ABBA、「ギミー!ギミー!ギミー!」の45周年を祝う

ABBAのアイコニックなディスコソング「ギミー!ギミー!ギミー」が45周年を迎えます。この曲は1979年8月に録音され、同年10月12日にリリースされました。この曲はバンドの最大のヒット曲の一つとなり、マドンナが自身の曲「Hung Up」でサンプリングし、イギリスのキャンプシットコムのタイトルにも使用されました。

曲の45周年を祝うために、バンドの全キャリアを網羅した新しいベストアルバムがリリースされ、この曲のビデオがYouTubeで4Kにアップグレードされました。

ABBAはもともと「Rubber Ball Man」という別の曲を録音するためにスタジオに入っていましたが、代わりにディスコ色の強い「ギミー!ギミー!ギミー!」を作業することに決めました。この曲は当初、バンドのどのアルバムにも収録されていませんでした。

1979年4月にディスコアルバム『ヴーレ・ヴ―』をリリースし、まだそのアルバムからシングルを出していました。このアルバムの10曲のうち、6曲が世界各地でシングルとしてリリースされ、「チキチータ」「ダズ・ユア・マザー・ノウ」「ヴーレ・ヴ―」と「エンジェルアイズ」のダブルA面、「アズ・グッド・アズ・ニュー」「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」がヒットしました。

この一連のヒットの最中、新しい曲を追加することで、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ、日本で予定されていたツアーのプロモーションに役立つと感じていました。この曲がライブで披露されたのはこのツアーの時だけですが、現在行なわれているホログラムを使用したショー「Voyage」でもこの曲が含まれています。

その後、CD時代が到来した際に、この曲はアルバム『ヴーレ・ヴ―』のボーナストラックとして追加されました。

バンドはまた、スペイン語バージョンの「Dame! Dame! Dame!」を録音し、1980年のアルバム『Gracias Por La Música』に収録されました。このアルバムは、バンドの最大のヒット曲をスペイン語で再録音したものです。

2005年にABBAはマドンナと彼女のプロデューサー、スチュアート・プライスに対して、この曲をサンプリングする許可を与え、彼女のヒット曲「Hung Up」が誕生しました。

ABBAのソングライター、ビヨルンとベニーが作品をサンプリングすることを許可したのは、数少ない例の一つです。他には、フージーズと98 Degreesにサンプリングを許可しています。1988年には、オーストリアのバンドEdelweissがABBAの70年代のヒット曲「SOS」のメロディーを取り入れた「Don’t Bring Me Edelweiss」をリリースしましたが、バンドに許可を求めたかどうかは不明です。

イギリスのシットコム「ギミー・ギミー・ギミー」も、この曲の名前を元にしています。このショーは、『ビューティフル・シング』の劇作家ジョナサン・ハーヴェイが脚本を手がけ、後にペット・ショップ・ボーイズと共にミュージカル『クローサー・トゥ・ヘヴン』を制作しました。主演はキャシー・バークとジェームズ・ドレイファスで、2人のルームメイトが終わりのない男性パートナー探しを続ける物語です。この番組は1999年から2001年までの3シーズンにわたって放送されました。

*上記画像をクリックすると動画に移行します。

ABBA celebrate the 45th anniversary of ‘Gimme! Gimme! Gimme!’

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