3月21日火曜日・祝日
皆様おはようございます。さあいよいよWBC準決勝ですね!!ガンバレ、侍ジャパン!!!
今日は「春分の日」「ランドセルの日」「カラー映画の日」です。
まず「春分の日」から。
3月は雪の降る地域では雪が溶け始め、雪が降らない場所では暖かくなり始め、学生にとっては卒業式が行われるなど、季節の節目を感じる時期ですよね。
また、祝日でお休みなので社会人にとっては嬉しい日でもありますよね。
そんな「春分の日」はどんな由来があって定められたのでしょうか?
春分の日は国民の祝日の一つとして定められていて、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という意味が込められています。
しかし、自然をたたえて生物をいつくしむのは別に3月である必要がないですよね?
実はもともとは「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」ではなく「春季皇霊祭」という祝日だったのです。
「春分の日」が制定されたのは昭和23年のことで、それ以前は歴代の天皇や皇后など霊を慰める儀式を行なう日でした。
春分の日の前後の7日間はお彼岸の時期でお墓参りをする時期でもあり、この時期にあわせて歴代の天皇や皇后の霊を慰め、その日を祝日としていたのです。
国が定めた祝日の中では歴史が古く「春季皇霊祭」が制定されたのは1878年のことでした。
2023年の春分の日は3月21日となりますが「春分の日」はその年によって日付が変わりますよね!
これは「祝日法」と呼ばれる法律によって春分の日が定められているからなんです。
祝日法によると「天文学上の太陽が春分点に来る日が春分の日」とされていています。
この「春分点」がその年によって違うため春分の日もずれてくるんですね!
春分点は二十四節気によって決まっています。
二十四節気は太陽が移動する黄道上に24つの点をうつことにより、四季よりもさらに細かく季節を定めたものです。
他には夏至や冬至、秋分などがありますが春分も二十四節気の一つとなります。
春分点は24の点のうちの1つとなりますが、黄道の1周が360度であることと1年が365日であることから、その年によって春分点を迎える時間が変わり、春分の日の日付も変わってくるんですね。
二十四節季は他にも夏至や当時、秋分などがあると先ほど書きましたが、これらの日付がその年によってずれてくるのも同じ理由となります。
*春分とは
この日は太陽が赤道上にあり、地球上どこにいても昼と夜の長さが同じです。立春から立夏までが春ですが、そのちょうど半分が「春分」です。この節気を過ぎると季節は夏に近づいていきます。
◆春分は二十四節気の1つ
二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。
二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至、1年で最も昼の短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分」と呼ばれています。
この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。
立春はこの冬至と春分のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から春が始まります。
春の節気は立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨となっており、春分は春の4番目の節気です。
また、立春・立夏・立秋・立冬の4つを「四立」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており、二至二分と四立を合わせて「八節」と言います。
2023年の春分であれば、以下のようになります。
・日付としての2023年の春分は3月21日。
・期間としての2023年の春分は3月21日~4月4日まで。
◆春夏秋冬の決め方
けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。
ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。
そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。
◆二十四節気と七十二候
この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。
1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。
日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。
さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。
なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
◆春分の七十二候(日本)
内容 | 時期 | |
---|---|---|
初候 | 雀始めて巣くう | 3月20日頃 | 3月24日頃 |
次候 | 桜始めて開 | 3月25日頃 | 3月29日頃 |
末候 | 雷声を発す | 3月30日頃 | 4月3日頃 |
雀が巣を作り始め、桜のつぼみがほころび始め、春雷が鳴り始める季節です。
初候に出てくるスズメの巣ですが、燕の巣は見たことがあっても雀の巣というのは見たことがありません。雀は人目につかない所に巣を作るのだそうです。中国語で雀は「麻雀」(マーチュエ)、日本に来た中国語圏の観光客が店の看板にこの字を見かけ(麻雀荘のことです)どういう意味なのか頭をひねるそうです。中国で雀はスーパーで冷凍肉として並べられています。
◆春分の日が祝日になった理由
この日は太陽が真東から昇り、真西に沈む日で、太陽信仰のあった日本では古来特別な日とされていました。そこに仏教の教え…極楽浄土は西にある…が加わり、先祖供養とも結びついて「彼岸」という習慣が生まれました。
つまり日本では二十四節気の「春分」と仏教の「彼岸」思想が結びついて特別な日になりました。
実は戦前、春分の日は「春季皇霊祭」、秋分の日は「秋季皇霊祭」が行なわれ、それぞれ天皇家の先祖代々の御霊を祭る日、国の祝祭日でした。戦後の1948年二つの祝日は残りましたが、国として天皇家の御霊のお祭りをする日ではなく、春分の日は「自然をたたえ生物をいつくしむ」日に、秋分の日は「祖先をうやまい亡くなった人をしのぶ」日になりました。太陽信仰が春分の日に、浄土信仰が秋分の日になったと言えるかもしれませんが、「自然をたたえ…」とか「祖先をうやまい…」とかの話はこれまで聞いたことがないので、この二つの祝日は由来を調べると一つの文化の抜け殻のようにも感じられます。
◆春分の行事・イベント
◎お彼岸
お彼岸というと、毎年祖母がたっぷりとアンコをまぶした牡丹餅(ぼたもち)を作って待っていてくれたことを思い出します。うるち米ともち米をまぜて蒸し搗(つ)いて丸めた餅は大人のこぶし大ほどの大きさで、小豆あんをまぶしたものとゴマあんをまぶしたものがありました。
◎お花見
◆春分の「旬の食べ物」
◎土筆(つくし)
◎八朔(はっさく)
◆春分の「季節の花」
◎ソメイヨシノ
◎枝垂桜
◎桃
◎杏(アンズ)
◎木蓮(モクレン)
次に「ランドセルの日」について。
なぜ3月32日が「ランドセルの日」なのかというと、3+2+1が小学校の修業年数の6になるということが由来しています。
ランドセルをミニサイズに加工しているお店の「スキップ」によって「ランドセルの日」が制定されました。
また、3月21日が卒業式シーズンであることにも由来し、小学校6年間の思い出がいっぱい詰まったランドセルに感謝の気持ちを表す日にもなっています。
筆者は兄のお下がりとしてランドセルをもらい、小学校6年間はずっとランドセルを使っていました。
兄が使っていた3年間も含めると、9年間もランドセルを使用していたことになります。
それでも壊れることがなく、ランドセルがいかに丈夫で優秀なバッグであることがわかりますよね。
しかし、学年が上がるのにつれてランドセルを背負う自動が減っていき、6年生になったころにはほとんどの人がランドセル以外にカバンを背負っていて、なんだか気恥ずかしい思いをした記憶があります。
この「ランドセルの日」を記念して、子供たちにもランドセルに感謝の気持ちを持ってもらい、物を大切にする事を教えてあげたいですよね。
ランドセルの起源と由来についてです。
ランドセルの原型だったとされているものは、既に江戸時代末期には使われていたそうです。
その当時は外国式の軍隊制度を導入している最中だったため、ランドセルの原型は軍人の装備品として使われていました。
丈夫な布製のリュックサックのようなもので「背嚢(はいのう)」と呼ばれており、当時は輸入して使っていました。
明治時代に入ると学習院と呼ばれる現在の学校のようなものが誕生し、子供は背嚢(はいのう)に教科書をつめて通学するようになりました。
背嚢(はいのう)はオランダから輸入されていたものが主で、「ランセル」という名前だったそうです。
この「ランセル」がなまって「ランドセル」という言葉が誕生したんですね!
当時は布製でしたが、伊藤博文が大正天皇に特注の革製のランドセルを贈った事から、革製のランドセルが誕生しました。
そのため、実は革製のランドセル通学を初めてした子供は大正天皇だったとされています。
革製のランドセルは高級品であり、富裕層の子供のものでした高度経済成長を境にして少しずつ庶民にも普及するようになりました。
現在では日本の革製ランドセルは海外旅行者にも人気のアイテムとなり、お土産やファッションアイテムとして購入されるようになりました。
*最近の「ランドセル」は色がカラフルになりましたね。
最後に「カラー映画の日」について。
なぜ3月21日が「カラー映画の日」なのかというと、1951(昭和26)年に初の国産総天然色(カラー)映画である「カルメン故郷に帰る」が公開された事に由来しています。
実はカラー映画自体は1951年になる前から上映されていました。
戦後になるとアメリカからカラー映画が急速に輸入されるようになり、日本の映画会社もそれに刺激を受けて本格的にカラー映画を制作するように意気込んでいました。
そこでついに誕生したのが「カルメン故郷に帰る」という映画だったんですね。
ちなみに、日本で最初に上映されたカラー映画は1937年の「千人針」という作品でしたが、フィルム自体が国産ではなく、カラー映画としては「準国産」という感じで全てが国産で制作されたものではありませんでした。
現在ではむしろカラー映画が当たり前になっていますが、戦後の日本ではコストの関係や制作の手間を考えると、カラー映画の制作は相当難しかったようです。
3月21日はカラー映画が見れる事に感謝しつつ映画館に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。
映画を見る時に食べるものの定番として「ポップコーン」があげられますよね。
ポップコーンが売られていない映画館は見たことがないですし、家で映画を見る時もついポップコーンを買ってきて映画館気分を味わいたくなります。
しかし、映画の上映が始まって最初からポップコーンが食べられていたわけではありません。
そもそも映画の上映が始まったころは無声映画が主流だったため、映画館でポップコーンを食べると音が気になってしまい、映画館で食べ物を食べる文化はありませんでした。
そして、その頃の映画は一部の教養人が見るものであって、一般的には普及していませんでした。
時代が進んで無声映画から音声入りの映画(トーキー時代)の上映が始まると、映画は一般市民の娯楽として普及しました。
その際にポップコーンを販売したところ、映画館の売り上げに大きく貢献したため、やがてポップコーンが定番として定着したのでした。
当時は世界恐慌の真っただ中であらゆる物価がインフレを起こしていましたが、ポップコーンについては値段がほとんど変わらず、安値で楽しめる塩味のポップコーンが好まれていたそうで、
こうした時代背景もあり「映画=ポップコーン」はより一層定着したのでした。
映画館にある大きなスクリーンには実は小さな穴がたくさん空いているって知っていましたか?
これは映画館のどの席に座っても映画の音声が聞こえるようにするための工夫なんです。
映画館のスピーカーはスクリーンの裏側にも配置されているため、スクリーンに穴が空いていないと音がスクリーンに遮られて音が客席まで届かなくなります。
そのため小さな穴をたくさん空けて客席に音声が届くようにしているというわけですね!
*皆様は最近どんな「映画」をご覧になりましたか?最近はスマホでも映画が観れますので、臨場感がなくなりましたね。
本日「春分の日」もよろしくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!
https://higashiyamarintaro.net/
2020年3月29日夕方『新コロナは中国が意図的に作った菌』と書いたら『5,000本』あった記事を全部消されましたので『ゼロ』からID(アドレス)を作り直しました。『私のブログに登録』してくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしました。改めてよろしくお願い申し上げます。
『3・11』の時『東日本震災の真実』を書いた時もブログ10,000本を民主党政権に抹殺されました。
これからも負けずに書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
*今日の記念日は他にもあります。
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