本日 2026年2月1日、ブロードウェイは2作品に別れを告げます。
- 『マンマ・ミーア!』は Winter Garden Theatre(ウィンター・ガーデン・シアター)(※) にて、プレビュー12回、本公演196回をもって千秋楽。
- 『リベレーション』は James Earl Jones Theatre(ジェームズ・アール・ジョーンズ・シアター)(※)にて、プレビュー23回、本公演112回で最終公演を迎えます。
今後この2劇場では
『デス・オブ・ア・セールスマン』
『ザ・フィアー・オブ・サーティーン』
が上演予定です。
新年早々に閉幕するのはブロードウェイでは珍しいことではなく、興行成績や次作品との入れ替えスケジュールが理由となることが多くあります。
🎶 Mamma Mia!(マンマ・ミーア!)



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『マンマ・ミーア!』は 2025年8月14日 にブロードウェイへ正式復帰しました。
ABBA の名曲で構成された、世界で最も成功したジュークボックス・ミュージカルの一つです。
記録
- ブロードウェイ史上9番目のロングラン
- 14年間
- 5,773公演
- 世界観客動員 7,000万人以上
- 映画化2作品(世界的ヒット)
2001年にウィンター・ガーデン・シアターで開幕し、その後 Broadhurst Theatre(ブロードハースト・シアター) でも上演されました。
ストーリー
結婚式前夜、父親の正体を知りたい娘が、母の過去の恋人3人を島へ呼び寄せます。
再会から始まる、愛・家族・友情を描くハートフル・コメディ。
楽曲(カタカナ)
- ダンシング・クイーン
- ザ・ウィナー
- マネー、マネー、マネー
- テイク・ア・チャンス ほか
主な出演
- クリスティーン・シェリル(ドナ)
- エイミー・ウィーバー(ソフィ)
- カーリー・サコローヴ(ロージー)
- ジャリン・スティール(ターニャ) ほか
🎭 Liberation(リベレーション)




脚本:Bess Wohl(ベス・ウォール)
演出:Whitney White(ホイットニー・ホワイト)
Roundabout Theatre Company(ラウンドアバウト・シアター・カンパニー) での世界初演後、絶賛され、
アウター・クリティクス・サークル賞(優秀新作オフブロードウェイ作品賞) を受賞。
ストーリー
1970年代オハイオ州。
女性たちが集まり、人生と社会を変えるための対話を始める。
「自由とは何か」「女性として生きるとは何か」を鋭く、ユーモラスに描く人間ドラマ。
母の記憶の中へ入り込んだ娘が、未完の革命の意味を探し続けます。
出演
ベッツィ・エイデム、オードリー・コルサ、ケイラ・ダヴィオン、スザンナ・フラッド ほか
🎭 Winter Garden Theatre(ウィンター・ガーデン・シアター)とは


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ニューヨーク・ブロードウェイ(西50丁目)に位置する、
ブロードウェイ最大級かつ歴史ある劇場のひとつです。
特に
👉 『キャッツ』
👉 『マンマ・ミーア!』
👉 『スクール・オブ・ロック』
👉 『ビートルジュース』
など、大ヒット・ロングラン作品の本拠地として知られています。
『マンマ・ミーア!』の“聖地”とも言える劇場でもあります。
📍 基本情報
- 開場:1911年
- 座席数:約1,500席
- 場所:ブロードウェイ50丁目(タイムズスクエア至近)
- 所有:シューバート・オーガニゼーション
🏛 特徴
① ブロードウェイ最大級の客席
約1,500席の大劇場。
後方席でも舞台が見やすく、ミュージカル向きのスケール感があります。
② 豪華な内装
- 高い天井
- 金色装飾のプロセニアム
- 赤いベルベット席
クラシックな“これぞブロードウェイ”という雰囲気。
③ ロングラン作品の拠点
特に有名なのが:
- Cats(キャッツ)
→ 18年間ロングラン - Mamma Mia!(マンマ・ミーア!)
→ 14年間・5,773公演(歴代トップクラス)
「長期ヒット作品=ウィンター・ガーデン」というイメージが定着しています。
🎶『 マンマ・ミーア!』との関係
- 2001年:初演開幕
- 14年間のロングラン
- 2025年:再演で“帰還”
- 2026年2月:今回の千秋楽
つまり、
この劇場=『マンマ・ミーア!』のホーム劇場。
多くのファンにとって「聖地巡礼スポット」となっています。
✨ まとめ
ウィンター・ガーデン・シアターは
✅ 大型ミュージカル専用劇場
✅ 歴史ある名門ハウス
✅ ロングラン作品の象徴的存在
✅ 『マンマ・ミーア!』のホーム
ブロードウェイを代表する“王道劇場”です。
🎭 James Earl Jones Theatre(ジェームズ・アール・ジョーンズ・シアター)とは




ニューヨーク・ブロードウェイ西48丁目にある、
歴史と格式を併せ持つ中規模の老舗ストレートプレイ劇場です。
派手な超大作ミュージカルというよりも、
👉 重厚な演劇作品(ストレートプレイ)
👉 ドラマ性の高い新作芝居
👉 俳優中心の話題作
に強い、“演劇ファン好み”の劇場として知られています。
今回『リベレーション』が上演されていたのも、この劇場です。
📍 基本情報
- 開場:1921年
- 座席数:約1,050席
- 場所:ブロードウェイ48丁目
- 所有:シューバート・オーガニゼーション
- 旧称:コート・シアター
🎖 名前の由来
2022年、伝説的俳優
James Earl Jones(ジェームズ・アール・ジョーンズ)
を称えて改名。
彼は
- 『スター・ウォーズ』ダース・ベイダーの声
- 『ライオン・キング』ムファサ
- トニー賞受賞の名舞台俳優
として知られる、アメリカ演劇界のレジェンドです。
ブロードウェイ史上初、黒人俳優の名前が冠された劇場という歴史的意義もあります。
🏛 劇場の特徴
① 中規模で“近い”
約1,000席クラス。
後方でも舞台が近く感じられ、俳優の表情や息遣いまで伝わる距離感。
→ 会話劇・心理劇に最適。
② クラシックな内装
- 赤いベルベット席
- 金装飾の天井
- 歴史あるプロセニアム
1920年代のブロードウェイらしい優雅な空間。
③ 演劇(プレイ)中心の劇場
大型ミュージカルよりも
- 社会派ドラマ
- 新作戯曲
- 受賞作
- 実力派キャスト中心作品
が多いのが特徴。
🎭 近年の主な上演傾向
- トニー賞ノミネート作品
- 批評家絶賛のオフブロードウェイ作品の移籍
- ストレートプレイ(歌なし演劇)
今回の
Liberation(リベレーション)
も、まさにこの劇場らしい知的・社会派ドラマ作品でした。
✨ まとめ
ジェームズ・アール・ジョーンズ・シアターは
✅ 歴史ある1920年代劇場
✅ 中規模で臨場感抜群
✅ ストレートプレイの名門
✅ 名優ジェームズ・アール・ジョーンズに由来する記念劇場
ブロードウェイの「演劇の良心」とも言える存在です。


