アーロン・トヴェイト、リア・ミシェル、ニコラス・クリストファーが帝国劇場で主演
カルト的人気を誇るミュージカル『CHESS』のブロードウェイ・リバイバル公演が、ついに帝国劇場(Imperial Theatre)に決定し、上演スケジュールが発表された。プレビュー公演は10月15日に開幕、本公演の初日は11月16日。帝国劇場は1988年のオリジナル・ブロードウェイ版『CHESS』が上演された劇場でもある。
*ニコラス・クリストファー、リア・ミシェル、アーロン・トヴェイト(写真:ヘザー・ガーショノウィッツ)。
チケット販売
- ファン向け先行販売(公式サイトでの登録が必要):6月25日 午前11時〈米東部時間〉開始
- 一般販売:6月26日 午前11時〈米東部時間〉開始
- 予定上演期間:2026年3月15日まで
キャスト
- フレディ・トランパー:トニー賞受賞俳優 アーロン・トヴェイト
- フローレンス・ヴァッシー:リア・ミシェル(2006年『スプリング・アウェイクニング』以来、初のブロードウェイ新役)
- アナトリー・セルギエフスキー:ニコラス・クリストファー
- そのほかのキャストは後日発表予定
クリエイティブ・チーム
- 音楽:ABBAの ベニー・アンダーソン & ビヨルン・ウルヴァース
- 作詞:ティム・ライス
- 新脚本:エミー賞受賞者 ダニー・ストロング(『ハンガー・ゲーム:モックィングジェイ Part 1 & 2』)
- 演出:トニー賞受賞者 マイケル・メイヤー(『スプリング・アウェイクニング』)
- 振付:ロリン・ラタロ(『ウェイトレス』)
- 音楽監督:ブライアン・ユシファー
作品概要
『CHESS』は、冷戦下を舞台に、アメリカとソ連のCHESS王者が対局と恋愛――しかも同じ女性を巡る恋――で火花を散らす物語。オリジナル構想はティム・ライスがずっと温めていた「キューバ危機を題材にしたミュージカル」案が端緒で、1980年代初頭にABBAのアンダーソン&ウルヴァースと合流。1984年にコンセプト・アルバムが発売され、世界中のチャートを席巻した(米ビルボードHot100で3位)。収録曲「アイ・ノウ・ヒム・ソウ・ウェル」は英国シングルチャート1位を1か月キープし、「ワン・ナイト・イン・バンコク」も国際的大ヒットとなった。
初演から現在までの歩み
- 1986年ロンドン初演:スコアと舞台装置は絶賛されたが、脚本への評価は賛否両論。
- 1988年ブロードウェイ初演:批評はさらに厳しく、17回のプレビューと68回の本公演でクローズ。
- その後もコンセプト・アルバムや各国公演、2008年ロンドン・コンサート版(ジョシュ・グローバン、イディナ・メンゼル、アダム・パスカル、ケリー・エリス出演)などで根強いファン層を形成。
関係者コメント
- リア・ミシェル:「ダニー(ストロング)が“ハート”を見事に引き出してくれました。キャラクターの物語を整理し、音楽とストーリーを完璧に結び付けています」。
- アーロン・トヴェイト:「素晴らしい音楽とユーモア、ラブストーリーの合間に、観客の皆さんが考えさせられる何かが生まれることを願っています」。
プロデューサー
- トム・ハルス, ロバート・アーレンズ, シューベルト・オーガニゼーション
- 共同製作:クリエイティブ・パートナーズ・プロダクションズ
- 協力:Three Knights and Robert Fox Ltd.
この最新リバイバルは、初の完全ブロードウェイ再演として新たな脚本とクリエイティブ陣を迎え、帝国劇場で往年の名曲とドラマを再び響かせる。CHESS盤を巡る熾烈な対決と複雑な人間模様が、現代の観客にどのように響くのか、大きな注目が集まる。
※帝国劇場(Imperial Theatre)は、アメリカ・ニューヨーク市のマンハッタンにある歴史あるブロードウェイ劇場のひとつです。
https://playbill.com/article/broadway-chess-revival-finds-a-home-dates