シムコー・リトル・シアターは、3月公演としてトニー賞受賞作『CHESS:ザ・ミュージカル・イン・コンサート』に挑みます。
音楽はABBAで知られるベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァース、作詞はティム・ライス(『ジーザス・クライスト・スーパースター』『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』『ライオン・キング』)が手がけています。『CHESS』は、緊迫したドラマ、力強い音楽、そして時代性を帯びた政治的駆け引きを融合させた作品です。
*アンディ・ドミニック(左、アナトリー・セルギエフスキー役)、ブリタニ・ハミルトン(フローレンス・ヴァッシー役)、そしてデヴィン・フランス(フレデリック・トランパー役)が、3月にシムコー・リトル・シアターによって上演される『チェス:ザ・ミュージカル・イン・コンサート』のキャストを率います。
写真:アンドリュー・ドミニック/提供写真
プロの公演から地域のコミュニティ公演に至るまで、そのスコアは高く評価されており、「ワン・ナイト・イン・バンコク」「アンセム」「アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウェル」といった壮大なアンセム(名曲)が含まれています。
物語は冷戦時代の国際CHESS選手権を背景に展開します。『CHESS』は、アメリカ人とロシア人という二人のライバル選手を描き、CHESS盤上での戦いが、思想、忠誠心、権力をめぐるより大きな対立を映し出していきます。
*3月にシムコー・リトル・シアターによって上演される『CHESS:ザ・ミュージカル・イン・コンサート』のキャストには、ステファニー・グラント(前列左)、エマ・ブラウン、ヴァレリー・カーディナル、アレックス・バーナード;ジャック・ヴェリップス(中列左)、サラ・グレンジ、ロス・ハンナ、アンディ・ドミニック、ルーク・ハミルトン、J.P.アントナッチ;デヴィン・フランス(後列左)とブリタニ・ハミルトンが名を連ねています。
写真:アンドリュー・ドミニック/提供写真
物語の中心には、才気あふれる女性戦略家をめぐる三角関係があります。三人はそれぞれ、自己のアイデンティティ、個人の自由、そして野心の代償という問いに向き合うことになります。
本作は、チェスの試合を超大国間の対立、個人的なライバル関係、そしてロマンスのメタファー(比喩)として用い、忠誠、裏切り、アイデンティティといったテーマを探求します。登場人物たちは、それぞれの祖国からの強い圧力と、自らの心の葛藤の中で揺れ動きます。
最終的に『CHESS』は、CHESS盤が単なるゲームではなく、個人的な情熱と世界規模の権力闘争の戦場となる、ドラマティックなロック・オペラなのです。
シムコー公演はアンディ・ドミニックの演出で上演されます。彼は『フローズン・イン・タイム』でクリストフ役としてカナダをパートタイムでツアーし、ライトハウス・フェスティバルの主任技術者も務めています。
今回シムコー・リトル・シアターでは新たに、『CHESS』を「イン・コンサート」形式で上演します。これは演劇的な舞台装置を最小限に抑え、楽曲とボーカルに重点を置いた上演形式を意味します。この形式により、小規模な劇場でも、舞台の大きさやコミュニティ劇場の制作予算に合わせて、大作ミュージカルを柔軟に上演することが可能になります。
公演日は、3月5日・6日・12日・13日の午後19時30分開演、3月7日・8日・14日・15日の午後14時開演です。
🎭 Simcoe Little Theatre とは?



シムコー・リトル・シアターは、カナダ・オンタリオ州ノーフォーク郡シムコーにある地域密着型のコミュニティ劇場です。地元の俳優・スタッフ・ボランティアによって運営されており、演劇文化の普及と地域交流を目的としています。
🏛 基本情報
- 所在地:カナダ・オンタリオ州シムコー
- 形態:非営利のコミュニティシアター
- 運営:地域ボランティア中心
- 上演作品:ストレートプレイ、コメディ、ミュージカルなど幅広いジャンル
🎶 特徴
- 地元住民が出演・制作に参加する“参加型劇場”
- 比較的小規模な客席で、観客との距離が近い
- 予算や舞台規模に合わせた工夫ある演出(例:「イン・コンサート」形式の上演)
今回上演される『CHESS: The Musical in Concert』のように、大作ミュージカルを“コンサート形式”で上演することで、楽曲の魅力を最大限に届ける試みも行なっています。


