クリスティーン・バランスキー、「『マンマ・ミーア！』撮影中は毎晩キャスト全員で出かけていた」と語る（PEOPLE独占）
72歳の女優は、撮影現場での雰囲気を「恋愛のようだった」と語った。
映画版『マンマ・ミーア！』は、観客にとって楽しい作品であっただけでなく、舞台裏でも「素晴らしい体験」だったと、クリスティーン・バランスキーは語っています。
＊クリスティーン・バランスキー 写真：アンジェラ・ワイス／AFP（ゲッティ経由）
72歳のバランスキーは、2025年3月27日（木）にニューヨークのミュージック・ボックス・シアターで行なわれた舞台『ドリアン・グレイの肖像』の初日に出席し、PEOPLEの独占取材に応じました。2008年のミュージカル・コメディ『マンマ・ミーア！』でターニャを演じ、2018年の続編『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』でも同じ役を再演したバランスキーは、撮影中「毎晩」キャスト全員で外出していたことを明かしました。
撮影現場での思い出で特にお気に入りのものを尋ねられると、バランスキーはこう答えました。
「全部です。本当に全部。撮影が終わると毎晩みんなで出かけていました。とても素晴らしい時間を過ごしていました。本当に素敵な人たちの集まりでした。あの時のことを、みんなまたやりたいって思っているんです。まるで恋愛のような経験でした」。
一方で、3作目の可能性について尋ねられると、『ギルデッド・エイジ』の女優である彼女は慎重な姿勢を見せました。
「私にはわかりません。そういう話をするとすぐにバイラルになって、みんなが大騒ぎするんです。でも、プロデューサーのジュディ（クレイマー）が本当に脚本を用意して、撮影スケジュールが決まって…そうならない限り、人をワクワクさせるのはちょっと酷なんですよね。あくまでも“みんなが実現してほしいと願っているアイデア”にすぎないんです」。
＊左から：クリスティーン・バランスキー、リリー・ジェームズ、ジュディ・クレイマー、シェール、アマンダ・セイフライド、オル・パーカー、ジェシカ・キーナン・ウィン
2018年7月16日、ロンドンで開催された『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』プレミアにて
写真：スチュアート・C・ウィルソン／ゲッティ。
バランスキーは、2024年8月に『ハリウッド・リポーター』とのインタビューで、新作映画の「ストーリー構想」を耳にしたと明かしています。
「ロンドンでジュディ・クレイマーと、お気に入りのバーで会ったときのことです。彼女は『マンマ・ミーア3』を計画していました。彼女はそのとき、新作がどうやって展開するかというストーリー構想を教えてくれたんです。でも、それ以上は言えません！」と彼女はその際語っていました。
またバランスキーは、クレイマー（67歳）について「“実現できたらいいな”ではなく、“必ず実現させる”タイプのプロデューサー」だと説明しています。
最初の『マンマ・ミーア！』は、同名のABBAを題材とした舞台作品を原作とし、ソフィ（アマンダ・セイフライド）が、自分の父親の正体を探すというストーリー。ソフィの母親（メリル・ストリープ）はその事実を秘密にしてきました。
この作品にはピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドらも出演しており、Box Office Mojoによれば、全世界で6億1,000万ドル以上の興行収入を記録。批評家からも高い評価を受けました。10年後に公開された続編には、リリー・ジェームズやシェールといったさらなる有名俳優も加わりました。
＊クリスティーン・バランスキー、2025年2月14日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催された『SNL50：ホームカミング・コンサート』に出席
写真：アルトゥーロ・ホームズ／Peacock 経由 ゲッティ。
『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』と同様に、もしフランチャイズの第3作が実現すれば、それは既存の舞台作品に基づかない全く新しい脚本と構想が必要になることになります。
現在の活動についてバランスキーは、過去にブロードウェイにも出演していたこともあり、再び舞台に立ちたいと語っています。
「まだ詳しくは話せませんが、舞台に戻りたくて仕方がないんです」と彼女は語り、『ドリアン・グレイ』で主役を務めた『サクセッション』のサラ・スヌークについてもこう語りました。「サラがあの舞台を堂々と支配しているのを見ると、きっと羨ましくてたまらなくなると思います。舞台って本当に素晴らしい芸術ですし、今でも多くの人が劇場に足を運んでくれていることが嬉しいです。本当に特別な体験なんです」。
