1月5日日曜日
皆様おはようございます。体調はGOODですか?うがい、手洗い、消毒は欠かさずおこなっていますか?
今日は「小寒」「遺言の日」「囲碁の日」「チーズケーキの日」です。
まず「小寒」について。
「小寒」とは「しょうかん」と読み、二十四節気の一つとなります。
「二十四節気」についてはもしかするとあまり耳馴染みがなく、人によっては全然知らない言葉かもしれません。
しかし、季節の移り変わり文化として根付いている日本では、二十四節気が意外と登場する機会が多いんです。
皆さんもご存じのとおり、日本には春夏秋冬と呼ばれるいわゆる「四季」という季節が存在していますよね。
「二十四節気」という言葉についても季節を表現するのに使われるものなんです。
「四季」が季節を四つに分けて考えるものであるとするなら、「二十四節気」は一年を二十四に分けることによって四季よりもさらに細かく季節の移り変わりをわかりやすくしたものになります。
「二十四節気」以外にも実は季節を表現するような暦は存在していて、「七十二候」や「雑節」「五節句」もそれにあたります。
「小寒」は二十四節気の中ではそんなに有名じゃありませんが、他には「春分」「秋分」「夏至」「冬至」といったお馴染みのものもあります。
「小寒」がどんな季節なのかというと「暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半」となっていて、暦便覧によると「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と書かれています。
この日だけが「小寒」なのではなく、次の二十四節気である「大寒」を迎えるまでが「小寒」となっています。
冬の寒い時期になってくると欠かせなくなるアイテムが「カイロ」ですよね。
外出して外に長くいる場合にはあらかじめポケットなどに入れて温めておくことによって、いざ手が冷たくなった時に手を温めるのに役立ちます。
しかし、カイロの難点を挙げるとするならば、温まるのに時間がかかってしまうところですよね。
外出中に寒くなってカイロを買ったとしてもすぐには温まらず、今すぐ温まりたいのに時間がかかってしまうのは嫌ですよね。
カイロには「鉄粉」「水」「活性炭」「バーミキュライト」「塩類」が入っていて、鉄が酸化して酸化鉄となった場合に熱が発生します。
つまり、カイロを温めるためには鉄の酸化を早める必要があるため、自分の息を吹きかけたり、カイロを振る事によって酸素を送り込めば素早く温まるようになっているのです。
雪の色といえば白色をイメージする人も多いのではないでしょうか。
しかし、実は雪については「白色に見えている」だけであって白色ではないんですね。
雪の結晶を一粒一粒観察すればわかるのですが、そもそも元々は水蒸気が凍りついて出来上がるのが雪であるため、雪は無色透明なものなんです。
しかし、一粒一粒は無色透明なのにもかかわらず、地面に雪が積もると何故か白色に見えますよね。
あれは雪に差し込んだ光が乱反射することによって、人間の目に届く色が白色に見えているだけなのでした。
*小寒とは
小寒が「寒の入り」で、立春の前日が「寒の開け」、寒の入りから寒の開けまでの1か月を「寒の内」と言います。ちなみに「寒」(かん)とは「最も寒い時期」のことです。
「寒中見舞い」を出すのはこの「寒の内」の期間になります。
◆小寒は二十四節気の1つ
二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。
二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至、1年で最も昼の短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分」と呼ばれています。
この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。
立冬はこの秋分と冬至のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から冬が始まります。
冬の節気は立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒となっており、小寒は冬の5番目の節気です。
また、立春・立夏・立秋・立冬の4つを「四立」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており、二至二分と四立を合わせて「八節」と言います。
◆2025年の小寒はいつ?
2025年の小寒であれば、以下のようになります。
・日付としての2024の小寒は1月5日。
・期間としての2024年の小寒は1月5日~1月19日まで。
◆春夏秋冬の決め方
けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。
ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。
そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。
この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。
1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。
日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。
さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。
なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
◆小寒の七十二候(日本)
内容 | 時期 | |
---|---|---|
初候 | 芹乃栄う | 1月5日頃 | 1月9日頃 |
次候 | 水泉動く | 1月10日頃 | 1月14日頃 |
末候 | 雉始めて雊く | 1月15日頃 | 1月19日頃 |
「セリが群れを成して生え、凍っていた泉が流れ出し、キジが鳴き始める」季節です。
◆春の七草
◆小寒の時期の正月行事
11日は「鏡開き」で、「鏡餅」を割ってかき餅などにして食べます。
「鏡餅」は歳神様の依り代、あの丸いお餅は三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」をかたどったものだそうです。鏡餅の上の乗せるミカン(本当はダイダイ)もやはり三種の神器の一つ「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」をかたどっているそうで、畏れ多いものだったのですね。子供の頃から続く習慣として無意識に受け継いでいましたが、天照大神(あまてらす おおみかみ)の神話につながる伝統です。
15日は「小正月」と言って小豆粥を食べる習慣があったそうですが、今ではむしろこの頃は「成人式」の話題がニュースで報じられたりしています。成人の日は1月の第2月曜日です。
◆成人の日
成人の日には成人式が自治体によって行われますが、これらは日本独自の文化となっています。中国にはこういう日はなく、一般には高校を卒業する18歳が成人と見なされています。日本のように20歳前はお酒もたばこもいけないという法律もありませんので、中国人の若者に「まだ20歳前だからお酒は飲めませんね」と言うとキョトンとされます。
日本の成人式は伝統的に着物や袴姿で出席する新成人が多くそれが当たり前のように感じていますが、中国の若者は「美しい民族衣装で成人式を祝えるのはうらやましい」と言います。中国の民族衣装とは何か。いわゆる立ち襟のチャイナ服は胡服(西北の騎馬民族の衣装)であって漢民族の民族衣装とは言えず、「漢服」という紀元前からの衣装がそれに相当しますが、あまりに時代が離れてしまっていてこれを着てもコスプレ的な印象がいなめません。
日本の若者が着物や袴姿で違和感なく成人式や卒業式に出席できるというのは伝統が断ち切られなかったということで、実はとても素晴らしいことなのだと思います。
◆小寒の「旬の食べ物」
◎リンゴ
◎ミカン
◎サツマイモ
◎大根
寒い時期に昔から食べられてる「ふろふき大根」などは冬の季語になっています。
また、この時期になるとおでんの具としても親しまれています。
◎おせち料理
◎お雑煮
◎お汁粉
◎いよかん
◎ポンカン
◆小寒の「季節の花」
◎シクラメン
◎サザンカ
◎ツバキ
◎プリムラ
次に「遺言の日」について。
なぜ1月5日が「遺言の日」なのかというと、1月5日という日付が「1(い)5(ごん)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「遺言の日」についてはさまざまな社会問題の解決に取り組む「公益財団法人日本財団」によって制定された記念日となります。
1月5日は正月付近であり、家族や親族などが集まりやすい時期であり、遺言についても話しやすい時期になっていますよね。
そのような機会があった時に、相続などのトラブルを少なくすることの出来る「遺言書」の作成を普及することが、「遺言の日」の目的となっています。
1月5日は「遺言(いごん)の日」ですが、一般的に「遺言」は「ゆいごん」と読まれることの多い漢字ですよね。
読み方としてはどちらも正しいそうで、特に金銭や土地などの相続に関係する書類のことを「遺言(いごん)」と区別しているそうです。
そして、「遺言(ゆいごん)」については、相続などに関係なく、自分が死んでしまった時に備えて、遺族に残す言葉のことを指します。
遺言の効力は、原則として遺言を書いた人が亡くなってから発生します。
しかし、効力が発生したとしても、遺言に必ず従う必要はなく、無視することもできるってご存じでしたか?
実は相続者全員が「遺言に従わない」となると、遺言は無視することが出来るのです。
例えば、残された遺言があまりにも理不尽なものであり、全員が納得出来なかった場合などですね。
その場合には改めて相続について、相続者全員が納得するように話し合いをすることになります。
逆にあまりに依怙贔屓な遺言だったとしても、納得する人が一人でもいれば遺言は効力を持ちますので、相続で揉めることもあるということですね。
遺書は正式な様式の書類を用意しなければならないと思っていませんか?
実は遺言を書く紙について制限はなく、何に書いていても遺言としての効力が発生するそうなんです。
極論を言ってしまえば、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、チラシなど雑紙の裏であっても問題はないんですね。
しかし、遺言は長く保存できなければ意味はありません。
劣化しやすい紙で遺言を書いておいたとしても、自分が死んでしまった後に紙が劣化して読めない状態だと困りますよね。
そのため、たとえどんな紙に遺言を残すとしても、長く保存することが出来る紙に遺言を残すようにしましょう。
*皆様は「遺言」を残していますか?僕の親父は絶対に「遺言」を書かなかった人で、その為、死後、家族争議が起き、家族は分解しました。万が一、念のため、1円さえなくても「遺言」は残しておくべきかと思いますよ。
なぜ1月5日が「囲碁の日」なのかというと、1月5日という日付が「い(1)ご(5)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「囲碁の日」については日本棋院によって2013年に制定された記念日となります。
日本棋院によるとこの日を「囲碁を今後さらに普及・拡大する」という事を目的とした記念日としています。
毎年のこの日には「打ち初め式」として、囲碁ファンと棋士との交流イベントが開催されているそうです。
2017年現在では将棋にかなり注目が集まっていますが、実は囲碁でも20代の若手棋士が活躍していて囲碁ファンの注目が集まっています。
また、週刊少年ジャンプで連載されていた「ヒカルの碁」という囲碁を題材とした漫画が、2000年ごろに流行したことから、当時から囲碁を始めたという人は多いのではないでしょうか。
「ヒカルの碁」を連載していたのは後に「デスノート」で有名になる漫画家の小畑健氏であり、デスノート連載前から人気作品の連載を行っていたんですね。
また、2001年からはアニメ化されて2年半に及んでゴールデンタイムに放送されていました。
囲碁に少し興味があるという人は、インターネットなどで簡単にプレイ出来ますし、ぜひ「囲碁の日」に囲碁で遊んでみてはいかがでしょうか。
テレビゲームやスマートフォン、パソコンなど家で楽しめる娯楽が増えたことから、囲碁などで遊ぶ人が少なくなりしたよね。
家に碁盤がある人はおそらくほとんどいないため、あまり知られていないかもしれませんが、実は囲碁で使われる碁石は白と黒で大きさが違うって知っていましたか?
碁石の大きさは白い碁石が直径21.9mmになっていて、黒い碁石が直径22.2mmになっており、黒い碁石の方が白い碁石に比べて0.3mm大きく作られているんです。
なぜ碁石の大きさをあえて変えているのかはとても不思議ですよね。
実は白い色は膨張色であることから、人間の目には少し大きく映るようになっていることから、見た目のサイズ感を合わせるために黒い碁石を大きく作っているのです。
全く同じサイズの碁石にしてしまうと、対局最中に白い碁石の方が大きく面積が大きめに見えてしまうため、優勢なのか劣勢なのか判断がつきにくくなるのです。
実は碁石が由来で誕生した食べ物があるって知っていましたか?
その碁石が由来で誕生した食べ物はなんと「きしめん」なんですが、ご存じのとおり平たい麺の形状をしていて、全く碁石には似ていないですよね。
しかし、現在でこそきしめんは平たくなっていますが、昔は碁石のように丸かったとされているのです。
そもそもきしめんは漢字で書くと「碁手麺」と書き、「碁手」とは碁石という意味になります。
昔はきしめんを作る時には、小麦粉を練って平たくのばした生地を竹筒を使って碁石の形にくりぬくことによって作っていたそうなんです。
このことから転じて「碁手麺」と呼ばれるようになり、時代が経過していくうちに現在のような平たくて長い形状になったとされています。
*皆様は「囲碁」なさいますか?昔は親父がよく近所の人と囲碁をしていましたね。
最後に「チーズケーキの日」について。
なぜ毎月5日が「チーズケーキの日」なのかというと、昔の日本で食べられていたチーズのような乳製品のことを「醍醐」と呼んでいたことが由来となっています。
つまり、毎月5日という日付が「醍醐(だいご)」という語呂合わせになっているということですね。
「チーズケーキの日」については株式会社マルキタ星野笑店によって制定された記念日となります。
株式会社マルキタ星野笑店によるとこの日を「株式会社マルキタ星野笑店で販売を行っているチーズケーキをPRする」ということを目的とした記念日としています。
マルキタ星野笑店は札幌のお土産として有名な「侍のプリン」の製造・販売を行っていることでも有名です。
チーズケーキといってもベイクドチーズケーキやスフレチーズケーキ、レアチーズケーキなど様々な種類のものがあり、さっぱりとした味であることから飽きがこないですよね。
チーズケーキとフロマージュはどちらもチーズを使った洋菓子であり、その違いがよくわからないですよね。
それでは、チーズケーキとフロマージュにはどのような違いがあるのでしょうか?
そもそも「フロマージュ」とはフランス語であって、日本語訳すると「チーズ」という意味の言葉です。
日本ではチーズを使ったケーキのような洋菓子のことを商品名で「フロマージュ」と呼ぶことがありますが、厳密にはフロマージュはチーズ自体のことなので誤用となります。
そのため、チーズケーキはチーズを使ったケーキのことであり、フロマージュはチーズそのものを指すといった違いがあります。
そのため、英語圏では「フロマージュ」といっても伝わらないですし、伝わったとしてもチーズのことだと勘違いされる可能性があるため注意が必要です。
現代ではチーズケーキは最もオーソドックスなケーキの一つに数えても良いぐらいにはお菓子として定着していますよね。
しかし、実は昔はチーズケーキはお菓子として食べられていたわけではなかったようです。
現代では完全に嗜好品となっているチーズケーキですが、チーズケーキが誕生したころはオリンピックに出場するアスリートに振舞われる特別な食べ物だったそうです。
チーズケーキの発祥は紀元前にまで遡るとされていて、初めてチーズケーキが誕生したのは3000年近く前のことでした。
そのころの古代ギリシャで開催されていたオリンピックに出場するアスリートに振舞われていたということですね。
実はチーズケーキが日本にやってきたのは戦後のことなので、チーズケーキが日本人に食べられるようになったのは、チーズケーキ誕生から3000年近くたってからのことだったのです。
*皆様は「チーズケーキ」お好きですか?美味しいですよね?
本日「日曜日」もよろしくお願いいたします。
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