11月12日火曜日
皆様おはようございます。元気ハツラツしてますか?寒くなってきましたね。コート、カーディガンなどが活躍する日もようやく来ましたね。それにしても毎年「夏の後はいきなり冬」ですね。秋を満喫できましたか?
今日は「洋服記念日」「皮膚の日」「四季の日」です。
まず「洋服記念日」から。
なぜ11⽉12⽇が「洋服記念⽇」なのかというと、1872(明治5)年11⽉12⽇に「礼服ニハ洋服ヲ採⽤ス」という太政官布告が出され、それまでの公家⾵・武家⾵の和服礼装が廃⽌されたことが由来となっています。
この太政官布告によって軍⼈や警察のみならず⽂官にも洋装が採⽤されることになりました。
「洋服記念⽇」については全⽇本洋服協同組合連合会によって1972(昭和47)年に制定された記念⽇となります。
明治時代が始まったばかりの頃はまだ江⼾時代のしきたりが残っていたため、明治政府の役⼈についても公家⾵であったり、武⼠⾵の和服を礼装としていました。
しかし、明治時代が到来したことによって外国⼈が⽇本に来る機会が増えたため、⽇本も国際化を進めるために洋装が採⽤されることになったのです。
その当時の⽇本では様々な⻄洋の⽂化が⼊ってきたことによって、それまでの暮らしが⼀気に変わることになってしまったため、困惑する⽇本⼈も多かったのではないでしょうか。
現在では⽇本⼈の服装はかなり⾃由なものになっていますが、仮にいきなり明⽇からイスラム圏の国のような服装しか着てはいけないし、イスラム教に改宗して教えに従わなければならないような状況になったら、かなり困惑してしまいますよね。
社会⼈になると普段からスーツを切る機会がかなり増えますよね。
普段からスーツを着ていて上着を着⽤している時に、上着の後ろに切れ込みが⼊っていて、この切れ込みは何なんだろう︖と不思議に思ったことはありませんか︖
そういうデザインとい⾔われればそれまでなんですが、あの切れ込みには「ベンツ」という名前があって、ちゃんと意味があるんです。
実はあのスーツの切れ込みについては乗⾺をする時に動きやすいようにするために⼯夫されたものなんですね。
現在では騎⼿ははスーツを着ている訳ではありませんが、スーツが誕⽣した頃にはまだ乗⾺をする機会が多かったのです。
切れ込みがないと⽣地が突っ張ってしまって⾮常に動きづらかったため、後ろに切れ込みをいれてひらひらとさせることによって動きやすくしたということですね。
ネクタイと⾔えばスーツに合わせる定番アイテムですが、実は昔は正装というよりはお守りとして使われていたって知っていましたか︖
⽇本以外の地域ではネクタイは「クラバット」と呼ばれていることの⽅が多いんですが、「クラバット」は元々は戦争へ向かう兵⼠たちが⾝につけていたものなのです。
戦争へ⾏く恋⼈が無事に帰ってこられるように願いながら⾸に布を巻いてもらったことが「クラバット」の始まりだとされています。
このころにはまだ「クラバット」という呼び⽅はされていなかったのですが、クロアチアの兵⼠が⾸に布を巻いているのを⾒たルイ14世が兵⼠に「あれは何だ︖」と尋ねたところ、
側近の兵⼠がクロアチアの兵⼠という意味で「クラバット」と答えたことから、「⾸の巻物=クラバット」となったのです。
元々は戦地の兵⼠がお守りとして巻いていたものが、やがて宮廷のファッションとして広まっていき、現在のように正装として使われるようになったのでした。
*冬は女性のとって「ファッション」の季節。色とりどりで美しい姿が目に入りますが、近年「モノクロ」が増えましたね。不景気のせいでしょうか?
次に「皮膚の日」について。
なぜ11⽉12⽇が「⽪膚の⽇」なのかというと、11⽉12⽇という⽇付が「い(1)い(1)ひ(1)ふ(2)」という語呂合わせであることが由来となっています。
「⽪膚の⽇」については⽇本臨床⽪膚科医学会によって1989(平成元)年に制定された記念⽇となります。
⽇本臨床⽪膚科医会によるとこの⽇を「⽪膚の健康と⽪膚疾患についての正しい知識の普及と、⽪膚科の専⾨医療に対する理解を深める」という事を⽬的とした記念⽇としています。
この時期には湿度も下がってくる事から⽪膚も乾燥しやすくなって肌荒れが起きやすくなりますよね。
また、夏の暑い時期には肌に疲労がたまる事から、乾燥するシーズンに向けて肌荒れを起こさないように充分に⽪膚に栄養を与えて充電をするシーズンでもあります。
気温も下がって寒くなることから、どうしても暖房を使わなくてはいけなくなるため、特に乾燥肌を気にする⼥性にとってはつらい季節になりますよね。
肌が乾燥しやすくなると乾燥した⽪膚がはがれて家の中にゴミとして溜まりやすくなり、これがハウスダストとなって⾊々な病気を引き起こす可能性もあります。
⽪膚の健康に気を使いながら、適度に部屋の換気を⾏なうようにしましょう。
秋や冬の⽪膚が乾燥しやすい季節はクリームなどの保湿剤を使って乾燥対策をすることは⼤切ですよね。
しかし、このような保湿剤を使い続けてしまうと、⽪膚にもサボり癖がついてしまうって知っていましたか︖
実は保湿剤をつけなくても⼈間の⾝体は⽪膚の乾燥を防ぐために、⾃ら「バニシングクリーム」というものを分泌しています。
乾燥しているのにも関わらずに⽪膚が少し油っぽくなっているのはこの「バニシングクリーム」のおかげなんですね。
しかし、保湿剤を使い続けていると⽪膚が「バニシングクリーム」の分泌をサボりはじめるのです。
確かに保湿剤を使って乾燥を防ぐというのは⼤切なことですが、1週間に1度ぐらいは化粧もせず保湿剤もつけないような、肌をお休みさせてあげる⽇を作って、⾃然と肌が保湿されるようにしてあげましょう。
擦り傷や切り傷などの⼩さな怪我をしてしまった場合には、とりあえず消毒をして絆創膏を貼るという⼈が多いのではないでしょうか。
しかし、最近では絆創膏を貼るとむしろ傷の治りが遅くなってしまうとされているのです。
実は軽度の傷程度だったら乾燥させて治す⽅が絆創膏を貼るよりも早く治るんですね。
⼈間の⽪膚は空気などに触れている状態だと乾燥することによってすぐに⽌⾎されますが、絆創膏を貼って密封状態になってしまうと、乾燥するのが遅くなって⽪膚の再⽣も遅くなってしまうのです。
絆創膏は傷を治すというよりは、ばい菌などが傷⼝から⼊らないようにするためのものであり、料理をしなければいけなかったり、お⾵呂に⼊ったりする時など、どうしても傷⼝が濡れてばい菌が⼊りそうな場合に使うようにしましょう。
*冬は「紙切れ一枚」でも皮膚が切れてしまうので十分気をつけましょうね。それとも「かまいたち」?
最後に「四季の日」について。
なぜ11⽉12⽇が「四季の⽇」なのかというと、2010年11⽉12⽇が宗次ホールの代表を務める宗次徳⼆⽒の40回⽬の結婚記念⽇であったことが由来となっています。
宗次ホールは「くらしの中にクラシック」をモットーとして、2007年3⽉29⽇に愛知県名古屋市にオープンしました。
宗次徳⼆⽒がクラシック好きになったきっかけはヴィヴァルディの「四季」であり、結婚前には妻の直美さんに「四季」をプレゼントしたそうです。
毎年の「四季の⽇」には宗次ホールで夫婦やカップルでヴィヴァルディの「四季」を聴くイベントが開催されています。
このコンサートをきっかけにして、四季が移ろってもカップルや夫婦で⼒を合わせて歩んでもらおうと思ってもらおうという願いが込められています。
⾳楽の授業などでクラシックを聴くことはありましたが、⼤⼈になるとクラシックを聴く機会はほとんどなくなってしまいますよね。
「四季の⽇」をきっかけにして、ヴィヴァルディの四季だけではなく、⾊々なクラシックを聴き漁ってみるのも楽しいかもしれないですね。
⼩学⽣の時に習う定番のクラシックの曲には「ラデツキー⾏進曲」というものがありますよね。
テレビ番組やテレビCMなどでも使われることがあり、誰もが⼀度は⽿にしたことがあるクラシックの定番曲となっています。
実は「ラデツキー⾏進曲」にはモデルとなった⼈物がいるのをご存知でしょうか︖
「ラデツキー」とは⼈物名であり、1848年に当時オーストリア帝国の領⼟だった北イタリアの独⽴運動を鎮圧した英雄のことなんですね。
英雄である「ヨーゼフ・ラデツキー」を称えるために作られたのがラデツキー⾏進曲という訳ですね。
イタリアの独⽴を阻⽌した記念で作られた歌であることから、イタリア⼈に嫌われているのかというと、そういう訳でもなくイタリアでも普通に演奏されているそうです。
ベートーベンの肖像画を⾒る限りは、ベートーベンは⾼貴で気品のあるような⼈物に⾒えますよね。
若い頃には気品あふれるエレガントな服装をしていたベートーベンですが、年齢を重ねるのにつれて服には興味がなくなっていきました。
あまりにも服に興味がなくなってしまったため、普段から⾝を包んでいた服はボロボロのものも多かったそうです。
そして、あまりにも服がボロボロであったことから、なんと浮浪者と勘違いされて、逮捕されてしまったこともあったのです。
ベートーベンはかなり頑固者だったという記録も残っており、もしかするとボロボロの服装も頑なに変えることはなかったのかもしれませんね。
⼀度決めたことは曲げないという性格から、コーヒーを淹れる際には必ず⾃らの⼿で⾖を60粒数えて淹れていたそうです。
*皆様はクラシックでお好きな曲は何ですか?そろそろ「第九」の季節ですね。今年はコロナで自粛なんでしょうか?自宅でゆっくり聴くのがいいかもしれませんね。
本日もよろしくお願いいたします。
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