2025年11月22日、コブレンツ劇場(Theater Koblenz)(※)にて、ドイツ語で上演されるミュージカル『クリスティナ』のコンサート形式による素晴らしい初演が開催されました。
この作品はベニー・アンダーソンとビヨルン・ウルヴァースによる傑作であり、ドイツ語版になってもまさに“真の芸術作品”でした。
ウド・ブリンクマン(Udo Brinkmann)によるドイツ語訳は、非常に感動的で、しかも原作の精神を忠実に伝える本当に完璧なものでした。
また、楽曲と楽曲の間に挟まれた追加の解説によって、スウェーデン語の原作を知らない観客でも、物語を無理なく理解することができ、クリスティナの心揺さぶる運命をしっかりと体感することができました。
歌手たちは本当に素晴らしく、そして力強いオーケストラもまた圧巻でした。
唯一の不満点を挙げるとすれば、「あまりにもあっという間に終わってしまった」ということだけです。私たちは、もっともっと長く、歌手たちの歌を聴いていたかったのです。
それほどまでにこの公演は感情に訴えかけるもので、私たちは涙をこらえることができませんでした。
すでにこのコンサート版だけでもこれほど胸を打たれるのですから、2026年10月31日から、いよいよ舞台装置付きで本格上演される本公演はいったいどれほどの感動になることでしょう。
なお、このコンサート版は、2025年12月14日と12月20日にも、再びコブレンツ劇場で上演されます。
この忘れがたい素晴らしい瞬間を与えてくれた 関係者の皆さま全員に、心からの感謝を捧げます。
📸 写真:アレク・グウェンボツキ(Arek Głębocki)
※🎭 コブレンツ劇場(Theater Koblenz)とは
コブレンツ劇場(Theater Koblenz)は、ドイツ西部ラインラント=プファルツ州の都市コブレンツにある、約240年以上の歴史を誇る由緒ある国立劇場です。
オペラ、ミュージカル、クラシック・コンサート、演劇、バレエまで幅広く上演される、地域文化の中核を担う芸術劇場です。




🏛 基本情報
- 正式名称:Theater Koblenz
- 所在地:ドイツ・コブレンツ市中心部
- 創設:1787年
- 所属オーケストラ:ライン=モーゼル=フィルハーモニー管弦楽団
- 公演ジャンル:
- オペラ
- ミュージカル
- 演劇
- バレエ
- クラシック・コンサート
- コンサート形式ミュージカル
🎼 「クリスティーナ」との関係
あなたがご覧になった
『Kristina(クリスティーナ)』ドイツ語コンサート初演(2025年11月22日)は、
このコブレンツ劇場の本拠地公演として行なわれた正式な劇場制作です。
さらに、
- ✅ 2025年12月14日・20日:コンサート版再演
- ✅ 2026年10月31日:本格舞台上演スタート
という流れも、すべてこのコブレンツ劇場主導のプロジェクトです。
🌍 劇場の立地も特別
コブレンツは、
- 🎵 ライン川とモーゼル川の合流地点(ドイチェス・エック)
- 🏰 世界遺産級の古城と要塞
- 🍷 ワイン文化とローマ時代の遺跡
に囲まれた、歴史と音楽が融合する特別な街で、
その中心にあるのが Theater Koblenz です。
✅ まとめ(ひとことで)
コブレンツ劇場とは、ドイツ屈指の歴史ある国立劇場であり、
『クリスティーナ』のドイツ語初演と本格舞台化を担う、極めて格式の高い音楽劇場です。




