立冬・鍋の日・ソースの日「今日は何の日・11月7日」

11月7日日曜日

皆様おはようございます。健康はGOOGですか?三密は避けていますか?ABBAのニューアルバム『Voyage』は買いましたか?

今日は「立冬」「鍋の日」「ソースの日」です。

まず「立冬」から。

「二十四節気」についてはあまり知られていない言葉であり、耳馴染みの無い言葉かもしれませんが、実はテレビの天気予報でそこそこ使われている言葉となります。
日本には「四季」のように季節を表現する言葉がありますが、「二十四節気」についても「四季」のような季節を表現する言葉になります。
「四季」については春夏秋冬のように一年を四つの季節で表しますが、「二十四節気」については一年を二十四に分けることによって季節を表す言葉となります。
「立冬」も二十四節気の中では有名なものですが、それ以外にも祝日となっている「春分」「秋分」や、「夏至」「冬至」といったものがあります。
また「二十四節気」以外にも季節を表現するような言葉はあって、さらに細かくしたものだと「七十二候」や、「五節句」「雑節」というようなものも存在します。
「立冬」がどのような季節なのかというと、初めて冬の気配が感じられる日とされていて、「暦便覧」によると「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」となっています。
この時期から少しずつ寒くなっていきますので、体調管理には気を付けてくださいね。

冬になると静電気が発生しやすくなり、ドアノブなどの金属を触った時にビリッとして痛い思いをしたり、または恋人と手をつなごうとしてびっくりするような機会が増えますよね。
夏にはあまり静電気を感じませんが、なぜ冬には静電気が発生する機会が増えるのでしょうか。
実は静電気は湿度に深い関係があり、夏の湿度の高い時期には静電気は発生し辛くなり、逆に乾燥して湿度の低い冬には静電気は発生しやすくなるのです。
夏などの気温と湿度が高くなっている時には手汗などをかきやすく、皮膚の表面などが湿っていますよね。
このように物質の表面の水分量が多くなると、水が電気を通しやすい性質であることから、自然と放電されていくのです。
逆に湿度の低い季節には乾燥していることから身体にたまった静電気が放電し辛くなっているんですね。

冬の暖房器具として欠かせないものといえば「こたつ」ですよね。
寒くて外に出る気がしない日なんかはこたつに入ってだらだらとテレビを見ていると1日が終わってしまったり、暖かいことからそのまま寝てしまうなんてこともありますよね。
そんなこたつですが、電源をオンにして中を覗いてみると、暖かな赤色やオレンジ色の光を放っていますよね。
こたつは赤外線を熱源として暖めるという原理になっているため、実はあの色は暖かく見せるための工夫なだけで、別に光に色をつけなくてもこたつは暖かいんです。
現在では赤外線の仕組みを理解している人が多いですが、こたつが発売された当初はこたつの仕組みがわからず、電源がついているかついていないかもわからないこたつは暖かいのか信用されず、なかなか売り上げが上がらなかったのです。
そこで、暖かな光をつけるという工夫を加えたところ、こたつが大ヒットすることになったんですね。

*立冬とは

立冬りっとうとは二十四節気にじゅうしせっきの1つで、「冬の始まり」を意味します。「立」は中国語で「始まる」という意味です。太陽の位置を表す黄経で225度の時を言い、新暦では11月7日~8日ごろで年によって変わります。冬の最初の節気になります。

◆立冬は二十四節気の1つ

二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。

二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至げし、1年で最も昼の短い日を冬至とうじ、昼と夜の長さが同じ日を春分しゅんぶん秋分しゅうぶんとし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分にしにぶん」と呼ばれています。

この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。

立冬はこの秋分と冬至のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から冬が始まります。

冬の節気は立冬りっとう小雪しょうせつ大雪たいせつ冬至とうじ小寒しょうかん大寒だいかんとなっており、立冬は冬の最初の節気です。

また、立春りっしゅん立夏りっか立秋りっしゅう立冬りっとうの4つを「四立しりゅう」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっています。

◆春夏秋冬の決め方

夏至は昼の時間の最も長い日、冬至は昼の時間の最も短い日です。

けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。

ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。

そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。

◆二十四節気と七十二候

「二十四節気」は、古代中国で作られた農事を指導するために作られた暦で、春秋戦国時代(BC.770~BC.221)黄河流域で作られたと言われます。中国では暦として月の運行に基づいた「太陰暦」が使われていましたが、これですと実際の季節とズレが生まれてしまうため、太陽の運行の軌跡を24等分した「二十四節気」や、それをさらに約5日ごとに分割した「七十二候しちじゅうにこう」が作られました。このようにして季節の変化をきめ細かくとらえて農事に生かしたのです。

この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。

1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。

日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。

さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。

なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

◆立冬の七十二候(日本)

日本の立冬の七十二候は以下のようになります。

立冬の七十二候
内容 時期
初候 山茶つばきはじめてひら 11月7日頃

11月11日頃
次候 朔風さくふうはら 11月12日頃

11月17日頃
末候 たちばなはじめてなり 11月17日頃

11月21日頃

山茶花(さざんか)の花が咲き、地面が凍り始め、水仙の花が咲いて良い香りが漂う季節です。

◆山茶花と椿
立冬の初候「山茶始めて開く(つばき はじめて ひらく)」ですが、山茶花(さざんか)と書いて、「つばき」と読ませ、意味は「さざんか」とはどういうことなんでしょうか?

サザンカとツバキはとてもよく似ていて、違いは咲く時期・花の落ち方・香りの有無です。

ツバキは真冬に咲き始めて4月ごろまで咲き、最後は花ごとポトンと落ちるのでお侍さんには嫌われたとか。そして香りもありません。

一方中国で山茶花と言えばツバキのこと、椿と言えば「チュン」という別の花で、ややこしいことこの上ありません。

とりあえずここ「立冬」で咲き始めるのはツバキではなくサザンカなんですね。

◆水仙と金盞銀台

「金盞銀台(きんせん ぎんだい・きんさん ぎんだい)」とは水仙のこと、水仙の異称ですが、金盞は金の杯、銀台は銀の台。水仙は花びらのような白い花被片(ガク+花弁)に縁どられて、真ん中に黄色いグラスのような副花冠が咲きますね。白い花被片を白銀の台に見立て、真ん中の黄色い副花冠を金の杯に見立てた言葉です。なんと優雅なネーミングでしょう!中国から伝わった言葉です。

中国茶にも「金盞銀台」と名付けられた工芸茶(1980年代に中国で考案されたお茶+花の組合せ)があって一度飲んでみたいと思っています。

◆小春日和
立冬の季節は、晩秋に冬の気配を感じるようになったころ。冬の本番はまだ先です。そして時によると季節が逆回りしたかのように暖かい日があり、これが「小春日和」です。中国語では「小陽春」と言います。

◆七五三

立冬の時期、日本ではちょうど七五三が行われます。11月15日、3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子、いずれも満ではなく数えの年齢の幼子を連れて神社に詣で、無事育ったことを神様に感謝する日です。子供たちは晴れ姿をしますが、一般には着物や袴姿で千歳あめを手に提げて写真に納まります。

この行事は江戸時代に始まったとか。子供が無事育つのは難しかった時代ですから、まずは3歳まで、次は5歳まで、7歳までと節目を超えるたびに親はホッと胸をなでおろし、天に感謝したことでしょう。

乳児死亡率が世界最低レベルにある日本で、子供が無事に育つかどうか心配する親はあまりいなくなり、今ではまるで子供のファッションショーのようになっていますが、小さなころから伝統に触れるのは良いことでしょう。私も着物を着せてもらい晴れがましかった記憶があります。

◆立冬の「旬の食べ物」
◎梨
薬膳では喉が痛いときには梨を食べるといいと言われています。梨の採れる時期は9月~11月ごろ。

◎サンマ

秋の味覚のうち、魚料理と言えばサンマが思い浮かびます。サンマが獲れる時期は9月~11月。

◎柿

柿には様々な種類がありますが、採れる時期は9月~12月ごろになります。

◎銀杏

銀杏はイチョウの木の実の中にある種子の部分で、9月下旬~11月中旬ごろに採れます。

秋になると茶碗蒸しでよく見かけます。

◎リンゴ
リンゴには様々な品種がありますが、11月~1月ごろは様々な品種で旬の時期を迎えます。

◎サツマイモ

寒くなってくるとサツマイモのおいしい季節になります。10月~1月ごろが旬の時期。スーパーなどで見かけるようになります。

◎ユズ

ユズが取れるのは11月~12月。ユズは柑橘類の中でも酸味が強いため、搾って焼き魚に掛けるなど、主に調味料として使われます。

冬至になるとお風呂にユズを浮かべ、柚子湯に入るという習慣があります。

◎ごぼう
ごぼうの旬の時期は11月~12月ごろで、冬の煮物料理などによく使われます。

◆立冬の「季節の花」

◎モミジ

立冬の頃からモミジの紅葉が始まります。見ごろとなるのは11月中旬~12月下旬ごろまで。

◎菊

日本の秋の花と言えば菊。10月中旬~12月中旬ごろに咲きます。

◎茶の花(チャノキ)

私たちが普段飲んでいるお茶は、緑茶も紅茶も烏龍茶も、すべてチャノキという植物の葉っぱからできています。

このチャノキはツバキ科で、花をつけるのが10月上旬~11月下旬ごろ。立冬の時期に茶畑ではツバキによく似た花が見られるようになります。

◎シクラメン

様々な品種のあるシクラメンの開花期は10月~3月ごろ。冬の間は見かけることができます。

◎サザンカ

サザンカはツバキとよく似た花ですが、サザンカのほうが先に咲きます。開花期は10月上旬~1月下旬ごろ。

次に「鍋の日」について。

なぜ11月7日が「鍋の日」なのかというと、11月7日という日付が二十四節気の一つである「立冬」になることが多いことが由来となっています。
「二十四節気」についてはあまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、一年を二十四に分けてより細かく季節を表現できるようにしたものと考えてもらえればわかりやすいです。
立冬以外の有名な二十四節気には「春分」「秋分」「夏至」「冬至」といったものがあります。
「鍋の日」については食品メーカー・ヤマキによって制定された記念日となります。
食品メーカー・ヤマキによるとこの日を「冬の寒い時期に家族で鍋を囲んで団らんを楽しんでもらう」ということを目的とした記念日としています。
これから冬に向かって行って段々と寒くなっていく季節であることから、鍋ものがよりおいしくなるという事をアピールする日となっています。
夏の暑い時期に汗を流しながら鍋を食べるというのもいいですが、やっぱり鍋の本番の季節といえば冬ですよね。
鍋は簡単に調理できるものが多く、みんなでお酒を飲みながら楽しく食べられるということから、この時期には友達などと一緒に鍋を食べるという機会も増えますよね。
食材を全て食べ終わった後にもしめの雑炊やラーメンなども食べられますし、一品で大満足の料理です。

鍋料理には本当に色々な種類のものがありますが、その中でも「キムチ鍋」と「チゲ鍋」についてはどちらも辛い鍋となり、使われる食材も非常に似ていますよね。
それでは「キムチ鍋」と「チゲ鍋」にはどのような違いがあるのでしょうか。
まずは「キムチ鍋」についてですが、その名の通りキムチがメインの食材となった鍋料理であり、肉や魚介類、野菜や豆腐など様々な食材が使われてます。
続いて「チゲ鍋」についてですが、こちらは実は一人用の小さい鍋に食材を入れて煮込んだ朝鮮半島の鍋料理の総称となります。
つまり「チゲ鍋」には色々な種類のものがあって「海鮮チゲ」などが挙げられますが、日本でいわれている「チゲ鍋」は「キムチチゲ」のことを指す場合が多いです。
「キムチチゲ」といえば日本語で「キムチ鍋」となるので同じ料理といえますが、「キムチ鍋」が大きい鍋で調理されるのに対して、「チゲ鍋」は一人用の鍋で調理するという違いがあります。

キムチ鍋などはメインの食材が「キムチ」であることからその名前であることがわかりますが、「ちゃんこ鍋」の「ちゃんこ」にはどのような由来があるかを知っていますか?
実は「ちゃんこ」という言葉の由来は複数あって正確なことはわかっていないんです。
ちゃんこ鍋は力士が相撲部屋で主に食べられているものであり、若手の力士が料理番を「おやじさん」という意味で「ちゃん」と呼び、さらに親しみを込めた接尾語である「こ」を加えて「ちゃんこ」となったという説が存在しています。
確かに相撲部屋で食べられている定番料理であることからそれらしい由来ですよね。
もうひとつの説では、江戸時代に中国から長崎へと伝わった板金製の鍋の名前が「チャンクオ」であり、この「チャンクオ」を使って調理を行ったことが由来となっていて、「チャンクオ」が訛っていって「ちゃんこ」となったとされています。

*皆様はどんな「鍋」がお好きですか?しゃぶしゃぶ、すき焼きを筆頭に水炊き、キムチ鍋、鳥邊、ちゃんこ……あげればきりがないですね。この時期はアツアツの鍋を食べながら汗をかくのがいいのかもしれませんね。

最後に「ソースの日」について。

なぜ11月7日が「ソースの日」なのかというと、ウスターソースのエネルギー量が100グラムあたりで117キロカロリーであることが由来となっています。
「ソースの日」については一般社団法人日本ソース工業会によって制定された記念日となります。
この記念日が11月7日になっているのも、日本ソース工業会が任意団体として設立されたのが1947年11月7日であることも由来の一つとなっています。
「ソースの日」を制定することにより、ソースの美味しさをより多くの人にアピールすることが目的となっています。
また、ソースをかけるだけではなく「焼く」「煮る」「隠し味に使う」など様々なソースの使い方を普及させることも目的としています。
日本の家庭の一般的なソースであるウスターソースなどは特に使い勝手がよく、和食にも洋食にも相性が良いですよね。
「ソースの日」には揚げ物や粉物料理など、ソースに相性がバッチリの食べ物を食べてみるのも良いかもしれませんね。

ウスターソースの「ウスター」の由来について知っている人ってほとんどいないですよね。
実はイギリスのウスターシャー州で誕生したソースであることから「ウスターソース」となったのです。
そして、ウスターソースについては狙って作られたものではなく、偶然に誕生したソースなのです。
ウスターシャー州に住むごく普通の主婦が食材の余りと調味料を一緒に保存していたところ、ウスターソースが偶然出来上がったんですね。
現代でもウスターソースは野菜や果物、味を調えるのに様々な調味料を入れて作られています。
食材と調味料を一緒に保存しておいたら、たまたま良い塩梅のソースが出来上がったなんて、なんだか奇跡のようなソースですよね。

一般的な家庭で使われているソースには「ウスターソース」「中濃ソース」「濃厚ソース」などがありますよね。
これらのソースにはどのような違いがあるかについて解説していきます。
農林水産省が定めたJAS規格によると、3種類のソースの違いは粘り気の違いによって区別しているそうです。
ウスターソース・・・粘度が0.2Pa・s未満
中濃ソース・・・粘度が0.2Pa・s以上であり、2.0Pa・s未満
濃厚ソース・・・粘度が0.2Pa・s以上
このように粘度の低いウスターソースがサラサラのソースであり、濃厚ソースの方がかなりドロドロしているという感じですね。
ソースの粘度については、ソースの材料である野菜や果実の分量であったり、加えるデンプンの量によっても差が出るそうです。

*皆様は「ソース」お好きですか?僕はとんかつにどばどばソースをかけて食べるのが好きですね。中濃ソースが好きです。皆様はいかがですか?

本日日曜日もよろしくお願いいたします。

★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!https://higashiyamarintaro.net/

2020年3月29日夕方『新コロナは中国が意図的に作った菌』と書いたら『5,000本』あった記事を全部消されましたので『ゼロ』からID(アドレス)を作り直しました。『私のブログに登録』してくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしました。改めてよろしくお願い申し上げます。

『3・11』の時『東日本震災の真実』を書いた時もブログ1,000本を民主党政権に抹殺されました。

これからも負けずに書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*今日の記念日は他にもあります。

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