ロック/オルタナ系ニューイヤー・ソング
47. イーグルス「ファンキー・ニュー・イヤー」
1978年末、イーグルスがクラシック・ロックにファンクを混ぜたB面曲。
「パーティー・ハーディ(思いっきり騒げ)」というシンプルで効果的なメッセージで新年を迎えます。
ベースラインが強烈にグルーヴし、バンドは誰もが結局口にする“あの疑問”を冗談めかして投げかけます——「で、今年って何年なんだっけ?」。
48. オーティス・レディング&カーラ・トーマス「ニュー・イヤーズ・レゾリューション」
1968年のソウル・ソング。2人のシンガーがカップル役として掛け合い、来る年に向けて互いに約束を交わします。
ホーンは終始ふくよかで豊か。
より良くなりたい、関係を修復したいという思いを交互に歌い、それこそが“決意(レゾリューション)”の本質だと気づかせます。
49. カメラ・オブスキュラ「ニュー・イヤーズ・レゾリューション」
スコットランドのインディー・ポップ・バンドによる、よくある“盛り上げ系パーティー曲”とは違う選択肢。
2013年のこの曲は、メランコリックなのに耳に残る、悲しくも美しいサウンドです。
一晩中ハイテンションでいるより、控えめで思慮深いムードで祝い方をしたい人にぴったりです。
50. ボン・ジョヴィ「ニュー・イヤーズ・デイ」
ジョン・ボン・ジョヴィの力強い声とエレキギターで、思い切りロックしよう。
「新しい始まりに乾杯しよう」と、確信と情熱を込めて歌います。
2016年のこの曲は、バンドの王道ロックサウンドと、再出発を願う本気の希望の歌詞を融合させ、ロックが“うるさくて前向き”であり得ることを証明します。
51. ザ・ウォークメン「イン・ザ・ニュー・イヤー」
2008年のインディー・ロック。過去の苦労を認めつつ、希望をもって前を向きます。
「きっといい年になる」と、確信を込めて言い切ります。
むき出しのエネルギーと正直な言葉が、より良い日々が来ると信じさせてくれます。疑いが忍び寄るとき、この曲はそれを押し返してくれます。
52. U2「ニュー・イヤーズ・デイ」
1983年のアイルランド・ロック・アンセム。アダム・クレイトンのベースラインとジ・エッジのピアノが牽引し、ユーツーにとって初のUKヒット・シングルとなりました。
ポーランドの「連帯(ソリダリティ)」運動について書かれた曲で、希望と変化のテーマを抱えています。
力強いサウンドと意味のあるメッセージが、コンサートの定番曲にしました。クラシックさと社会意識の両方を感じたいとき、これです。
53. ムー「ニュー・イヤーズ・イヴ」
デンマークのシンガーソングライターが、「今夜だけは問題を忘れて、瞬間を生きよう」と促します。2010年代半ばのエレクトロポップで、気楽な態度を運んできます。
脈打つビートとムー特有の声が、心配事を手放すことを勧めます。今夜はストレスではなく、お祝いのための夜です。
54. ザ・プラネット・スマッシャーズ「ハッピー・ニュー・イヤーズ」
モントリオールのスカ・パンク・バンドが、「決意なんてすぐ破っちゃっても大丈夫」と教えてくれます。2000年代半ばの曲で、ホーンとエネルギーが弾けます。
“失敗”を歌いながらも笑顔になれるアップビートなスカのリズム。やり直しは、完璧でなくていいのです。
<続く>
