7月1日月曜日
皆様おはようございます。マラソンでいえば「折り返し」地点!2024年の後半戦がスタートしました!体調に気をつけて日々大切に生きたいですね!
今日は「半夏生(はんげしょう)」「ウォークマンの日」「童謡の日」「弁理士の日」です。
まず「半夏生(はんげしょう)」から。
なぜ7月1日(毎年は7月2日)が「半夏生(はんげしょう)」なのかというと、このシーズンが半夏(烏柄杓)と呼ばれる薬草が生える頃であることが由来となっています。
「半夏生」は雑節の一つとなります。
「雑節」とは季節の移り変わりを表すための暦日であり、この他にも二十四節気、五節句など、日本には季節を表す様々な暦日が存在しています。
「雑節」と聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、他には「節分」や「彼岸」、「八十 八夜」などが有名な雑節ですね。
「半夏生」については農家にとっては大事な節目な日となり、「半夏生」を迎えるまでに畑仕事や水田の田植えを終わらせる目安の日となっています。
それまでは農作業で忙しかったことから、この日から5日間を休みとする地方もあるそうです。
また、「半夏生」の日には天から毒が降ってくるという言い伝えがあり、井戸に蓋をして毒が入 らないようにしたり、「半夏生」の日に収穫した野菜を食べないようにするなど地域によって様々な風習があるそうです。
*今年は7月1日です。
アリは働き者の虫として有名ですが、実は農業をして働いているアリもいるって知っていましたか?
人間ですら一筋縄ではいかない農業を営むアリってなかなか凄いですよね。
農業を営むアリの種類はパナマに生息している「ハキリアリ」という種類で、なんとキノコの栽培を行なっているのです。
キノコの栽培は巣の中で行われており、キノコが育てる環境として葉っぱを細かく切り刻んだものを巣の中に持ち帰ります。
これをたくさん積み上げておくと、この葉っぱを栄養にしてキノコが生えてくるそうで、このキノコもハキリアリにとっては立派な食料となるのです。
そして、キノコが成長しすぎるのを防ぐために、身体から「アカミシン」と呼ばれるキノコの生 長を抑制する物質を分泌し、キノコの栽培量を日々調整しているのです。
適当にキノコを生やして食べているわけではないので、これは立派な農業といえますよね。
農家になるためにも色々な資格を取得する必要があるって知っていましか?
もちろん「農家」という国家資格があるわけではないのですが、農業をしていく上でいくつかの資格を持っていないと作業に支障が出てしまうのです。
まずは、大量の材料や用具を運送するために軽トラックが必要になるため、普通自動車の運転免許を取得する必要があります。
更に、トラクターやコンバイン、その他に重機を運転する機会もありますから、特殊自動車の運転免許が必要です。
また、運転免許に伴って農機具や機器などを運ぶためのけん引免許も必要となる場合があります。
有機栽培などではあまり使われませんが、農薬などを取り扱うためには毒劇物取扱責任者という資格を取る必要があります。
以上の資格以外にも場合によっては、ビニールハウス栽培を行うためにボイラーを動かすための危険物取扱責任者、農業機器が壊れた際に自分で修理するための農業機械士、衛生面も考慮するなら全農環境管理士、といった資格が必要となる場合もあります。
*雑節
日本には、雑節という暦日があります。雑節は、二十四節気や五節供のように中国から伝わったものではなく、日本人の生活文化から生まれた日本独自のものです。 また、貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっており、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるでしょう。
◆半夏生
夏至(6月21日頃)から数えて11日目の7月2日頃(今年は7月1日)から七夕(7月7日)頃までの5日間を半夏生といいます。田植えは半夏生に入る前に終わらせるものとされ、この頃から梅雨が明けます。
◆田植えを終える目安
「半夏生」は気候の変わり目として、農作業の大切な目安とされています。
田植えは「夏至の後、半夏生に入る前」に終わらせるものとされ、それを過ぎると秋の収穫が減るといわれてきました。
無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事を行なうところもあります。また、この日の天気で収穫のできを占ったりしました。
関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習があります。
「半夏生」は、雑節の中では唯一、七十二候からとられた名称です。「半夏生」の「半夏」は「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草のことで、この薬草が生える時期を指した名称だといわれています。サトイモ科で、地下にある球茎の皮を取って乾燥したものが漢方薬の生薬「半夏」。
また、「半夏生」という名前の草もありますが、七十二候でいう「半夏」とは別の植物です。名前の由来は、半夏生の頃に花が咲くからとする説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが「半夏生」になったとする説などがあります。また、古くはカタシログサ(片白草)とも呼ばれています。
◆物忌みの日
半夏生の5日間は働くことを忌み、天から毒が降るので井戸にふたをし、この日に採った野菜も食べてはいけないといわれました。また、ハンゲという妖怪が徘徊する(三重県)、竹の花を見ると死ぬので竹林に入ってはいけない(埼玉県)など、様々な物忌みが行なわれていました。
これは、田植えで疲れた体を休めるための昔の人の知恵だといわれています。
次に「ウォークマンの日」について。
なぜ7月1日が「ウォークマンの日」なのかというと、1979年7月1日にソニーが携帯式ヘッドホンステレオ「ウォークマン」の第1号を発売した事が由来となっています。
価格は33000円だったそうで、当時の貨幣価値で考えてみると少し高めの値段設定ですよね。
筆者がウォークマンを使っていた頃はMDが主流の時代でしたが、発売された当初はカセットテープをセットして聴くものが主流でした。
発売当初は価格設定もあってかあまり売れませんでしたが、西城秀樹がウォークマンを聴きながらローラースケートをしている写真が「週刊明星」に掲載された事をきっかけにして、売り上げが一気にが上がって大ヒット商品となりました。
どこの店舗にも在庫が無くなってしまうなど、品切れが続出してしまってウォークマンが手に入 らない人も多かったそうです。
ウォークマンと聞くとどことなくなつかしい感じがしますが、現在も内蔵フラッシュメモリーに曲を保存するタイプのウォークマンが売られています。
外に持ち歩いて音楽を再生できる機器ってたくさんありますよね。
昔は外でイヤホンをして音楽を聴いていたら誰もがウォークマンを使っているんだな、と思っていました。
しかし、実はウォークマンとはソニー製品だのことなんです。
他社から発売されている音楽プレーヤーについてもそれぞれ自社製品としての名前があるように、ウォークマンもソニーから発売されている製品だけがウォークマンとしているんですね。
ウォークマンと聞くと少し古くさいと感じるかも知れませんが、2017年現在では健康指向が高まってランニングやウオーキングをする人が増えた結果、またウォークマンが売り上げを伸ばしているそうです。
スマートフォンでも音楽再生は出来ますが、ウォークマンは音楽再生に特化していて走りながらでも簡単に操作できるのが魅力ですよね。
自社の商品の売り上げを伸ばすためにはCMなどを利用した広告戦略が欠かせないですよね。
ウォークマンについても西城秀樹がウォークマンを使用している写真が掲載されたことによって爆発的に売れるようになりましたし、広告戦略がいかに大切かがわかりますよね。
実はウォークマンは独特な広告戦略を用いてその売り上げを伸ばしています。
ウォークマンを宣伝するために、ウォークマンを使用して音楽を聴きながら街中を歩くというアルバイトを雇ったのです。
いわゆる「サクラ」と呼ばれるものですが、当時は外で音楽再生できる機器は画期的なものであり、オシャレにも見えたためか、この歩く広告戦略によって売り上げを着実に伸ばしたとされています。
*ウォークマンの発売は世界を驚かせましたね!僕は未だにウォークマンを使っています。皆様はいかがですか?
次に「童謡の日」について。
なぜ7月1日が「童謡の日」なのかというと、1918年7月1日に多くの名作童話・童謡を生み出した日本初の児童文芸誌「赤い鳥」が創刊された事が由来となっています。
「童謡の日」については日本童謡協会によって1984年に制定された記念日となっています。
子供のころには布団に入ってお父さんやお母さんに絵本を読んでもらったという人も多いのではないでしょうか。
子供の頃は全く同じ話であっても、読み聞かせてもらう事がうれしくて何度も同じ絵本をせがんで読んでもらっていた人も多いのではないでしょうか。
1918年に創刊された「赤い鳥」についてですが、「蜘蛛の糸」や「ごん狐」など1度は聞いたことのあるタイトルが掲載されていた雑誌でした。
赤い鳥に掲載されていた童謡は名作が多かった事もあり、「日本名作童話シリーズ 赤い鳥のこころ」として過去にはアニメ放送などもされています。
皆さんは小さいころにアルプス一万尺を歌って遊んだことがありますか?
特に小さな女の子などはアルプス一万尺を楽しそうに歌って遊んでいて、幼稚園や小学校低学年の女の子が凄いスピードでアルプス一万尺を歌っているのを見かけたりしますよね。
実はアルプス一万尺については元々はアメリカ民謡でアメリカの独立戦争の時に歌われていた曲なんです。
アメリカでは菓子が違っていて、日本に伝わってきてから登山家が冗談で歌っていたものが正式な歌詞として定着することとなりました。
そして、広く知られているのは1番の歌詞なのですが、実はアルプス一万尺については29番まで歌詞が存在しているのです。
いくら物覚えが早い子供だからといって29番まで覚えるのは難しいですよね。
また、アルプス一万尺の歌詞に「コヤリの上でアルペン踊りを」という一節がありますが、コヤリとは山頂付近の断崖絶壁の尖った場所のことのため、踊ることは難しいです。
はないちもんめも大人数で仲良く遊べることから小さい子供の遊びの定番でしたよね。
はないちもんめといえば花を買う歌として有名ですが、実はこの歌詞には恐ろしい都市伝説があるって知っていましたか?
なんとはないちもんめとは人身売買の事を歌ったものだとされているのです。
「花」という言葉は江戸時代には女の子という意味で使われていて、一匁とは金額の単位であり、つまりは女の子をお金を使って買う、つまりは人身売買だという都市伝説です。
当時は貧しい暮らしをしていた農民はなんとか生きていくために、自分の娘を売ってお金にすることもあったそうです。
勝って嬉しいとは安値で女の子が買えて嬉しい、負けて悔しいとは安値で自分の娘が買われるのが悔しい、という意味にもとれてしまいますよね。
あくまで都市伝説なので、信じるか信じないかはあなた次第です。
*皆様はどんな「童謡」がお好きですか?でも童謡の歌詞をよく読むと怖いんですよね。一度、じっくり読んでみてください。
最後に「弁理士の日」について。
なぜ7月1日が「弁理士の日」なのかというと、1899年7月1日に「特許代理業者登録規則」が制定され、弁理士制度が発足したことが由来となっています。
弁護士という職業のイメージはあるかもしれませんが、弁理士という職業について知っている人 ってあまりいないですよね。
弁理士は、特許・実用新案・商標等の工業所有権の出願や審判等に関して必要となる手続きの代理・鑑定・事務等を行う職業であり、国家資格を取得する必要があります。
特許制度というものは実はもっと昔から存在していました。
1871(明治10)年には明治政府によって「専売略規則」というものが制定され、これが現在の特許制度の始まりでした。
しかし、その時は専売特許を必要とする人があまりいなかったため、1件も出願がされることなく、その後は1年で廃止されることとなりました。
現在で特許制度を悪用するようなビジネスが横行しているので、何とか対応してもらいたいものですね。
もしも自分が素晴らしい発明を考えたならば、誰にも真似されないように特許を申請したいですよね。
しかし、発明品を作っていてモタついているうちに別の人が同じことを思いついてしまったら? などの不安もありますよね。
実は特許申請については発明品が完成していなくても申請することが出来るのです。
日本の法律は基本的には「先願主義」という考え方に基づいて法律を制定しています。
そのため、特許権が効力を持つのは「登録日」ではなくて「出願日」となり、まだ発明品が完成していなかったとしても発明内容が決まった段階で特許申請することが出来るのです。
しかし、この制度を悪用してビジネスをしている人もいて、例えばテレビで有名になった発明などが特許申請されていなかった場合、片っぱしから自分のアイデアとして特許申請することが出来るのです。
自分の発明をいざ特許申請しようとしたら先に別人によって特許申請されているなんて悪夢のような話ですよね。
特許は形を持った発明品など発明品などしか申請出来ないと思われがちですが、実は形の無いものでも申請することができます。
特許は「物の発明」以外にも、「方法の発明」や「物の製造方法の発明」も特許の対象となっています。
特に「方法の発明」については形を持たないものですよね。
例えば何か特別な方法でなければ製造することのできない新しい発明があるとして、「第一工程では○○を××する」「第二工程では△△を××する」といったように、何かを生み出すための方法についても特許申請が可能となっています。
自分にしか持っていないはずの知識や技術などが漏れて、勝手に他人の物として使われているのは嫌ですよね。
*特許と言えば「ドクター中松」ですね。彼はくだらないモノばかりではなく「フロッピーディスク」開発など、優れた能力を持っているのですよ。
今月も宜しくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!https://higashiyamarintaro.net/