エステバン総合学校(Estevan Comprehensive School)(※)が、ギリシャの陽光あふれる海辺へとカフェテリアを変身させ、活気あふれるミュージカル『マンマ・ミーア!』を上演します。ABBAの名曲とダイナミックなパフォーマンス、そして熱心な生徒たちの才能に満ちたこのショーは、忘れられない劇場体験を約束します。
*エステバン総合学校によるミュージカル『マンマ・ミーア!』は、今週末上演されます(写真:ラリッサ・マクエウェン)。
舞台は美しいギリシャの島。『マンマ・ミーア!』は、結婚を控えたソフィが、母親ドナの過去に関わる3人の男性を秘密裏に結婚式に招待し、どの男性が自分の父親かを知ろうとする物語です。ソフィの結婚式が近づく中で、秘密が明らかになり、人間関係が試される、愛と笑いと忘れられない音楽に満ちた心温まる物語です。
舞台の中心となるのは、ドナ役を務めるヴィディア・デラ・ペニャ。デラ・ペニャにとって、この役は変革の旅でした。「今年、私は家族を見つけました」と彼女は語ります。
昨年『リトル・マーメイド』でセバスチャン役としてデビューしたデラ・ペニャは、当初は自信がなかったと言います。「批判されるのが怖くて、全力を出せませんでした」と彼女は明かします。しかし、キャスト仲間に励まされ、今年はドナ役を完全に受け入れました。
「リハーサル中はストレスで泣くことも多かったです」とデラ・ペニャは言います。「でも、それ以上に楽しかった。」
ミュージカルへの愛はさらに深まり、彼女のお気に入りのパフォーマンス曲は「ダンシング・クイーン」です。
コーラスメンバーとして初めて舞台に立つランドリー・ディサレージにとって、初日への道のりは興奮と仲間意識に満ちていました。「最初はみんな緊張していたけれど、最終的には団結しました」と彼らは言います。「とても楽しかった」。
ディサレージは他の生徒にも演劇を試すよう勧めています。「緊張するなら、他のみんなもそうです。素晴らしい経験ですよ」と彼らは語ります。
ディサレージとデラ・ペニャの二人は、地域社会のサポートに感謝し、観客にショーを見に来てほしいと呼びかけました。
「みんな本当に頑張ったので、きっと楽しんでもらえると思います」とディサレージは言います。
「たくさん努力したので、きっと気に入ってもらえるはずです」とデラ・ペニャも同意しました。
舞台裏では、初めてステージマネージャーを務めるケリソン・バーネットが、やりがいのある挑戦に取り組んでいます。
「昨年は『リトル・マーメイド』で舞台スタッフをやっていたけれど、もっと大きな役割が欲しかったんです」とバーネットは語ります。「演出家は提案に耳を傾けてくれて、素晴らしいチームを作り上げました」。
昨年から高校演劇に参加したバーネットは、舞台裏の仕事が充実していると感じ、他の生徒にも参加を勧めています。「温かく支え合う環境です」と彼らは言います。「舞台上で自信がなくても、舞台裏で十分影響を与えることができます」。
『マンマ・ミーア!』の公演は、12月13日と14日の午後19時30分、12月15日午後14時のマチネ公演がECSカフェテリアで行なわれます。
Estevan Comprehensive School(ECS):カナダ・サスカチュワン州のエステバン市にある公立の高等学校です。エステバン市はサスカチュワン州南東部に位置し、ECSは地域の教育拠点として、多くの生徒に学習機会や課外活動を提供しています。
この学校は学業のほか、演劇や音楽活動、スポーツなど多彩なプログラムで知られており、特に生徒たちが関わる演劇やミュージカルのプロダクションが盛んです。毎年、多くの生徒が学校の舞台公演に参加し、地元コミュニティに向けてパフォーマンスを披露しています。
ミュージカル『マンマ・ミーア!』の上演は、ABBAの音楽を題材にした活気あふれる演出で注目を集めています。