秋分の日・国際ビーチクリーンアップデー・カーフリーデー・カニカマの日「今日は何の日・9月22日」

9月22日日曜日・祝日

皆様おはようございます。雨、インフル、蒸し暑い、まだまだ体にはよくない状態が続きそうですね。

今日は「秋分の日」「国際ビーチクリーンアップデー」「カーフリーデー」「カニカマの日」です。

まず「秋分の日」から。

「秋分の日」の「秋分」とは二十四節気の一つとなっています。
「秋分」というもの自体は広く知られていますが「二十四節気」というものに関しては実はあまり知られていないんですよね。
日本には春夏秋冬などの季節を表す「四季」という言葉がありますが、それ以外にも季節を表す言葉がたくさんあります。
「二十四節気」についても季節を表す言葉となっていて、一年間を二十四に分けることによって更に季節を細かく分かりやすくしたものと考えてもらえればわかりやすいかと思います。
「秋分」以外にも春には「春分」がありますが、それ以外にも「夏至」や「冬至」なども有名な二十四節気の仲間になります。
二十四節気以外にはさらに季節を細かくした七十二候、また雑節という暦日が存在しています。
「秋分」には昼と夜の時間の長さがほとんど等しくなります。
また「秋分」の時期には「秋のお彼岸」を迎えていて、この時期にはご先祖様の供養を行なうためにお墓参りをするという人も多いですよね。
「秋分の日」という祝日が存在していることから、その日一日だけを「秋分」と考えている人も多いかもしれません。
しかし、実は「秋分の日」というのはその年の「秋分」という二十四節気が始まる起点の日となっていて、次の二十四節気が訪れるまでは「秋分」は続きます。
ちなみに、次の二十四節気は「寒露(かんろ)」となります。

秋といえば「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」など様々な楽しみがありますよね。
しかし、注意をしてほしいのが実は秋になると犯罪が増える傾向があるそうです。
特にひったくり犯罪が夏から秋にかけては増加するそうで、秋には行楽シーズンであることから外出が増えたり、日が短くなって暗い時間帯が増えるため、それをひったくり犯が狙っているというわけですね。
夏には男性ホルモンの分泌が盛んになるため、ひったくりなどの犯罪よりも暴力事件が増えるそうですが、秋になると男性ホルモンの分泌が減ってくるために、弱者を狙った犯罪が増えるんです。
また、満月になると犯罪が増えるというデータもあります。
満月の時には人間の脳の活動が乱れやすくなっていて、判断力が鈍ることから犯罪が増えてしまうそうです。
秋の月見のシーズンで満月の夜の時間帯は特にひったくりなどに注意しなければならないということですね。


秋の味覚の代表といえば「さつまいも」ですよね。
この時期にさつまいもを買ってきてお家でふかして食べる人も多いのではないでしょうか。
しかし、さつまいもを食べると気になってしまうのが「オナラ」ですよね。
一人の時はいいですが、人前だと我慢することになってお腹が痛くなってしまうという人もいますよね。
実はさつまいもは皮ごと食べるとおならが出づらくなるのです。
さつまいもを食べるとおならが出てしまう原因は、さつまいもに含まれているデンプンが消化されるのに時間がかかってしまい、腸内で発酵してしまうからなんですね。
さつまいもの皮にはヤラピンという成分が含まれているんですが、ヤラピンはさつまいもの消化を促す作用があるため、腸内で発行する時間も短くなり、おならが出づらくなるのです。

*秋分とは

秋分しゅうぶんとは二十四節気にじゅうしせっきの1つで、「秋の中間の日」を意味します。太陽の位置を表す黄経で180度の時を言い、新暦では9月23日~4日ごろで年によって変わります。

この秋分の日には1日の昼と夜の時間がちょうど同じになります。

◆秋分は二十四節気の1つ

二十四節気とは古代中国で作られた暦で、日本では平安時代から使われています。上の図のように1年を24等分し、それぞれに名前を付けたものです。

二十四節気は太陽の運行に基づいており、1年で最も昼の長い日を夏至げし、1年で最も昼の短い日を冬至とうじ、昼と夜の長さが同じ日を春分しゅんぶん秋分しゅうぶんとし、この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。この4つの節気は合わせて「二至二分にしにぶん」と呼ばれています。

この二至二分が二十四節気を決めるうえでの基準となっています。

立秋はこの夏至と秋分のちょうど中間の日で、暦の上ではこの日から秋が始まります。

秋の節気は立秋りっしゅう処暑しょしょ白露はくろ秋分しゅうぶん寒露かんろ霜降そうこうとなっており、秋分は秋の4番目の節気です。

また、立春りっしゅん立夏りっか立秋りっしゅう立冬りっとうの4つを「四立しりゅう」と言い、それぞれ春夏秋冬の始まりの日として重要な節気となっており、二至二分と四立を合わせて「八節はっせつ」と言います。

◆2024年の秋分はいつ?

二十四節気のそれぞれの節気には、その日1日を意味する場合と、次の節気までの期間を意味する場合があります。

2024年の秋分であれば、以下のようになります。

・日付としての2024年の秋分は9月22日。

・期間としての2024年の秋分は9月22日~10月7日まで。

◆春夏秋冬の決め方

夏至は昼の時間の最も長い日、冬至は昼の時間の最も短い日です。

けれども夏至に最も暑くなり、冬至に最も寒くなるかというとそうではなく、実際にはそれより1~2か月ほど遅れて最も暑い日、最も寒い日がやってきます。

ただし二十四節気はこの「夏至を夏の中心」「冬至を冬の中心」そして「昼と夜の長さが同じ春分・秋分を春の中心と秋の中心」として1年を4等分し、春夏秋冬を決めました。

そのため「立春と言われてもまだまだ寒く、冬と感じる」ということが起こります。

◆二十四節気と七十二候

「二十四節気」は、古代中国で作られた農事を指導するために作られた暦で、春秋戦国時代(BC.770~BC.221)黄河流域で作られたと言われます。中国では暦として月の運行に基づいた「太陰暦」が使われていましたが、これですと実際の季節とズレが生まれてしまうため、太陽の運行の軌跡を24等分した「二十四節気」や、それをさらに約5日ごとに分割した「七十二候しちじゅうにこう」が作られました。このようにして季節の変化をきめ細かくとらえて農事に生かしたのです。

この「二十四節気」は日本では平安時代に取り入れられました。日本と中国とでは位置も気候も異なり、中国の二十四節気は必ずしもすべてが日本の気候に合うものではありませんでしたが、私たちの生活に根付き、大多数の日本人が農業とは無縁になった現代でもテレビのニュースなどで「今日から立春です」などと使われています。

1年には春夏秋冬4つの季節がありますが、古代中国人はそれをさらに24の「節気」に分けました。1年を24に分けるならそれぞれ約15日、その節気にはまたそれぞれ3つの「候」を設け、3×24で72候、約5日で1つの候としてそれぞれの候にその季節の特徴を表す言葉をつけました。

日本は平安時代からこの二十四節気を暦の中に取り入れましたが、これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものを設けました。雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。

さらに「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂版を出し、その後明治時代に「略本暦」が出てそれまでの「七十二候」を大幅に変えました。現在使われている日本の七十二候はこれが元になっており、上の図に書かれているのもこの七十二候です。

なお2016年に中国の「二十四節気」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。

◆秋分の七十二候

日本の秋分の七十二候は以下のようになります。

秋分の三候(七十二候)
内容 時期
初候 かみなりすなわちこえおさ 9月22日頃

9月27日頃
次候 すごもりのむしとざ 9月28日頃

10月2日頃
末候 みずはじめてかれ 10月3日頃

10月7日頃

雷が鳴らなくなり、虫が土にもぐって見えなくなり、田んぼから水を抜いて稲刈りをする季節です。

七十二候は日本と中国で異なるものも多いですが、この秋分の七十二候は中国の七十二候と同じです。

◆秋のお彼岸

春分と同様、秋分はお彼岸の日…お墓参りの日です。春のお彼岸と同様、秋分の日はアンコをまぶしたおはぎを食べる日でもありますが、春のおはぎは「ぼたもち」、秋のおはぎは「おはぎ」と言います。ぼたもちは「牡丹餅」であり、おはぎは「お萩」、それぞれ季節の花に見立てたものです。

◆彼岸花

秋のお彼岸のころ、道端に真っ赤な花火のような「彼岸花(ひがんばな)」を見かけます。「曼殊沙華(まんじゅしゃげ・まんじゅしゃか)」という名前でも呼ばれます。曼殊沙華は仏教由来の名前で、この花の毒々しい美しさは「彼岸花」という平凡な名前よりこちらの方が似合っている気がします。美しさと不気味さを兼ね備える曼殊沙華は実は毒草で、これを口にすると場合によっては命に係わることもあるとか。よく道端に咲いているのは、作物の害になる虫やモグラよけ、土葬だった昔、獣などからお墓を守るために昔の人が植えたものと言われています。

◆中秋節

ちょうど秋分のころ、旧暦の8月15日は「中秋節」、日本では「中秋の名月」と呼ばれる満月の日です。中国でこの日は「八月十五」とも呼ぶ祝日で、家族が集まって月餅を食べながら団らんを楽しむとても大事な日です。こうした伝統的なものが軒並み壊されてしまった文革期にも、「春節」と呼ぶ旧正月とこの日だけは中国大陸から消えることはありませんでした。それだけ中国人の生活に溶け込んだ、欠かすことのできないものだったのでしょう。

◆秋分の「旬の食べ物」

◎スダチ

スダチの旬は8月~10月ごろ。そうめんに入れたり、サンマやマツタケなどに掛けて食べたりと、晩夏から秋にかけての味覚です。

◎ブドウ

ブドウには巨峰やマスカットなど様々な品種がありますが、そのほとんどの旬の時期は8月下旬~9月下旬ごろです。

◎イチジク

イチジクは感じでは無花果と書きますが、これは花を付けずに実がなるように見えることから名付けられました。旬の時期は9月ごろです。

◎梨

薬膳では喉が痛いときには梨を食べるといいと言われています。梨の採れる時期は9月~11月。旬の時期は10月です。

◎栗

栗の採れる時期は8月下旬~10月下旬ごろ。秋の味覚の一つです。

春分のころはちょうど栗ご飯のおいしい季節になりますね。

◎マツタケ

秋の味覚の中でも高価な食材として知られるマツタケは9月~10月に採れます。

マツタケご飯や、マツタケを入れたお吸い物は香りがよく、昔から食べられてきました。松尾芭蕉の俳句などにも登場します。

◎サンマ

秋の味覚のうち、魚料理と言えばサンマが思い浮かびます。サンマが獲れる時期は9月~11月。春分の頃にはスーパーなどでよく見かけます。

◎柿

柿には様々な種類がありますが、採れる時期は9月~12月ごろ。旬の時期は10月です。

◎銀杏

銀杏はイチョウの木の実の中にある種子の部分で、9月下旬~11月中旬ごろに採れます。

秋になると茶碗蒸しでよく見かけます。

◆秋分の「季節の花」

◎コスモス

コスモスと言えば秋の花ですが、早い種類は7月の下旬ごろから咲いています。主に9~10月に見ごろを迎えます。

◎ミズヒキ

のし袋や贈答用の箱に掛ける紅白の紐(帯)のことを水引(みずひき)と言いますが、ミズヒキは花の部分が紅白で水引に似ていることから名付けられました。8月上旬~10月上旬ごろに咲きます。

◎キンモクセイ

香りの強い花で知られているキンモクセイは、ちょうど秋分の頃、9月下旬~10月中旬あたりに咲きます。

次に「国際ビーチクリーンアップデー」について。

なぜ9月22日が「国際ビーチクリーンアップデー」なのかというと、海のゴミ問題が深刻化したことが由来となっています。
「国際ビーチクリーンアップデー」については、アメリカ・サンフランシスコに本部のある海洋自然保護センターによって1985年から実施されている記念日となります。
この日に近い週末には世界各地で一斉に海岸のごみ拾いが行なわれていて、その数量・種類等を調べることによって、海洋のゴミの発生元や、地球環境への影響を調査しています。
日本でもクリーンアップ全国事務局(JEAN)によって1990年から「国際ビーチクリーンアップデー」が実施されています。
クリーンアップ全国事務局によるクリーンアップ・キャンペーンは、アメリカの環境NGO「オーシャン・コンサーバンシー」の呼びかけに応えて、日本と繋がっている海のゴミ問題を解決するために始まったものとなります。
日本では9月までにたくさんの人によってビーチが利用された結果、海にゴミが溜まってしまう事もあるそうです。
砂浜にはガラス片などのゴミが落ちていることもあるため、サンダルを履かずに歩いていると怪我をしてしまうこともあります。
暑い時期に海を楽しむことは悪いことではありませんが、なるべく奇麗に海を使うことを心掛けたいですね。

ビーチを歩く時には欠かせないビーチサンダルですが、その履き心地の良さに軽装の時の履物としている人や、たまに職場でもビーチサンダルを履いている人もいますよね。
「ビーチサンダル」という名前からして海外が発祥のものに思われがちですが、実は「ビーチサンダル」については日本が発祥の履物なんです。
1930年に名古屋市で発行された「名古屋市の家庭副業」には「ゴム草履」という履物が登場するのですが、この「ゴム草履」がビーチサンダルの原型となったものだとされています。
つまりは1930年時点ではすでにビーチサンダルのような履物が存在していた事になります。
その後、1952年にアメリカ人工業デザイナーのレイ・パスティンと内外ゴムの技術者生田庄太郎によって新たなゴム草履が開発されることになるのですが、この商品名が「ビーチサンダル」だったのです。
1970年以降になるとハワイのサーファーなどを中心として使われるようになり、これが広まっていったことから世界でビーチサンダルが履かれるようになったのでした。
ちなみにビーチサンダルは日本語であり、英語では「フリップフロップ(Flip-flops)」と呼ばれています。

海岸に行くとたくさんのテトラポッドが並んでいるのが見られますよね。
波が高くて強い日には波をうち消す役割をしてくれているのがテトラポッドなのですが、実は当たり前のように使っている「テトラポッド」という言葉は正式名称ではないことを知っていましたか?
実は「テトラポッド」という名称については株式会社不動テトラが登録した商標名なんです。
他社からも波をうち消すような商品は発売されていて、菱和コンクリート株式会社からは「クリンガー」、日建工学株式会社からは「グラスプ」という名称で発売されています。
これらの商品の正式名称は波を打ち消すことから「消波ブロック」とされています。

*皆様は今年「海」に行きましたか?日本の回りは海に囲まれています。海は身近な存在です。キレイに保ちたいですね。

次に「カーフリーデー」について。

なぜ9月22日が「カーフリーデー」なのかというと、1997年9月9日にフランスのラ・ロシェルで行われた社会実験が由来となっています。
「カーフリーデー」についてはフランス環境省によって1998年に制定された記念日となります。
この日は「都市生活と車の使い方の問題について考える日」となっていて、世界各国でこの日1日 は都市中心部へのマイカーの通行規制が行なわれているそうです。
フランス環境省によって1998年に正式に「カーフリーデー」として制定された際に9月22日という日付が決定されることとなりました。
もちろん日本でも「カーフリーデー」の活動を行っており、日本では横浜市・名古屋市など9都市で通行規制が行なわれたり、他の都市では「カーフリーデー」に近い「秋分の日」にこのような活動を行っているそうです。
なぜマイカーの通行規制を行うのかというと、都市部で往来する市民が車のない都市環境を体験することで、街での車の使い方などを再度考える機会を設けることが目的となっています。
実は「カーフリーデー」の開催については9月22日と決定されているわけではなく、9月16日から9月22日までであればどの日でも可能であり、1日だけなのか複数日で行なうのかも決められていないそうです。
しかし、1日だけ「カーフリーデー」の取り組みを行う場合は、9月22日に開催することが推奨されています。

車に乗っている時に夏の暑い時期には冷房が必須となりますし、冬の寒い時期には暖房が必須になりますよね。
もちろん冷房や暖房を使用するとガソリンを消費することから節約している人もいるかもしれませんが、冷房と暖房ではどちらがガソリンを消費するかを知っていますか?
暖房の方が温かい空気を作ることからガソリンをたくさん燃やしていそうですが、実は冷房の方 がガソリンを多く消費するのです。
暖房の温かい空気については、エンジンを動かす時に発生する廃棄熱を利用しているため、そこまでガソリンを消費するわけではないんですね。
それに比べて冷房は空気を冷やすためにエンジンのパワーをより必要とするため、暖房よりもガソリンの消費が激しいんです。
運転している間に暖房を使っていてもそんなにガソリン消費は激しくならないので、今まで我慢していたという人はぜひ今後は我慢せずに暖房を使ってくださいね。

今の若い人は知らないと思いますが、実は昔の車は一定以上の速度を出すと「キンコン!キンコン!」と音が鳴ったのです。
現在では高速道路などでいくら速度を出したからといってこのような音が鳴ることはないですよね。
実は1980年代までの国産車には「速度警告音」というものが装備されていて、普通自動車の場合は時速100キロ以上、軽自動車の場合は時速80キロ以上を出した時に音が鳴るようになっていたのです。
なぜ昔はそのような装備がされていたのかというと、法令によって全ての国産車に「速度警告装置」をつけることを義務付けていたからなんですね。
しかし、1986年に法令が撤廃されたことから「速度警告装置」の設置義務はなくなり、今では全く「キンコン!」といった音は聞かれなくなったのでした。

*皆様は「車」を使用なさっていますか?ガソリンが高いので大変でしょう。

最後に「カニカマの日」について。

なぜ毎月22日が「カニカマの日」なのかというと、かにのはさみの形状が漢字の「二二」に似ていることが由来となっています。
「カニカマの日」については、水産加工品などの製造を行っている石川県七尾市の株式会社スギヨによって制定されました。
カニカマの日を制定することによって、カニカマの美味しさをよりたくさんの人に味わってもらうことが目的となっています。
基本的に毎月の22日を「カニカマの日」としていますが、6月の22日だけはカニカマの日として制定されていないそうです。
6月22日はすでに「カニの日」が制定されているため、本物のカニへの敬意を表して6月だけを除いているんですね。
「本物のカニ」と書きましたが、カニカマについてはかまぼこの一種であり、本物のカニではありません。
色や形・触感をカニの身に似せているだけで、原材料にはスケトウダラなどの魚肉が主に使われており、カニの身は一切使われていません。

カニは陸上で生活をしているときにはなぜか泡を吹いていますよね。
実はカニが陸上で泡を吹いているのは、カニの呼吸法に関係があるのです。
あまり知られていないですが、カニは魚と同じくエラ呼吸をする生き物なんですね。
そのため、水中にいる間には呼吸をすることができるのですが、陸上で生活する際には呼吸が出来なくなってしまうのです。
それでは陸上でどのように息をしているのかというと、エラの中に残っている水分を使って呼吸をしています。
陸上に長くいるとエラに残った水分も蒸発してしまうことから、カニはエラからより多くの水分を取り込もうとします。
つまり、水を取り込もうとした結果、陸上では空気も入ってきてしまうことから、水と空気が混ざり合って泡となり、口からから出てきているんですね。

続いて、カニをゆでると赤くなる理由について解説していきます。
カニは茹でる前にはどちらかというと暗めの赤色をしていますが、茹でることによって真っ赤になりますよね。
これはカニに含まれる色素が反応しているからなのです。
カニの殻には「アスタキサンチン」と呼ばれる色素が含まれているのですが、茹でられる前は青 黒い色をしています。
茹でられる前にカニの殻が暗めの色をしているのは、アスタキサンチンのが影響しているんですね。
そして、このアスタキサンチンと呼ばれる色素は熱に反応する色素であることから、加熱したり茹でたりすると酸化して色が赤色へと変わるのです。
ちなみに、エビについても加熱すると鮮やかな赤色になりますが、この現象もカニと同じであり、エビにもアスタキサンチンが含まれているからなんですね。

*皆様は「カニカマ」を召し上がりますか?よくサラダに混ざっていることが多いですが、皆様はどのように利用されていますか?

本日「秋分の日」も宜しくお願いいたします。

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https://higashiyamarintaro.net/

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