1月17日水曜日
皆様おはようございます。寒いですねえ、うがい、手洗い、消毒を欠かさずになさっていますか?
今日は「阪神・淡路大震災の日」「防災とボランティアの日」「おむすびの日」です。
まず「阪神・淡路大震災の日」から。
阪神・淡路大震災は1995年1月17日5時46分52秒に発生し、近畿圏の広域に大きな被害を与えました。
マグニチュードは7.3を記録しており、兵庫県を中心として大阪府や京都府などにも被害があり、その被害の大きさは世界に大きな衝撃を与えることになりました。
その犠牲者は6000人以上にもなり、東日本大震災が発生するまでは、戦後に発生した自然災害では最悪の規模だったのです。
甚大な被害をもたらした要因としては、都市の直下で地震が発生したことが挙げられます。
都市部では道路・鉄道・電気・水道・ガス・電話などのライフラインは寸断され、被災者への支 援や救助が滞りました。
また、木造建築が密集していた地域では火災による被害が甚大であり、ライフラインが寸断されていたことから満足な消化活動が出来なかったそうです。
そのため、阪神・淡路大震災では全体で7000棟ほどの建物が火事によって焼失してしまう結果となりました。
現代では地震が発生するとすぐに地震速報が流れて、発生地点や震度などの情報が得られるようになりました。
しかし、実は震度が計れるようになったのはつい最近のことであり、それより以前は感覚で震度を決めていたのです。
地震の震度が正確に計れるようになったのは1996年で、それより以前、つまり阪神・淡路大震災の震度も正確ではなかったとされています。
そのため、震度は6だったのではないか、いや7だったのではないか、などいまだに正確な震度はわかっていません。
それではどのように震度を決めていたのかというと、立っていることが困難であれば震度6弱、ちょっと驚くぐらいで眠っている人も目を覚ますぐらいが震度3など、基準を決めていたのです。
地震が発生した時に、揺れを感じた人がどれぐらいの揺れに感じたかによって、震度がどれぐらいかだったかをアバウトに決めていたんですね。
自宅にいる時に地震が発生した場合は、トイレが安全だとされています。
地震が発生すると揺れの大きさによっては家具が倒れたり窓ガラスが割れたりしますよね。
トイレには倒れてくる家具がなく、窓があったとしても小さな窓しかないため、ケガをする確率が低いのです。
しかし、地震が発生した時にトイレに避難する時に注意しなければならないことがあります。
それは、地震によって家屋が変形してしまうことにより、ドアが開かなくなりトイレに閉じ込められてしまうことです。
トイレに避難する場合は必ずドアを開けるようにしましょう。
また、古いトイレの場合は貯水タンクが上についていることもあり、落下してくる危険があるため、その場合はトイレに避難しない方がよい
でしょう。
*1995年1月17日阪神・淡路大震災発生時、皆様は何をしていましたか?僕はちょうど出勤する間近でした。会社に行き、すごいオオゴトになっていて一日中てんてこ舞いだったことを覚えています。この年は3月にオウム真理教事件もあり、大変な一年でしたね。
次に「防災とボランティアの日」について。
なぜ1月17日が「防災とボランティアの日」なのかというと、1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生したことが由来となっています。
「防災とボランティアの日」については政府の閣議によって1995年12月に制定されて、翌年の1月17日から実施が行われています。
この日をきっかけにして「ボランティア活動への認識を深めてもらい、災害への備えの充実強化を図る」ということを目的とした記念日としています。
また、1月17日から前後の3日間である1週間(1月15日~1月21日)を「防災とボランティア週間」として制定しています。
阪神・淡路大震災が発生した当時、災害に対する充分な備えがなかったため、政府や行政の対応が遅れてしまう事態が発生して批判が集中しました。
しかし、阪神・淡路大震災の後には学生が中心となってボランティア活動が行なわれるなどしたことから「日本のボランティア元年」という呼ばれ方もしています。
日本は地震大国と呼ばれるほどに全国のいたるところで頻繁に地震が発生していますし、この日 をきっかけにして防災への認識を改めて、災害への備えをしておくのはいかがでしょうか?
例えば一戸建てに住んでいたとして、地震発生時に1階と2階のどちらにいるべきだと思いますか?
実は正解は2階なんです。
阪神淡路大震災が発生した時、一戸建ての家が倒壊したケースでは1階にいたほとんどの人が圧死して亡くなってしまったそうです。
逆に2階にいた人は生存率が高かったそうで、大きな揺れが始まった瞬間に2階にいた場合には慌てて1階へ降りて外に飛び出すのではなく、そのまま2階で揺れが収まるのを待ったほうがいいのです。
揺れが一時的におさまったら地震の影響で建物がゆがんで閉じ込められてしまう前に、窓やドアをあけ放つようにして、近くに頑丈な建物がある場合にはそちらへ避難するようにしてください。
災害発生時にはいつも冷静に行動することが重要です。
大地震などの災害が発生した時の一番の必需品は「水」だとされています。
普段は蛇口をひねれば簡単に水が出ることから水の恩恵を忘れがちになりますが、災害発生時には生き残るためにお金などよりよほど重要なものになります。
実際に水が不足すると血液粘度が高くなるなどの影響から、血管に血栓ができて亡くなってしまう人もいるほどです。
さらに、飲み水以外にも水はあらゆる場面で必要になります。
例えば成人男性が1日あたりに必要とする水の量の目安は、飲料用、衛生面、調理用、などのいろいろな用途から考えて、3リットルは必要となります。
大規模な災害が発生した際に、自衛隊やボランティアなどから公的な支援が3日間受けられないと考えるとするならば、一人あたり非常用に9リットルの用意をしておく必要があります。
*皆様は「いざという時の用意」はしていますか?僕は水と経口補水液は30日分、ようかん一週間分、自宅にストックしています。
最後に「おむすびの日」について。
なぜ1月17日が「おむすびの日」なのかというと、1995年1月17日に淡路島北端を震源とする阪神・淡路大震災が発生したことが由来となっています。
「おむすびの日」については米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」によって2000年11月に制定されて、2001年から実施されている記念日となります。
日付は公募によって選出されたそうで、阪神・淡路大震災でボランティアの炊き出しで被災者が励まされたことから1月17日の公募が多かったそうです。
阪神・淡路大震災でボランティアをしてくれた人の善意をいつまでも忘れないようにするため、1月17日が「おむすびの日」として制定されました。
また、おむすびに関連する記念日は他にも制定されていて、6月18日も「おにぎりの日」となっています。
こちらの「おにぎりの日」については、石川県鹿西町(現 中能登町)によって制定されたものであり、町内の遺跡で日本最古の「おにぎりの化石」が発見されたことから「おにぎりの里」として町興しをすることが目的となっているそうです。
コンビニの売り上げの中でもおにぎりはかなりの割合を占めているそうですし、日本古来から現代まで日本人がおにぎりをこよなく愛しているということがよくわかりますね。
持ち運びするのにも便利ですし軽食としても大人気の「おにぎり」ですが、なぜか「おにぎり」と呼ばれる事があったり「おむすび」と呼ばれることもありますよね。
この「おにぎり」と「おむすび」にはどのような違いがあるのでしょうか。
呼び方の違いは諸説あるとされていますが、地域によって呼び方が変わることが多いそうです。
関東や東海道の一部ではおにぎりのことをおむすびと呼ぶ地域があるそうで、その他の地域のほとんどではおにぎりが定着しています。
また、地域以外にも形や握り方によっても呼び方が変わるとされていて、おむすびはもともとは神の力を授かるためにお米を山に見立てて三角形に握られたものであるため、「おむすび=三角形」と考えられています。
おにぎりについてはお米を握った「握り飯」のことなので、お米を握って作られたものであれば形は関係なくおにぎりと呼ばれるそうです。
コンビニやスーパーで売られているおにぎりを見ていると、そのほとんどが三角形をしていますよね。
実はおにぎりを三角形にしているのには理由があるんです。
なぜ三角形にしているのかというと、おにぎりを少しでも大きく見せるために工夫をしているからなんです。
同じ米の量を使ったものでも、丸い形のおにぎりよりも三角形のおにぎりの方がボリュームがあるように見えるそうです。
また、大量に運搬をする際にも三角形の形状が生き、丸いおにぎりよりも奇麗に敷き詰められることから、一度に大量のおにぎりを運搬できるのです。
*災害時に大事なのは温かい飲み物とやはり「おむすび」ですね。昨日、噴火による津波で大騒ぎになりましたが、他人事ではないですからね。
本日もよろしくお願いいたします。
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