2月28日水曜日
皆様おはようございます。体調はGOODですか?うがい、手洗い、消毒は欠かさずおこなっていますか?
今日は「バカヤローの日」「ビスケットの日」「にわとりの日」です。
まず「バカヤローの日」から。
なぜ2月28日が「バカヤローの日」なのかというと、1953(昭和28)年2月28日に、当時の吉田茂首相が衆議院予算委員会の席上、西村栄一議員の質問に対し興奮して「バカヤロー」と発言したが由来となっています。
しかしこの「バカヤロー」という発言が元となり閣不信任案が提出・可決され、同年の3月14日 に衆議院が解散することとなりました。
これがいわゆる「バカヤロー解散」と呼ばれるものですね!
2月28日のこの「バカヤロー」という発言があったことにちなんで、「バカヤローの日」は常日 頃から頭にきていることに対して「バカヤロー!」と叫んでも良いとされています。
ちなみに、吉田茂は別に「バカヤロー!!!」と大声で叫んだわけではなく、着席したまま小声で「バカヤロー」と呟いただけだったそうです。
しかしメディアによって大きく報道されたため、衆議院を解散することとなりました。
最近のくだらない審議に時間をかけて、揚げ足取りのような討論を繰り返している政治を見ていると、それを見ている国民が「バカヤロー!」と言ってやりたいぐらいだと思います。
吉田茂は政治家として有能であり、内閣総理大臣に5回指名されるという歴代の最多記録を保持しています。
総理大臣としての在任日数は2616日であり就任日数では歴代4位となっています。
ちなみに、歴代1位は桂太郎の2886日です。
吉田茂の有名な実績としては、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約を結ぶ事によって、戦後の外交の礎を作りました。
大日本帝国憲法のもとでの最後の内閣総理大臣でもあります。
最近では安倍晋三が内閣総理大臣を辞任後再び内閣総理大臣に返り咲きましたが、吉田茂についても辞任後に再び内閣総理大臣になっています。
歴代総理の中でもこのような経歴をもった人物は吉田茂と安倍晋三の2人だけです。
吉田茂は癇癪(かんしゃく)持ちで頑固者だったとされています。
とてもユーモアな一面も持っており、公私にわたって様々な逸話や皮肉のきいた名言を残しています。
吉田茂は政府の統計をもとにしてGHQの元帥であるマッカッサーに食糧支援を要求しました。
しかし、マッカーサーに「日本の統計による数字はずさんである。」と責められてしまいました。
そこで吉田茂は「戦前にわが国の統計が完備していたならば、あんな無謀な戦争はやらなかったろうし、もし完備していたら、勝っていたかもしれない」と返したそうです。
とてつもない皮肉ですよね。
こうした事から当時の新聞に掲載されていた風刺漫画の恰好のネタとされていました。
吉田茂が退陣した際には、大勢の漫画家が辞任する吉田茂に頭を下げる漫画、つまりたくさんのネタを提供してくれた吉田茂に感謝を示す漫画が描かれたほどです。
その性格が災いして「バカヤロー解散」となった訳ですが、人間味に溢れていて自然と人を惹きつける魅力も持っていたのでしょう。
*最近の総理は吉田茂のような豪快な方がいませんね。誰が総理大臣になるといいのでしょうか?
次に「ビスケットの日」について。
なぜ2月28日が「ビスケットの日」なのかというと、1855(安政2)年2月28日にパンの製法を学ぶ為に長崎に留学していた水戸藩の柴田方庵が、同藩の萩信之助に、パン・ビスケットの製法を書いた「パン・ビスコイト製法書」を送ったことが由来となっています。
この「パン・ビスコイト製法書」がビスケットの製法を書いた日本初の文書とされています。
まさかビスケットが江戸時代の頃からあったとは驚きですよね。
「パン・ビスコイト製法書」に書かれたレシピ通りに焼かれたビスケットがどのような味だったのか、食べてみたいものです。
「パン・ビスコイト製法書」がどのような内容だったのかを調べてみましたが、残念ながら情報は見当たりませんでした。
また、ビスケットの語源はラテン語で「二度焼かれた物」という意味である「ビス・コクトゥス(bis coctus)」となっています。
このことから「に(2)どや(8)く」の語呂合わせの意味も持たせているそうです。
ちなみに「ビスケットの日」は全国ビスケット協会によって1980(昭和55)年に制定されました。
現在ではお菓子として有名なビスケットですが、実は元々はお菓子として作られていたわけではありませんでした。
ビスケットの製法にもある通り、ビスケットは「2度焼いたぱん」であり、古代のヨーロッパではパンを乾かした後、もう一度焼いたものを長い航海や遠征などに持っていっていました。
つまりはパンを長持ちさせる事を目的として誕生した保存食がビスケットなんですね!
日本にパン・ビスコイト製法書が伝わった頃も、ペリーが黒船で来航するなど外国からの驚異が日本を脅かしていました。
いつ戦争が始まるかもわからない状態だったため、戦争用の保存食としてビスケットが注目されたのです。
戦国時代からの携帯の保存食としてはご飯を乾かして作った干し飯が定番でしたが、その後は戦争用の保存食として活躍していくのでした。
そして1873(明治6)年になると、陸軍の軍用食としてとして正式に採用されることとなりました。
現在では災害時の非常食として乾パンなどがありますが、これもビスケットの1つであり、お菓子以外の用途でも現代に受け継がれています。
*皆様は「ビスケット」召し上がりますか?美味しいですよね!
最後に「にわとりの日」について。
なぜ毎月28日が「にわとりの日」なのかというと、28日という日付が「に(2)わ(8)とり」という語呂合わせであることが由来となっています。
「にわとりの日」については日本養鶏協会等によって1978(昭和53)年6月に制定された記念日となります。
日本養鶏協会によるとこの日を「鶏肉や鶏卵の消費を拡大する」ということを目的とした記念日としています。
例えばケンタッキーフライドチキンでは毎月28日の「にわとりの日」に特別価格で安くフライドチキンの販売を行なっていますよね。
一般家庭で食べる時も、鶏肉は他のお肉よりも価格が安いのにも関わらず、とても栄養価が高いため大人気の食材になっています。
また、鶏卵についても日本人の食生活に欠かせないものであり、どの家庭の冷蔵庫にもストックしてありますよね。
毎月28日の「にわとりの日」には鶏肉を扱うお店で割引がされていることも多いので、ぜひ近くのスーパーやファストフード店をチェックしてみてくださいね。
鳥は特徴的な鳴き声をしているものが多いですが、にわとりも「コケコッコー!」という特徴的な鳴き声をしていますよね。
日中に鳴いていることももちろんありますが、朝を迎えて日が昇ってきたタイミングで必ずといっていいほど「コケコッコー!」と鳴きます。
「夜明けを迎えると鳴くのは鶏の習性」と言ってしまえばそれまでなのですが、そもそもなぜ夜明けににわとりが鳴くのかを知っていますか?
にわとりは昼に活動する動物であることから、人間と同じで夜になって暗くなると目があまり見 えなくなります。
そのため、朝がやってきて日が差し込むと周りが見えるようになって安心することから鳴き声をあげると言われているんですね。
夜は仲間がいるかも暗くてわかりませんし、日が入ってすぐに鳴くのは仲間と連絡を取り合って安心をしているのかもしません。
にわとりが歩く姿を見た事がありますか?
にわとりは鳴き声もとても特徴的ですが、歩き方も凄く特徴的であり、首を前後にカクカクと動かしながら歩いていますよね。
実はあの特徴的な首をカクカクする歩き方にもちゃんとした意味があるんです。
にわとりは実は眼球を動かすことが出来ない事から、人間のように周囲をぐるぐると見回すことが出来ません。
そのため、首を前後にカクカクと動かすことによって視野を広くして周囲を見回しているんですね。
また、人間はまばたきをする時に上の瞼(まぶた)が閉じるようになっていますが、にわとりは下の瞼が閉じるようになっているなどの違いもあります。
*皆様は「にわとり」をナマで見たことがありますか?小学校の時、学校で飼っていましたかね?
本日もよろしくお願いいたします。
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