテスト」というものを開催しており、組合員などから印刷紙器や貼箱、段ボール箱等の作品の募集を行なっています。
そこで機能性やデザイン性、斬新性などの様々な観点から審査を行なって、優秀な作品には賞が贈られるそうです。
世の中には様々な記念日が存在していますが、「箱」についての記念日である「箱の日」というものが存在しているのは驚きですよね。
「箱の日」を実施することによって紙箱などの良さが一般の人にも伝わりますし、箱の技術が日々向上しているのもわかって、こうした記念日が行われることによって日本の様々な技術が向上している様子がわかります。
私たちが普段から使っている段ボールですが、特に引っ越しの時など大量の荷物を運ぶ時にとても役に立つ箱ですよね。
この段ボールと呼ばれる箱、そもそもどこらへんが「段」で、どこらへんが「ボール」なのかいまいち名前の由来がわからないですよね。
段ボールを切って断面図を確認してみるとわかりますが、断面が波の形をしていてただの厚紙ではないことがわかりますよね。
これが段ボールのいわゆる「段」の部分となり、紙一枚だけで箱が構成されるのではなく、断面 が段々になっていて、何枚かの紙をつなぎ合わせることによって箱になっています。
また、段ボールの素材に使われる厚紙は「ボール紙」と呼ばれるもので、これが段ボールの「ボール」の部分というわけですね。
英語では「ボール紙」のことは「ボード紙」と呼ばれるそうで、本来は「段ボード」という呼び方が正しいはずなんですが、日本ではすっかりと「段ボール」という名称が定着しているのでした。
実は段ボールの原料には元々お金だったものが使われているって知っていましたか?
硬貨の場合は年代の古いものでもあまり劣化することがないため長期間にわたって使われていますが、実は紙幣については紙であることから劣化が早く、発行されてから約2年間で回収されて廃棄されます。
廃棄された一万円札はお金として使えないように真ん中に穴が空けられて、パルバーという機械を使って溶かされます。
この溶かされた一万円を脱水機にかけて乾燥させると白いカスのようなものへと変わり、これは再生紙としてリサイクルされることとなります。
しかし、再生紙の中でも品質が著しく低く、段ボールを作るための材料ぐらいにしか使い道がないそうです。
一万円札を溶かして作られた段ボールと聞くとかなり豪華に聞こえてしまいますが、あまりいい素材ではないということがわかりますね。
*段ボールはやはり必需品ですよね。あっては邪魔になるけど、なくては困る。段ボールはすごいです!!
今週も宜しくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!