2月19日月曜日
皆様おはようございます。体調はGOODですか?うがい、手洗い、消毒は欠かさずおこなっていますか?
今日は「雨水」「プロレスの日」「天地の日」です。
まず「雨水」から。
2月19日がなぜ雨水なのかというと、雪が雨に変わって春へ向けて暖かくなっていく節目の日とされているからです。
雨水は「あまみず」ではなくて「うすい」と読み、24節季の1つとなります。
この24節気とは太陽の軌道である黄道を黄経0度から15度ずつに刻み、太陽がその点を通る日付により、24つの季節的な特徴からその名称を定めて表したものです。
雨水以外の代表的な24節気は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」などがありますね!
今回紹介する雨水は雨が降り始めて草木が芽生える季節でもあるため、農耕の準備を始める目安ともされています。
毎年、春一番が吹くのも雨水の周辺です。
雨水はお雛様を飾り始める時期でもあります。
なぜなら、お雛様を飾ると良縁に恵まれるとされているからなんですね!
なぜ雨水とお雛様が関係していると思いますか?
理由は諸説ありますのでその中から1つ紹介します。
日本神話が由来となっている説で、先ほど解説した通り草木が芽生えて、雪解け水が川へ流れ始めるのが雨水の日です。
日本神話では水は命の源であり、水の神様は母なる神様とされていました。
水の女神である罔象女神(ミズハノメノカミ)は母神、子宝安産の神として信仰されています。
そのため、雨水の日は水の神様の信仰と結び付き、良縁に恵まれるというようになりました。
ちなみに、雛まつりの前日にお雛様を飾ることは「一夜飾り」といって縁起が悪いものなので注意してください。
雨水は2月19日から次の24節気である「啓蟄(けいちつ)」の前日である3月4日までです。
充分に時間がありますので、慌てずにお雛様の準備を進めてくださいね!
雨が降り始めた時と雨が降った後って「雨のニオイ」がしますよね!
なんだか独特のニオイがして筆者は雨のニオイが好きだったりします。
雨が降り始めた時のニオイの正体は「ペトリコール」という物質です。
これは特定の植物が出す油で、地面が乾燥している時に地面に吸着して、雨が降る事によって地面から放出されて独特なニオイを発生させるんです。
また、雨が降った後のニオイは「ジオスミン」という物質で、土の中にいる細菌によって作られます。
この「ジオスミン」がカビのようなニオイを発生させています。
猫が自分の前足をなめてそれを顔にこするような仕草をする時がありますよね?
実は猫がそのような仕草をした時には、雨が降るといわれています。
猫は湿気や気圧の変化を敏感に感じ取ることができるため、雨が降りそうになると湿気で重くなった毛の手入れを始めるのです。
猫がこの仕草を始めたらその日は注意が必要ですね!
*雨水とは
◆雨水は二十四節気の1つ
二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。
二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至、1年で最も昼の短い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分・秋分とし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分」と呼ばれています。
この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。
立春はこの冬至と春分のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から春が始まります。
雨水は立春の次、春の2番目の節気で、啓蟄の1つ前の節気になります。
また、立春・立夏・立秋・立冬の4つを「四立」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており、二至二分と四立を合わせて「八節」と言います。
二十四節気のそれぞれの節気には、その日1日を意味する場合と、次の節気までの期間を意味する場合があります。
2024年の雨水であれば、以下のようになります。
・日付としての2024年の雨水は2月19日。
・期間としての2024年の雨水は2月19日~3月4日まで。
◆春夏秋冬の決め方
けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。
ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。
そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。
◆二十四節気と七十二候
この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。
1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。
日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。
さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。
なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
◆雨水の七十二候(日本)
内容 | 時期 | |
---|---|---|
初候 | 土脈潤い起こる | 2月19日頃 | 2月23日頃 |
次候 | 霞始めて靆く | 2月24日頃 | 2月28日頃 |
末候 | 草木萌え動く | 3月1日頃 | 3月4日頃 |
春の大地は潤い、山々に霞がぼおっとたなびき、草木が芽を出し始める季節です。
かつて雨水の初候は「獺魚を祭る(かわうそ うおを まつる)」でした。日本酒に「獺祭」(だっさい)という有名なお酒がありますね。
カワウソという動物はこの時期になると、氷が解けた川にもぐって魚を捕ります。くわえた魚を岸辺に置くとまた水にもぐって漁を続け、こうして川辺には戦利品の魚がずらりと並び、それからゆっくり食べていくと言います。この様子がまるでご先祖様にお供えしているかのようなので「獺魚を祭る」という季節の言葉になりました。
明代の伝統行事の本『月令広義』(げつりょう こうぎ)には「カワウソが魚を祭らないと盗賊が増える」と書かれています。つまり雨水の時期に川が氷に閉ざされていてカワウソが魚を捕れないでいると、春の種まき、秋の収穫に影響が出て、農民は食べていけず泥棒になる者が増える、と言うのです。
豊作か凶作かは命に直結していたことが伺える言葉です。だからこそ季節の変化にこのように敏感になったのでしょう。
もともとは旧暦の3月3日に行なわれていたため「桃の節句」と呼ばれていますが、明治時代に新暦の3月3日に変更されたためこの時期はまだ桃の花は咲いていません。
この日は菱餅や桜餅、あられなどを食べる習慣があります。
◆雨水の「旬の食べ物」
◎いよかん
◎フキノトウ
◆雨水の「季節の花」
◎クロッカス
次は「プロレスの日」について。
2月19日がなぜプロレスの日なのかというと、1954(昭和29)年2月19日に蔵前国技館で、日本で初めてプロレスの本格的な国際試合が行なわれたことに由来しています。
日本で最初に行なわれたのは力道山・木村×シャープ兄弟の試合でした。
力道山は日本プロレス協会(JWA Japan Pro-Wrestling Alliance)設立者となります。
そんな力道山といえば元々はプロレスの選手ではなく相撲の選手だったって知っていましたか?
力道山という名前を聞くと、どことなく力士っぽい名前に聞こえますよね!
当時は日本テレビやNHKによる同時中継が行われましたが、NHKも日本テレビも放送を開始して間もなかったため、そもそも日本にテレビという文化はほぼ定着していませんでした。
当時のテレビはとても高級品で一般家庭で買えるものではありませんでした。
そのため、駅前広場にある「街頭テレビ」に人が集まって皆で試合を見ていたそうです。
プロレスの人気は凄まじいもので、1963(昭和38)年5月24日の日本テレビで放送された「WWA世界選手権 ザ・デストロイヤー対力道山」は驚異の64.0%という視聴率を達成しました。
現在では絶対に考えられない数字ですよね・・・
今でも語り継がれる伝説のプロレスラーであるジャイアント馬場氏。
ジャイアンと馬場の代名詞といえば、誰もが知っている大迫力の16文キックですよね!
16文といえば約38.4cmあるので、その足の大きさと破壊力がどれほどだったのか、蹴られた人にしかわかりません。
しかし、実はジャイアント馬場の足は16文も無かったってご存じですか?
アメリカ遠征の際に購入した靴に、アメリカの規格で「16」と書かれていたため、それを見たマスコミが16文と勘違いし、そのまま16文として定着することとなったのです。
ちなみに、アメリカ規格で「16」は約34cmとなります。
アントニオ猪木の入場曲で「炎のファイター ~INOKI BOM-BA-YE~」という曲がありますよね!
曲中に「イノキ!ボンバイエ!」という歌詞がありますが、「ボンバイエ」には意味があるのをご存じですか?
この「ボンバイエ!」はリンガラ語(アフリカの言語)で「やっちまえ!」という意味があるそうです。
元々はモハメド・アリの応援歌として使われていた曲ですが、アントニオ猪木と対戦した時にモハメド・アリがアントニオ猪木にこの曲を送ったとされています。
*昔、僕が小学生の頃はゴールデンタイムに「プロレス中継」がありました。皆様は「プロレス」お好きですか?
最後に「天地の日」について。
なぜ2月19日が「天地の日」なのかというと、1473年2月19日がポーランドの天文学者であるコペルニクスの誕生日であることが由来となっています。
コペルニクスといえば「地動説」を提唱した人物として有名です。
現在では天が動いているのではなく、地球が移動していることが当たり前となっていますよね。
しかし、1543年にコペルニクスが地動説を唱えるまでは、2世紀頃のギリシャの天文学者である「プトレマイオス」が唱えた「天動説」が主流だったのです。
「天動説」は地球を中心として周囲の星が動いているという考え方であり、宗教的な意味合いも含めて「地動説」は否定的に捉えられていました。
もちろんコペルニクスが地動説を提唱する前から地球が移動していると考える人もいましたが、地球が太陽の周囲を公転している事を論理的に最初に唱えたのがコペルニクスだったのです。
コペルニクスが地動説を提唱した際には地動説を決定づける証拠がなく否定的な意見もたくさんありましたが、後の天文学者が地動説を証明するのに多大な影響を与えることになりました。
世界一高い山といえばエベレストが有名ですよね。
その標高はなんと今日現在では8848メートルとされていて、登頂するのは当然ですが命掛けになります。
現在の8848メートルという標高でさえかなり高く感じますが、実は昔のエベレストの標高は今よりもずっと高かったとされているんです。
エベレストはインド大陸がユーラシア大陸とぶつかる事によって生まれた山ですが、当時の標高はなんと1万5000メートルもあったのです。
しかし、2000万年前に地殻変動が起こり、地層がかなりズレた影響で現在のエベレストの標高になったのでした。
仮にいまだに標高が1万5000メートルのままだったとしたら、登頂に成功する人は一人も誕生しなかったかもしれません。
皆さんも人生で一度は経験したこことがあるはずですが、寒い日に息を吐くと当然ですが白くなりますよね。
特に北海道などの寒い地域では、冬でも特に寒い日に息を吐くと真っ白になります。
それではさらに極寒の地である南極では息を吐くとどうなると思いますか?
実は南極では逆に息を吐いても白くならないんです。
普通は口から吐いた息に含まれる水蒸気が、空気中の塵や埃などとくっついて凍ることによって息が白く見えています。
しかし、南極は空気が澄んで綺麗すぎて、塵や埃などと吐いた息の水蒸気がくっつくことが出来ないため、息が白くならないといわれているんですね。
*僕は1つだけわからないことがあるのです。なぜ冬に山、しかも高山を登りたくなる人がいるのですかね?僕の親父の部下が冬に遭難したのでより一層、そう思います。
今週もよろしくお願いいたします。
★東山凛太朗オフィシャルサイトグランドオープン!!