6月10日月曜日
皆様おはようございます。体調はGOODですか?水分補給は十分ですか?エアコンを使っていますか?
今日は「入梅」「ミルクキャラメルの日」「時の記念日」「歩行者天国の日」です。
まず「入梅」から。
なぜ6月10日(6月11日が多い)が「入梅」なのかというと、この時期が梅雨に入るひとつの目安とされていることが由来となっています。
「入梅」とはあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、雑節のひとつとなっていて、梅の実が熟す頃に雨期に入ることが多いため、梅雨に入る目安のことを入梅と呼ぶようになったとされています。
また「雑節」についてもあまり知られていない言葉となりますが、日本には四季以外にも二十四節気や五節句などといった季節を表すものがあります。
そして、より季節の移り変わりを的確にするために作られたのが雑節となります。
雑節というとわからないかもしれませんが、入梅以外には「節分」や「彼岸」、「八十八夜」など有名なものがあります。
入梅については梅雨入りの目安となっていますが、実際には一言で日本といってもそれぞれ地域によって梅雨入りは変わってくるので、入梅だからといって梅雨が始まるというわけではありません。
しかし、しばらくは湿気の高い気候が続くと思うと憂鬱な気分になりますよね。
梅雨の時期になると一気に気温が上がって天気も良くなる事から、海やプールに行くという人も増えますよね。
そして、海やプールに行くとなると気になるのが体型です。
夏までに痩せることを目指してこの時期にダイエットをしている人がいるかもしれませんが、梅雨の時期に行なうダイエットは失敗しやすいって知っていましたか?
梅雨の時期にはホルモンバランスが崩れやすい季節となり、普段は食欲を抑えているレプチンが減少して、食欲を向上させるホルモンであるグレリンというホルモンが分泌されやすくなります。
このように、ホルモンバランスの乱れによっていつもよりも食欲が増してしまうことからダイエットが失敗しやすくなるとされています。
また、日々の基礎代謝でカロリーが消費される事も重要ですが、基礎代謝を上げるために必要な朝日は梅雨の時期に浴びることが出来ないため、梅雨の時期は痩せにくい体質となっているのです。
梅雨の時期は一年の間でも最も辛い時期といっても過言ではないぐらい湿気が多くて暑くて辛いですよね。
そんな梅雨という言葉の語源についてです。
そもそも梅雨という雨を表す言葉になぜ「梅」という言葉が使われているのか、梅雨という言葉の語源は諸説あるようです。
諸説ある中でも筆者が有力だと思っているのは、「梅の実がちつはる熟すところから梅雨となった」という説で、つはるとは古語であり植物の芽が外に現れようとする様を表現する言葉となります。
また、食べ物などが湿気によって腐ってしまうことから「潰ゆ(ついゆ)」が語源となって梅雨 となった説も存在します。
他にも湿気が多い季節であることから「露」「露けき時節」であることから「梅雨」となった説など梅雨という語源には本当に様々な説が存在しています。
*雑節
日本には、雑節という暦日があります。雑節は、二十四節気や五節供のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。 また、貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっており、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるでしょう。
◆入梅
梅雨に入ることを「入梅」といいますが、農作業をする上で雨期を知ることはとても重要なことなので、江戸時代に暦の上での「入梅」が設けられ、雑節のひとつとなりました。
◆暦の「入梅」と気象の「梅雨入り」
昔は芒種以降の最初の壬(みずのえ)の日、立春から135日目などとされていましたが、現在は太陽の黄経が80度に達した日とされています。
暦の上ではこの日から梅雨ですが、実際は気象庁の発表する「梅雨入り宣言」が目安。南北に細長い日本は、北と南では気候も大きく違い、梅雨入りも梅雨明けも、ほぼ南の方から順にやっています。
梅雨の期間は約1ヶ月半から2ヶ月くらいで、年によって変動します。「入梅」に対し、梅雨明けすることを「出梅」といいます。
ちなみに、暦の上の入梅は毎年6月11日頃。関東地方の梅雨入りの平年値は6月8日頃で、梅雨明けの平年値は7月21日頃です。今年の入梅は6月10日となります。
北海道では梅雨はありません。
◆「入梅」は梅の季節
梅が実る頃だからその名が付けられた「入梅」。つゆも「梅雨」と書きます。
青梅も出回りはじめます。梅干し作りはちょっと大変ですが、梅酒なら簡単にできます。6月につければ8月には飲みごろになります。
◆梅雨時だけの赤じそを使って
梅雨に入ってまもなく、赤じその葉がスーパーや八百屋さんに出回ります。
しそは「紫蘇」と書くとおり、本来は赤じそで青じそはその変種です。赤じそは6月から7月の梅雨時だけのもので、梅干しを漬けるのに使いますが、葉を煮だしてしそジュースにするのもおすすめです。
次に「ミルクキャラメルの日」について。
なぜ6月10日が「ミルクキャラメルの日」なのかというと、1913年6月10日に森永製菓より「森永ミルクキャラメル」が発売されたことが由来となっています。
「ミルクキャラメルの日」については森永製菓によって2000年3月に制定された記念日となります。
森永製菓は1899年には創業していましたが、その当時は「森永ミルクキャラメル」という商品名ではなく「キャラメル」とだけ商品名を書いて製造・販売を行なっていました。
森永製菓のキャラメルは子供たちに少しでも栄養価の高いお菓子を食べさせてあげたいという創業者の想いが込められているそうです。
現在となっては箱売りされているのが当たり前の商品ですが、発売された当初は一粒ずつバラ売りの販売も行っていたそうです。
発売されてから100年近くが経ちますが、いまだに愛されているお菓子であり、国民的なものとして定着しているのは凄いことですよね。
キャラメルといえば森永製菓のミルクキャラメル以外にもグリコのキャラメルが有名ですよね。
マラソンランナーが両腕を挙げている赤い箱は誰もが見たことがあるのではないでしょうか。
しかし、グリコという名前の由来って実はあまり知られていないんですよね。
実はグリコという名前は栄養素である「グリコーゲン」が由来となっているんです。
江崎グリコの創立者である故江崎利一氏は子供たちの疾病予防に必要なグリコーゲンをいかにして摂取してもらうかを考えました。
最初は薬にしてグリコーゲンを子供たちに摂取してもらう事も考えましたが、当時の医療はそこまで発達しておらず、そもそも進んで薬を飲もうとする子供がいませんでした。
そこで当時の子供たちの中でブームになっていたキャラメルにグリコーゲンを配合して食べてもらおうと考えたのです。
その結果としてキャラメルのネーミングをグリコーゲンを由来とした「グリコ」として販売を開始したのでした。
キャラメルといえば子供たちに栄養価の高いお菓子を食べさせてあげたいという願いから開発されており、現在でも子供に大人気のお菓子となっていますよね。
しかし、昔はキャラメルが禁煙のために使われる大人のお菓子だった時代もあるのです。
1914年に発売されたキャラメルのポスターには「煙草代用」と大きく書かれていて、煙草を吸っているとなんだか大人な感じがしますが、当時はキャラメルも大人のたしなみという触れ込みで販売されていました。
当時から禁煙という言葉と考え方があるのにも驚きましたが、煙草の代わりに毎日たくさんのキャラメルを食べていたら、また別の病気になってしまう気がしますよね。
*キャラメルはおいしいですよね?皆様はどのキャラメルがお好きですか?
次に「時の記念日」について。
なぜ6月10日が「時の記念日」なのかというと、671年6月10日に水時計が初めて作られたことが由来となっています。
「日本書紀」によると天智天皇10年4月25日の項に「漏剋(ろこく)(漏刻(ろうこく))を新しき台(うてな)に置く。始めて候時(とき)を打つ。鐘鼓(かねつづみ)を動(とどろか)す」と記されています。
天智天皇10年4月25日をグレゴリオ暦に換算すると610年6月10日となり、漏剋(ろこく)とは水時計であることから、水時計が初めて作られて時を刻み始めたという記述となります。
時の記念日については東京天文台と生活改善同盟会によって1920年に制定されたものであり、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図る」という目的から制定された記念日となります。
「時は金なり」という言葉もあるように、時間はお金では買えないとても大切なものですよね。
日々の時間を無駄に過ごさないためにも、普段の自分の行いを見直すのにはいい機会かもしれませんね。
時計の針は12時方向から始まり「上→右→下→左→上」という回転を繰り返して動くもので、いわゆる「右回転」となっていますよね。
もちろん時計の針が右回りで動くのは世界共通となっており、日本だけに限ったことではありません。
実は時計の針が右回りで動く由来は日時計にあるとされています。
日時計というのは太陽光によって作られる影の方向から時間を算出する時計のことであり、影の動きは太陽の逆である「西→北→東」という右回りの順番になります。
この日時計が由来となって右回りが採用されることとなったのですが、太陽の動きによって影響される日時計は、南半球では当然のように影の方向が逆となります。
なぜ南半球の時計が逆回りになっていないのかというと、機械式の時計自体がそもそも北半球で発達したものであるため、それが南半球の国々に普及していくこととなり、世界では時計の針は右回りで統一されることとなったのでした。
明治時代から大正時代の日本ではまだ時計は普及していなかったそうで、現代のように腕時計で簡単に時間がチェックできるわけではありませんでした。
そこで、なんと昔は大砲の空砲を鳴らすことによって正午である事を伝えていたのです。
しかし、大砲を使った時報はとても予算がかかったそうで、大正11年からは予算を削減する理由で徐々に廃止されていき、代わりにサイレンを用いて正午を伝えるようになりました。
東京では昭和4年までは大砲の空砲により正午を伝えていたそうです。
また、大砲の「ドン!」という音が1日の半分を伝える正午を伝えるものであることから、半ドンという言葉が誕生したともいわれています。
*人間にとって「唯一」平等なのが「一日24時間」あることですね。でもコロナのような異常事態が続くと、時の流れがわからなくなってしまいます。もう6月。今年こそは「時」を大事にしたいものですね。
最後に「歩行者天国の日」について。
なぜ6月10日が「歩行者天国の日」なのかというと、1973年6月10日に銀座から上野までの5.5kmで日本初の歩行者天国が実施されたことが由来となっています。
通称「ホコ天」と呼ばれている歩行者天国ですが、歩行者天国とは「通常は車道となっている道路を通行止めにして、歩行者のために解放された道路やその区間」の事です。
場所によっては特別な許可がない限りは1年を通して歩行者天国に指定されていたり、時間帯や曜日によって歩行者天国を指定している道路もあります。
歩行者天国は車を気にすること無く歩行者が安全に買い物できることからその地域の活性化につながるというメリットがあります。
しかし、その反面で人が集まる事により騒音問題やゴミの問題が発生するといったデメリットも存在しています。
歩行者天国の騒音やゴミに対しては住民の苦情もあり、歩行者天国が廃止された例もありますので、歩行者天国を利用する時はマナーを守りながら買い物をする事が重要となります。
特に主婦の方なんかは毎週のようにスーパーにいきますよね。
スーパーの中を歩いていると、商品配置がどこのスーパーでも似ている事を不思議に思ったことはありませんか?
実はスーパーの商品配置については配置場所のそれぞれに意味があるんです。
まず肉や魚は必ずスーパーの入り口から見てほぼ確実に奥の方に配置されていますが、これは肉 や魚の鮮度を保つためなんです。
肉や魚については温度の変化による影響を受けやすいため、外気の影響を受けない温度管理がしやすい店の奥に配置するようになっています。
また、野菜や果物が店の手前に設置されている理由は、野菜は季節感が出しやすくお店のイメージを明るくしてくれるからなんです。
乳製品などが奥に配置してあることが多い理由は、乳製品は生活をする上では必需品であるため必ずといっていいほど購入されます。
奥に乳製品を配置しておくことにより、自然とほかの商品にも目が向くようになり売上が上がるそうです。
休日にスーパーなどで買い物をしているとレジにはたくさんのお客さんが並んでいて、会計されるのに時間が掛かったりしますよね。
特にお客様感謝デーなどが休日に重なってしまった時はレジが地獄のような混雑を見せます。
そんな時に使える雑学が、スーパーのレジは真ん中のレジの方が客を捌かれるのが早いという雑学です。
実はスーパーではいろいろな方向から買い物が終わった人がレジに来るため、端っこのレジよりも真ん中に人が集まる傾向があるのです。
そのため、お客さんの会計を素早く終わらせるために、ベテランの店員が真ん中のレジを担当している事が多いのです。
ベテラン店員さんと若手の店員さんのレジ打ちの速度は倍近く違うそうで、レジに同じぐらいの列の長さが出来ている場合は迷わず真ん中のレジを選んだ方が良いのです。
*昔、僕が中学生・高校生の時「ホコ天」ブームで中でも「竹の子族」が人気でしたね。亡き沖田浩之はその後、「金八先生」「歌手」で一世風靡しましたね。
今週も宜しくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!https://higashiyamarintaro.net/