ピアース・ブロスナン『マンマ・ミーア!』歌に“恐怖”──コリン・ファースも“同じくらい怯えた

ピアース・ブロスナン、『マンマ・ミーア!』での歌に“恐怖”──コリン・ファースも“同じくらい怯えていた”ことで救われた
2008年の映画ミュージカルで、ステラン・スカルスガルドとコリン・ファースも同様に動揺していた姿に助けられたと語る

ピアース・ブロスナンは、『マンマ・ミーア!』で歌うことに「恐怖を感じていた」と認めつつ、共演者たちがその不安を和らげてくれたことを明かした。

*ピアース・ブロスナンが『マンマ・ミーア!』で歌うシーンの分割画像。クレジット:ジョン・コパロフ/フィルムマジック;ムービーストア/シャッターストック。

Vanity Fairのインタビューで最新作『Mobland』のプロモーションの一環として語ったところによると、ブロスナンは「SOS」の録音を振り返りながら、「これはまさに“戦馬”のような曲だ」と表現。「簡単な曲じゃないし、僕は正直言って怖かった」と述べた。

「エア・スタジオに行って曲の録音をしたのを覚えてる」と続けた。

「唯一、少しだけ心の平穏を感じられたのは、コリン・ファースとステラン・スカルスガルドも、僕と同じくらい不安そうな顔をしていたのを見た時だった。僕たちはベニーとビヨルンと一緒に座り、すぐに録音に入ったんだ」と語った。

*ピアース・ブロスナン、ステラン・スカルスガルド、コリン・ファース 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』にて。
クレジット:コレクション・クリストフェル/レジェンダリー・エンターテインメント/ユニバーサル/アラミー。

録音だけが大変だったわけではない。映画本編の撮影でも、シーンにリアリティを持たせるために実際に声を出して歌う必要があったと、72歳の俳優は語る。

「まず曲を録音して、その後トラックに合わせて歌い直すんだけど、声帯の動きや歌に込める感情が見えるように、実際に歌わなきゃならない」と説明した。

さらに、歌いながら演技をするのは困難だったため、「ミュージカルディレクターがカメラのすぐ横に立って、僕にカウントをしてくれていた」と明かした。

「自分でカウントを取るのは全くダメだった。実際、映画の中で僕がカメラの横をチラッと見ているのがわかると思うよ」とブロスナンは加えた。

*ピアース・ブロスナンとメリル・ストリープ 『マンマ・ミーア!』にて。クレジット:アラミー。

当時の映像を見返すと“ cringe(身がすくむような気持ち)”になることもあるが、それでもブロスナンは「プラチナとゴールドのアルバムを手にした」とも語った。彼は2018年の続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』でも再び歌声を披露している。

彼が演じたのはサム・カーマイケルという役で、同シリーズにはアマンダ・セイフライド、メリル・ストリープ、シェール、コリン・ファース、クリスティーン・バランスキーらも出演していた。

キャストが再集結した続編から7年が経ち、ブロスナンは『マンマ・ミーア!3』への出演にも意欲的だと語っている。

3月30日にETのインタビューで「みんな、『マンマ・ミーア!3』をやる準備はできていると思う」と語り、「どうなるか見てみよう。実現できたら素晴らしいよ。ここまで来たんだから、やらない理由はないさ」と期待をにじませた。

https://people.com/pierce-brosnan-and-colin-firth-were-terrified-of-singing-in-mamma-mia-11727204

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