『アメリカズ・ゴット・タレント(AGT)』で注目を浴びてから約10年、ファンに愛され続けている歌手が、今も変わらず心を込めて歌い続けています。
シーズン11で登場した当時16歳のカリスタ・ベヴィア(Calysta Bevier)(※)は、がんを克服したサバイバーであり、その圧倒的な歌唱力でアメリカ中を魅了し、セミファイナルまで勝ち進みました。
長年のAGTファンにとって嬉しいことに、彼女は今も音楽活動を続けています。
2025年7月15日、25歳となったベヴィアはInstagramに最新のカバー動画を投稿。その内容は、ABBAの名曲「マンマ・ミーア(Mamma Mia)」をピアノ主体のバラードにアレンジした、見事なストリップダウン(装飾を抑えた)バージョンでした。
彼女はキャプションにこう記しています:
「Mama Mia 🦢🤍 #abba #mamamia」
ベヴィアのバージョンは、しっとりとした雰囲気の中で、彼女の落ち着いた艶やかな歌声が際立ち、ダイナミックレンジ(音の強弱の幅)を存分に生かした仕上がりに。高音部分も難なく、かつ繊細に歌い上げています。
人気曲をスローテンポで再構築し、まったく新しい作品へと昇華させる。その実力を、ベヴィアは見事に証明してみせました。
コメント欄には次のような声も:
「あなたの歌でこの曲が100倍切なくなった。最高です!!!」
このパフォーマンスは魂に訴えかけるようで、静けさの中に強い感情が込められており、彼女が10年前にAGTの舞台に初めて立ったときと変わらぬ情熱を今も持ち続けていることを物語っています。
*上記画像をクリックするとインスタグラムに移行します。
現在のカリスタ・ベヴィアは?
ベヴィアは現在も新曲をリリースし続けています。
2024年には、Spotifyでの総再生数が100万回を突破したことをInstagramで報告しました。
彼女の最新情報はInstagramで随時更新されており、ファンは彼女の音楽活動を身近にフォローすることができます。
また、ベヴィアは2025年7月に放送された『AGT ゴールデンブザー特集』にも出演。彼女は、シーズン11のオーディションで披露したレイチェル・プラッテンの「Fight Song」によって、審査員のサイモン・コーウェルから初のゴールデンブザーを受けたことで知られています。
2023年にはスピンオフ番組『America’s Got Talent: All-Stars』に出場。しかし、自作曲で挑んだものの、残念ながら初戦で敗退してしまいました。
*写真提供:トレイ・パットン/NBC。
現在の生活と音楽活動
現在、ベヴィアはカリフォルニア州ロサンゼルス在住。
2018年の『Unconditionally Her』誌のインタビューでは、AGT出演がいかに彼女の人生とキャリアを変えたかをこう語っています:
「私の人生は本当に大きく変わりました!
LAに引っ越したことで、自分自身をさまざまな面から見つめ直すきっかけになったと思います。
音楽のこと、自分探しのこと、さらにはどんなタピオカ(ボバ)が好きなのかってことまで(笑)。
AGTに出てから、素晴らしい作詞家やプロデューサーと仕事をする機会をたくさんいただきましたし、作詞の面でも自分自身の成長を実感しています」。
※カリスタ・ベヴィア(Calysta Bevier)は、アメリカ合衆国出身のシンガーソングライターであり、がんを克服したサバイバーとしても知られるアーティストです。彼女は2016年、16歳のときに『America’s Got Talent(アメリカズ・ゴット・タレント)』シーズン11に出場し、その圧倒的な歌唱力と感動的なバックストーリーで大きな注目を集めました。
https://www.nbc.com/nbc-insider/calysta-beviers-now-abba-cover