シェルトン発 — シェルトン高校演劇部の春の最新公演『マンマ・ミーア!』(4月3日~5日)には、3,000人以上の観客が来場しました。
特に、4月4日の公演は満席となり、10年以上ぶりの完売となりました。この結果、演劇部の春公演として過去最高の観客動員数を記録。これまでも数々の賞を受賞してきたシェルトン高校演劇部にとって、
らに歴史的な成果となりました。
演出・振付を担当したキャサリン・セドロック氏は、長年タッグを組んできた音楽監督フィオナ・ブライソン氏とともに「いつか満員の観客の前で公演を」と願ってきたと語り、『マンマ・ミーア!』が卒業生たちにとって素晴らしいフィナーレになったと感慨を述べました。
*シェルトン高校演劇部『マンマ・ミーア!』で観客動員記録を樹立
© シェルトン高校演劇部/提供写真。
「満席の状態でこの公演を締めくくれたことは、本当に特別な経験でした。地域の皆さんから寄せられた子どもたちへの賞賛と愛情の多さに、心が温かくなりました」。
— キャサリン・セドロック
演劇部の顧問であり、キャサリンの父であるジョー・セドロック氏も、公演前から「今年こそは完売するかもしれない」と感じていたそうです。
「『マンマ・ミーア!』には本当に感動させられました。これが子どもたちにとって、そして特に卒業生にとって一生忘れられない経験になったことが本当に嬉しいです。劇場が満席になるのは久しぶりで、このキャストがその歴史の一部になれたことを心から嬉しく思います」。
— ジョー・セドロック
キャストの生徒たちも、この歴史的な瞬間に共感していました。
サム役を務め、過去にも受賞歴のあるベン・スーザさん(卒業生)は次のように語っています:
「何年ぶりかの満席の観客の前で演じるのは、本当に興奮しました。観客がこの作品に興奮して劇場に足を運んでくれていると実感できることが、何より嬉しかったです」。
ソフィ役のオリヴィア・ジャンセンさん(卒業生)は、喜びと同時に別れの寂しさも感じていたようです。
「この講堂が満席になったのは15年以上ぶりです。それだけに、キャストとスタッフが努力してきたことが本当に報われたと感じました。
『マンマ・ミーア!』は、私の高校生活のこの章を締めくくるのにぴったりの作品でした。舞台上で最高の思い出をもらいました。
友人や家族が客席を埋め、私たちを応援してくれた光景は、言葉にできないほどの幸せな気持ちでいっぱいになりました」。
ハリー役のディミトリ・マイシリルディスさん(卒業生)も、観客の反応に心を打たれたと語っています:
「私たちの才能と努力が、こんなにも多くの人々の心を動かしたのを見て、本当に嬉しかったです。
これこそが演劇の醍醐味です」。※シェルトン高校(Shelton High School)は、アメリカ・ワシントン州シェルトン市に位置する公立高校です。1975年に設立され、現在は9年生から12年生(日本の中学3年生から高校3年生に相当)の生徒約1,600人が在籍しています。同校は、ワシントン州のインタースコラスティック・アクティビティーズ協会(WIAA)において3Aクラスに分類され、さまざまなスポーツや課外活動に積極的に参加しています。