シンガー、ミュージシャン、ダンサーが輝く、ABBA満載の夜がツリーハウスで開催される
2024年12月6日
Mamma Mia!
ホスピスケアのフロアが、歌と笑顔、そして輝きに満ちたABBAをテーマにしたパーティーナイトに包まれました。
イースト・アングリア小児ホスピス(EACH)(※)が主催するこの盛大なイベントには、8つの家族を代表する約30人が参加し、特別ゲストのシンガー、ミュージシャン、ダンサーたちが一緒に楽しみました。
ケアフロアは、カラフルな照明とミラーボールでディスコダンスフロアへと変身し、ライブで演奏されたヒット曲には「恋のウォータールー」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」「スーパー・トゥルーパー」がありました。
EACHでは定期的に感覚バンド練習会を開催しており、これまでにもスコットランドやスペインの音楽をテーマにした夜がありました。
14歳の娘アヴァが脳性麻痺を抱える母親、デビー・ストリートフィールドさんも出席しました。アヴァさんは言葉を話せず、酸素が必要です。
デビーさんはこう語ります。「バンド練習会はいつも素晴らしいですが、今回の夜は今までで一番楽しかったかもしれません」。
「アヴァは本当に楽しんでいました。音楽が始まった途端、彼女の目が大きく見開いて、彼女にとってとても大切な時間だと感じました」。
「歌えなくても踊れなくてもいいんです。音楽を通してさまざまな方法で自分を表現できますし、誰にとっても楽しいものです。それは自由な気分にさせてくれます」。
音楽はイプスウィッチ・オペラ協会のゲストミュージシャンとシンガーによって演奏され、ダンスはDanceEastの学習障害を持つ大人たちのグループがリードしました。
参加した家族は、パーティーフードやモクテル(ノンアルコールカクテル)を含む飲食も楽しみました。
「本当に素晴らしく、協力が溢れる夜でした。」とEACHの音楽療法士レイ・トラバッソさんは話します。このイベントは、グループおよびイベントコーディネーターのケリー・エヴァンスさんと遊びの専門家ヘイリー・アレンさんと共に企画されました。
「ホスピス内の多くの人々、ケアチームのメンバーやスタッフ、ボランティアたちが一丸となりました」。
「さらに、地域社会からたくさんの素晴らしいゲストをお迎えしました」。
「私たちはチームとして、ケアとサポートを受けている家族にとって、楽しい音楽と特別な思い出を作る素晴らしい夜を演出しました」。
「バンド練習会で目指しているのは完璧さではありません。私たちが目指しているのは本当の喜びを生み出すことです。そうすると、素晴らしいことが起こるのです」。
この夜の楽しさ、魔法、そして雰囲気を捉えた特別な映像が制作されました。
ABBAの夜は11月15日に開催され、今年最後のバンド練習会はクリスマス直前に行なわれ、サンタクロースの訪問も予定されています。
*写真提供: レオ・マーティン (@parallaxwolf) / EACH。
※イースト・アングリア小児ホスピス(East Anglia’s Children’s Hospices, 略称EACH):イギリス・イースト・アングリア地方に拠点を置く慈善団体で、生命を脅かす状態や限られた余命の子どもたちとその家族に対し、ケアとサポートを提供しています。