ピアース・ブロスナン、『マンマ・ミーア!3』でソフィの実父が明かされる可能性示唆

ピアース・ブロスナンは、『マンマ・ミーア!3』でついにソフィの実の父親が明かされるかもしれないとほのめかしています。2008年に公開されたオリジナルのミュージカル映画では、アマンダ・セイフライド演じるソフィと、彼女の実父である可能性のある3人の男性――サム(ピアース・ブロスナン)、ハリー(コリン・ファース)、ビル(ステラン・スカルスガルド)が登場しました。物語の最後では、実の父が誰かは特定されず、3人全員が父親役を分かち合うという形で終わります。

2018年に公開された続編『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』でもその謎は維持されましたが、今後制作される予定の『マンマ・ミーア!3』では、ついにこの長年の疑問に答えが出されるかもしれません。

ピアース・ブロスナンは、Paramount+の新作シリーズ『MobLand(モブランド)』のプロモーションのために『ハリウッド・リポーター』のインタビューを受け、その中で『マンマ・ミーア!3』についても言及。彼が演じるソフィの父親候補の1人、サム・カーマイケルに関して、彼自身はすでに「誰が本当の父親か知っている」と語り、第3作ではついにその答えが明かされる可能性があると示唆しました。

サムがソフィの実父なのか?

ピアース・ブロスナンが「実父を知っている」と発言したことにより、彼自身が演じるサム・カーマイケルがソフィの実父である可能性が高まっています。これまでもサムが実父だという説は多く存在していました。

たとえば劇中の楽曲「Our Last Summer(あの夏の思い出)」の歌詞では、各男性がソフィと共通する才能を持っていることが示唆されていますが、ドナにはない才能として「サムの絵の才能」が挙げられます。ドナが冒険好きで音楽の才能があることを踏まえると、サムの「絵の才能」はソフィの中に受け継がれた独自の特性と見ることができるのです。

さらに、ドナが最も長く一緒に過ごしたのはサムであることから、統計的にも彼が父親である可能性が最も高いと考えられています。

2020年6月、プロデューサーのジュディ・クレイマーが『マンマ・ミーア!』第3作の企画が進行中であることを明かしました。しかし、その後の続報は長らくありませんでした。2023年5月には、ABBAのベニー・アンダーソンが続編について懐疑的なコメントを出し、「願望にすぎない」と語るとともに、大きな変更がなければ賛成しないと述べました。

それにもかかわらず、2023年10月、クレイマーは再び「第3作は進行中」と明言しています。

私たちの見解:ソフィの父親の真実は作品の核心を損なうのか?

多くのファンはサムが実父だと考えていますが、ビルが金髪である点やソフィとの感情的なつながりを挙げて、彼が父親ではないかと主張する声もあります。また、ハリーに関しても、ドナの出産時に部屋にあったエッフェル塔の置物など、細かなヒントが指摘されています。

しかし、こうした憶測は、作品の核心となるメッセージ――「家族とは血縁ではなく、愛情によって築かれるものである」――を見落としているとも言えるでしょう。なぜなら、3人の父親候補たちは皆、ソフィに対して深い愛を持って接しているからです。

第3作で真実が明かされてしまえば、その核心的メッセージが損なわれてしまうのではないか、という懸念も一部には存在しています。

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