無料のサマー・コンサート・シリーズ、今週はABBA LA、来週はトーケンズを迎えて開催
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今夜、7月31日(木)、南カリフォルニアを代表するスカンジナビア・ポップのトリビュートバンド「ABBA LA」がバターフィールド・アンフィシアター(※)に帰ってきます。
ABBA LAは、昨年の「サマー・コンサート・シリーズ」25周年記念シーズンにおいて新たに加わった唯一の出演者であり、年齢や音楽の趣向を問わず幅広い層に響くというシリーズのミッションにぴったり合った存在でした。
ボーカリストのローラ・ブラッドリーは《タウン・クライヤー紙》の取材に対し、このプロジェクトはもともと「Dancing Queen(ダンシング・クイーン)」「Take A Chance On Me(テイク・ア・チャンス)」「Fernando(悲しきフェルナンド)」といった楽曲で知られるABBAへのヘヴィメタル・トリビュートとしてスタートしたと語りました。しかしそれが次第に「とんでもなく多忙な本格再現型ステージ」へと進化したとのことです。
ブラッドリーは、ABBAの音楽が持つ世代を超えた魅力について「幼児から90代まで誰にでも届く」と熱く語りました。
ABBA LAのオープニング・アクトは、アイデルワイルド出身のデュオ「ペンタグラムズ・アンド・デイジーズ(Pentagrams and Daisies)」。
彼らは自らを「地球上で最もビッグなサウンドのデュオ」と称し、ジャンルを問わない自由な音楽性で地元ライブシーンに欠かせない存在となっています。
そして来週8月7日(木)のヘッドライナーは、ドゥーワップ黄金時代のグループ「ザ・トーケンズ(The Tokens)」。
「The Lion Sleeps Tonight(ライオンは寝ている)」「Tonight I Fell in Love(今夜恋に落ちた)」「I Hear Trumpets Blow(ラッパの音が聞こえる)」といった名曲で知られる彼らは、ニール・セダカも創設メンバーのひとりでした。
オリジナルメンバーであるフィルとミッチ・マーゴの息子・甥であるノア・マーゴは、30年間グループと共にツアーを続け、父と叔父が築いた音楽の伝統を現在も継承しています。
初期のトーケンズは「自分たちで演奏も行うボーカルグループ」という革新的なスタイルを誇りにしており、現在のメンバー編成でもその伝統は守られています。
1998年にはMLB全30球場で国歌を歌い、ギネスブック世界記録にも認定されました。
トーケンズの前座を務めるのは、多才な地元の歌姫サンディ・キャッスルベリー(Sandii Castleberry)。彼女がこのシリーズでオープニングを務めるのは、今年で22年目となります。
この「サマー・コンサート・シリーズ」は、創設者でプロデューサーのケン・デイリーン(Ken Dahleen)によって毎年企画されており、地域最高レベルのトリビュート・アーティストがアイデルワイルドに集結します。さらに、地元の音楽シーンで人気のアーティストたちも登場し、会場の熱気を高めてくれます。
今年でシリーズは26年目、2019年からはバターフィールド・アンフィシアターを本拠地としています。
このコンサート・シリーズは入場無料で誰でも参加可能。地域住民からの寄付のみで支えられており、今年の9公演の予算は49,275ドル。すでに42,212ドルが集まっています。
寄付は、「Idyllwild Summer concert Org」宛の小切手を下記住所に郵送、または電話でも受け付けています:
PO Box 1542, Idyllwild CA 92549
電話:(760) 413-4638
🎤 開催情報:
- 7月31日(木)
ABBA LA(オープニング:Pentagrams and Daisies) - 8月7日(木)
The Tokens(オープニング:Sandii Castleberry) - 会場:バターフィールド・アンフィシアター
住所:54201 Ridgeview Drive, Idyllwild, CA
音楽開始:午後6時、ヘッドライナー登場:午後19時
※バターフィールド・アンフィシアター(Butterfield Amphitheater)とは、アメリカ・カリフォルニア州アイデルワイルド(Idyllwild)にある野外円形劇場(アンフィシアター)で、地元の文化活動や音楽イベントに利用される地域密着型のパフォーマンス会場です。