ビヨルン「今の音楽業界はソングライターにほとんど価値を置いていないね」

ビヨルンが、現在の音楽業界はソングライターに「ほとんど」価値を置いていないと語りました。

ビヨルンは、ミュージシャンや作家のストリーミング・レートが進行中であることを踏まえ、ストリーミングがもたらすリターンの低さのおかげで、音楽業界はソングライターにほとんど価値を置いていないと語りました。

また、Music Weekの取材に対し、「もし彼ら(ソングライター)が15人いて、1つのストリーミングが$000.somethingを支払うとしたら、彼らはタクシーを運転しなければなりません」と述べ、現在業界に蔓延しているソングライティングの「チーム」は、ほとんどロイヤリティを得ることができないだろうとジョークを交えて語りました。

「私は大学で教育を受けるつもりだったので、土木技師になっていただろう 」と付け加え、もし作曲を始めた時のレートが同じだったら、ソングライティングの道には進んでいなかっただろうと語っています。

「ソングライティング・チーム」について語ったビヨルンは、多くのライターが関わることで、ソングライティングの個人的な性質の多くが失われてしまうと付け加えました。

彼は続けます。「明らかに、誰が作ることにより異なる種類の歌が生まれるからです。すばらしい曲ができることもありますが、ときには人間味のないものになってしまうこともあります(書いた人の心がどこにあるのか?誰が歌に責任を持つのか?がハッキリしていないから)」。

「例えば、15人のライターがいる場合、誰の感情を基準にすればいいのか、例えば2人であれば簡単です。書き方が違う、ということです」。

先週(9月22日)、ビヨルンは、音楽の使用料やメタデータをめぐる問題に取り組むことを目的とした「Credits Due」という新しいイニシアチブを立ち上げました。

このキャンペーンは、ビヨルンが共同設立者であるアイボーズ・アカデミーとミュージック・ライツ・アウェアネス・ファンデーション(MRAF)のコラボレーションによるもので、2021年の『アイボア・ノヴェロ・アワード』で発表されました。

Credits Dueは、「完全で正確な楽曲のメタデータが、制作時点ですべてのレコーディングに添付される」ようにすることで、すべてのソングライターや貢献者が正確かつ公正に報酬を得られるようにすることを目的としています。

この取り組みについて、ビヨルンは次のように述べています。「私たちは、作曲家のコミュニティでよく知られている、控えめに言ってもフラストレーションがたまるような問題に対する認識を高め、解決策を提供したいと考えています。非常に単純なことですが、音楽の録音は関係者全員のクレジットを表示し、正しい人に報酬が支払われるようにしなければなりません。なぜこれが実現しないのかと聞かれても、何と答えていいのかわかりません」。

さらに、「2021年の今日、言い訳はできません。もし私たちが “Credits Due “を達成すれば、音楽業界全体がWin-Winになります。ありがたいことに、多くの良い仕事が進行中であり、最終的にクリエイターに相応しい経済的評価を与えるために、業界からのさらなる支援を大いに期待しています」と述べています。

ABBA’s Björn Ulvaeus says industry places “very little” value on songwriters (nme.com)

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